投稿者「JMDS」のアーカイブ

“冷や飯食い”は、冷めたおいしくないご飯を食べるという、食べ物や食事そのものを表している言葉ではなくて、端的に言うと冷遇されることを指しています。他の言葉では蚊帳(かや)の外に置かれるということになり、要は重要な仕事や地位から外されることを意味しています。

「冷や飯食いもいいものだ」「冷や飯のおいしい食い方を学ばなければいけない」と発言した元総理大臣がいましたが、これは与党の総裁選で女性候補者が敗れたことを受けたタイミングで発せられたことでした、

最大の“冷や飯食い”といえば、与党総裁選での敗北でも、総選挙で少数与党になったことでもなくて、政権を明け渡して野党になることですが、そのタイミングで“おいしい冷や飯”を食べる機会に付き合うことになりました。

後に政権を取り戻したときに、総理大臣の口から「悪夢の3年3か月」と表現された2009年9月から2012年12月までにあったことで、そのうちの2年ほどは政権奪回のための朝食会が平日の早朝に行われていました。

当事者の最高責任者が今はいなくて、これを書いたとしても“噂ばなしの延長”と捉えてくれる人が多いので文に残せるようになりました。

与党時代は代表も閣僚も、日本の経済界とのつながりの深さから、さまざまな情報が入手できて、霞が関の役人からも情報が相次いでいました。それが途絶えると、情報が来なくなるだけでなく、“絵に描いた餅”のような口約束で人を動かすことも難しくなります。

情報交換を行っても、個別(個人、企業)にやっていたのでは、伝えることはできても、相手が納得してくれているのか、「納得した」との言葉を引き出したとしても、それが本音なのか確認することも難しくなります。

そこで取られるのが集団での会合の場です。それも同業の方々を一定数(多くもなく少なくもない)集まってもらって話をする場で、これは与党政権の中枢の方々なら、無料で開催することもできます。

ところが、野党となると無料というわけにはいかなくて、そのうち政権奪取したら元を取り戻せるからといって“自腹”を切ることも躊躇します。そこで考え出したのが、朝食会という形で、情報収集と交流の場に自由意思でやってきて、会費を払って参加するという機会です。

今(当時のこと)は野党であっても、“次の総理大臣”と一緒の席で親しく話ができる絶好の機会ということで、経済界の方々に文書を回すことになるわけですが、与党時代と違って堂々と広く回すということはできません。

そこで、参加希望リストに載っている方々に、個別に直接渡していくことになるのですが、そのような役回りの一部が私に回ってきたのは、政権を奪った勢力側のサポートとして、会合を仕掛けていたことが知られていたからです。

本来なら“敵側”の人間に声をかけてきたのは、のちに“日本のトップ”になる方の秘書で、その方とは政治家の葬式で巡り会いました。

与党になった方々と何をしていたのか、どんなことをしていたのかということについては別の機会にして、次回(日々修行272)は朝食会で、どんな役回りをしていたのかを書くことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“ガチ中華”という言葉があります。2022年の新語・流行語大賞にノミネートされた比較的新しい表現で、日本人が好む味付けに調整されていない本場中国の味が楽しめる料理もしくは提供する店舗を指しています。

これは以前は「中国料理」と呼ばれて、中華料理との違いを表そうとしていましたが、中国と中華の使い分けがわからない人が多いこともあって、混同されていたところがありました。

ガチ中華に対して使われているのは“町中華”で、いわゆる中華料理のことです。中華料理は、あくまでも日本で発展した“中国風”料理であって、中国には中華料理は存在していません。

ガチ中華(=中国料理)は、中国からの訪日観光客が増えたことから多くなってきたと言われていますが、日本に住んでいる中国人、中国系の人は以前から多く存在していて、中国系社会では当たり前の存在でした。

それと同じことで、先に「中国には中華料理は存在していない」という書き方をしたものの、実際には日本人が好む味付けの料理店がないわけではありません。広く知られているのか、ブームになるほど利用者が増えているのかというと、そうではないだけのことです。

味付けだけの違いではなくて、素材も違っていて、中でも大きな違いとして言われるのは麺の違いです。中国料理の麺の多くは、軟らかくて、色も白くなっています。日本の中華料理の麺には、かん水(アルカリ塩水溶液)が使われていて、これが小麦粉のグルテンに作用して弾力性やコシを出して、色も黄色味を帯びています。

ガチ中華であっても、日本人には麺を中国料理用ではなくて、中華料理用を提供しているところも増えてきています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

脳の発達を促進するためには、脳のエネルギー源になるブドウ糖が不足しない状態であること、ブドウ糖をエネルギー産生のための化合物のアセチルAoCに変化させる水溶性ビタミン(すべての種類の水溶性ビタミン)、細胞のエネルギー産生の小器官のミトコンドリアでのエネルギー産生に必要な4種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)が必要になります。

作り出されたエネルギーは、神経伝達物質を作り出すためにも、神経伝達物質がスムーズに流れるためにも多く必要となります。神経伝達物質は神経細胞の間で電気信号を伝達させる脳内の化学物質で、100種類以上が存在しています。

その中でも食事に関係するのはセロトニン、ドーパミン、アドレナリン、アセチルコリンの4種類で、食べたものに影響されるとともに、消化、吸収、循環、代謝、排泄といった一連の流れに関係して、栄養の摂取にも大きく関わってきます。

発達障害は脳の機能の発達の凹凸とされることがあり、脳神経の材料は足りているのに、配線が正しくされていないようなものとも考えられます。脳は、半導体のように配線が少しでも違っていると電気の通りがスムーズにいかないというものではなくて、他の部分がカバーしてスムーズに働くようにしてくれます。

その働きが充分に行われるのか、それとも完全ではないために機能が低下するのかといった違いとなっています。

少しだけ配線が異なっていても、電線の状態、電流や電圧などによって流れは異なり、機能の発揮状態も異なってきます。現在の状態で、できるだけ発揮をさせるためには、神経伝達物質が重要であり、その中でもセロトニンが重要になります。

発達障害ではセロトニンが不足していることから、自律神経の副交感神経の働きが弱くなっています。そのために興奮作用があるドーパミンとアドレナリンの働きが高まりすぎて、交感神経が働きっぱなしという状態にもなります。

自律神経の調整が乱れると、落ち着かなければならない状況で興奮が収まらず、逆に機能が高まらなければならないときにテンションが上昇しない、ということにもなるのです。そのために昼間は機能を高め、夜は休めるという当たり前の調整ができなくなり、これが心身の成長にも全体的な健康にも影響を与えることになってしまうのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「背骨の日」背骨コンディショニング協会が背骨は腰椎5個、胸椎12個、頸椎7個から構成されていて5127の1を/(スラッシュ)に見立てて5/27になることから制定。

「小松菜の日」しものファーム(大阪府堺市)が小(5)松菜(27)の語呂合わせで制定。

毎月27日:「ツナの日」

東京ぼん太というコメディアンを知っているのは、それなりの年齢のはずです。唐草模様の風呂敷を背負って、栃木訛りで「夢もチボーもない」というのが決め台詞でした。

「チボー」は希望のことで、その後に活躍した栃木訛りのタレントのガッツ石松、つぶやきシロー、お笑いコンビのU字工事も同様の発音をしていました。

「学びの伴歩」のテーマの連載コラムで、こんなことを書いたのは、「伴歩」という言葉を聞いて、あまり夢と希望を抱く人が多くないということを感じていることがあります。

伴歩は寄り添って歩いていくことを指していて、伴走と比べると勢いがない感じがあり、リードするというよりも相手のペースに合わせて一緒に歩いていくというイメージがあります。

そう感じさせるのは、ある意味で仕方がないことなのかもしれませんが、ただ寄り添うだけでは福祉的な感覚でもあります。才能を見つけ出し、それを伸ばしていくという思いがあっても、それも積極的な関与、プッシュアップという印象ではありません。

私たちが考える伴歩は、伴歩をされた人が当面の役目を終えて離れたら、それで終わりということではなくて、伴歩をされた人が、いつか伴歩をする側になってほしいという願いがあります。

そのためには、バトンタッチしていく体制の確立、それを維持するだけでなく、拡大させていく仕組みを作らなければなりません。そのような仕組みが確立されたときには、初期のメンバーは必要なくなるかもしれません。

それは寂しく感じることであっても、ずっと継続していく仕組みを作ることになり、それこそが伴歩を始めた人の喜び、つまり「夢と希望」をつなげていくことになると強く認識しています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

食塩の摂取量が減ってきているのに、高血圧の人が増えていることをあげて、「減塩は意味がない」と発言する人が増えてきました。

食塩が多く含まれる料理は、おいしさを感じやすいとされることがあり、塩分が強い料理は“ご飯が進む”ということもあって、多くの量を食べてほしいときには、わざわざ塩分を濃くするということが行われます。

その一方で、塩分の強い食事をしていると、味覚が鈍ってくるということも指摘されています。そのこともあって、味覚を正常に保つための方法として、減塩の食事のアイデア、ポイントが求められることがあります。

おいしく食べながら、食欲を低下させなくして、栄養摂取も的確に保つための方法として、よく話をさせてもらうことを以下に紹介させてもらいます。

食塩を減らしても野菜や魚類などから摂った出汁(だし)が多ければ、汁物や煮物などは薄味になってもおいしく食べられるようになります。また、塩分を減らした代わりに、他の味でカバーすることができます。

これは高血圧の食事療法にも使われている手法で、出汁は鰹節、昆布、干し椎茸、煮干の旨味成分を活用することでコクのある味わいにできます。食塩を減らしても「減塩でないものはおいしい」と騙される(勘違いさせられる)人も多くいます。

もちろん食材の持ち味(食品本来の味)で食べるようにすると余計な調味料がいらなくなります。できるだけ旬のもの、鮮度のよいものを選ぶことも大切です。

酸味を活かすのも効果があり、酸味を塩味の代わりにすることができます。ゆず、レモン、夏みかんなどの柑橘類や梅干し、ヨーグルトなどを利用すると和え物、サラダ、焼き物などは食塩なしでもおいしく食べられます。

ただし、梅干しは重量の20%ほども塩分が含まれているので、少なめの量にしておくことがすすめられます。

酢も上手に使える調味料です。ごま油、大豆油、バターなどを使って炒め物、揚げ物、ムニエルなどを作り、これに酢を加えることで濃厚な感じの味になり、食塩を減らすことができます。

香ばしさや香りも有効な方法で、肉や魚などを少量の醤油と砂糖を使って、ほどよく焼くと香ばしさが出ます。焦げた味は不快ですが、少しだけ焦げた味は香ばしさにつながります。

しそ、しょうが、ねぎなどの香りを活かすと味が引き締まって、おいしさが増します。

煮物や漬物は塩味が食材に染み込むために塩分量が多くなりがちです。塩味は舌の表面で感じることから、塩や醤油は振りかけたり、食品につけて食べることで全体の塩分は少なくても塩味を強く感じることができます。

塩分の感じ方は温度にも影響されます。揚げ物、焼き物、蒸し物は熱いうちに食べることで、薄味でもおいしく食べることができます。また、サラダ、冷や奴などは冷たいうちに食べると、薄味でもおいしく食べることができます。

このような工夫をしないまま、減塩はおいしくないというのは、どうなのか、という話をさせてもらっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

脳を大きく分けるときには二つの方法があります。一つは脳幹、大脳辺縁系、大脳皮質に分ける方法で、脳幹は自律神経をはじめとした生きるために必要な機能、大脳辺縁系は本能や情動、欲望を感じる機能、大脳皮質は考える機能とされています。

大脳皮質は前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に大きく分類されていて、それぞれ機能が異なります。例えば、目から入ってきた視覚情報は後頭葉に届き、側頭葉に蓄積されている視覚記憶と照らし合わせて、その情報が前頭葉に伝わって知識や判断などが発揮されます。

こういった大脳の働きで分ける場合のほかに右脳(うのう)と左脳(さのう)で分ける方法もあります。右脳は右半球、左脳は左半球にあります。右脳はイメージ脳と呼ばれ、図形や空間、芸術、想像などを担っています。左脳は言語脳と呼ばれ、記憶や分析、論理的思考などを担っています。

右脳と左脳は脳梁というブリッジで結ばれていて、右脳と左脳の機能を上手にバランスよく使って脳は正常な働きをしています。

発達障害は脳の発達の一部に遅れがあり、発達に凹凸がみられる特徴があります。この凹凸が大きな原因と考えられているものの、それだけではなくて脳梁の情報伝達がスムーズに行われていないことがあげられます。

脳梁は脳の発達の段階で右脳と左脳の両方を使うことで徐々に太くなっていきます。その変化には男女差があって、成人の脳梁を比較すると女性は男性の2倍ほどの太さがあります。

発達障害児の男女比をみると、男性は女性の2.4倍になっています。この結果だけをもって脳幹の太さが発達障害の原因だと言うつもりは、もちろんありません。

しかし、脳幹の太さが影響している可能性は高く、身体を盛んに動かすこと、ゲームでも構わないので脳と身体を同時に動かすことをすると脳幹を太くして、右脳と左脳をバランスよく使うことができるようになるということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

人間関係はコミュニケーションの取り方が難しいと言われていて、その中でも間違ってはいけないのは距離感です。距離感を誤ると、良好な関係だったことが刺激し合う不快な関係にもなりかねません。

よかれと思ってやっていることが相手にとっては実は迷惑なことで、好意を続けてよいのか、それとも少し離すようにしたほうがよいのかは、それぞれの人の感じ方によっても違ってきます。

よいことをしているはずであったのに、それが相手にとって迷惑な行為になることも多くて、その失敗例の多くは“自分流”を誰にも同じようにしてしまうことから生まれています。

近づきすぎると傷つけ合うことになり、距離を置きすぎると疎遠になるという難しい距離感を表す言葉として「ハリネズミのジレンマ」があげられています。

ハリネズミは、寒い日に互いに寄り添って暖を取ろう(温め合おう)とすると、針毛に刺されることになり、刺されないように距離を置くと寒さで冷えてしまうという微妙な関係を抱えて集団生活をしています。

これを人間関係に置き換えたのがハリネズミのジレンマということですが、少し痛みがあるくらいなら近づくのは大丈夫であっても、どこまで耐えられるのかで、それぞれの距離感が変わってきます。

元々は、心理学者のジークムント・フロイトが「ヤマアラシのジレンマ」として発表したもので、いつの間にかハリネズミと言い換えられるようになりました。

互いに相手との距離感を計りながら、どの距離感が安全で快適なのか、相手は同じでも、そのときどきの条件や状況によって変えていくようにするのが“人間関係のジレンマ”を克服する大切なポイントということになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「メープルもみじの日」サンエール(広島県広島市)が5月を表す英語のMay(メイ)とプ(2)ル(6)の語呂合わせで制定。

「風呂カビ予防の日」ライオンが日本気象協会の調査で5月26日を境に気温と湿度がカビ発生の条件に合致することから制定。

「源泉かけ流し温泉の日」野沢温泉源泉かけ流しの会が極上(5)な風呂(26)の語呂合わせで制定。

毎月26日:「風呂の日」(東京ガス)、「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)

日本人は血圧が高めの体質があり、血圧を下げることが健康長寿の重要ポイントとされてきたところがあります。高血圧の基準は、これまでにも何度か変更され、変更のたびに基準が下げられて、早めに治療を始めることが推奨されてきました。

高血圧の基準が初めて定められたのは1987年のことで、それほど前のことではありません。そのときの基準値は収縮期血圧(最高血圧)が180mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)が100mmHg以上でした。

これが1990年には収縮期血圧が160mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上となり、現在は収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上へと引き下げられました。

以前の基準ではギリギリ引っかからなかった人が、高血圧となることになって、これは医者と製薬会社の作戦ではないかと言われたこともありました。

高血圧は血圧が高い状態を指していて、治療が必要な状態になると“高血圧症”と呼ばれます。その高血圧症の基準が変わった、以前とは逆に基準が高められたという話が広まっていて、その真偽が質問される機会が増えました。

そのような質問が出るようになったのは最近のことで、2024年の4月1日に発表された厚生労働省の「特定健診における受診勧奨判定値」の中で、収縮期血圧が160mmHg以上、拡張期血圧が100mmHg以上という数値が示されたことです。

これは基準が緩やかになったわけではなくて、「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」で、すぐに医療機関を受診して、治療を始めるように推奨される数値が新たに加わったことによるものです。

従来からの収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上という高血圧の基準が変わったわけではなくて、あくまで特定健診(いわゆるメタボ健診)での話です。

一般の人の勘違いだけでなく、中には医師でも勘違いしている人がいて、「高血圧の基準が変わった」「国は何を考えているのか」と発言(講演やネットなど)していることもあって、これが混乱を引き起こす要因にもなっています。

高い値が示された人は、生活習慣病を改善する努力をして、それでも数値が改善しないなら医療機関を受診するように指導されるのは、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上であるのは変わりがありません。

このような状況もあって、日本高血圧学会は「特定健診における受診勧奨判定値についての正しい理解を」という通知文で注意を呼びかけています。

そのようなことが認識されるようになった一方で、肝心なことが抜けた報道がされています。どの年齢でも同じ基準ではなくて、また家庭で測定する血圧は正常値の範囲が異なっています。

家庭血圧の正常範囲は収縮期血圧が125mmHg未満、拡張期血圧が75mmHg未満とされています。これは75歳未満の人の目安で、若者から前期高齢者も含んでいます。75歳以上の後期高齢者では収縮期血圧が135mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満が目安とされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕