金言が歌詞の一節であるなら、その真理は歌詞の全体を見ればわかりそうなものですが、水前寺清子さんが歌唱した「三百六十五日のマーチ」に登場する「一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩さがる」は、全体を見ても、なかなか金言としての意味が見出せないところがあります。
作詞家の星野哲郎さんに、その意味を聞く機会はあったのですが、その意味合いは、わかったようでもあり、まだ疑問が残るという印象の言葉でした。
“3歩進んで2歩さがる”というのは結果としては1歩しか進んでいなくても、焦らずに着実に歩みを進めることの大切さを示すことが一つの考えです。
もう一つの“3歩進んで2歩さがる”は、下がることではなくて、次の前進のために立ち止まることを指しているということで、だから“さがる”と漢字を使っていないということでした。
どちらが正しいのか、それとも別の意味もあるのか、それぞれの人が考えてほしいという期待もされています。
ということで、1番の歌詞を見てほしいのです。
「三百六十五日のマーチ」の1番の歌詞
しあわせは歩いてこないだから歩いてゆくんだね
一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩さがる
人生はワン・ツー・パンチ 汗かき べそかき歩こうよ
あなたのつけた足あとにゃ きれいな花が咲くでしょう
腕を振って足をあげて ワン・ツー ワン・ツー
休まないで歩け それワン・ツー ワン・ツー
〔小林正人〕






