ここまで「バカは死んでも直らない」をお題として、“直らない”ことについて徐々に踏み込んで書いてきたのですが、その対策については何も触れないまま次のお題に移っていこうかと考えていました。
現状をスルーして終わりかという声も聞こえてきそうなので、どのように対処していくべきかを簡単に書いて閉じることにしました。
お題のキーワードのバカにちなんだ言葉としては「バカとハサミは使いよう」が、あまりにも有名です。これは切れないハサミ(鋏)でも使い手の工夫次第で役に立つように、バカ(使えない人や愚か者)であっても扱い方や配置次第で役立つ存在になるという意味です。
人の能力はマネジメントによって活かすことができるという教訓で、「適材適所」と言い換えることができます。
これは上に立った人が下の人を活かす立場であって、これがトップなどのリーダーとなると、どんなハサミであるのか、どんな切れ味なのか(場合によっては切れ過ぎることが危険)、最悪の状態には何が起こるのかを考えておかないと会社や団体の中での“内輪の話”では済まなくなります。
ブレーキが効かない人、ブレーキだと思ってアクセルを踏み込む人は個人のレベルでは“自損事故”(単独事故)で済むとしても、乗っている数がバスのように多くなると、自分勝手にアクセルを踏み込んでよいと言うわけにはいかなくなります。
ブレーキを踏んだとしてもスピードの出し過ぎであったり、下り坂なのに通常のブレーキの踏み方で回避できると思い込んでいる人もいます。ブレーキが効いたとしても、アクセルとの切り替え、踏むタイミングが間違っている(遅い)と大事故にもなりかねません。
こういったことに直面したり、その危険性に向かっていることが見えている場合には、「バカは死んでも直らない」は金言として活きてくるのでしょうが、そのことをアクセルとブレーキを踏む人だけでなく、一緒に乗っている人(命を預けている人)も甘く(軽く)考えて、変えることができない人が思ったよりも多いことは事実です。
〔小林正人〕






