食事摂取基準466 骨粗鬆症3

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の骨粗鬆症と食事の関連の「発症予防と重症化予防の基本的考え方と食事の関係」を紹介します。

〔発症予防と重症化予防の基本的考え方と食事の関係〕
骨粗鬆症の発症予防としては、骨量減少にある者と骨粗鬆症および骨量減少のない正常な骨密度を有する者を対象に、若年者に対しては最大骨量の最大化を、閉経期女性に対しては閉経後骨量現象を、男性対しては加齢による骨密度低下を、それぞれ最小化することを目指すことになります。

現時点では、若年者への介入で最大骨量が上昇したとしても、それが高齢期の骨粗鬆症予防につながることを直接的に証明できるほど長期にわたる追跡研究はないものの、若年期の高い骨密度を獲得しておくと、後年になって骨密度の低下があっても、骨粗鬆症の発症や骨折閾値への到達を遅らせることができて、骨粗鬆症の発症予防に資すると考えられます。

日本人女性における年齢別骨密度に関する調査によると、思春期に骨密度は高まり、およそ20歳で最大値に達して、40歳代前半まで、それが持続した後に閉経前頃から低下することが示されており、最大骨量を最大化するための最も効果的な介入時期は少なくとも18歳以前にあるといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕