健康情報学6 メディカルダイエットは「正しい情報を正しく伝える」活動

日本メディカルダイエット支援機構は、2008年に内閣府から特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けました。

NPO法人の所轄は、当時は内閣府が担当していて、2か所以上の都道府県に事務所(主たる事務所、従たる事務所)がある法人は内閣府の所轄、1か所の場合には事務所(主たる事務所)が存在する都道府県が担当となっていました。

内閣府には厚生労働省からの出向が多く、NPO法人を担当する審議官が厚生労働省で仕事をさせてもらっていたときの知人であったことから、仕組みや活動、今後の展開などについて指導を受けることができました。

2008年には特定健診・特定保健指導の制度が始まりました。日本メディカルダイエット支援機構が特定非営利活動法人(NPO法人)に認証された時期と重なったことから、メタボ対策としての食事指導、運動指導の仕事ばかりが舞い込みました。

メディカルダイエットは、医学・科学に基づいて正しい情報を得て、正しい行動を実践することを指しています。

特定健診・特定保健指導の制度によるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善への取り組みは、食事と運動による内臓脂肪の減少が大きな目的とされていました。何も食事を減らし、運動を増やすだけでなく、休養や入浴、嗜好(飲酒、喫煙など)の対策、ストレス対応なども重要な項目です。

その多くの項目の中から、何を選び、何を優先させるかが最も重要であり、「正しい情報を正しく伝える」活動が、メタボ対策の実践と並んで必要であるとの認識が厚生労働省の担当にはありました。

しかし、そちらは後回しにされた感がありました。

そこで「正しい情報を正しく伝える」活動として、食事と運動の組み合わせに加えて、食事と休養、運動と休養の組み合わせによって、効果的に内臓脂肪の蓄積量を変化させる方法を、多くの専門家とともに編み出しました。

それが食事と運動だけでなく、それぞれを組み合わせた「効果的な健康づくり=メディカルダイエット」の研究活動へと進んでいきました。
〔小林正人〕