「OMO」は、マーケティング戦略の世界では以前から使われてきた用語です。
これは「Online Merges with Offline」を略したもので、「オンラインとオフラインの融合」と訳されています。
融合(Merges)という言葉が使われるのは、OnlineとOfflineが結びつかない状態で進化してきたことへの反省があって、それを融合させることによって新たなマーケティングの基幹にしたいという願いがあってのことです。
OMOが重要なキーワードとされるようになったのは、Onlineが広まり、Offlineが低迷していくことは背景としてあったものの、それと同時にOnlineだけでは希望するような発展は望めないという危機感もあってのことです。
Web1.0の時代であれば、店舗の商品を販売するためにインターネットやスマホ(SmartPhone)などの通信機能を使って拡散して、集客をするという一方通行であったので、Onlineと呼んでよいのかわからない状態でした。
それ以前の時代(Windows95の登場前)は、顧客(候補)の情報を得るには、今でいうOfflineでコツコツと情報を蓄積することが重要で、実店舗の蓄積情報を、どのように使うかで売り上げが決まってくるという状況でした。
そこからの改善(飛躍)がWeb1.0では期待されていたものの、集客のためのOnlineは「チラシの配布と、どこが違うのか?」と言われるような状態でした。
チラシよりも拡散力はあるものの、受け取ってくれたのか、見てくれたのか、見た後に気持ちが動いたのか、実際に実店舗に足を運ぼうとするのかという手探り(確証がない)状態での宣伝手法でした。
それはWeb3.0からWeb4.0に移りつつある時代であるのも関わらず、クーポン券をつける、画面提示で割引が受けられるといった、旧態依然の思考から脱却しない(できない)まま、OMOのマーケティング力を望んでいる人が多いという実態もあります。
〔小林正人〕






