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糖尿病との戦いに挑んでいる方々へのエールとして、「糖尿病は簡単な病気」と言うことがあります。

「糖尿病は簡単に治せる病気」との発言と勘違いされることもあるのですが、私たちは「簡単な」といっているだけで、「簡単に治せる」とは言っていません。

簡単な病気というのは、他の生活習慣病と比べてのことで、例えば血圧が上昇する理由は11種類もあって、どれに該当するのかわからないことには的確な改善法がわかりません。

また、塩分(ナトリウム)摂取量が血圧を上昇させると一般に言われているものの、それは食塩感受性の体質がある人に限ってのことで、その体質は日本人の30%ほどとされています。

食塩感受性がない人は塩分を摂っても血圧が上がらず、逆に塩分を減らしても血圧が下がらないことが確認されています。

他にも血圧は心身のストレス、時間帯、気温、環境などの影響も受けやすいだけに、決定的な血圧降下法はありません。

それに対して糖尿病は、血液検査によって血糖値とヘモグロビンA1c値を測定すれば診断することができます。血糖値が上昇する理由も降下する理由も明らかで、こんなに簡単な病気はないということを伝えています。

それなのに、糖尿病で苦しむ人が増え続けているのは、血糖値を降下させる方法がわかっていても、それが続かないからです。そもそも正しい方法に出会えているのか、続けられる方法なのかということがわかっていなければ、初めから挫折することがわかっていながら取り組むのと変わらないことになります。

糖尿病は、発症してしまうと改善は難しく、合併症になったら元の状態に戻ることがありません。予防すること、できるだけ早く対処することが重要であるだけに、もっと基礎的な知識を多くの方が得られるような環境づくりが重要との考えで啓発を進めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病の診断に使われる数値の血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)値を下げるためには、ブドウ糖が含まれる糖質を減らせばよいのですが、すぐに効果を出そうと極端に糖質を制限する人もいます。

それが医師の指示を間違った解釈で実施してしまう人ならまだしも、極端な糖質制限を指示する(支持する?)医師も少なからずいます。

糖質が含まれる食品は絶対に禁止として、果物も調味料に含まれる糖質も摂ってはいけないということが言われることが多いのですが、ブドウ糖は健康維持のための必要最低限の量が決まっています。

どれだけの量なのかというと、標準的な活動量の成人で1日に130〜150g程度とされています。

ブドウ糖は全身の細胞で使われるエネルギー源であっても、脳を除くと他のエネルギー源(脂肪酸、アミノ酸)も使うことができます。

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源であり、これは補われなかった場合には脳の機能が低下するだけでなく、脳が全身をコントロールしているだけに全身に機能にも影響することになります。

摂取エネルギー量のうちの糖質の割合を50%以下に抑えるというのが糖質制限の基本とされています。

体重が5%減少すると血糖値が3%下がるという報告もあるので、どの程度の糖質制限をすればよいかを知って、それと医師の指示との整合性を見ていくことも必要であるとの認識をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「糖尿病は簡単に治せる病気」だと主張する医師の多くが裏付けとしてあげている糖質制限は、一般にイメージされる糖質制限とは大きく違っています。

一般的な(検索サイトで紹介されるような)糖質制限は、食事に含まれる糖質を制限することによって、エネルギー摂取量を一定量に抑えて、血糖値の急上昇を抑えるもので、体脂肪が蓄積されすぎるのを防ぐことを目的としています。

糖質というと、ご飯、パン、麺類、砂糖などが主なものです。糖質の定義は、炭水化物から食物繊維を除いたものを指していて、これが分解されると最終的にはブドウ糖となります。血液中のブドウ糖が血糖で、血糖値は血液中のブドウ糖の割合を示す指標です。

ブドウ糖は自然界に最も多く存在する単糖で、素早く吸収されて、全身の細胞のエネルギー源となります。これが第一の働きですが、血液中で多くなりすぎたときには、ブドウ糖は肝臓で脂肪酸に合成されて、最終的に中性脂肪となります。

つまり、糖質やブドウ糖の過剰摂取は、中性脂肪を増やすことになり、余分となった中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されていきます。糖質制限が肥満の予防と解消に役立つというのは、このような仕組みがあるからです。

その仕組みは糖尿病の予防と改善にも役立つというのが、糖質制限をすすめる専門家が強調するところです。

ブドウ糖が含まれる糖質を制限すれば、血糖値が上昇しにくいのは当然のことです。血糖値だけに着目するなら、糖質制限によって糖尿病レベルから正常域に変化させることはできて、その結果から「糖尿病が治った」とする専門家もいます。

糖質の摂取量を減らして、血液中に取り込まれるブドウ糖を減らせば、糖尿病と診断されるレベルよりも血糖値を低くすることは可能です。また、糖質制限を続けることで1〜2か月間の血糖値の状態が反映されるヘモグロビンA1c(HbA1c)値も低くすることは可能です。

それで糖尿病が治ったと言い切ることができるのか、その疑問点(問題点)については次回に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「糖尿病は簡単に治せる病気」だという人がいます。

それが治療などしたくない、これまでの生活を変えたくないという患者の発言であれば、そのような言葉が出てくるのもわからないではないのですが、医師の発言、それも糖尿病治療を行っている医師の発言となると見逃すことはできなくなります。

「簡単に治せる」と発言は、何をもって糖尿病と判断するのか、によって意味合いが違ってきます。血糖値が一定以上であれば糖尿病と診断された時代もありました。

血糖値は血液中のブドウ糖である血糖の割合が測定によって示されていますが、血糖値が急上昇するのは、糖尿病だけではありません。

一般には血液中のブドウ糖が体内で効率的に消費されないために、血液中に多く残ることから、血糖値を測定することで糖尿病に関わる身体機能を推測することができます。

ブドウ糖が吸収されやすいものを食べれば、血糖値は一気に上昇します。そのことが医療関係者はわかっているので(わかっているはずなので)、血糖値だけで判断するようなことはありません。

そこで血糖値の測定と同時に実施されるのが、ヘモグロビンA1c(HbA1c)値です。

ヘモグロビンA1cはヘモグロビン(赤血球の中のタンパク質)とブドウ糖が結合したもので、血糖値が高い状態が続くとヘモグロビンA1c値が上昇します。

一般には過去1〜2か月間の血糖値の状態を反映するため、長期間の血糖値の変動を確認することができます。

血糖値とヘモグロビンA1c値は糖尿病の診断のために実施されるだけでなく、治療の効果が現れたのか、治療によって治ったのかを確認するためにも実施されます。

しかし、血糖値に着目して、その変動だけで効果があった、治ったと判断される例もあって、それは極端な糖質制限を治療法として掲げる医療機関・医師に多くみられます。

糖質制限については次回に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病は初期段階では自覚症状がないことから、真剣に対処してくれないところがあり、高血糖状態を放置しておくと、こんなにも恐ろしいことになると話しても、なかなか伝わりません。

自覚症状が現れたときには、もう手遅れの状態であることを話しても、これも伝わりにくいことです。

そもそも、なぜ血糖値(血液中のブドウ糖の量を示す値)が高いと、治療しなければならないのかということがわかっていないと、何もせずに、手遅れの人が増える一方になりかねません。

糖尿病というと尿に糖が多く含まれるようになる病気と認識されることがあるようですが、血糖が多くなりすぎることで血管がもろくなっていきます。ブドウ糖が多く浸透した血管の細胞は酸素不足になって新陳代謝が低下して、再生されにくくなることが原因です。

特にダメージを受けやすいのが細小血管(毛細血管)で、細小血管が密集している①神経細胞、②眼の網膜、③腎臓が早期に影響を受けるようになります。これが糖尿病の三大合併症で、頭文字をとって「しめじ」と呼ばれています。

この話は医療機関などで医師や管理栄養士によって患者に伝えられてはいるものの、しめじだけでは恐ろしさが伝わりにくいかもしれません。

そこで次に伝えてほしいのが「えのき」ですが、そこまで話されないことが多いのが実際のところです。

合併症の中には、死に直結しかねないことがあり、その原因は動脈硬化です。糖尿病の重症状態の合併症の①壊疽、②脳梗塞、③狭心症・急性心筋梗塞の頭文字をとった「えのき」です。

壊疽(えそ)は、神経細胞が機能しにくくなって、足などに傷があっても気づかずに過ごしているうちに腐ってしまう状態です。

脳梗塞と心臓病は、脳で起こるか心臓で起こるかの違いだけであって、糖尿病の血流低下の先には、血管の急激な老化によって完全に手遅れになってしまうということを認識してほしいのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

生活習慣病は「早期発見、早期治療」が大原則となっています。

糖尿病は血液検査によって血糖値とヘモグロビンA1c値を測定することで診断されるので、検査さえ受ければ早期発見は可能です。

早期治療のほうは「食事療法+運動療法+医薬品」での対象が基本で、医薬品を使用する段階であっても初期段階なら血糖降下剤のα-グルコシダーゼ阻害薬によって対応することができることを前回紹介しました。

α-グルコシダーゼは糖質を分解する酵素で、この働きが阻害されると胃でブドウ糖に分解される速度が遅くなります。そのために小腸からブドウ糖が吸収される速度も遅くなって、血糖値が急上昇しにくくなります。

α-グルコシダーゼ阻害薬を使えば、ご飯の量を減らさなくても血糖値の上昇を抑えられるかのようなことを言う人もいます。しかし、阻害といっても完全に分解されないわけではなくて、吸収もされます。

その速度が遅くなることによって血糖値の急上昇を抑えられて、糖尿病診断レベルを超えにくくなります。膵臓から分泌されるインスリンは、一定のレベルを超えると多く分泌されるようになって、その期間が長いほど、またレベルが高くなるほど膵臓に負担がかかるようになります。

膵臓に負担がかかりすぎることによって、膵臓が疲弊して、インスリンの分泌量が急に減ってしまうのが糖尿病の始まりです。

医薬品によってブドウ糖の吸収を遅らせても、最終的に血液中に取り込まれるブドウ糖の量は大きくは変わらないという認識をもって、食事内容を見直すことを真剣に考えてほしいのです。

医学や薬学の専門家からは暴論扱いされるかもしれませんが、α-グルコシダーゼ阻害薬を使用して、血糖値の上昇を抑えても、全体のエネルギー摂取量が多くなりすぎると膵臓の負担は大きくなり、糖尿病の発症リスクが高まることを伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病は入院することが少ない疾患であるのですが、糖尿病の合併症となると入院も手術も行われることが多くなります。

糖尿病は初期段階では、医薬品を使うとしても血糖降下剤が主なもので、それも胃の中で糖質が分解されてブドウ糖になるのを阻害するタイプのα-グルコシダーゼ阻害薬が初めに使われます。

医薬品としては以前からあるものなので薬価も低く、ジェネリック医薬品にもなっているので、これだけの使用で済むなら将来の医療費の不安を感じることもないはずです。

しかし、糖尿病を放置しておくと合併症にままで進んで、初期段階の医薬品だけでは対応できなくなります。

三代合併症と呼ばれる神経障害、眼の網膜症、腎症だけでも困難な状態となります。これは入院をなくても治療することは可能ですが、糖尿病の重症状態とされる合併症の壊疽、脳梗塞、狭心症・急性心筋梗塞となると入院しての手術、場合によっては救命措置も必要になってきます。

日本の医療制度は“出来高払い”方式であるので、医薬品の使用が多いほど、入院日数が長いほど、手術が困難になるほど支払う金額は上昇していきます。

高齢化が進み、医療費も上昇していく中、皆保険制度が継続されている中であっても支払いが増えていくのは止めようがありません。

民間の生命保険や医療保険を、将来の不安を少しでも解消しようとして、負担が大きくてもかけている人は多いはずです。

糖尿病の将来の不安は合併症であり、その合併症を防ぐためには血糖値のコントロール、そのための食事療法が第一だと伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

アメリカでは州によって違いはあるものの、診断のマニュアルがあり、医療機関では診断結果によって治療法と費用が患者に示されます。

血糖値が高い人、糖尿病の初期段階の人が医療機関で診察を受けたら、まずは食事療法が指示されます。これによって糖尿病が改善されたら、医薬品を使っての治療と同様の医療費を請求することができます。

そして、指示された食事療法を実施しても効果が出なかった患者には、運動療法が指示されます。その両方を実施しても効果が出なかった患者には、食事療法と運動療法を継続したまま医薬品が処方されます。そのために医薬品の使用量を減らすことができます。

このようなことが可能なのは、アメリカの医療制度が“定額払い”方式になっているからです。同じ状態の患者には、医薬品を多く使っても、少なく使っても、医薬品を使わずに治療をしても同じだけの医療費が得られる制度となっています。

これに対して、日本の制度は“出来高払い”方式で、医薬品を多く使うほど、高額な医薬品を使うほど、医療費がプラスされていって患者の支払い金額が高くなり、医療機関が得られる収入も多くなるという仕組みになっています。

だからこそ、アメリカでは食事療法が重要であるというのは医師も患者も同じ認識であり、患者も一生懸命に取り組んでくれるわけです。それに対して日本は、といえば、ここで具体的に書くこともないくらいの状態が、ずっと続けられているのです。

このことは徐々に明らかにしていくことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本とアメリカの医療制度の違いから、日本の糖尿病治療が基本原則から外れるようなことになっているということを前回書きました。

糖尿病の治療の大原則は「食事療法」、次に「食事療法+運動療法」、それで効果がみられないときには「食事療法+運動療法+医薬品」という流れです。

これは世界的に共通した認識です。ところが、日本では初めから医薬品を出す医師が多く存在しています。

そのようなことをしたら“評判が悪い医師”と判断されるのが世界的に共通していることであるのに、日本の場合は患者にも“評判が良い医師”と判断されているという困った結果にもなっています。

確かに、患者にとっては食事療法も運動療法もなしに、薬を飲むだけなので、生活を変える必要がなくて楽な方法ではあります。

しかし、これまでの生活(食事の過剰摂取、運動不足)が糖尿病の大きな要因となっているので、そこが改善されていなければ、改められない生活が医薬品による治療効果を効果を弱める、場合によっては効果を打ち消しにするようなことにもなりかねないわけです。

それは短期的には楽な方法であっても、糖尿病は治ることがない疾患で、医薬品を使えば検査数値は正常化させることが可能であっても、根本的な部分が解消されるわけではありません。

根本的な部分というのは、低下した膵臓の機能が回復して、インスリンが正常な状態と同じように分泌されることを指しています。

医薬品だけに頼った治療は、長い期間でみると身体にダメージを蓄積させていって、「もう手遅れ」という状態が早く訪れてしまう危険性が非常に高いのです。

それだけに、食事療法は非常に重要であるのに、そこが伝わっていない、むしろ伝えていないということが実際には起こってしまっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「オメガ3の日」日本製粉が、必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸の普及のため1、2、3とステップアップで健康になってほしいとして制定。

「アーモンドの日」カリフォルニア・アーモンド協会が、アーモンド23粒で1日に必要なビタミンEが摂取できるとして1日23粒から制定。

「一無、二少、三多の日」日本生活習慣病予防協会が、提唱する一無(禁煙)、二少(少食、少酒)、三多(多動、多休、多接)から制定。

「花粉対策の日」花粉問題対策事業者協議会が、春の花粉対策は1月、2月、3月がポイントであることから制定。

毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)