OMO 継続の仕組み13 同じ素材ゆえの違いの仕掛け

2002年から2004年は健康ブームの真っ只中で、テレビ各局も競うように健康をテーマにした番組を制作していました。大人気番組の「発掘!あるある大事典」の最終回は2004年の3月でした。

2001年は国の行政改革で厚生省と労働省が統合されて厚生労働省となり、今も続く施策が次々に打ち出されていきました。保健機能食品等のアドバイザリースタッフの通知が厚生労働省から発表されたのは2002年で、これは2001年から始まった医薬品成分を食品成分として販売できる食薬区分の変更と重なる時期でもありました。

2001年はコエンザイムQ10が許可され、2002年はL–カルニチン、2004年はα–リポ酸と、代謝促進成分が3種類とも食品・サプリメントの成分として販売することになりました。

その一方で、食品そのものの健康効果への関心も高まり、テレビ局(全国キー局)から新たな切り口での高視聴率の獲得の機運が高まっていました。

2002年は納豆、2003年は豆腐、2004年は豆乳とメディアを活用した全国PRが始まりました。それと時期が完全に重なったことから、いかにテレビ番組の企画として入れ込むかが全国PRの成功を左右する判断基準とされました。

その頃は健康番組で、他の番組との違いを出すために、通常ではあり得ない食品を組み合わせて番組内で調理する、出演者に食べてもらうというのが当たり前のように行われていました。

納豆や豆腐を番組で取り上げるときには、従来の組み合わせとは違っていて、しかも美味しいということが求められていました。

初年度こそ単体の食品でも紹介してくれましたが、納豆に続いて豆腐の全国PRが始まると、納豆は単体ではなく食べ合わせが求められました。それに応じて私が考えたのが“納豆キムチ”です。一般にはキムチ納豆と呼ばれていましたが、納豆の販売数を伸ばすのがミッションであったので、ネーミングも納豆を先に出しました。

納豆で不足している栄養素を補う万能食品とするための組み合わせです。

納豆キムチを広めたのは自分だという人に何人にも出会いましたが、本当のことを知っているのは業界関係者くらいです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕