医師はウソをつかない存在と、一般には考えられています。自らの経験と実績をもとにして、検査結果などから正しい判断をして、それを正確に患者に伝えるのが医師の役割です。
そして、患者の反応を確認して、最もよい方法を選択して実行することで、患者が望む方向に導いていく最良の方法といえます。
患者の反応というのは医師の指示を、その通りに守れるかということで、もしも指示を100%守れないようであれば、他の継続が可能な方法を伝えることが必要です。
指示をして、患者が納得しているのかを確認してからカルテに書き入れる(パソコン画面に向かう)というのは当たり前の行動と考えたいところですが、指示をした直後に患者から目を離してしまう医師もいます。
直後どころか、指示の言葉が終わっていないのに、次の行動を起こす医師もいて(案外と多い)、患者の反応はお構いなしというようなことも少なくないのです。
患者(続けて通う意思がある場合)は、医師の前で反抗の姿勢や疑問を抱くような顔を見せないのが普通で、いわゆる“よい子”でいようとするところがあるので、医師の指示通りにやってきたと報告しがちです。
例えば、次の診察のときに血糖値や血圧が下がっていないときには、指示通りの生活(食事制限や運動など)や処方された医薬品を飲んでいることを聞かれると、指示に従ってきたと言う患者が大半です。
その患者の言葉を前提にして、次の指示がされるわけですが、そのときには生活での改善は、そのまま続けて、医薬品の量や種類などが変更されることが多くなっています。
患者がウソをつけばつくほど、医薬品の量が増えていって、患者のリスクが高まっていくことになります。もっと強い医薬品が使われることも稀ではありません。
人の言葉を信じないというのは、よいことではないものの、患者の言葉を疑ってかかって、本当に指示が守られているのか、そこを確認してから次に進むようにしないと、いつまで待っても患者にウソをつかせることになってしまうということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






