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母親の実家の寺院で暮らしていた3歳少し前からの3年間、住職の祖父から、よく言われていたのは「仏様の供物のお下がりで生きているので贅沢は言ってはいけない」ということでした。それは今も教訓のように身に染みついています。

そんな教訓めいたことを言われ続けたのは、親元を離れての暮らしであっても、寺で修行をするわけではなく、外孫だったので寺を継ぐ身ではないこともあったようです。母親は次女で、長女も嫁いで外にいましたが、実家の苗字であったので、養子をとったという形です。

母親の実家の新潟県出雲崎町の寺院は、今は従兄弟(三男)が継ぎ、その次は甥(従兄弟の次男)が後継ぎです。

仏様の供物のお下がりで生きているといっても、漁師町では門徒(浄土真宗なので檀家とは呼ばない)からは常に魚が届けられるので、食に困ることはありませんでした。寺院で暮らす前は山奥の川魚もよく獲れない地域にいたので、海の魚は、それ以前は求めても食べられない贅沢なものでした。

魚はほとんど食べたことがない状態で、今のように食べやすく加工されたものが流通している時代でもなかったので、子どもの食の難敵である魚の骨は私も苦手でした。

食べるものに贅沢は言ってはいけないという教えではあっても、祖母が小骨までを抜いたものを出してくれていたので、実際には苦労することなく楽に魚を食べていました。

肉を食べる習慣はなくて、それは宗教上のことではなく、町に肉屋がなくて、たまに都市部から誰から買って持ってくる、という状態でした。記憶として肉を食べたのは、寺院から離れて再び親元で暮らすようになった小学生になってからのことでした。

とは言っても、そこは新潟県の南の山奥で、都市部にはバスで1時間以上かかるところだったので、魚屋さんが買い出しに行くときに注文して肉を買ってきてもらうという環境でした。

私の誕生日は4月8日で、お釈迦様と同じ誕生日であったのですが、寺院にいたときには、誕生日にお祝いに来てくれる人が多くて(?)、お菓子も食べ放題という特別な日でした。これは勘違いそのもので、4月8日はお釈迦様の誕生日を祝う灌仏会(花祭り)で、小さな釈迦像に甘茶をかける儀式が行われていました。

昔は親の都合に合わせて誕生日として届けるのを前後させることがあったようで、そのことを父母に聞いたことがあります。しかし、私が生まれたのは昭和30年の4月8日の朝方で、寺の孫が寺で4月8日に生まれるという奇跡的なことと周りの人からよく言われていました。

寺院の儀式も、お客様のもてなしも、人によって出されるお茶とお菓子が違うことも、履き物の整えから室内の片付けも、すべて基本的なことは教わることもないまま身につけることができました。
〔小林正人〕

サプリメントの実際の効能効果を伝えることができない日本の制度は、当たり前のことなのかというと、そうではないことは海外の制度と比較するとわかってきます。

アメリカではサプリメントは1994年に施行されたDSHEA法(栄養補助食品健康教育法:Dietary Supplement Health and Education Act)によって、「ハーブ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の植物由来成分等のいずれかを含む栄養補給のための製品」と定義されています。その形状は、錠剤、カプセル、粉末、液状など、通常の食べ物とは異なる形のものとされています。

これは一般に認識されているサプリメントのイメージと合致しています。

アメリカでは、サプリメントは、どのような人が使うものなのか、機能性、その機能性を得るための摂取量、摂取のタイミングが明らかにされています。

摂取者に合っていないものを摂ること、有効性が得られない方法で摂ることは、消費者保護の観点からはおかしなことになります。また、身体の状態に合わないものを摂取することによって、健康被害が生じるリスクも考えられます。

健康被害が生じることもあるというのは、日本の常識だと有害成分や医薬品成分が含まれているものという印象があるかと思いますが、有効性が高いサプリメントは合わないものを摂ることでプラス効果というよりも、マイナスの作用も起こるということは一般にも認識されています。

これに対して日本の場合は、サプリメントや健康食品は食品であるので、摂取法や摂取量については特に基準が示されることはなくて、規制もされていません。そのために、摂取によって健康被害が起こるという情報は医師や薬剤師、管理栄養士などの医療専門職はもちろんのこと、一般にも伝えられていないのが現状です。

日本では有効性、摂取法を表示して伝えることができるのは医薬品だけで、サプリメント・健康食品は、これらのことは何も表示することはできません。これはサプリメントなどに医薬品的な効果を期待して、摂取するようなことがないように、ということで、消費者保護の観点だと説明されています。

そのようなことから、日本では的確な情報が得られない人は、手探りでサプリメントを使うしかないのが実際のところなのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」の続きを紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*高齢者(推定平均必要量、推奨量)
葉酸(folate)の消化管吸収率は、加齢の影響を受けないと報告されています。

また、葉酸(folate)の生体利用パターンは若年成人とほぼ同様であると考えられます。

これらの結果より、65歳以上でも成人(18〜64歳)と同じ値としました。

*小児(推定平均必要量、推奨量)
小児については、成人(18〜29歳)の値を基に体重比の0.75乗を用いて推定した体表面積比と、成長因子を考慮した次式を用いて算定しました。

(対象年齢区分の参照体重/18〜29歳の参照体重)0.75×(1+成長因子)

推奨量は推定平均必要量に推定量算定係数1.2を乗じた値としました。

男女間で計算値に差異が認められた場合は、低い方の値を採用しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*成人(推定平均必要量、推奨量)
葉酸欠乏症である巨赤芽球性貧血を予防するためには、赤血球中の葉酸濃度を305nmol/L(140ng/mL)以上に維持することが必要であると報告されています。

この濃度を維持できる葉酸(folate)の最小摂取量は、200μg/日程度とする研究報告があります。

そこで、200μg/日を成人の推定平均必要量としました。推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じた240μg/日としました。

また、必要量に性差があるという報告が見られないため、男女差はつけられていません。男女間で計算値に差異が認められた場合は、低い方の値を採用しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「即席カレーの日」オリエンタル(愛知県稲沢市)が、即席カレーの発売日の1945年11月27日にちなんで制定。

「組立家具の日」クロシオ(和歌山県海南市)が、カラーボックスを開発した深谷政男の誕生日にちなんで制定。

毎月27日:「ツナの日」

「唯我独尊」(ゆいがどくそん)は、仏教の逸話の中では根幹となる言葉であるのに、間違った使い方がされがちで、中には唯我独尊の4文字を見て、暴走族やヤンキーを思い浮かべる人もいるはずです。

実際に、背中に唯我独尊と書かれた(縫い込んだり、染めたり)ジャンパーを着たり、チーム名にしていたグループも存在していました。

そんな負の印象も抱かれる言葉を“金言”とするのは如何なものかとの声も聞こえてきそうですが、この連載のテーマは「金言の真理」であって、間違った使い方を正して、金言の本来の意味を伝えることも目的としての執筆です。

負の印象が抱かれるようになったのは、“尊”を偉いという意味だと受け止めた結果で、本人として「無敵」とか「俺が最高」というイメージで、独りよがりのカッコよさを示したとも(新語・現代用語的に)解釈されています。

しかし、唯我独尊は誰の言葉だったのかを知ったら、考えを改めることでしょう。

唯我独尊は、お釈迦様の生誕逸話として語られ続けてきた言葉です。

お釈迦様は誕生したときに、いきなり立ち上がって歩き、右手を天に、左手を地に指し、「天上天下唯我独尊」と言葉を発したと伝えられています。

天上天下(てんじょうてんげ)は、天の上(宇宙)と天の下(地上)と表しています。天下は地下のことではなくて、天上天下で“この世”という意味合いとなります。(諸説はあるのですが)

天上天下唯我独尊は、「この世で自分より尊い者はいない」と解釈されることがあって、今も独善的な態度を改めない人に対して揶揄(やゆ)するように使われることもあります。

「ただ一人、誰とも代わることがない尊い存在」と解釈されることもあり、お釈迦様が独善的な考えを示されたとは考えにくいことから、後者の意味であると一般には理解されています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

発達障害児への支援は、福祉の観点で、さまざまなことが実施されています。児童発達支援事業所(未就学対象)、放課後等デイサービス(小学生・中学生・高校生対象)、障害児相談支援事業所、日中一時支援が主なところです。

これは「公助・共助・自助」の区分けからすると、公助に当たります。その公助の発達障害児への支援は、さらに充実していくことが期待されていることに反して、共助としての発達障害児の保護者への支援は、あまり行われていない実態があります。

発達障害児の家族に対する支援活動は、保護者の集まりは各地にあるものの、悩み相談、ストレスの解消といったことが主になっているところがほとんどです。

そういったこともあって、発達障害児の保護者、中でも母親は子どものための情報を得ようとして、さまざまな機会を見つけて出かけているということを多く見受けます。その一つとして保護者の集まりが期待されているところですが、情報収集の場としては物足りなさを感じさせるようなことが多くなっています。

「情報収集に時間をかけるくらいなら、少しでも子どもと一緒にいて、触れ合う時間を増やすべきではないか」と指摘されることもあります。しかし、そのような“冷たい声”が出てくるのは、期待に応えられるだけの(少なくとも期待をしてよいと思われるような)共助の仕組みになっていないからです。

期待するような結果が得られないと、新たな出会いを次々と求め、転々としていく姿を見かけることが多く、そのことを指して“発達障害児の保護者の特徴”とさえ言われることがあります。これも自助では希望がかなえられないことに対して、なんとかならないかと頑張っている保護者の姿ともいえます。

期待に応えられるだけの場所が周りにないとしたら、探し続けるのではなく、自分たちで作ろうとする動きがあってよいはずです。その動きも徐々に見られるようになっています。

発達障害児の保護者の自助組織からスタートして、共助として何をすべきかを考えていくことは大切ではあるものの、そのためには人材が必要となります。

公助と自助の間を結ぶことができる共助となるためには、両方(公助と自助)を充分に理解していて、ともに何をしなければいけないかがわかっていることが重要になります。

各地の頑張っている方々の活動を支援して、子どもたちにとってよい地域環境を作り上げていくためには、広域での共通認識に基づく活動が必要で、そのためのサポート体制として考えられているのがタイトルとして掲げている「児童発達サポーター」です。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

一過性脳虚血発作は恐ろしい疾患なのか、と言われると、「一過性」とついているので大したことはないと考える人は少なくありません。何に対しての一過性かというと、それは脳梗塞です。

脳梗塞は、脳血管に血栓が詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう疾患です。脳の細胞は血流が止まると数時間のうちに完全に死んでしまい、再生されることはありません。

脳梗塞と診断されるのは発症後24時間以上、状態が続いた場合です。発症後2時間の障害範囲は4時間後には約5倍に、24時間後には約9倍にも広がるとされています。だから、発症を察知したら、できるだけ早く治療を開始することが重要になります。

このような話をするのは、知人の何人かが初期症状があったのに受診が遅れて、手遅れになったからで、自分のため、周囲の人のために初期症状を知っておくことも健康の維持には必要だと感じているからです。

とは言っても、どの部分の脳血管にダメージがあったのかによって、症状の出方は大きく違っていて、まったく症状なしに経過することもあります。特に症状がない人が、MRIで脳の画像診断をすると“隠れ脳梗塞”が発見されることも少なくありません。

このことを「負の歴史」の中で書くということは、該当者がいるということですが、その該当者の一人は私です。私の場合は、MRI検査を受けて、年齢にしては隠れ脳梗塞が少ないということがわかり、隠れ脳梗塞がない人はほぼいないという説明をされて安心していました。
ところが、それから時を経ないときに“脳梗塞の前段階”になってしまいました。

その一過性脳虚血発作は、脳梗塞の症状が24時間未満で治った状態を指しています。「間一髪で脳梗塞を逃れた」と言われることもある状態ですが、私の場合は飲酒をしているときに起こりました。

飲み始め(日本酒換算で1合ほど)だったのに、普通なら起こるはずがない呂律が回らない状態になりました。出た症状が誰にもわかることであったので、すぐに知り合い(医療関係者)が多い有名な大学病院で診察を受けました。

一過性脳虚血発作であるものの、数分間の出来事で、すぐに血栓が抜けたようだと言われました。これは飲酒をしていたおかげで、日本酒換算で1合の飲酒量では血管が緩んで血栓が通過しやすい状態だったということでした。

そのときに、「これからは脳のために飲酒をする」と担当医の教授に言ったら、それは違うと叱られてしまいました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の基本的事項の「消化、吸収、代謝、食事性葉酸当量」を紹介します。

〔消化、吸収、代謝、食事性葉酸当量〕
食品中の葉酸(folate)は、調理・加工の過程や、摂取された後に、胃の中(胃酸環境下)や小腸内で、たんぱく質から遊離します。

遊離した葉酸(folate)のほとんどは腸内の酵素によって消化され、モノグルタミン酸型の5-メチルテトラヒドロ葉酸となった後に、小腸から促通拡散あるいは受動拡散によって吸収されて血管内に輸送され、細胞内に入ります。

細胞内で、5-メチルテトラヒドロ葉酸はポリグルタミン酸化され、さまざまな補酵素型に変換されてから利用されます。

消化過程は食品ごとに異なり、同時に摂取する他の食品によっても影響を受けます。

葉酸(folic acid)に比べると通常の食品中の葉酸(folate)の生体利用率は低く、25〜81%と報告されています。

また、日本人を対象とした試験では、葉酸(folic acid)に対する通常の食品中の葉酸(folate)の相対生体利用率は50%と報告されています。

これらの結果に基づき、1998年に発表されたアメリカ・カナダの食事摂取基準では「食事性葉酸当量(dietary folate equivalents:DFE)」という考え方を採用して、次式を用いた上で、通常の食品に含まれる葉酸(folate)として摂取すべき量を設定しています。

食事性葉酸当量(1μg)=通常の食品に含まれる葉酸(folate)(1μg)=通常の食品以外の食品に含まれる葉酸(folic acid)(0.5μg)

〔空腹時(胃内容物がない状態)に摂取する場合〕=通常の食品以外の食品に含まれる葉酸(folic acid)(0.6μg)(食事とともに摂取する場合)

後述するように、この食事摂取基準では、推定平均必要量と推奨量は通常の食品から摂取される葉酸(folate)を対象として設定して、耐容上限量はサプリメント等から摂取される葉酸(folic acid)を対象として設定しています。

上式は両者の生体利用率の違いを理解するために活用できます。

その後、通常の食品中の葉酸(folate)の相対生体利用率は80%程度であろうとした報告、通常の食品な中の葉酸(folate)の相対生体利用率を測定するための比較基準に葉酸(folate)を用いるのは正しくないとする報告もあり、現在でも通常の食品中の葉酸(folate)の相対生体利用率を正確に見積もるのは困難です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の基本的事項の「定義と分類」と「機能」を紹介します。

〔定義と分類〕
葉酸活性をもつ化合物の総称を葉酸(folate)といいます。
体内には異なる構造を持った葉酸(folate)が複数存在していて、その大半は5-メチルテトラヒドロ葉酸(分子量は459.3)です。

また、これらは複数のグルタミン酸が結合したポリグルタミン酸型として存在します。
主な補酵素型は、5-メチルテトラヒドロ葉酸、5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸、10-ホルミルテトラヒドロ葉酸です。

一方、葉酸(folic acid)は、プテロイルモノグルタミン酸(分子量は441.4)だけを指します。

葉酸(folic acid)は自然界には稀にしか存在せず、ヒトが摂取する葉酸(folic acid)はサプリメントや強化食品など、通常の食品以外の食品に含まれるものに限られ、人為的に合成されたものです。

以下、上述の定義に基づき、総称を指す場合は「葉酸(folate)」、プテロイルモノグルタミン酸を指す場合は「葉酸(folic acid)」と呼ぶこととします。

日本食品標準成分表(七訂)と日本食品標準成分表(八訂)は、葉酸(folate)の含有量を葉酸(folic acid)相当量として記載しています。

そこで、食品摂取基準でも葉酸(folic acid)相当量として数値を示しました。

〔機能〕
葉酸(folate)はメチル基やホルミル基など1つの炭素を有する官能基(一炭素単位)を転移させる酵素の補酵素として機能します。

葉酸(folate)は、メチル化反応、アミノ酸代謝、DNAとRNAの合成に必要なプリンヌクレオチドとデオキシピリミジンヌクレオチドの合成において重要な役割を果たします。

葉酸(folate)の欠乏により、DNA合成が抑制され、巨赤芽球性貧血が起こります。

また、葉酸(folate)の不足は、動脈硬化の引き金などになる血清ホモシステイン値を高くします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕