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学習障害がある子どもは、試験問題を解くときに、引っかかってしまうと、そこから先に進めなくなるという特徴があります。同じ学習障害の分類であっても、発達障害の自閉症スペクトラム障害がある場合と、注意欠陥・多動性障害がある場合、この両方がみられずに学習にだけ困難さがある場合では反応が異なっています。

自閉症スペクトラム障害では一点集中してしまい、他の問題を先に解こうという選択ができない子どもがいます。注意欠陥・多動性障害では他の問題にも気が散ってしまい、一つの問題に集中しにくくなっています。

これも一般的な分類であって、自閉症スペクトラム障害のスペクトラムは、あいまいな境界をもちながら連続していることを示す言葉で、状態も個人差が大きく現れます。注意欠陥・多動性障害のほうも、どれくらい多動や衝動があり、どこまで集中できるかは、それぞれの子ども次第というところがあります。だから、発達障害児の対応は難しいところがあります。

独特のこだわりがあり、これまでの自分なりのやり方で成功してきた場合には、そこから抜け出せずに、一歩も進めない状態になっても続けようとします。ゴルフにたとえると、絶対に抜け出せないバンカーショットを繰り返しているのと同じで、別の選択があることがわかれば、それを実施してもらえるようになります。

ここから先の話は、学校の試験では使えないことですが、学習能力を高めるための試験としては充分に検討ができることです。それはタイトルにあるような「得意な問題を選んでよいテスト(試験法)」です。

同じような傾向の問題、同じようなレベルの問題を数多く用意するのではなくて、傾向、レベル、問題の種類(計算問題、文章題、図形問題など)を多彩にして、このうちから好きな問題を選んで解答させるという方法です。これによって成績が上がったことを実感して、これを成功体験として学習意欲を高めていくことを目指しています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から食物繊維の「生活習慣病の発症予防」の後半を紹介します。

〔生活習慣病の発症予防〕(目標量の策定方法)
*小児(目標量)
食物繊維摂取量が、対象とする生活習慣病などの発症や重症化予防に直接に関与しているとする報告は小児では乏しくなっています。

小児期〜思春期の食物繊維摂取量と後の体重や血清脂質、血糖値などとの関連を見たコホート研究を集めたシステマティック・レビューでも、この年代でのエビデンスは十分ではなく、成人の摂取量からの外挿で小児の食物繊維摂取量の指標を定めることを提案しています。

生活習慣病の発症には長期間にわたる習慣的な栄養素摂取量が影響することから、小児期の食習慣が成人後の循環器疾患の発症やその危険因子に影響を与えている可能性が示唆されています。

また、小児期の食生活は、その後の食習慣にある程度影響しているという報告も複数あります。このようなことにより、小児期においても食事摂取基準を設定することが勧められています。

小児において発生頻度の高い健康被害として便秘があげられます。高食物繊維摂取が便秘の改善に及ぼす効果をまとめたシステマティック・レビューでは、高食物繊維摂取は便秘の改善に効果があるとした報告が存在すると記述されています。

また、高食物繊維摂取者で便秘保有率が低い傾向があるとした横断研究も我が国に存在します。しかしながら、いずれの報告でも明確な閾値は示されておらず、量的な議論は乏しくなっています。そのため、これらの報告を目標量の算定に利用するのは難しいと考えられます。

ところで、近年に全国調査において、3〜5歳の小児における食物繊維摂取量の中央値は8.7g/日(男児)、8.5g/日(女児)と報告されています。

3歳未満の小児については、我が国における摂取実態の詳細は明らかになっておらず、目標量を算定する根拠が乏しいことから、3〜17歳については成人と同じ方法で目標量を算出することとしました。

なお、算出された目標量よりも現在の摂取量の中央値の方が多い場合には、現在の摂取量の中央値を目標量としました。

*妊婦・授乳婦(目標量)
生活習慣病の発症予防の観点から見て、妊婦と授乳婦が同年齢の非妊娠と非授乳中の女性と異なる量の食物繊維を摂取すべきとするエビデンスは見いだせません。

したがって、目標量は妊娠可能年齢の非妊娠と非授乳中の女性と同じとしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から食物繊維の「生活習慣病の発症予防」を紹介します。

〔生活習慣病の発症予防〕(目標量の策定方法)
*成人・高齢者(目標量)
食物繊維摂取量と主な生活習慣病の発症率または死亡率との関連を検討した疫学研究(及び、そのメタ・アナリシス)のほとんどが負の関連を示しています。

例えば、WHOの炭水化物摂取量に関するガイドラインで採用された185の前向き研究と58の介入試験をまとめたメタ・アナリシスでは、少なくとも1日当たり25〜29gの食物繊維の摂取が、さまざまな生活習慣病のリスク低下に寄与すると報告されています。

一方で、同研究では食物繊維摂取量と生活習慣病リスクとの間に明らかな閾値が存在しないことも指摘されていて、より多く摂取量で更なる疾病罹患リスクの低下が認められる可能性を示唆しています。

以上より、健康への利益を考えた場合、「少なくとも1日当たり25g」の食物繊維を摂取したほうがよいと考えられます。

しかし、平成30年・令和元年国民健康・栄養調査に基づく日本人の食物繊維摂取量の中央値は、すべての年齢区分で、これよりかなり少なくなっています。そのために、この値を目標量として掲げても、その実施可能性は低いと言わざるを得ません。

現在の日本人成人(18歳以上)における食物繊維摂取量の中央値(13.3g/日)と、25g/日との中間値(19.2g/日)をもって目標量を算出するための参照値としました。

次に、成人(18歳以上男女)における参照体重(58.6kg)と性・年齢区分ごとの参照体重を用いて、その体重比の0.75乗を用いて体表面積を推定する方法によって性・年齢区分ごとの目標量を算出しました。

具体的には、「19.2(g/日)×〔性・年齢区分ごとの参照体重(kg)÷58.6(kg)〕」によって得られた値を整数にした上で、隣り合う年齢区分間で値の平滑化を行いました。

ところで、目標量の算定に用いられた研究の多くは、通常の食品に由来する食物繊維であり、サプリメントなどに由来するものではありません。

したがって、同じ量の食物繊維を通常の食品に代えてサプリメントなどで摂取したときに、記されたものと同等の健康利益を期待できるという保証はありません。

さらに、食品由来で摂取できる量を超えて大量の食物繊維をサプリメントなどによって摂取すれば、記されたよりも多くの(大きな)健康効果が期待できるとする根拠はありません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「レモンの日」詩人・高村光太郎の詩集「智恵子抄」のレモン哀歌と、妻・智恵子の命日にちなんで制定。

「みそおでんの日」ヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町)が、田楽みそおでんにみそだれをつけて販売した1994年10月5日にちなんで制定。

「カナダ・メープルの日」ケベック・メープルシロップ生産者協会が、カナダ産のメープルシロップの普及のためにメープルの葉が赤く色づく10月と葉が人の手で数字の5を示す形に似ていることから制定。

毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

浄土真宗の宗祖の親鸞聖人の教えの中に「地獄」という言葉は出てきません。そもそも浄土真宗には地獄の概念がなくて、別の文字で表現されています。それは「自業苦」(じごく)です。

自業は自業自得の前の部分のことで、自分が行ってきたことによって苦しむのは「自業苦」だとされています。

他の人よりもよい生活をしている人が今の生活を崩したくない、もっとよい生活をしたいと望み、それがかなえられないこと、思ったよりも歩みが鈍いことを苦しみのように感じることがあります。これも自業苦となります。

地獄という概念がないので、一生懸命に信心しないと「地獄に落ちる」ということもありません。地獄に落ちたくなければ善行を積めばよい、と言って苦行や、苦行がわりの金品を求めるということもありません。

浄土真宗には苦行もなければ、宗教行為でも葬式も含めて堅苦しいことも本来はありません。“本来は”と書いたのは、今の時代では宗祖が定めた通りに受け継がれていないところもみられるからです。

時代を経て他の宗派が当たり前にやっていていることを徐々に受け入れて変化してきた部分もあります。門徒(浄土真宗の信者)だけでなく、葬式に参加する方々がイメージする宗教行為との違いを薄めてきたところもあります。

「足るを知る」という言葉は、元は中国古代の思想家・老子によって説かれたことで、その後には「富む」という言葉が続きます。老子が説いたのは「知足者富」で何事に対しても満足するという意識を持つことによって精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていくことができるということを表しています。

満足するといっても「身分相応に」という附則はつくかと思いますが、あれこれと求めることは、その人と関わる人、周囲にいる人にも影響を与えます。本人だけの「自業苦」だけではなく、関わる人たちにとっても、その人の自業の結果が「自得」で済まずに、「自業」でもないのに「自業苦」へと導くことにもなると考えています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

忙しい人の時間は重要度が違い、忙しいことはよいことであるというような風潮がみられます。メディアの取材でも、取引先の評価にしても、忙しいことを賞賛するような内容が多くなっています。このことは書籍やテレビなどのインタビューをする中でも感じてきたことです。

あるグループ企業の経営者が効果的に1時間を使うために、1週間に1回、経営に関わる社員全体を会議室(というよりもセミナー室の広さ)に集めて、各人が3分でプレゼンをして、それに対して1分で結論を出すということをしていました。

それは一時期、テレビ番組でも「稼ぐ企業の経営者は違う」というムードで伝えられていて、記憶に残っている人も多いかと思います。

そのことによって結果が出ているときには、招集された社員から疑問や不満は出ていなかったのですが、経営に暗雲が立ちこめてくると社内の雰囲気が変わってきました。

その場に集まってくるだけでも全員が時間をかけています。グループが大きくなり、遠距離から来る社員が増えるほど時間がかかるようになります。朝一番の会議ということで、前日に本社の近くに宿泊する社員も増えました。

しかも、月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)の朝一番であったので、休みの日に仕事のために移動の時間を使うことにもなります。プレゼンを休日に家に持ち帰ってすることになった社員もいました(というよりも、ほとんどだった、と聞いています)。

3分のプレゼンにまとめるのは普段以上に時間がかかります。経営者の前にいるのは1時間であったとしても、その時間に間に合うように行けばよいわけではなくて、早めに出社して準備をする必要もあります。

その会議の日のことを“超早朝出勤”と呼んでいる人もいて、その人から聞いたことを、ここで書いています。

他人の時間を奪っていることに気づかない、気づいていても気にしないということでは、給料が高くても奪われた時間と比べたとき、どのように感じるのか、それだけは考えてほしいということを伝えるために使っています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

おいしいトマトを品種改良によって作り出した一方で、栄養低下が起こるようになったのは、桃太郎トマトに端を発しています。

2年間の開発期間をかけてタキイ種苗から初代品種の桃太郎トマトが発売されたのは1985年のことです。

それ以前のトマトといえば、半分が赤くて、半分が青いというものが店頭に普通に並んでいました。その青い半分はヘタの側となります。

トマトは成長途中では全体が青くて、お尻(花落ち)から徐々に色づいていきます。そして、熟すに従ってヘタに近い部分が赤くなっていけば完熟とされる状態になります。

青いと表現されても実際には緑色ですが、緑色が残っているのは未熟でクロロフィル(葉緑素)が一部分解されずに残っている状態です。これでは栄養素が不足しているのは普通に想像がつくところです。

半分が青いものが店頭に並んでいたのは、一つには傷みやすい品種で、これを早く店頭に届けるまでに時間がかかるという流通の問題がありました。半分が青いものが店頭に並ぶことで、そこから日数が減ることで徐々に赤くなっていくということで、店に運ばれてきたばかりのときには熟してはいなかったことが、そのような状態を記憶している理由となっています。

では、桃太郎トマトは傷みにくい品種であったのかというと、初期品種は以前と大きくは変わっていませんでした。半分が赤くて半分が青い状態と同じであっても、全体がピンク色で甘いというのが桃太郎トマトの特徴で、熟していなくても熟しているように見えることからヒットしました。

その桃太郎トマトのブランドは「甘熟」で、甘熟も完熟も「かんじゅく」と読まれることから、勘違いをさせるような命名が賛否両論で話題になったのは、今では忘れ去れているところです。

トマトの栄養低下については次回(食の不都合な真実10)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から炭水化物の「生活習慣病の重症化予防」を紹介します。

〔生活習慣病の重症化予防〕
生活習慣病の発症予防と同様に、栄養学的な側面からみた炭水化物の最も重要な役割は、重症化予防においてもエネルギー源としての働きと血糖上昇作用です。

エネルギー源としての炭水化物摂取(制限)の効果は肥満症患者と過体重者を対象とした多数の介入試験で検証されています。

結果のばらつきは大きいものの、炭水化物制限食が有する減量効果は、同じエネルギー量を有する脂質とたんぱく質制限食と有意に異なるものではないとしたメタ・アナリシスが多くなっています。

これは、炭水化物摂取量の制限によって総エネルギー摂取量を制限すれば減量効果を期待できますが、炭水化物摂取量の制限によって減少させたエネルギー摂取量を他の栄養素(脂質またはたんぱく質)で補い、総エネルギー摂取量が変わらない場合には減量効果は期待できないことを示しています。

糖尿病患者または高血糖者を対象として、炭水化物摂取量を制限したときの血糖値(またはHbA1c値)の変化を観察した介入試験は多数存在します。

これらの研究をまとめたメタ・アナリシスでは、短期間(6〜12か月)であれば、炭水化物制限食を摂取した群では対照群(通常食、高炭水化物食、低脂肪食など)に比べて有意なHbA1cの低下が観察されましたが、12〜24か月以降ではHbA1cの低下幅は小さくなり、観察されても僅か、あるいは観察されなかったと報告されています。

これは、現実的に実行可能かつ他の栄養素による健康への不利益が生じない範囲で、糖尿病の管理に求められる十分に長い期間にわたって行うべき食事療法として、炭水化物摂取量の制限は現時点では勧められないことを示しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から炭水化物の「生活習慣病の発症予防」を紹介します。

〔生活習慣病の発症予防〕(目標量の策定方法)
*成人・高齢者・小児(目標量)
炭水化物の多い食事は、その質への配慮を欠くと、精製度の高い穀類や甘味料・甘味飲料、酒類に過度に頼る食事になりかねません。これは好ましいことではありません。

同時に、このような食事の数多くのビタミン類やミネラル類の摂取不足を招きかねないと考えられます。これは、精製度の高い穀類や甘味料・甘味飲料、酒類は各多くのビタミン、ミネラルの含有量が他の食品に比べて相対的に少ないからです。

たんぱく質の目標量の下の値(13%エネルギーまたは15%エネルギー)と脂質の目標量の下の値(20%エネルギー)に対応する炭水化物の目標量は66%エネルギーまたは67%エネルギーとなりますが、それよりもやや少ない65%を目標量(上限)とすることとしました。

したがって、たんぱく質、脂質、炭水化物のそれぞれの目標量の下の値の合計は100%エネルギーにはなりません。この点に注意して用いる必要があります。

一方、目標量(下限)は、たんぱく質の目標量の上の値(20%エネルギー)と脂質の目標量の上の値(30%エネルギー)に対応させました。ただし、この場合には、食物繊維の摂取量が少なくならないように、炭水化物の質に注意すべきです。

ところで、アメリカ人中年男女(45〜64歳)12,428人を25年間追跡して、炭水化物摂取量と総死亡率との関連を検討した報告によると、炭水化物摂取量が50〜55%エネルギーであった集団で、最も低い総死亡率と最も長い平均期待余命が観察されました。

同時に、総死亡率の上昇と平均期待余命の短縮は炭水化物摂取量が55〜65%エネルギーであった集団ではわずかでした。これは、目標量の範囲を50〜65%エネルギーとすることを間接的に支持する知見であると考えられます。

*妊婦・授乳婦(目標量)
生活習慣病の発症予防の観点から見て、妊婦と授乳婦が同年齢の非妊婦・非授乳中の女性と異なる量の炭水化物を摂取すべきとするエビデンスは見いだせていません。

したがって、目標量は妊娠可能年齢の非妊娠と非授乳中の女性と同じとしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「いわしの日」大阪おさかな健康食品協議会が、い(1)わ(0)し(4)の語呂合わせで制定。

「徒歩の日」徒歩を楽しむ会(宮崎県宮崎市)が、徒(10)歩(4)の語呂合わせで制定。

「糖質ゼロの日」月桂冠が、糖質ゼロの日本酒の普及のために糖(10)質(4)の語呂合わせで制定。

「ロールキャベツの日」ヤマガタ食品(静岡県沼津市)が、1893年10月4日の日刊時事新報にロールキャベツの原型のキャベーヂ巻きが紹介されたことにちなんで制定。

「ジューCの日」カバヤ食品(岡山県岡山市)が、清涼菓子ジューCの普及でジュー(10)C(4)の語呂合わせで制定。

毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)