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お祭りというと神社などで行われる地域の大イベントで、1年に1回もしくは2回の開催で、その待ち遠しさもあって脳を刺激される出来事です。中でも刺激が強いのは、火を用いたお祭りで、三大火祭りというと松明あかし・福島県(須賀川市)、向田の火祭り・石川県(七尾市)、お松明式・京都府(京都市)があげられます。

松明あかしは伊達政宗が須賀川城を攻め落とした合戦の霊を弔うために始められたとされます。向田の火祭りは伊夜比咩神社の巨大な松明を用いる豊漁・豊作を願う祭りです。お松明式は嵯峨釈迦堂で涅槃会の中日に行われる伝統行事です。

この他にも全国には道祖神祭り・長野県(野沢温泉村)、鞍馬の火祭・京都府(京都市)、那智の火祭り・和歌山県(那智勝浦町)、鬼夜・福岡県(久留米市)などがありますが、三大火祭りの座を脅かすところに至るのかは、観光客の人出にもかかっています。

世にも珍しいとされる三大奇祭は、御柱祭・諏訪大社・長野県(諏訪市)、吉田の火祭・富士浅間神社・諏訪神社・山梨県(富士吉田市)、なまはげ柴灯祭・真山神社・秋田県(男鹿市)があげられます。

御柱祭は巨大な木を坂から落とし、これに跨る木落しがメイン行事です。吉田の火祭りは富士山の噴火を鎮めるお祭りで、80本もの巨大な松明が燃え続けることで有名ですが、なぜか三大火祭りには含まれていません。なまはげ柴灯祭は、なまはげと柴灯祭を組み合わせた五穀豊穣と悪疫退散を願うお祭りです。

この激しいお祭りに対して穏やかなお祭りも全国にはありますが、だるま市は縁起物のだるまを販売するのがメインのイベントです。三大だるま市にあげられるのは毘沙門天大祭・今井香久山妙法寺・静岡県(富士市)、深大寺だるま市・深大寺・東京都(調布市)、高崎だるま市・少林山達磨寺・群馬県(高崎市)があげられます。

最後に夏の風物詩の花火大会ですが、三大花火大会は大曲全国花火競技大会・秋田県(大仙市)、土浦全国花火競技大会・茨城県(土浦市)、長岡祭り大花火大会・新潟県(長岡市)があげられます。全国の花火師が腕を競い合う日本三大競技花火大会というものもあって、大曲全国花火競技大会、土浦全国花火競技大会に続く3番目は伊勢神宮奉納全国花火大会となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

三大七夕祭といえば、仙台七夕祭・宮城県(仙台市)、湘南ひらつか七夕まつり・神奈川県(平塚市)、一宮七夕まつり・愛知県(一宮市)があげられますが、三番目に清水七夕祭り・静岡県(静岡市)があげられる場合もあります。

大きなお祭りには曳山を売り物にしているものが全国にあります。曳山は山鉾、屋台、だんじり、山笠、太鼓台などの山車を引いて回るお祭りですが、三大曳山祭は祇園祭・京都府(京都市)、高山祭・岐阜県(高山市)、長浜曳山祭・滋賀県(長浜市)があげられます。三番目に秩父夜祭・埼玉県(秩父市)があげられることもあります。

山鉾巡行で有名な祇園祭は京都祇園祭とも呼ばれる八坂神社(京都市東区)の祭礼で、八坂神社は祇園社とも呼ばれます。これは八坂神社が神仏習合の時代に比叡山に属した祇園社と呼ばれていたことに由来します。

高山祭は日枝神社例祭の春の山王祭、櫻山八幡宮例祭の秋の八幡祭の総称です。長浜曳山祭は子供歌舞伎が有名で、長浜八幡宮の春の例祭に奉納されています。

三大勅祭と呼ばれるのは葵祭・京都府(京都市)、岩清水祭・京都府(八幡市)、春日祭・奈良県(奈良市)があげられます。勅祭は天皇陛下のお使いの勅使が派遣されて、直々に天皇陛下からのお供え物を供える祭典で、古い故実に則った姿をして奉納するものです。

葵祭は正式には賀茂祭と呼ばれる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で行われる例祭です。平安時代には祭といえば賀茂祭を指したといいます。岩清水祭は岩清水八幡宮の例祭で、生きている魚鳥を放つ放生会によって平安と幸福を願う祭儀として始まりました。

岩清水祭は南祭と呼ばれ、これに対して賀茂祭は北祭と呼ばれています。春日祭は春日大社の例祭で、かつては申の日に開催されたことから申祭とも呼ばれます。

三大川祭は尾張津島天王祭・愛知県(津島市)、管絃祭・広島県(廿日市市)、天神祭・大阪府(大阪市)があげられますが、住吉祭・大阪府(大阪市住吉区)を三番目にあげる場合もあります。川祭は神輿の川渡しや船に乗せた楽車のお練りなどが行われます。

尾張津島天王祭は室町時代から続いている津島神社の例祭で、500個以上の提灯をまとった巻藁舟が宵祭と朝祭に計11艘が流れ進むものです。管絃祭は厳島神社の祭礼で、和船3艘を横に並べて1艘に組み、別の3艘で曳航するものです。

天神祭(大阪府)、ホーライエンヤ(島根県)と並んで三大船神事と呼ばれます。天神祭は大阪天満宮の祭礼です。大川に多くの船が行き交う船渡御が有名で、諸行事は1か月に渡って執り行われます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

お祭りは地域の重大行事であると同時に、大きなお祭りは重要な観光事業ともなっています。お祭りを待ち焦がれて、楽しみに心を踊らせることは脳トレにもつながります。観光で訪れるお祭りも脳を刺激してくれるので、全国的に著名なお祭りに足を運ぶことは脳の健康づくりに役立ちます。

三大祭というと、祇園祭・八坂神社(京都府京都市)、天神祭・大阪天満宮(大阪府大阪市)、神田祭・神田神社(東京都千代田区)ですが、神田神社は江戸の総鎮守の神田明神としても知られます。京都、大阪、東京には、それぞれ地域の三大祭が存在しています。

京都三大祭は祇園祭・八坂神社(東山区)、葵祭・上賀茂神社(北区)・下賀茂神社(左京区)、時代祭・平安神宮(左京区)があげられます。大阪三大祭は天神祭・大阪天満宮(北区)、住吉祭・住吉大社(住吉区)、愛染祭・四天王寺(天王寺区)があげられます。

そして、東京三大祭ですが、山王祭・日枝神社(千代田区)、神田祭・神田神社(千代田区)、三社祭・浅草神社(台東区)と並べられていて、日本の三大祭に名乗りをあげている神田祭が二番目にあげられています。

三大夏祭は祇園祭・八坂神社(京都府京都市)、天神祭・大阪天満宮(大阪府大阪市)、山王祭・日枝神社(東京都千代田区)があげられます。日本の三大祭が二番目までを占め、三番目には東京三大祭の一番が入っています。

お祭りにはお神輿がつきもので、三大神輿祭は東京の神田祭・神田神社、三社祭・浅草神社、鳥越祭・鳥越神社(台東区)があげられます。

三大祇園祭は祇園祭・八坂神社、博多祇園山笠・櫛田神社(福岡県福岡市)、会津田島祇園祭・田出宇賀神社(福島県南会津町)と、祇園信仰(牛頭天王と素戔嗚に対する神仏習合)の全国的な広がりとともに、大規模なお祭りも広まっていることがわかります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

島根県の宍道湖は汽水湖で、海の塩水と川の真水が混ざり合った独特の環境となっています。三大汽水湖は宍道湖、浜名湖・静岡県(浜松市)、サロマ湖・北海道(佐呂間町、湧別町)で、大きさからいえばサロマ湖が一番ですが、2位の宍道湖、3位の浜名湖のほうが水産物が有名なこともあって、そちらが先に指を折られてしまいます。浜名湖は鰻がダントツの1位ですが、宍道湖は7種類の魚介類が並び称されています。

それは鱸(スズキ)、モロゲエビ、鰻(ウナギ)、アマサギ、蜆(シジミ)、鯉(コイ)、白魚(シラウオ)で、頭の文字を取って「スモウアシコシ」と読み、相撲は足腰が大事という意味に合わせています。モロゲエビは山陰地方のヨシエビの呼び名、アマサギは山陰地方のワカサギの呼び名です。この7種類は宍道湖七珍として有名です。

7種類を使えば宍道湖七珍と呼ばれるわけではなくて、スズキの奉書焼、モロゲエビの鬼殻焼き、ウナギの蒲焼、アマサギの柳かけ、シジミ汁、コイの糸造り、シラウオの玉子とじと、すべて料理として提供されて、初めて呼ばれます。

奉書焼は上質な和紙の奉書紙で包んで魚を焼く料理です。由来として語られているのは、漁師が魚を焼いて食べているところに松江藩7代目藩主の松平治郷公が通りかかり、魚を所望したところ、灰のついたまま差し出すのは恐れ多いと、奉書に包んで蒸し焼きにして献上したところ大層喜ばれたということです。

治郷公は茶人の不昧公(ふまいこう)としても有名ですが、あまりに美味だったため、松江藩のお止め料理となり、江戸時代には庶民は口にできなかったといいます。

宍道湖の隣の中海にも中海七珍があり、こちらはアオデ(タイワンガザミ)、サッパ(ママカリ)、アカバイ(コナガニシ)、ゴズ(マハゼ)、オダエビ(ニホンイサザアミ)、クロメバル(クロソイ)、エノハ(ヒイラギ)です。こちらは頭文字を並べた呼び名は定まっていません。あえて並び替えで新しい言葉づくりに挑戦するのも、よい脳トレになるかもしれません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

お茶は、お菓子につきもので、温かいお茶があってこそお菓子をおいしく食べることができるというものです。ここでいうお茶は日本茶、つまり緑茶のことで、どこの店、どの商品ということではなくて産地を指しています。

日本茶の三大銘茶というと、お茶屋さんの世界には「色は静岡、香りは宇治、味は狭山」という言葉があります。これは全国的な評価というよりも、狭山茶摘み歌の歌詞の中にあるもので、地元贔屓(ひいき)のような感じがしないでもありません。

しかし、今では三大銘茶というと静岡茶(静岡県)、宇治茶(京都府)、狭山茶(埼玉県)がトップ3とされています。

最近では知覧茶(鹿児島県)を3番目に入れることも増えてきています。というのは、生産量では鹿児島県が静岡県に次ぐ2位となっていて、それだけ多くの人に好まれているというわけです。

静岡茶といえば深蒸し茶が多く、深い緑色が大きな特徴となっています。地域によって味も色も違いがあることから、地域ブランドの掛川茶、川根茶、本山茶のほうが有名になってきています。

この掛川茶、川根茶、本山茶は静岡三大地域ブランド茶としても有名です。この3つの順番は、それぞれの地域で自分のところを1番に持ってきているのは、当たり前の感覚かと思います。

京都府のお茶の生産量は4位ですが、品質と歴史があり、茶道の世界では京都府のお茶が高級ブランドとして知られています。その高級ブランド中の高級ブランドといえば宇治茶です。宇治茶は抹茶や玉露を指していて、この両方とも生産量は京都府が1位、その中でも宇治が1位ということです。

宇治茶というと宇治で生産されたものというイメージがありますが、宇治茶は「京都府、奈良県、滋賀県、三重県の茶葉を京都府内業者が京都府内において宇治地域に由来する製法によって仕上げた緑茶」と定義されています。

宇治茶の名称は京都府茶協同組合によって商標登録されています。となると、宇治茶の特徴とされる明るく透明な山吹色と上品な香りは、宇治で栽培されたものを選ぶべきかという感じがします。

狭山茶は生産量としては9位ですが、深蒸し茶が多く、葉が肉厚で濃厚な味わいで、これが味では一番と言われる理由となっています。

知覧茶は、深蒸し茶が多く、葉が薄いことから爽やかな香りと味が特徴です。知覧茶は鹿児島県の南九州市で栽培されている茶葉のブランドで、合併によって南九州市が成立したときに、地域の茶葉を知覧茶としてブランド化したことが成功事例として語られています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

全国の城下町、門前町には銘菓がつきものです。数ある中から三大銘菓と呼ばれるのは、ほぼ固定されていて、落雁の長生殿(石川県金沢市・森八)、山川(島根県松江市・風流堂)、越乃雪(新潟県長岡市・大和屋)です。

これらを思い浮かべながら、脳にも栄養を届けて、絶好の脳トレの場になればと思います。

長生殿は加賀藩・前田家の3代目藩主の前田利常が発案して、茶道遠州流開祖の小堀遠州(大名・小堀政一)が命名して誕生したと伝えられています。

山川は松江藩の7代目藩主の松平治郷が発案したとされます。治郷公は茶人の不昧公(ふまいこう)としても著名で、今でも不昧公好みと言われる銘菓を生み出しています。一時期は途絶えていた山川を松江の和菓子店の風流堂が復刻させています。

越乃雪は越後長岡藩の9代目藩主の牧野忠精の時代に、藩主の病気見舞いに大和屋庄左衛門が献上したことが原型となっています。これを機会に大和屋は御用菓子舗となりました。

庶民の菓子ということでは三大まんじゅうが著名です。饅頭は全国で作られていますが、日本三大まんじゅうサミットが開かれてから、塩瀬総本家(東京都中央区)の志ほせ饅頭、柏屋(福島県郡山市)の薄皮饅頭、大手饅頭伊部屋(岡山県岡山市)の大手まんぢゅうが三大まんじゅうと固定されるようになりました。

志ほせ饅頭は大和芋に上新粉、砂糖を使った皮で餡を包んだもので、塩瀬総本家は660年の歴史がある饅頭の発祥とされています。薄皮饅頭は、160年の歴史がある。その名のとおり薄い皮で包んだつぶあんとこしあんの饅頭です。大手まんぢゅうは甘酒の香りがする薄皮中の薄皮で包んでいるので餡が透けてみえています。餡そのものを食べているという感じです。

どれも薄皮なので、本来なら三大薄皮まんじゅうとすべきだったのかもしれませんが、言ったもの勝ちで、まんじゅうそのもののトップ3となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

全国の小京都の紹介の第二弾です。

鳥取県の倉吉市は「山陰の小京都」と呼ばれます。島根県の松江市は宍道湖に面した水の都として知られます。津和野町は有名な城下町で、同じく「山陰の小京都」と呼ばれることもあります。

岡山県の津山市は「中国山中の小京都」と呼ばれる城下町で、高梁市は備中松山城で知られる「備中の小京都」と呼ばれます。広島県の尾道市は「瀬戸内の小京都」と呼ばれます。山口県の山口市は「西の小京都」とも呼ばれますが、江戸時代に「西の京」と呼ばれたことから、こちらが多く使われています。維新のふるさととされる萩市は「西の小京都」を打ち出しています。

愛媛県の大洲市は「伊予の小京都」と呼ばれます。高知県の中村市は「土佐の小京都」と呼ばれます。安芸市は武家屋敷が多く残る地域で、特に小京都の名称は使われていません。

福岡県の朝倉市は「筑前小京都」と呼ばれます。佐賀県の小城市は京都を模してつくられた閑静な町並みの城下町です。熊本県の人吉市は「熊本と小京都」と呼ばれ、山鹿市は灯籠まつりで有名な街道都市です。

大分県の日田市は「豊後の小京都」と呼ばれ、杵築市は仏の里の国東半島の町で、九州の小京都とも呼ばれることがあります。「九州の小京都」を打ち出しているのは宮崎県の日南市です。鹿児島県の知覧(南九州市)は「薩摩小京都」と呼ばれます。

◯◯の小京都はエリア的に重なるところもあって、先に名乗った勝ちという面もあります。

全国京都会議に加盟はしていない(もしくは以前に加盟していた)都市では、「北の小京都」と呼ばれる北海道の松前町、「津軽の小京都」と呼ばれる青森県の弘前市、「陸中の小京都」と呼ばれる岩手県の盛岡市、「みちのくの小京都」と呼ばれる岩手県の水沢(奥州市)、「出羽小京都」と呼ばれる山形県の山形市、「南信の小京都」と呼ばれる長野県の飯田市、「加賀小京都」と呼ばれる石川県の金沢市、「若狭の小京都」と呼ばれる福井県の小浜市、「越前の小京都」と呼ばれる福井県の大野市、「飛騨の小京都」と呼ばれる岐阜県の高山市、「尾張小京都」と呼ばれる愛知県の犬山市、「安芸の小京都」と呼ばれる広島県の竹原市、「備後の総京都」と呼ばれる広島県の三次市、「阿波の小京都」と呼ばれる徳島県の那賀川(阿南市)などがあげられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

三大◯◯とベストの3つを選択する風潮がある中で、小京都だけは少ない数を選ぶというよりも全体を押し出していこうという姿勢が強い稀有な存在です。小京都というのは古い町並みや風情が京都に似ているということで使われている呼び名です。

乱立が続いたことを受けて組織された全国京都会議では「京都に似た自然と景観、京都との歴史的なつながり、伝統的な産業や芸能があること」を条件として掲げています。このすべてということでは小京都という名称が使えない地域が多くなってしまいますが、全国京都会議が打ち出した条件は、このうち1つに合致していることでした。

宮城県の岩出山(大崎市)は「伊達な小京都」、村田町は「宮城の小京都」と呼ばれます。秋田県の角館(仙北市)は「みちのくの小京都」と呼ばれます。このほか佐竹南家の城下町だった湯沢(湯沢市)も高い人気を誇ります。福島県の棚倉(棚倉町)は「東北の小京都」と呼ばれます。

栃木県の栃木市は「関東の小京都」のほかに小江戸とも呼ばれています。足利市は「東の小京都」、佐野市は「下野の小京都」と呼ばれます。埼玉県の小川町は「武蔵の小京都」、嵐山(らんざん)町は京都の嵐山(あらしやま)にちなんで「武蔵嵐山」と呼ばれます。

茨城県の古河市は「関東の小京都」と呼ばれます。新潟県の加茂市は「北越の小京都」「越後小京都」と呼ばれます。長野県の飯山市は「北信濃の総京都」「雪国の小京都」と呼ばれます。

富山県の城端(南砺市)は「越中小京都」と呼ばれます。岐阜県の郡上八幡(郡上市)は「奥美濃の小京都」と呼ばれます。静岡県の森は「遠州の小京都」と呼ばれます。愛知県の西尾市は「三河の小京都」と呼ばれます。

三重県の伊賀上野(伊賀市)は忍者で知られる城下町ですが、その景観が京都に似ていると言われます。兵庫県の丹波篠山は「丹波の小京都」、出石(豊岡市)は「丹波小京都」、龍野(たつの市)は「播磨の小京都」と呼ばれます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

全国に小江戸と呼ばれる都市があります。江戸のように栄えた町、江戸時代を感じさせる町といった意味合いで使われていて、地域おこしの走りのようなものです。その代表とされるのは川越・埼玉県(川越市)、佐原・千葉県(香取市)、栃木宿・栃木県(栃木市)です。小江戸と呼ばれるためには古い町並みが残っていて、観光地であることが現代的な定義となっています。

川越は江戸の北に位置していて、川越街道が整備され、川越夜船と呼ばれる夕方に荷を積んで川越城下を出て、朝には江戸に着くという船の往来が盛んで、それくらい近いところであったことから、川越は江戸文化を色濃く残すことになります。

川越大師・喜多院には江戸城の建物の一部を移築して、徳川家光誕生の間、春日局化粧の間が今も残されています。江戸時代から「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と謳われていて、小江戸のトップであるのは地元だけでなく、多くが認めるところです。三大蔵の町の一つにも数えられています。

佐原(さわら)は北総の小江戸と呼ばれる水郷の町で、「お江戸見たけりゃ佐原へござれ、佐原本町江戸まさり」と謳われた商家の町です。全国を歩いて日本地図を初めて作った伊能忠敬が商人として活動していたことでも知られる利根川水運の拠点です。

栃木宿は城下町で、日光例幣使街道の宿場町で、蔵の街としても知られています。小江戸だけでなく、小京都、栃木の倉敷も名乗っています。栃木県の現在の県庁所在地は宇都宮市ですが、明治の初めには栃木県の県庁は当時の栃木町(現在の栃木市)にありました。

この他にも小江戸と呼ばれる都市はありますが、その中で著名なものとしては大多喜・千葉県(大多喜町)、厚木・神奈川県(厚木市)、甲府・山梨県(甲府市)、掛塚・静岡県(磐田市)、彦根・滋賀県(彦根市)があげられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

誰もが訪れることができる観光地よりも、足を踏み入れるのに時間がかかる秘境を好む人が増えてきています。秘境のほうが、同じ旅をするのでも刺激が多く、これが脳トレにつながると考えられています。

三大秘境と呼ばれる場所は、以前は足を踏み入れるのも躊躇うほどの奥地というイメージでしたが、今では観光地化が進み、三大秘境の第一にあげられる世界遺産に登録された白川郷・岐阜県(白川村)です。これに次ぐ祖谷・徳島県(三好市)、椎葉村・宮崎県(椎葉村)で、このランクは誰もが認めるところです。

三大秘境には、他では見られない景色がありますが、三大奇勝は三大秘境には含まれていません。三大奇勝は、耶麻渓・大分県(中津市)、寒霞渓・香川県(小豆島町)、妙義山・群馬県(下仁田町、富岡市、安中市)があげられます。

歴史を売り物にしている都市は全国にありますが、その中でも三大史跡と呼ばれるのは平城京・奈良県(奈良市)、大宰府・福岡県(太宰府市)、多賀城・宮城県(多賀城市)があげられ、この順でランク付けされています。

平城京は平城京跡歴史公園が設けられ、朱雀門、大極殿、東院庭園が復元されています。太宰府は天満宮が有名ですが、太宰府駅の周辺に史跡があふれています。エリアには九州国立博物館もあり、歴史を整理して見て回れることも人気となっています。多賀城は多賀城政庁の跡地が整備され、奈良時代の地方の政治の中心地の規模が見て取れます。

話は大きく変わり、朝市の話題です。朝市は、その名のとおり朝に開かれる農産物や加工品を販売する定期市のことで、三大朝市は、これ自体が観光名所になっています。三大朝市は輪島朝市・石川県(輪島市)、宮川朝市・岐阜県(高山市)、勝浦朝市・千葉県(勝浦市)がメジャーですが、宮川朝市の代わりに呼子朝市・佐賀県(唐津市)を入れているものもあります。三大朝市が比較的近いところに集まっているので、バラけさせようという意図も入っているようです。

最後は三大蔵の町で、喜多方・福島県、川越・埼玉県、倉敷・岡山県が有名どころです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕