私が初めてチョコレートを食べた(食べたことを覚えている)のは小学1年生のときで、山村の小学校で話題になっていたものの、存在は知っているけれど食べたことがないという子どもがほとんどでした。
私が初めて食べたチョコレートは、「大きいことはいいことだ」というフレーズのテレビコマーシャルで見ていた大きな板チョコでした。テレビコマーシャルを見ようにもNHKしか見られないという山村で、私は都市部の親戚の家に行ったときに見ただけでした。
現在の“おいしすぎる”チョコレートと比べたら、「本物のチョコレート?」と言われても仕方がないものでした。板チョコを1枚も食べたことを同級生に黙っておかないといけないような本当の田舎でした。
こんなことを覚えている(思い出した)のは、娘がチョコレートを初めて食べた日の一言がきっかけでした。チョコレートのカカオは未就学児には刺激的すぎるという説が広まっている時期でしたが、保育園のおやつで出た小さなチョコレートの2つのうち1つを娘が持って帰ってきました。
目を輝かせて「チョコレートという、おいしいお菓子があるんだよ」と見せてくれました。これが娘の初めてのお土産で、どんな味だったのか覚えていないくらい感激して口に運びました。
「全部、食べちゃダメだよ。半分だけね」と家族で分けて食べることを娘に言われて、食べるものの内容を研究していた身には、子どもの食育について真剣に考えるようになった機会でもありました。
私は小学4年生のときに1年間だけ、父親の転勤で都市部に住みました。チョコレートだけでなく、お菓子は簡単に手に入る環境ではあったのですが、両親の教育(食育)方針なのか、チョコレートといえば、チョコレートクリーム入りの菓子パン(チョココロネ)でした。
そのことを思い出したきっかけは、サンマルクカフェのチョコクロ(ビターテイストのチョコレートをクロワッサン生地で包み込んだお菓子感覚のパン)でした。
銀座の1号店(1999年)で食べてからファンにはなっていましたが、岡山で創業者の奥様が発案したものだと聞き、岡山で活動の場で一緒になる最近まで思いもしなかったことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






