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漢字の読みが難しい、似たような漢字があってわかりにくい、というものは複数存在しているのですが、その中でも間違われることが圧倒的に多いのは「喧々諤々」です。喧々は「けんけん」、諤々は「がくがく」と読みます。

喧々は、やかましく騒ぐことを表す言葉です。諤々は、遠慮せずに直言することを表しています。この二つが合わさった喧々諤々は、「やかましく騒いでいるようでも、実は遠慮せずに正しいことを言っている」という意味合いになるので、これで正しいようにも思われがちです。

自分の考えを、そのままぶつけているのは正しいことだと言う(言い張る)人が、喧々諤々を使っていることを何度か見聞きしています。しかし、これは明らかに誤用(間違った使い方)です。

喧々に続くのは囂々(ごうごう)で、諤々の前に置いて使うのは侃々(かんかん)です。つまり、「喧々囂々」(けんけんごうごう)と「侃々諤々」(かんかんがくがく)が入り混じって、喧々諤々(けんけんがくがく)になってしまっていると言うことです。

喧々囂々は、多くの人がやかましく騒いでいる状態を表す四字熟語で、議論が活発に行われている状況を通り越して、収拾がつかなくなっている状態を指しています。

もう一つの侃々諤々は、ひるまずに盛んに議論をする状態を指しています。

NHK放送文化研究所では、誤りやすい混合表現の代表的なものとして侃々諤々をあげています。

喧々囂々と侃々諤々の両方を読めるだけでも、すごいと言われるような四字熟語で、その意味を知っていたら、もっとすごいことかもしれません。

そして、誤りである喧々諤々について語ることができたら、さらにすごいと言われるところですが、これを間違って他の人に説明している人もいて、誤用というのは修正が難しいものだという例として使われる表現にもなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達特性がある子どもを理解して、的確に能力を引き出していくためには、その基本となる脳の機能を知っておくことも大切になります。

脳は大脳、間脳、小脳、脳幹に大きく分けられています。

大脳は脳全体の約80%を占めていますが、表層部分の大脳皮質は脳全体の半分ほどを占めています。大脳は感覚や運動、認知機能(記憶、言語、計算など)を司っています。大脳皮質は感情、感覚、記憶、思考などの重要な機能を担っています。

間脳には視床や視床下部などがあり、食欲や睡眠などの本能的な営みや、内分泌、自律神経などの整理機能に関わっています。

小脳は体の動きやバランスを調整しています。

脳幹には中脳、橋、延髄などがあり、心臓の鼓動や血液循環、呼吸などの生命維持の働きを調整しています。

大脳は部位によって機能が分かれていて、前頭葉はものを考えたり、運動の指令をする機能があります。前頂葉ではものを感じて解析する、後頭葉では視覚情報を取り入れて解析する、側頭葉では記憶や言語、音の解析が行われています。

学習で特に必要となる視覚と聴覚では、視覚情報は後頭葉に送られて画像化され、聴覚情報は側頭葉で音声化されています。この両方の情報が前頭葉に伝えられ、判断するとともに記憶情報として保存されるという流れとなっています。

大脳は右脳と左脳に大きく分かれ、その間を太い神経束の脳梁がつなぎ、バランスを取った使われ方がされています。右脳は画像情報の処理などをイメージする脳であり、左脳は言語や計算、記憶などを担っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「シーチキンの日」はごろもフーズが創業日の1931年5月25日を制定。

「とんがりコーンの日」ハウス食品が、とんがりコーンの発売日の1978年5月25日にちなんで制定。

「みやざきマンゴーの日」宮崎県果樹振興協議会亜熱帯果樹部会が、みやざき完熟マンゴーの普及のためにマンゴー(05)ニッコリ(25)の語呂合わせで制定。

「子どもニコニコ笑顔育の日」笑顔育(神奈川県逗子市)が子(5)どもニコ(25)ニコの語呂合わせで制定。

「主婦休みの日」サンケイリビング新聞社が1月25日、5月25日、9月25日を主婦が忙しい日の後の日ということで制定。

毎月25日:「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)、「いたわり肌の日」(ライオン)

「自分が口にした言葉に責任を持つというのは当然のこと」ということはビジネスの世界でも教育の世界などでも言われ続けてきたことで、そのことは多くの書籍にも書かれていて、これは教訓のように伝え続けられてきています。

私が15年間にゴーストライターとして150冊を手がけた大手出版社の書籍でも、何回か書いてきた言葉です。それは私が好んで使ったフレーズということではなくて、著書となっている方々が、表現こそ微妙な違いはあるものの、実際に口にしたことです。

このような言い慣れた言葉、多く使われてきた言葉は、それを口にする人も自信を持った表現をすることが多くなっています。「当然のこと」という言葉に続けて、「であろう」「考えられる」「かもしれない」という言葉が出てくることはありません。

ところが、別の確定的な言葉の後に、不確定的な言葉が続くことは、過去にも今でも、よく見聞きすることです。

テレビ番組のコメンテーターの発言を聞いていると、「思う」「かもしれない」「ではないか」「みたい」「だろう」「なりがち」「そう考える人が多い」「言ってもよいのではないか」「可能性がある」「に近い」「ことなんだろう」「とすれば」「かな」「かも」といった言葉が、確定表現のあとに続くことは日常茶飯事です。

そのような表現をするときには、その前の確定表現を強めに言っておいて、その後には声が小さくなる、トーンが下がるということが多く、そこが聞こえないと確定表現をしている人という印象を抱くことになります。

確定表現の前に不確定表現がつけられることもあって、「多分」「おそらく」「ひょっとすると」「たとえば」といった言葉のほか、中には「私の考えでは」という言葉が先に出て、よくわからない状態にされることもあります。

1人の発言の中に、どれくらい不確定表現があるのかを数えるのは、どれだけ自信を持っての発言なのかを探る方法として使われているくらいです。

ここまで見てもらって、それでも不確定表現が多いのではないか、と感じる人も多いかと思います(「多いかと思います」も不確定表現ですね)。

私が不確定表現について気になって仕方がないのは、書籍のゴーストライターを経験させてもらったことが大きく影響しています。

ゴーストライターの仕事が忙しくなってくると、取材やテープ起こし(テープレコーダーの時代ではなくなっても同じ表現が続いている)は他の人がして、書き起こした(キーボードで打ち込んでも今も同じ表現)原稿を見て、書籍の文章にするということがありました。

それを見ると不確定表現が何度も出てきて、不確定表現を削ってよいのか、どこまで活かすのかということを編集者と相談しました。そこで出た結論は、著者が言いたかったことを的確に表現するために、不確定表現も確定表現もひっくるめて、別の表現をすることで、これは私の得意技となっていました。

今でも会議の席に参加して、確定的なことを言っているようでも、不確定表現が前後にあって、不確定な状態で会議が進められる、裏付けがない状態で結論が出されるということがあります。そのようなことが続くと、だんだんと気持ちが離れていって、だんだんと力を注げなくなってしまうことが最近増えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

同じ発音で違う漢字で表記する同音異義語は数多くありますが、その中で小学生と中学生が学ぶ同音異義語は、社会生活をスムーズに送るためにも必要になってきます。それに追加をして以下に紹介します。

中には、ここまでの漢字を知ることはないだろう、というものも含まれていますが、もっと多く存在しているということを感じることの意味もあることから、あえて取り上げています。

「いがい」意外、以外、遺骸、「いぎ」異義、異議、意義、威儀、「いどう」異同、異動、移動、「えいせい」衛生、衛星、永世、永生、「かいほう」開放、解放、介抱、快方、回報、会報、解法、快報、開宝、開法、懐抱、壊崩、「かてい」過程、課程、過程、家庭、仮定、河底、下底、家弟、「かんしょう」観賞、鑑賞、干渉、完勝、感傷、環礁、緩衝、勧奨、管掌、観照、観象、勧賞、感賞、歓笑、歓笑、関渉、官省、奸商、「かんしん」感心、関心、寒心、歓心、感震、甘心、奸臣、「きかい」機会、機械、器械、奇怪、棋界、気海、貴会、気塊、毀壊、「きかん」期間、機関、帰還、器官、基幹、既刊、季刊、旗艦、軌間、貴官、奇観、帰艦、帰館、季感、飢寒、貴簡、汽缶、「きこう」気候、機構、紀行、寄稿、寄港、起工、帰港、気功、奇行、機甲、貴公、機巧、気孔、季候、寄航、帰校、騎行、起稿、帰航、貴校、稀覯、帰向、起耕、奇功、貴行、奇功、紀綱、「きしょう」気象、気性、起床、希少、稀少、記章、徽章、奇勝、旗章、起請、帰商、「けんとう」見当、検討、健闘、拳闘、献灯、遣唐、「こうい」好意、厚意、行為、更衣、校医、高位、皇位、攻囲、公位、「こうえん」公演、講演、後援、公園、好演、紅炎、口演、公苑、後円、香煙、「こうかん」好感、交換、交歓、公刊、好漢、高官、公館、鋼管、巷間、交感、光環、皇館、向寒、後巻、「こうせい」公正、厚生、更生、構成、攻勢、後世、恒星、校正、後生、更正、鋼製、甦生、抗生、硬性、「さいかい」再会、再開、西海、「しき」四季、指揮、士気、死期、史記、志気、紙器、「しこう」思考、指向、試行、志向、施工、嗜好、至高、歯垢、紙工、指孔、私考、「しじ」指示、支持、師事、私事、私寺、「しゅうせい」習性、終生、修正、修整、集成、終世、修成、「しょうめい」照明、証明、正銘、召命、少名、「しんちょう」新調、身長、伸長、深長、慎重、伸張、清朝、「せいか」青果、生家、生花、成果、聖火、盛夏、声価、聖歌、精華、正貨、正課、正価、製靴、「せいかく」正確、性格、精確、正格、製革、正角、「せいこう」精巧、成功、性行、性向、製鋼、精工、盛行、性交、「そうい」創意、総意、相違、僧衣、層位、相異、「たいしょう」対象、対照、対称、大将、大勝、大賞、大正、大笑、隊商、対症、「ついきゅう」追求、追究、追及、「ふしん」不振、不信、不審、普請、腐心、「ほしょう」保証、保障、補償、歩哨、「ようい」用意、容易。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、集団の食事改善を目的とした活用目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事評価を紹介します。

◎食事評価
エネルギー摂取の過不足を評価する場合にはBMIの分布を用います。今回提示した目標とするBMIの範囲を目安として、BMIが目標とする範囲内にある者(または目標とする範囲外にある者)の割合を算出します。

栄養素については、食事調査によって得られる摂取量の分布を用います。しかしながら、食事調査法に起因する測定誤差(特に過小申告・過大申告と日間変動)が結果に及ぼす影響の意味と程度を十分に理解して評価を行う必要があります。集団においては、過小申告・過大申告が評価に与える影響が特に大きい点に留意します。

推定平均必要量が算定されている栄養素については、推定平均必要量を下回る者の割合を算出します。正しい割合を求めるためには確率法と呼ばれる方法を用いるべきですが、現実的には確率法の利用可能な条件が整うことはまれです。

そこで、簡便法としてカットポイント法を用いることが多くなっています。

ただし、必要量の分布形が正規分布から大きく歪んでいる場合は、カットポイント法で求めた値は真の割合から遠くなることが理論的に知られており、この問題を有する代表的な栄養素は鉄です。

また、摂取量の平均値とその分布が推定平均必要量から大きく離れている場合も、カットポイント法で求めた値は真の割合から離れてしまいます。

目安量を用いる場合は、摂取量の中央値が目安量以上かどうかを確認します。摂取量の中央値が目安量未満の場合は、不足状態にあるかどうかは判断できません。

耐容上限量については、摂取量の分布と耐容上限量から過剰摂取の可能性を有する者の割合を算出します。

目標量については、摂取量の分布と目標量から目標量の範囲を逸脱する者の割合を算出します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、集団の食事改善を目的とした活用目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から基本的概念を紹介します。

◎基本的概念
集団を対象とした摂取量推定を実施して、摂取量の分布を明らかにします。

摂取量推定の結果を食事摂取基準の指標と比較して、摂取不足や過剰摂取の可能性がある者の割合などを推定します。

その結果に基づいて、摂取不足や過剰摂取を防ぎ、生活習慣病などの発症予防のための適切なエネルギーや栄養素の摂取量について目標とする値を提案して、食事改善の計画、実施につなげます。

また、目標とするBMIや栄養素摂取量に近づけるためには、そのための食行動・食生活や身体活動に関する改善目標の設定や、そのモニタリング、改善のための効果的な各種事業の企画・実施など、公衆栄養計画の企画や実施、検証も併せて行うことになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「菌活の日」ホクトがテレビコマーシャルで菌活を初めて全国発信した2013年5月24日にちなんで制定。

「伊達巻の日」せんにち(大阪府吹田市)が伊達政宗の命日にちなんで制定。

毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)

発達障害による学習障害は、対象者の子どもが学校で学んでいるすべての教科に及んでいます。その中でも重要となるのは国語です。文章や言葉で問われていることが理解できなければ、考えることもできず、正解に導くことも困難となっています。

読み、聞き、考え、書くという基本的な能力を身につけなければ、他の教科も理解が困難になります。

各学年の教科書は、前年までに学んだ漢字がすべて読み書きできることを前提に作られています。小学1年生で覚えるべき漢字80字が理解できていないと、小学2年生からの授業についていけないことになります。

発達障害児を対象とした指導教本の中には、1学年前の教科書を使い、それで理解できないときには2学年前の教科書を使うことがすすめられているものもあります。

しかし、実際に小学5年生、小学6年生の発達障害児に、小学1年生で積み残した講習内容を振り返って教えることもあります。

振り返り学習では、各学年の国語の内容を振り返って、これがクリアできてから他の教科の学習へと移っていきます。学習障害では識字障害、書字障害と並んで計算が苦手な算数障害も多く認められます。

数の処理、数の概念、計算と進むことはできても、文章題(文章で計算の返答を求める出題)になると理解ができない子どもは少なくありません。算数障害であっても国語の能力を身につけることが重視されています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

葬儀業界の今を考えるという前回(日々修行266)の話の最後は、民営の火葬場の料金が値上がりをしているという話題でした。これは人手不足や燃料費高騰の影響ということではなくて、誰かの意図があってのことと考えられています。

家族葬や小さなお葬式が広まる中にあって葬儀料金が下がっている一方で、大都市部では火葬料金が上がっていて、全体的には高くなっている、という事実があります。

全国の火葬場の約97%を占める公営の火葬場の料金は、自治体の住民なら1万円、それ以外は4万〜5万円という一定の相場があります。

これに対して東京23区内の火葬場の料金は、公営火葬場は4万〜8万円となっていて、東京都民なら6万円で済むのが相場といえます。

これに対して民営火葬場は8万〜16万円で、2024年6月には下(最も低価格)の料金が9万円に値上げされたところもあります。

それなら公営を選べばよいではないか、と普通に考えるところですが、東京23区にある公営火葬場は2か所だけで、7か所が民営火葬場です。23区の人口は約985万人なので2か所では少なすぎます。

7か所の民営火葬場のうち6か所は同じ経営で、これに加えて休憩室使用料が3万円ほどかかります。公営火葬場では、休憩室は無料がほとんどです。

6か所の運営会社は明治20年の創業で、過去の実績から民営での営業が認めてこられたところがあります。

この会社は、印刷や出版などを手掛ける会社に運営権が移りました。その会社の出版部門とは長く付き合ってきたので、その後の変遷を聞いてきました。それは2019年のことで、秋葉原の有名な家電量販店を免税店に業態転換させた中国資本が入り、2020年には火葬場運営会社を完全子会社にしました。

中国資本になってから、火葬料金は上がり続けました。

火葬場の運営会社は葬祭事業を行う会社と業務提携して合弁会社を設立して、火葬場を有するオールインワンの葬儀会社が始まりました。公営火葬場は安いものの相当に順番待ちとさせられることから、民営火葬場が選ばれることが多くなってきたところに、民営火葬場と葬祭がセットになった形で、さらに料金が上がっていくことになります。

それでは葬儀のほうを家族葬にすることを考えるところですが、その火葬場の運営会社は有名な家族葬を扱う会社の関東のコールセンターを下請けしています。こうなると、選択肢が狭くなってしまうということで、東京では適正な価格で(安く)葬祭と火葬をするのが難しい時代になっているのです。

地方で、そのようなことにならないようにするために何をすればよいのか、それは私たちのブレインストーミング(Brainstorming)の題材となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕