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厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い「アルコール」を取り上げています。

アルコールは、そのエネルギーのみならず中間代謝産物が他の栄養素の代謝に影響を及ぼすことから、糖尿病管理における摂取量の適正化は重要な課題です。

海外の複数のメタ・アナリシスより、概ね10〜25g程度の中等量のアルコール摂取は、糖尿病の発症率、細小血管合併症や心血管イベントの発症率、死亡率を低下させますが、50〜60gを超えるアルコール摂取は糖尿病の発症リスクを増加させると報告されています。

このように、主に国外の報告では、アルコール摂取量と糖尿病および関連病態のリスクに関して、J字型の関係があるとされています。

しかし、その有効性は女性やBMIの高い者に限定されるという報告や、アジア人には認められないという報告があります。

さらに、日本人を含むアジア人、特にBMIの低い男性では、中程度からでもアルコール摂取が糖尿病の発症リスクになると報告されており、欧米人を対象とした結果をそのまま日本人に当てはめることには留意が必要です。

このような背景から、日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2022〜2023」では、アルコール摂取の上限として25g/日を設けています。

また、アルコールの急性効果として低血糖を来すことにも留意すべきです。

適正な飲酒量の決定には、アルコール量のみならず、アルコール飲料に含有された他の栄養素からのエネルギーや患者の飲酒習慣も考慮した個別化が求められます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「食物繊維」を取り上げています。
2型糖尿病患者を対象に、良好な血糖コントロールを目的とした積極的な食物繊維摂取の有用性が示されています。

2型糖尿病患者を対象としたメタ・アナリシスによると、3週間〜12週間の食物繊維の高摂取によって、HbA1c値や空腹時血糖値の有意な低下が報告されています。

また、日本人の2型糖尿病患者の研究を含む、水溶性食物繊維摂取の有用性を検討したメタ・アナリシスでも、食物繊維の高摂取軍ではHbA1c値と、空腹時血糖値、食後2時間血糖値が有意に低下して、インスリン抵抗性の指標であるHOMA-IRも改善したと報告されています。

用量反応解析を行った研究では、水溶性食物繊維の摂取量として推奨される範囲は7.6〜8.3gでした。

水溶性食物繊維を含む食物繊維摂取は、2型糖尿病の血糖コントロールを改善させる可能性があり、日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」でも、糖尿病患者の積極的な食物繊維摂取は有用であるとされています。

摂取すべき食物繊維の量に関しては、30g/日以上の食物繊維の摂取によって血糖コントロールの改善がもたらされたと報告されていることから、本来は、この程度の量の食物繊維摂取が求められています。

しかし、多くの試験が欧米人を対象としたものであることや、令和元年国民健康・栄養調査における、1日当たりの食物繊維摂取量の平均値が17〜19g(水溶性:3〜4g、不溶性:11〜12g)であるという現状を踏まえると、少なくとも20〜30g/日の食物繊維摂取が現実的な目標と考えられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「脂質」を取り上げています。

糖尿病患者は非糖尿病患者に比べて、脂質摂取量、特に動物性脂質の摂取量が多いとの報告があります。

国外の前向きコホート研究では、総脂質摂取量が糖尿病発症リスクになるとの報告がある一方で、総脂質摂取量をBMIで調整すると糖尿病発症リスクとの関連が消失するとの報告や、総脂質摂取量は糖尿病発症リスクにならないとする報告があります。

しかし、国外の研究では脂質摂取量が30%エネルギーを超えており、30%エネルギーを下回る日本人の平均的な摂取状況にある者については、糖尿病の予防のために総脂質摂取量を制限する根拠は乏しくなっています。

また、脂質摂取制限の体重減少効果を検証した最近のメタ・アナリシスでは、有意な効果が見出されていません。

ただし、多くの研究において、飽和脂肪酸の摂取量が多いことが糖尿病の発症リスクになり、多価不飽和脂肪酸が、これを低減させるとされています。

2011年のメタ・アナリシスでは、多価不飽和脂肪酸の摂取量の増加は、HcA1c値の低下をもたらすことが示されています。

日本人の観察研究からも、女性では総脂質および脂肪酸の摂取と2型糖尿病発症との関連は見られないものの、男性では総脂質、一価不飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸の摂取が多いほど2型糖尿病の発症リスクが低いことが報告されています。

また、一方で、トランス脂肪酸の摂取量が多いことが2型糖尿病の発症リスクとなる可能性も報告されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「たんぱく質」を取り上げています。その2回目です。

赤身肉や加工肉と2型糖尿病発症リスクとの関連が相次いで報告されています。

1日当たり100g超の赤身肉の摂取が糖尿病発症リスクを増加させるとする報告がある一方で、赤身肉や加工肉を卵、乳製品、植物性たんぱく質などへ置き換えることで、糖尿病の発症リスクが軽減される可能性も報告されています。

このように、総たんぱく質摂取量の増加、そして赤身肉や加工肉の過剰な摂取が糖尿病の発症リスクの増加や血糖コントロールの悪化につながる可能性が報告されています。

しかし、これらの報告の多くは国外の観察研究をもとにしたものであり、欧米人と比較して動物性たんぱく質の摂取量が少ない日本人においては、さらに動物性たんぱく質の摂取量を減らすことの意義は明らかではありません。

実際、日本人2型糖尿病患者を対象とした観察研究において、75歳以上の高齢者では、たんぱく質摂取量が少ないほど死亡率が高いとの報告もあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「たんぱく質」を取り上げています。

たんぱく質、特に動物性たんぱく質の摂取量の増加が糖尿病の発症リスクになるとする研究結果が報告されています。

スウェーデンで行われた前向きコホート研究では、たんぱく質エネルギー比率が20%エネルギーと12%エネルギーの者で糖尿病発症リスクを比較すると、高たんぱく質群(20%エネルギー)ではハザード比が1.27であったと報告しています。

また、2型糖尿病患者を対象とした検討では、たんぱく質摂取量と血糖コントロール不良の関連が報告されています。

国外での報告は、動物性たんぱく質の摂取量が多いことが糖尿病発症リスクとなりますが、この関係は植物性たんぱく質では認められないこと、さらに食事から摂取するたんぱく質を動物性から植物性に置き換えることで、2型糖尿病の発症リスクが軽減される可能性も報告されています。

また、中国で行われた追跡研究は、動物性たんぱく質摂取と糖尿病の関連には、インスリン抵抗性の増大が関与することを示唆しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「炭水化物」を取り上げています。その2回目です。

炭水化物の中でも果糖は、血糖コントロールの管理に有益な可能性があるものの、その過剰な摂取は、血中トリグリセリドの上昇や体重増加を起こす懸念があります。

純粋な果糖の糖尿病状態への影響を検討したメタ・アナリシスでは、1日100g以内であれば、果糖摂取によって血糖値と血中トリグリセリドは改善して、体重増加は来さないと報告されています。

果物の摂取に関しては、糖尿病の発症リスクの低下と関連するとの報告があります。

一方、果汁飲料の摂取は糖尿病患者のHbA1c値を改善しないという報告や、果汁飲料や加糖飲料の摂取は糖尿病の発症リスクを高めたとの報告もあります。

糖尿病では果物の摂取を勧めてよいと考えられますが、その量は病態による個別化が必要です。

また、果汁飲料や、果汁を含むものであっても加糖飲料の過剰な摂取には注意が必要であり、果物と果汁飲料の血糖コントロールに与える影響の差異は食物繊維の含有による影響の差によるものと推察されています。

Glycemic index(GI)は、炭水化物を含む食品を食べた際の食後の血糖値の上昇しやすさを示す指標です。日本人では、低GIの食品の摂取量が多いほど、糖尿病発症リスクが減少したとの報告もあります。

また、2型糖尿病の血糖コントロールに対して、低GI食と高GI食とを比較したメタ・アナリシスや、低GIと異なるパターンの食事とを比較したメタ・アナリシスがあり、結果、低GI食ではHbA1cが低下すると報告されています。

日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」においても、2型糖尿病の血糖コントロールのために低GI食は有用であるとされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「炭水化物」を取り上げています。
炭水化物摂取量と糖尿病の発症や重症化との関係を検討した報告は少なく、両者の関係は明らかではありません。

イギリスのコホート研究では、炭水化物摂取量と糖尿病発症率との関係が検討されていますが、総炭水化物摂取量と糖尿病発症率には関係がなく、果糖の過剰摂取が糖尿病の発症リスクを増加させたとしています。

また、メタ・アナリシスでも、総炭水化物摂取量と糖尿病発症リスクに有意な関係を認めなかったと報告されています。

そのため、糖尿病発症に対する炭水化物の至適摂取量に関しては、その目標量を一様に設定することは困難です。

日本人を対象にした低炭水化物食の効果を検討した研究は、海外に比べて更に少なくなっています。

日本人の2型糖尿病を対象に、6か月間130g/日の低炭水化物食の効果を観察した研究では、低炭水化物食群で体重減少とHbA1c値の有意な低下が認められましたが、同時に総エネルギー摂取量も減少していました。

また、エネルギー摂取制限食群と低炭水化物食群(130g/日未満)を設定して、6か月後に各パラメーターを比較すると、総エネルギー摂取量が均しく減少して、体重変化も両群で同等であったものの、低炭水化物食群でHbA1c値と血中トリグリセライドの有意な改善が認められたとする報告もあります。

一方、非アルコール性死亡性肝疾患を伴う2型糖尿病を対象とした研究では、低炭水化物食群(70〜130g/日未満)は、エネルギー摂取制限食群と比較して3か月後の内臓脂肪面積の有意な減少は認められましたが、HbA1c値や総エネルギー摂取量、QOLに有意な差はなかったと報告されています。

このように、炭水化物制限による血糖指標と体重変化に対する効果には一定の見解が得られていないものの、2型糖尿病患者においては、約130g/日の炭水化物制限によって有害事象はなく、6か月後のHbA1c値の改善が認められたとの報告もあることから、日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」では、2型糖尿病の血糖コントロールのために、6〜12か月以内の短期間であれば炭水化物制限は有用とされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「猫の日」猫の日制定委員会が、猫の鳴き声のニャンニャンニャンから制定。

「ふふふの日」ロート製薬が、セルフメディケーションを伝えるフリーマガジン「太陽笑顔fufufu」の普及のため、ふ(2)ふふ(22)の語呂合わせで制定。

「猫背改善の日」猫背改善専門スタジオきゃっとばっく(東京都新宿区)が、2が猫背の人を横から見た形に似ていて最も2が並ぶことから制定。

「ひざイキイキの日」生化学工業(東京都千代田区)が、膝の病気と治療法の情報発信のために膝はknee(ニー)であることからニー(2)ニー(2)ニー(2)の語呂合わせで制定。

「おでんの日」越乃おでん会(新潟県新潟市)が、熱々のおでんに息を吹きかけることから、ふー(2)ふー(2)ふー(2)の語呂合わせで制定。

「カツカレーの日」カツカレー発祥の店の銀座スイス(東京都中央区銀座)が、創業日(1947年2月22日)から制定。

毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日」(毎日新聞、味の素など)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)

瞑想をするには、正しい姿勢を保ち、目を閉じて、心を落ち着かせることが求められます。

武道の世界では短時間であるので、瞑想とは違うものの、稽古の前後に正座をして心を落ち着かせることが行われています。

これは精神統一や反省を目的としていますが、剣道や空手道、柔道などの道がつく武道では、特に重視されています。

「黙想」(もくそう)の号令のもとに、1分ほどの精神統一の時間がとられていました。正座をして行うだけに、坐禅のように長時間続けることはできません。ましてや稽古や試合の前となると、時間が長くなるほど正座の弊害が出ることにもなりかねません。

以前は黙想と呼ばれていましたが、黙想は黙って想いを巡らせる反省の意味合いがあり、宗教的な要素もあったことから、今では「静座」が使われるようになっています。

静かに座って、心を落ちつかせるという意味で、両手を腹の前で組んで目を閉じるか、薄めを開けて呼吸を整えます。

心のスイッチの切り替えの儀式でもあって、稽古の前は集中力を高め、稽古後は冷静になって反省するために実施されます。

静座に統一されているわけではなくて、いまだに黙想としているところもあり、どうやら武道の種類でも流派でもなくて、師匠の好みが反映されているようです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「アシックス」は、1949年に鬼塚喜八郎が神戸に設立した鬼塚商会から始まり、同年に鬼塚株式会社と改称して、学童用のズック靴の製造販売を始めました。

最初のヒット商品はバスケットボールのシューズで、蛸(たこ)の吸盤の形をヒントにして、グリップ性の高いシューズが誕生しました。足の機能を高めることがテーマとされていて、初めのブランド名は“オニツカタイガー”でした。

社史によると、初めは虎印にしようとしたところ、既に登録されていたことからオニツカタイガーになったといいます。

社名はオニツカを経て、1977年にはアシックスと改称されました。

現在では、スポーツパフォーマンスブランドはアシックス、スポーツファッションブランドはオニツカタイガーと使い分けられています。

アシックスは、今でこそ多彩なスポーツウエアを手掛けていますが、スポーツシューズの印象が強く、陸上競技の世界ではトップブランドの座を占めて続けています。

私のウォーキングシューズはアシックスです。歩くことに特化した構造と、デザイン性だけでなく、日本ウオーキング協会の事業に参加していたときに、足元を見られる(悪い意味ではなくて)ことが多く、アシックスであることがわかると見た人の態度が違うことを感じていました。

社名がアシックスになったときのニュースリリースには、古代ローマの詩人のユベナリスの言葉「Anin Sana in Copore Sana」(健全なる体に健全なる精神あれかし)の頭文字をとった「asics」であると説明されていました。

なぜ、その言葉に着目したのかは明らかではなくて、“足”のイメージがあって、それにちなんだ言葉を探したのではないか、と言われています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕