OMO 継続の仕組み17 広報活動のつながり

厨房業界の月刊機関誌の業務委託を大学を卒業したばかりで受けるのは大変なことではあったものの、ひょっとすると人脈が使えるかもしれないという希望の光がありました。

厨房業界に関係する通商産業省、建設省、自治省、厚生省、労働省、文部省、農林水産省、防衛庁のうちの多くは、大学1年生のときのアルバイト先だった国会議員が総理大臣を務めていたことから、ほとんどのお役所につながりがありました。

ちょうど社団法人が設立されて10周年で、記念誌を出すことになり、その取材や関係部署の挨拶文やコメントなどをもらうために、お役所を回ることになって、急にお役所、お役人との距離が縮まりました。

お役所と厨房業界との関わりを簡単に説明すると、厨房機器は通商産業省、建物は建設省、安全(消防関係)は自治省、衛生は厚生省、厨房内で働く人は労働省、資格認定などの教育は文部省、食材は農林水産省となります。

営業先は給食関連が多くて、病院と福祉施設は厚生省、産業給食は労働省、学校給食は文部省、自衛隊の給食は防衛庁と、こちらも同じ食事であるのに多岐にわたっていました。

また、業務委託を受けた年に厨房設備士の資格認定が始まり、これはページを埋めるのに絶好のネタとなりました。この資格認定の仕組みを作るのに加わったことは、のちに健康関連の資格認定を手掛けるときに大いに役立ちました。

広報としての厨房で働く人の団体とのつながりから、調理師団体とは深く付き合っていました。調理師の中でも病院の調理師団体とつながり、その先の病院栄養士団体ともつながり、その団体のトップとも言える国立病院の栄養士団体の会長ともつながりました。

厨房業界から離れて、次に進んだのが臨床栄養の世界で、会長が退官して設立した病院栄養管理の研究所で主任研究員となりました。

といっても、臨床栄養は素人同然でしたが、逆に病院の調理師・栄養士は厨房や食器などの安全・衛生には弱いところがあり、補い合うことができる世界でした。

病院栄養管理の研究所では、安全と衛生だけでなく、病院調理の専門誌を編集することになり、さらに日本臨床栄養協会の機関誌の編集も行うことになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕