“標準体型”は健康づくりの世界では、基準と認識されることがある一方で、これほど面倒なものもないという認識もされています。
私自身が、いわゆる標準体型だったことから、服装のサイズ選びに悩んだことはありませんでした。
これは日本人のために、日本で作られてきた服装に限ってのことで、今のように世界各国で作られて、輸入されたものが国産のように販売される時代には、平均的なサイズが合わないようになってきています。
サイズの違いを表すものといえば、SMLが代表的なものです。
SML(Small、Medium、Large)が広くに知られるようになったのは、20世紀初頭にアメリカで、服のサイズを表すアルファベット表記として使われるようになってからです。
かつては服をオーダーメイドで仕立てるのが一般的でしたが、大量生産が進むにつれて、ある程度の体格に合わせたサイズ分けが求められるようになりました。その体格の基準となったのは「平均的な白人男性」です。
Mサイズというと、標準中の標準という感覚ですが、それはアメリカ人の白人男性の中間値ということになると、日本人と適合するSMLではないわけです。
アメリカの世界企業を訪問したときのことですが、日本人よりも小柄なアジアの国々の方も訪れる工場で、世界各地に合わせた商品提供を表明していたことから、企業ロゴを配したTシャツやトレーナーは各国サイズがあるのではないか、と期待していました。
しかし、アメリカのSMLだけで、タグに表示された生産地はアジアの複数の国であったのに、販売国に合わせたサイズ表示でした。
現地の方の説明では「国際基準のSML」とのことで、よく言われる日本人のMサイズはアメリカ(国際基準)のSでしたが、Sサイズでもダブダブという人は少なくありません。
Sよりも小さなサイズはなくて、国際基準(?)に合わせるか、それともjuniorやkidsのサイズが着られる人なら、そちらを選ぶかという狭い選択肢になっています。
アメリカのLは日本ではLLということになりそうですが、LLは日本独自の表現で、国際的な表記ではXL(Extra Large)です。LLはDouble Largeを意味する和製英語のようなものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






