メディアを通じて発信される情報は、信頼度ではトップレベルの、いわゆる“正しい情報”と捉えられがちです。一口にメディアといっても幅があって、全国発信のテレビ(全国キー局)と新聞(大手全国紙)は正しい情報の雄とされてきました。
ところが、テレビで流される情報は報道(ニュース番組)からバラエティまでの幅があって、そこで話される情報は正しいものから絶対に間違っていると確信できるものまで、渾然一体の状況です。
テレビ番組を複数で見ていて、多くを感心させるようなことが伝えられたときに、ここが違っている、説明が不十分なので正しいことが伝わらないという判定ができる人がいればよいものの、そうでなければ妙に納得させられるような情報が増えています。
そんな判定役を務めさせられていたこともあって、少し前までは(2026年7月30日で最後)、ある調査機関に“正しく見せかけた正しくない情報”を報告する役回りもしていました。
情報の信頼レベルを判別できるように、点数や星の数で評価されたものが表示されていればまだしも、バラエティ番組なのに報道の形がとられていたり、報道番組であるのにバラエティの要素を取り入れているものもあって、看板だけでは見抜けなくなっています。
「信じる者は救われる」という言葉は、キリスト教の聖書や教えに由来していて、神や救い主を信じることで永遠の命や救いが得られるという信仰の基本を表しています。
そこから宗教以外でも使われるようになり、人を信じることだけでなく、自分の信念を強く持ち続けることが良い結果につながるという意味も表すようになっています。
これをもじったのが、お題の「信じる者は足元を掬われる」で、端(はな)から信じるのではなく、どこか違った意図があって伝えられているのではないかという“疑いの姿勢”(自分の頭で考えて検証する態度)が必要だということを伝えるために使っています。
〔小林正人〕






