金言の真理154 「3歩進んで2歩下がる」1

「3歩進んで2歩下がる」のフレーズを見て、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」の歌詞だと即座にわかって、歌い出しの「しあわせは歩いてこない だから歩いてゆくんだね」も出てきて、さらに歌うこともできるのは、リリースされた1968年には少なくとも小学生になっていた人のはずです。

この書き出しは、以前にも使っていて、金言の真理の77回から4回にわたって書いたときには、「三歩進んで二歩下がる」と漢数字になっていました。それを算用数字にしたのは、同じように聞こえる言葉でも、以前とは違った金言の真理(意味)を伝えたかったからです。

それなら、「三百六十五歩のマーチ」も「365歩のマーチ」にすればよいのでは、という声もあるかと思いますが、曲名という固有名詞であるので、これは変えないことにしました。

「3歩進んで2歩下がる」は、人生の長い道のりを休むことなく“1日1歩”の感覚で進んでいくことを指している、というのが一般的な理解です。

もう一つの感覚というか解釈は、2歩下がるというのは実際には下がっていないということです。

絶対に休んではいけないということではなくて、休むことがあっても3日の間に1回や2回は休むことがあっても、トータルで“歩み続ける”ことが大切で、無理なく歩いていこうということが示されているのです。
〔小林正人〕