金言の真理120「お前はお前で丁度よい」1

「お前はお前で丁度よい」というのは、『丁度よい』という詩の書き出し(謳い出し)で、それは良寛和尚の詩として伝えられることがあります。良寛和尚の詩であると断言している人もいて、ネット検索では良寛和尚の詩であるとの情報が先に出てくることも少なくありません。

しかし、実際は石川県野々市市の常讃寺の藤場美津路坊守(住職の奥さん)が作った詩であることは真宗大谷派では有名な話です。1982年2月の寺報に、親鸞聖人の教えを基にして書いたことも確認されています。

『丁度よい』
お前はお前で丁度よい
顔も体も名前の姓も お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸も喜びも 悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は 悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと 行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく 卑下する要もない
上もなければ下もない 死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連れの人生 丁度良くないはずがない
丁度よいと聞こえた時 憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕