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五感のうち味覚、聴覚、視覚、触覚は、これまでに経験してきたことが感覚に影響を与えるのですが、嗅覚だけは経験はほとんど影響を与えることはありません。

嗅覚以外の四感は、慣れることがあって、初めのうちは刺激的に感じるものであっても、だんだんと慣れてきて、食べられるようになった、耳障りでなくなったということが起こります。

ところが、嗅覚は特別で、嫌な臭い(におい)を嗅いでいるうちに刺激的に感じなくなった、嫌な感覚でなくなってきたということは起こりにくくなっています。絶対的に「起こらない」と書かないのは、感情の側面があるからで、“好きな人の臭いは気にならない”ということにもなります。

ただし、刺激的な臭いが好ましい匂い(におい)に変化するということではなくて、臭いが刺激を与えて、それに脳が反応するということに変わりはありません。

五感のうちの四感は記憶が影響することがあって、食べたものの味覚だけではなくて、食べる環境でのよい思い出、食べたときの家族や友人との楽しかった記憶が、味の感じ方に好影響を与えてくれます。

ところが、嗅覚による刺激は、記憶に大きく影響されることなく、ストレートに感情を左右することから、よくない臭いは誰にとっても不快なものとなります。

これは、においによって安全を確保するために身につけられた能力と考えられていて、においを嗅げば安全なものなのか、危険なものなのかを判断することによって生き延びていく本能的なものということです。

このことは発達障害がある子どもの支援をする中で強く感じることがあって、発達特性の一つの感覚過敏では味覚、聴覚、視覚、触覚は徐々に慣れてくることはあっても、嗅覚の鋭さは弱まってくることはほぼありません。

普通に考えると日常的な生活臭、人間が当たり前に発する体臭や持ち物などから発せられる臭いも、気分を落ち着かせない、なんとなく気になるというレベルではなくて、刺激が強すぎて集中できない、勉強も身に入らないということが起こっています。

その普通というのが通じないのが発達障害の特徴であり、中でも嗅覚過敏には「これくらいなら平気だろう」ということは通じません。

現在の子どもたちは嗅覚が鈍ってきているところがあり、以前であれば“においを嗅いで安全を確かめた”ということができていて、食中毒を起こすことがあっても感覚が鈍い一部の子どもだけということがありました。

しかし、今はクラス全員が食中毒を起こすことは珍しいことではなくて、それだけ嗅覚が鈍くなっている証拠と言われます。

そのように全体的に嗅覚が鈍くなっているところに、ごく一部が嗅覚過敏であると、よくない臭いの苦しさは気づいてもらいにくくなっています。

そういったこともあるだけに「よい匂いだけを嗅ぎたい」と願うなら、よい匂いを追い求めるようにするしかないということを伝えるようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

感覚過敏の嗅覚過敏の特性としては、以下のことがあげられています。

・特定のにおいがものすごく苦手(石鹸、柔軟剤、花、線香、香水、食品、バス、体育館、体育用具室、保健室、絵の具、接着剤などの乗り物のにおい)

・給食のにおいが苦手

・いろいろなにおいがする食堂が苦手

・化粧品売り場や食品売り場、動物園など苦手な場所にいられない

・他の人が気づかないようなにおいにも気がつく

・なんでもにおいを嗅いで確かめる

・唾液や汗など自分のにおいを嗅ぐ

・トイレの前を通れない

嗅覚過敏の特性の中で学習障害に与える影響としては、特定のにおいがものすごく苦手ということが最大の特徴となっています。普通であれば気にもならないはずの室内のにおいに敏感に反応して、それが、まさに鼻についてしまい、勉強に集中できないといことが起こっています。

味覚や聴覚には慣れが起こって、だんだんと気にならなくなっていくということがありますが、嗅覚に関しては脳が嫌な記憶として感じたものは、ずっと引きずっていきます。嫌なにおいは誰にとっても嫌な感覚でしかありません。

また、においの記憶が残りやすく、残っているところに次のにおいが入ってくると、複数の嫌なにおいが重なって、前以上に悩まされることになります。

そんなにおいに過敏に反応してしまうことに悩んでいる間は集中して勉強することは難しいので、まずはにおいを気にしないで済む環境を整えていくことが大切になります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、身体状況調査を説明しています。

身体状況の中でも体重とBMIは、エネルギー管理の観点から最も重要な指標であり、積極的に用いることが勧められます。

食事改善を計画して実施した結果を評価する場合には、BMIの変化よりも体重の変化の方が数値の変化が大きいため、鋭敏な指標となります。体重の減少または増加を目指す場合は、体重を定期的・継続的に計測記録して、16週間以上の追跡を行うことが勧められます。

体格の指標としては、この他に腹囲や体脂肪率などがあり、必要に応じて利用することが望ましいとされています。

〔臨床症状・臨床検査値の利用〕
栄養素摂取量の過不足の指標として、臨床症状・臨床検査値が利用できる場合があります。

例えば、鉄欠乏性貧血における血中ヘモグロビン濃度などの血液指標や月経のある女性における経血量、血清LDLコレステロールやアルブミンなども利用可能です。

しかしながら、臨床症状や臨床検査値は、対象とする栄養素の摂取状況以外の影響も受けた結果であるため、慎重な解釈と利用が望まれます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「マシュマロの日」エイワ(長野県安曇野市)がマシュマロ=ま(0)し(4)ま(0)ろ(6)の語呂合わせで制定。

「春巻きの日」味のちぬや(香川県三豊市)が春が4月、巻きがロール(6)から制定。

「天塩 塩むすびの日」天塩が塩(4)む(6)すびの語呂合わせで制定。

「コンビーフの日」1875年の4月6日にアメリカでコンビーフを詰める台形の缶の特許が登録されたことから制定。

毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

「よいことだけを聞きたい」と願って、悪い言葉が交わされるような世界に身を置かないようにしよう、悪い言葉が出てくるような会合には参加しない、もしも嫌なムードが漂ってきたら逃げるということをしていても、知らないうちに険悪な状態に引き込まれることもあります。

そういった“よからぬ”状態に引き込もうとする意図を持った人たちもいて、本人としては正しい選択をしているつもりでいても、悪い情報、間違った情報、誤った表現を流されてミスリードをさせて、理解を誤った方向に導かれることがあります。

こういった情報操作は、何も今に始まったことではなくて、日本の政治体制が作られた飛鳥時代から権謀術数の手段として偽(ニセ・エセ)情報を流すことが当たり前に行われてきました。

権謀(けんぼう)はその場に応じた策略、術数(じゅっすう)は謀(はかりごと)や企み(たくらみ)を表していて、要は「巧みに人を欺く策略」を指しています。

社会や組織などの集団にあって、物事を利己的な方向へ導いて、自分自身や所属手段の地位や評価を高めるために取られる手段でもあって、流されている情報を鵜呑みにするのではなく、常に疑いの姿勢をもって臨むことは、権力闘争に限ったことではありません。

自分の立場をよくするために、よい情報を流す(話を盛る)こともあれば、相手(敵)に不利な情報を長くことによって相手を貶(おとし)めることや、自分を優位にさせることも含まれています。

ゴシップ(重大ではない事柄にまつわる噂話)やスキャンダル(著しく名誉を傷つける事柄や噂話)であれば、言い過ぎではないか、間違っているのではないか、といった想像をすることは容易かも知れません。

ところが、この意図がある情報がネットメディア、マスコミ媒体(テレビや新聞、雑誌など)で流されていると、これを見抜くには、それなりの経験と大変な労力が必要になってきます。

ある県知事がパワハラ疑惑を受けて、不信任決議から再選挙での当選のあとのこと。PR会社の関係が公職選挙法違反でないかとの報道が相次いだとき、中でも批判を強めていたテレビ局が、2人の大学教授のコメント動画を流していましたが、その取り上げ方が問題視されました。

2人が話していたことは共に総論的なことで、具体的なことに対する発言ではないのに、実際にあったことに続けて動画を差し込むことで、あたかも具体的な発言をしているように視聴者が受け取れる、というか視聴者に受け取らせる意図をもって構成されていました。

このことは放送を見ていたときにも感じたのですが、これを確信したのはコメントを求められた教授の1人を以前から知っていて、確認することができたからです。

本人も放送を見ていて、扱い方にクレームを入れたとのことでしたが、それに対してテレビ局は何も対応してくれなかったと言っていました。ご本人は、二度と協力しないと言っていたものの、別の方に語ってもらえれば済むことです。

その教授には、「間違いであったことを番組で伝えたとしても、使い方に誤りがあったことを流すだけで、どこが、どのように違っていたかは出さないのが放送局のスタンス」ということを話させてもらいました。

せいぜいが「関係者に、ご迷惑をおかけしました」と言うだけで、これも誰に、どんな迷惑をかけたのか知ることができない表現でしかありません。

このような“情報操作”と“お詫び”は、事実がわからなければ何も意味がないことで、そのようなコメントが出されるような番組やチャンネル(放送局)は見ないようにするしかない、というのが、よいことを聞くための手段というのが悲しい現実です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖質制限は、糖質が含まれたもの(ご飯、パン、麺類、砂糖など)を制限するだけで、三大エネルギー源のうち脂質とたんぱく質は制限されないので、空腹を感じることはない、というのが推奨する理由の一つとなっています。

エネルギー量でいうと、1gあたりは糖質とたんぱく質は約4kcal、脂質は約9kcalとなっています。糖質を減らした分、同じだけのたんぱく質を摂ってもエネルギー摂取量が変わらず、肉を食べた場合には脂質も多く摂取されるので、エネルギー源の不足になることはないということです。

エネルギー摂取量が増えたとしても、糖質制限をすると太ることはなく、逆にやせる人が多いということで、糖質が大きく関係する糖尿病だけでなく、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)の予防、改善につながるとされています。

たんぱく質は身体を構成する成分であるので、あまりエネルギー源として消費されることは考えていない人も多いのは事実ですが、それは糖質が摂取できているからのことです。糖質が極端に少ない状態では、たんぱく質もエネギー源として使われます。

極端に糖質を減らす、ご飯を食べないというようなことを続けていると、筋肉や内臓を構成するたんぱく質がアミノ酸に分解されて、糖質のブドウ糖、脂質の脂肪酸と同じようにエネルギー代謝に使われます。

人間は体内でエネルギーを発生させないと生きていくことができないので、身体を削ってでもエネルギーを作り出そうとします。血液中のブドウ糖が少なくなりすぎると、血液中にあるたんぱく質を使って、これをエネルギー源のアミノ酸に変えていきます。

その血液中のたんぱく質は、全身に酸素を運ぶ赤血球と、免疫を司る白血球で、これが分解されると健康の維持に必要な血液成分が減っていくことになります。

それでも糖質制限を健康のためにすすめる医師がいることから、医師は本当に栄養と身体の関わりを知っているのか、ちゃんと学んでいるのかという疑問も湧いてきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の子どもには特徴的な感覚の偏りがみられ、中でも感覚過敏と感覚鈍麻が大きな特徴としてあげられています。五感の偏りは、発育につれて神経発達が進む中で、初めのうちは抵抗感があることであっても、五感の慣れから受け入れられるようになっていくものです。

味覚の酸味や苦味は有害な物質として判断される味であることから乳幼児には嫌われるものですが、食べ続けているうちに慣れていき、五味が重なった複雑な味わいを受け入れられるようになるのは通常の感覚です。

発達障害の感覚過敏は、栄養摂取の面でも大きく影響を与えます。その中でも特に影響が大きいのは味覚過敏です。味覚過敏の特性としては、以下のことがあげられます。

・特定の味(酸味、苦味、渋味、辛味、塩味)をすごく嫌がる

・味が違うことに敏感で、決まったものをずっと食べる

・味や食感が混じり合うことを嫌がる

・臭みのある野菜(きゅうり、トマトなど)が食べられない

・牛乳などとろみのある飲み物が飲めない

特定の食感に対する反応は味覚ではなく触覚の特徴的な反応で、ネバネバや揚げ物の衣のチクチク感が気になります。コロッケは衣が刺さるような感触が嫌で食べられないという子どもがいれば、衣は平気なのにコロッケの中身の感触のネバネバ、グチャグチャが嫌で食べられないということもあります。

中には、キノコがプラスチックを口に入れたような感触で食べられない、衣の中に何が入っているか外からはわからないから食べられない、ということもあります。

煮物は一つひとつの食材は食べることができても、肉、じゃがいも、ニンジン、タマネギが一緒に煮込まれて出てくると、味が混じることで食べられない、食材の味がわからなくなるから食べられないということがあります。

そのために、食材を目で確認して選択して食べられる肉じゃがは大丈夫でも、同じ食材が使われたカレーやシチューは食べられない、食べるように言われることに耐えられない、ということも、よくみられることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「横丁の日」アスラボ(東京都港区)が横丁の横(45)の語呂合わせで制定。

「新子焼きの日」旭川名物“新子焼き”の会が新(4)子(5)の語呂合わせで制定。

毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

「学びの伴歩」の活動を岡山市で始めるきっかけとなった岡山自主夜間中学校は、岡山市の中心地の表町商店街のビルの一角にあります。

表町商店街は岡山城の城下町として420年以上の歴史がある県内最大の商店街であり、全天候型の総延長1.4km以上のアーケード付き商店街です。その中心部には2025年3月に開店100年を迎えた百貨店の天満屋(岡山本店)があり、賑わいの中心となっています。

創業から100年を超える店舗も数多くあり、天満屋バスステーションは市内・近郊からのバスが必ず通るという好立地になります。アーケードの北端には岡山シンフォニーホールがあり、南端の隣接地には岡山芸術創造劇場ハレノワがあるという県内随一の文化発信地域ともなっています。

学びの伴歩(ばんぽ)は岡山市で、というよりも表町がスタート地点というのが正確な表現で、歩いて回ることができる立地だけに、さまざまな活動に活用できる、まさに伴歩向けの地域といえます。

岡山自主夜間中学校は専用教室を設けて、週に3回、夜間中学校の名のとおり、学びの時間は夜間です。開校時間以外の有効活用ということで話をされていたのですが、ただ他の用途での活用、教室の貸し出しということではなく、画期的なアイデアが求められていました。

まだ画期的と言えるかどうかわからないところがあるものの、単独の活動ではなく、同じ方向を見て、同じ歩みができる複数の団体が集い、一つの目的に向かって、それぞれが特性(得意分野)を活かして役割分担をしながら対等な立場で取り組んでいく協働活動の提案をしました。

協働活動として初めに取り組むのは児童発達サポーターの養成講習で、教室の活用は部分的なことで、発達障害の社会的な理解の促進は、自主夜間中学校の理解と支援とで、重なる部分が多くあったことです。

また、お互いに不足している部分があり、それを補うことができるパーツが不思議なくらいマッチしていたことがあります。

このマッチングは、これから連携していく活動団体でも大切な要件となっていて、現状では2つの活動があがってきています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「禁句」という言葉があります。相手の感情を害さないために使ってはならない語句のことで、「それを言っちゃあ、おしまいよ」という映画『男はつらいよ』の寅さんのセリフと同じような感覚です。

親しく話をすることができる間柄であっても、これだけは言ってはいけない言葉があるのは、どの世界でも似たようなもので、国のトップ同士の会談(テレビインタビュー)の場で友好ムードを壊して口論のようになってしまったのは、たった一言の禁句でした。

その結果が、立場が悪くなったとか、交渉がスムーズに進まなかったということで済まずに、国民の命に関わることであっても、禁句が口から出てしまう人はいます。

禁句には、“お約束”として嫌って使わない言葉もあって、和歌や俳諧の世界では趣(おもむき)を壊してしまうので、それを使うような人は退席させられてしまいます。

それこそ「よいことだけを聞きたい」と願っている人の前には禁句を口に出す人は来てほしくもない存在となります。

「よい音色を聴きたい」「よい音楽を聴きたい」ということであれば、歴史的・文化的なことや過去の評価が高いものを選択すればよいので、それほど難しいことではないのかもしれません。

ところが、「よいことを聞きたい」「よいことだけを聞きたい」ということになると、どんなに魅力的な声、流暢な話し方、文脈として正しい言葉が使われていたとしても、納得できないことは普通にあることです。

よい方向に進めたいと願って、時間をやりくりして集い、真剣に議論してきたのに、たった一言の口にしてはいけない言葉を吐いたことで、いわゆる“卓袱台返し”をしてしまったことは、自分では経験したことはないものの、何度も目にしてきました。

卓袱台返しは卓袱台(ちゃぶだい)を引っくり返す行動で、古い人ならアニメ『巨人の星』の主人公の家庭の食卓のシーンと言えばわかるかと思いますが、4本の脚の折りたたみ式の円形の座卓に乗せられている料理を完全にダメにする行動です。

“覆水盆に返らず”と同様の取り返しがつかないことを指していますが、ただ食べ物を無駄にしたことではなくて、それを作ってくれた人の努力も、一緒に食べる人の関係性も、家族の絆も無にすることです。

禁句を口にしてよいのは、破談になってよいとの決断があるときだけ、と言われることがあります。決断をもって禁句を口に出すことは“捨て台詞”と言われますが、それなら、どんなに厳しい言葉であっても受け入れることは可能かもしれません。

しかし、「よいことだけを聞きたい」と願って工夫や努力をしてきたときに限って、禁句が繰り出されることがあります。そのことを禁句を口に出した本人が気づいていないことがあります。

そのようなことにならないようにするためには、付き合うべき人を見抜くことから始めることが重要だということで、今も学ばせてもらっています。

本当であれば、学ぶ必要もないことなのでしょうが。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕