日々邁進179 少数精鋭は少なければよいのか

「少数精鋭で進めていく」と言われたときの受け止め方は、人によって違いがあります。

「少数」は少ない数という意味だというのは多くが理解するところです。「精鋭」は優れて鋭い力を持っていること、選り抜かれた人という意味があります。

これを組み合わせると、「精鋭を少数にする」ということになって、これは普通のことだと言えます。

精鋭であっても、我が強い人ばかりだと数が多くなるほど調整しにくくなることから、面倒なことが起こらないように人数を絞るという考え方にもなります。

ところが、少数精鋭を言い出す人に限って、我を押し通そうとすることがあって、人数を絞るべきなのか、それとも最も我の強い人に外れてもらうことがよいのか、そこで悩む例も少なくありません。

少ない数で充分に力が発揮できるなら、それに越したことはないものの、それぞれのメンバーに足りないところがあると人数を増やしたくなるのも、また普通のことです。

少数精鋭の2つ目は「少ないから精鋭になる」という考え方で、足りない部分は補い合い、それぞれの力を高めていくことを期待するという形につながっていきます。

3つ目は「人を増やさずに精鋭に育てる」という考え方で、少なければ精鋭になるという相手任せではなくて、育てる側の能力と覚悟が重要になっていきます。

特別な競技やプロジェクト、それらに必要とされる指導者としては3つ目の意味が求められるところですが、これは必要なもの(能力)を組み合わせて理想とするものを構築していくシェアの発想につながります。

ここまでは少数の実力者が集まることが精鋭であるとの従来の考えに沿って書いてきましたが、実力者を自分のもとに集める必要は、そもそもないかもしれません。

外部にいてもらって、その経験を活かしてほしい、その外部の力を活用できる人が少数いてくれることが本当の少数精鋭となるのではないか、というのが新たなシェアの考え方です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕