「予算がない仕事」は、お金をほとんど使わずに始める仕事や、少ない予算の中で工夫をして成果を出す仕事(業務)を指していて、どちらにしても予算がないわけではなくて、資金が極めて少ないことを意味しています。
これに対して、タイトルの「予算にない仕事」は、予算を立てるほどのことではない“お手伝い程度の業務”と、“予算の項目にないので支払いようがない仕事”を指しています。
私が健康関連の仕事として受けていたのは後者で、初めから報酬をもらうことは考えてもいませんでした。
今どきはボランティアであっても有料ボランティアという分類があって、ボランティアであっても最低限の報酬が出るものから経費(交通費)だけというものがあります。
中には他では絶対に経験ができないことをさせてもらえることから、経費は自分で負担するというボランティアまであります。
私が経験させてもらった「予算にない仕事」は交通費、通信費、事務費、交際費(さすがに接待費は出さなかった)まで、自己負担でした。
個人的に余裕があったわけではなく、それでも業界出向の形で厚生労働省(霞が関)に通っていたのは、“掛け算の成果”への期待があったからです。
業界出向として送り出した2法人(病院給食の委託事業者の全国団体、健康食品・栄養食品の全国団体)は、扱うのは食品であっても、病院給食と健康・栄養食品では共通点を探すのが難しいところがあります。
あえて言うなら、私の臨床栄養の師匠が口にしていた「健康食品は病院給食の敵」という敵対関係で、その調整というか融合を図ることが私ならできるのではないか、というザックリとした期待感だけでした。
〔小林正人〕






