毎月25日:「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)
投稿者「JMDS」のアーカイブ
循環器疾患は命にかかわるだけに、予防と同時に、もしも発症してしまったときに、どれだけ早期に対応できるかが重要な分岐点になります。
東京にいたときのことですが、わずか3年の間に4人の知人が循環器疾患の中でも恐怖の対象とされる大動脈解離で救急搬送されました。ノルディックウォーキングの師匠、健康づくり団体の会長、サプリメント業界の営業マン、そして以前に世話になった大学の循環器の専門医です。
循環器の専門医は“医者の不養生”などとは言っていられない状況であり、循環器の専門医になったのは治療よりも予防が重要だと考えてのことだと聞いていただけに、誰にも起こり得ることだと感じたものです。
サプリメント業界の営業マンとは一緒の場にいたのですが、会議の途中で発症して、同席していた方が救急車の出動を要請しました。その電話をかけている人の横で「おそらく大動脈解離」と話したのですが、救急車に同乗したときに救急隊員から医療関係者かと聞かれました。
それは実体験を繰り返し聞いていたからで、もしも現場に遭遇することになったら的確に対応しないといけないとの思いから、循環器の専門医に取材をして、記事原稿も書き、最後には手術も見学させてもらっていました。
大動脈は、心臓から送り出された血液が最初に通る最も太い血管で、その直径は500円玉ほどもあります。それだけ丈夫な血管ではあるものの、大動脈瘤ができやすいところでもあります。大動脈瘤は大動脈が瘤(こぶ)のように膨らんだ状態で、大動脈の壁の弱いところにできると考えられています。
その原因としては、動脈硬化、高血圧、喫煙、ストレス、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、それに遺伝などが関係するとされています。
「死ぬほど痛かった」と経験を話す人がいます。それはある意味で幸運だった人で、大動脈解離は病院に救急搬送されても、たどり着くまでに半分がなくなっていると表現されるほど危険度が高い状態です。
大動脈瘤が破裂すると、血管壁の中に血液が流れ込み、血管が剥がれるようになる大動脈解離が起こります。これを予防するには大動脈瘤に気づくことと言われることもあるのですが、自覚症状はほとんどありません。
原因となる生活習慣を改めるしかないというのが、最善の対処法という困った状態であるところが、実に悩ましいところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
寒い地域で暮らしてきた民族は、身体を温める作用がある食品、つまりエネルギー量が高い食品を多く食べてきました。欧米の文化はヨーロッパの北部から始まりました。穀類が多くは摂れない地域である上に、身体を温めなければならないことから脂肪が多く含まれる肉類を多く求めました。
脂肪のエネルギー量は1gあたり約9kcalあります。炭水化物は1gあたり約4kcalであるので、同じ重量では2倍以上のエネルギー量となっています。
脂肪をエネルギー化するためには、前回(シン・日本人の体質16)紹介した代謝促進成分のL‐カルニチンが必要ですが、L‐カルニチンは肉類に多く含まれています。特に多く含まれているのは羊肉と牛肉で、これらは寒い地域で伝統的に多く消費されています。
効率よくエネルギー化するためには、肉類は適した食品だったわけです。東洋医学的にいうと肉類は身体を温める作用がある食品となっています。
これに対して、暑い地域で暮らしてきた民族は、身体を冷やす作用がある食品を多く食べてきました。東洋医学的には、身体を冷やすのは野菜、果物といった夏場に収穫量が増えるものです。
暑い地域では肉類も鶏肉が中心となり、また魚の摂取が多くなっています。同じ肉類であっても鶏肉はエネルギー量が低く、L‐カルニチンの含有量は少ない特徴があります。魚は水の中で生息しているだけに体温が低く、脂肪が多めの魚であっても低めの温度で溶けるサラサラ系の脂肪酸となっています。
日本のように温暖な地域では穀類が多く、これは身体を温めすぎず、冷やしすぎない(東洋医学的にいうと)中庸の性質があります。日本人は、中庸の食品を中心として、寒いときには温める食品、暑いときには冷える食品を加えるという身体の変化に合わせた食べ方ができるという特性があるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
脳と腸の機能研究が進むにつれて、「脳腸相関」が指摘されるようになりました。脳と腸の関係性については、ストレスがかかると下痢や便秘になりやすいことは以前から知られていました。
腸の働きは自律神経の交感神経と副交感神経の働きに影響されていて、ストレスが強まって交感神経の働きが盛んになると、腸の消化が低下して、腸の吸収も蠕動運動も低下します。そのために便秘になりやすくなるのですが、便秘になると腸内に有害物質がたまりやすく、これを排泄するために下痢が起こるという不快な状態が起こります。
腸内環境とうつ病、自閉症に関する研究も進められていて、国立精神・神経医療研究センターの研究チームが、うつ病患者と健常者の腸内細菌を比較したところ、うつ病患者は善玉菌の代表であるビフィズス菌が少なく、乳酸菌も少なくなっていたと発表しています。
脳と腸のどちらが影響しているかということですが、うつ病では末梢神経や中枢神経の慢性的な炎症がビフィズス菌を減らすことを研究チームは指摘しています。このことによって脳が腸に影響を与えているという考えです。
発達障害の自閉症スペクトラム障害と腸内細菌の関係については世界的に研究が進められていて、アメリカ・アリゾナ州立大学の研究チームは、自閉症スペクトラム障害の児童は腸内細菌の多様性が低くて、腸内環境が乱れやすいと報告しています。
腸の状態が悪いほど自閉症スペクトラム障害の状態が悪くなっているとして、自閉症スペクトラム障害の児童に健康な人の腸内細菌を移植したところ、2年間はかかったものの、自閉症スペクトラム障害の状態が改善したと発表しています。
試験前には83%が重度の状態だったものが、2年後には重度は17%にも減って、ビフィズス菌のほかに、腸壁を守る酪酸を作り出すプレボテラ菌が大きく増加したといいます。
腸内細菌の移植は日本では一般に受けることができないため、腸内環境を整えるためのビフィズス菌の摂取、善玉菌を増やす糖質や食物繊維の摂取を心がけるというところから始めるべきだということになります。
アメリカでは食物繊維の摂取が多いとうつ病のリスクが低くなり、台湾では子どもに乳酸菌を毎日摂取させたことによって発達障害の注意欠陥・多動性障害の改善がみられたと報告されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)
目で見ていることと耳で聞いていることにズレが生じるというのは映画などの画像では、過去には起こっていたことです。先に口が動いて声が後からついてくるということもあれば、声が聞こえてから口の動きが遅れているということもありました。
今ではデジタル画像と音声になったおかげで、視覚と聴覚でキャッチした情報がズレることはなくなりました。そういったことから、腹話術師のいっこく堂のように、声が聞こえてから、口が動くということは立派な芸(技)として受け入れられています。
その状態が私の場合には、いつも起こっていて、これは「視聴不一致」という珍しい状態だということは前回(日々修行115)書きました。
この状態が起こった40代後半のときには、医療で対応してもらおうとしましたが、それがかなわないことであることがわかってから、視聴不一致の違和感、気持ち悪さを感じないようにすることを始めました。
一番よい方法は相手の口の動きを見ないことですが、今のようにオンライン会議が使えるなら目で相手の姿は見ているものの、実際には話すことを聞いているだけということもできます。
しかし、画面越しの対話が普通ではなかった時代には、対面していても口元を見ないようにするといっても、顔を見ると口の動きが見えてしまうので、対面している相手の顔を見ないようにして話すということをしていました。
これは話をするときには絶対にしてはいけないとされることで、相手を不機嫌にさせることにもなり、会議なり取材なりの目的を充分に達成できないこともありました。
その場で、視聴不一致のことを説明しても理解してもらうのは難しいので、よほどの関係性がある人以外には話したことはありません。中には、顔を見て話さなくても仕事には関係ないといってくれる人もいるにはいたのですが。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
平均寿命は、その年に生まれた子どもが現在と同じ環境(社会状態、経済状態など)であると想定した場合に、どこまで生きることができるかという推計値です。そのため、年齢を区切って見てみると、高齢になるほど以前に長生き地域とされるところが上位に上がってくる傾向があります。
このデータは厚生労働省による平均寿命の統計として発表されていて、最新の2020年のデータから、ここでは女性の平均寿命が日本一の岡山県を例にして見ていくことにします。
平均寿命と一般に呼ばれているのは正式には「平均余命」で、0歳の子どもが何歳まで生きることができるかという推定値であるので、年齢別の平均寿命(主な年齢の平均余命)の0歳のランキングは、平均寿命と同じです。
岡山県の女性のランキングは0歳では1位(88.29年)、20歳でも1位(68.58年)となっています。20歳の時点の68.58年をプラスすると88.58歳となって、「0.29年」多くなっています。
これは20歳までに不幸にして亡くなった方の分を差し引いて平均を取った結果です。この差は、年齢が高まるにつれて高まっていくのは当然のことです。
岡山県の女性は40歳では3位(48.88年)、65歳では4位(25.27年)、75歳では4位(16.52年)と、1位ではないものの上位に位置しています。
40歳の時点の1位は長野県、65歳と75歳の時点の1位は沖縄県です。長野県は2015年には1位であったので、年齢が高めになってくると上位になる傾向があります。
高齢者では沖縄県がトップにあるのは、以前は沖縄県が長寿県であったことを示しています。ちなみに、沖縄県の女性の0歳時の平均余命のランキングは16位となっています。
岡山県の男性の平均余命については次回(セカンドステージ37)紹介します。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕
食品やサプリメントに含まれるカルシウムは、そのままの量が腸から吸収されるわけではありません。1日の標準的な目標とされる650mgのカルシウムを食品から摂ったとすると、成人の吸収率は30%なので、吸収される量は平均して195mgほどです。
吸収されなかったカルシウム(455mg)は、どこに行くのかというと、腸を通過して最後は排泄されるわけですが、カルシウムには腸壁を刺激して蠕動運動を盛んにする働きがあり、便通をよくするために使われます。
ヨーロッパの水は、カルシウムとマグネシウムが多く含まれている硬水となっています。フランスで水道水を飲むと軟便になるといわれるのは、その中にカルシウムが多く含まれているからで、カルシウムが少ない軟水を飲んでいる日本人の場合には、軟便を通り越して下痢になることもあります。
カルシウムは、胃や腸の中に野菜(特にほうれん草)に多く含まれるシュウ酸があると、それと結びついてシュウ酸カルシウムとなり、結びついた分はカルシウムとして吸収されなくなります。そのため、シュウ酸が多い食事をすると、カルシウムの吸収量が低下することになります。
腸から吸収されたカルシウムは血液中に入りますが、血液中ではカルシウムはリンとバランスを取っています。血液中のリンが多くなると、リン酸カルシウムとなって、身体に必要のないものとして排泄されるため、せっかく吸収されたカルシウムが不足するようになります。
リンは、食品添加物にリン酸塩として多く含まれているので、加工食品を食べる人は、リンの摂取が多くなり、カルシウムが減少するようになるわけです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)
一過性脳虚血発作については前回(日々修行114)、自分に起こった不幸(?)として書きましたが、その後遺症として自分の身に起こったのは「視聴不一致」という専門医でも首を傾げるどころか、“匙を投げる”しかないことでした。
そのため、閃輝暗点のことは、ある程度は理解してくれて、自分の目で見ることができない症状であっても“嘘つき呼ばわり”されることはなくなったものの、視聴不一致のことになると理解不可能という人ばかりです。嘘つき呼ばわりで終わらず、精神科を紹介してくれた医師もいました。
視聴不一致は、どんな状態なのかというと、その名の通りで、視覚と聴覚が一致しないことです。視覚と聴覚とは、普通は一致しているという感覚があります。一致している感覚というよりも、一致しているのが当たり前という人がほとんどです。
目で見たものと耳で聞こえるものは同時に届いていると思われがちですが、神経伝達のメカニズムを知ると一致している方がおかしいことに気づきます。
音と光は速度が違うので、目で見えてから遅れて音が聞こえるというのが普通のことかもしれません。遠くで発生した雷は目で見えてから、数秒ほど遅れて音が聞こえます。その差で、雷までの距離を知ることができます。
ところが、目の前のこととなると、耳に入ってきた情報(声や音)が先に脳の届き、目から入ってきた情報(話している人の口の動きなど)は遅れて届きます。耳から脳に届くまでは0.3秒、目から脳に届くまでは0.5秒とされていて、その差は0.2秒となっています。
0.2秒の差があっても、脳が勝手に調整するので口の動きと声が同時に聞こえるわけですが、その調整ができないのが視聴不一致です。声が聞こえてから口が動くという、いっこく堂の腹話術のような状態に見えています。
演芸であれば短時間のことなので、視聴不一致を楽しんで体験することができます。それが、いつも起こっていることだと、わずか0.2秒の差であっても気持ちが悪いものです。その気持ちの悪い状態を、ずっと感じてしまうのが視聴不一致であり、私が体験し続けていることです。
視聴不一致は医学的には1万人に1人の発生とされているので、日本には1万2000人はいてもおかしくはないのですが、気づいていない人も多く、視聴不一致で困難さを感じている人となると極めて少ない状況です。
先天的に視聴不一致がある人は、自然のうちに調整能力が働いて、徐々に視聴一致に近づいてくることもあるようですが、私の場合は後天的に起こったので、そのギャップに気づくことができました。
それが気になるときには、口の動きを見ないようにしています。マスク着用が続いた3年間は、苦しい期間でしたが、私にとっては口の動きを見なくてもよくて、声だけに集中できたので、とても楽な時期ではありました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕





