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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の「活用に当たっての留意事項」を紹介します。

〔活用に当たっての留意事項〕
耐容上限量は、習慣的なヨウ素摂取に適用されるものです。

昆布等の海藻類を用いた献立の摂取は3mg/日を超えるヨウ素の摂取を生じますが、吸収された昆布由来のヨウ素は2日以内に尿に排泄されます。

したがって、成人の場合、昆布等の海藻類を用いた献立を摂取することに起因する耐容上限量を超える高ヨウ素摂取は、連日でない限り問題はありません。

ただし、胎児期や新生児期はヨウ素に対する感受性が高いと言われています。

このため、妊婦と授乳婦に関しては、胎児のヨウ素高曝露と高濃度母乳の分泌を避けるために、高摂取の頻度を一般成人よりも少なくする必要があります。

なお、海藻類を食べない日本人集団のヨウ素摂取量が平均で73μg/日にすぎないと報告されていることから、意図的に海藻類の摂取忌避を継続することは、いずれの年齢層においてもヨウ素不足につながります。

したがって、ヨウ素摂取を適正に保つには、昆布をはじめとする海藻類を食生活の中で適切に利用することが重要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

児童発達サポーターの養成講習は、発達障害について広く理解してもらい、それぞれの方が“できることから”活動してもらう機会を設けるという、“ゆるやかな実践”を目指しています。

そのあたりを伝えたくて、「発達の伴歩」というタイトルを掲げたところがあります。

発達障害というと、医学的にも解明されていないところがあり、これまで紹介してきたように改善への施策についても大きな社会的課題があります。

特に子どもの発達障害は、その支援によって改善に大きな差が現れ、その子どもだけでなく、家族全体の将来にも大きな影響を及ぼすことになるだけに、「支援は必要であることはわかっていても、実際に何かをすることになると躊躇してしまう」という反応も少なくありません。

初めは積極的な支援を目的として養成講習に参加した方でも、2時間ほどの入門編の講習を終える頃には、「教養として学ぶことができた」という反応に変わっていたということもあります。

学んでいるうちに、発達障害児の“困難さ”を知り、自分自身が行動することの“困難さ”を感じたという声も多いのですが、そこまで考えてもらえたのは有り難いことではあるものの、困難さを感じたまま行動してもらうことを初めの段階では望むようなことはありません。

これまでも発達障害の専門家の方々が、さまざまな形でアプローチしてきて、それでも社会的・地域的な理解が現状の通りであることを振り返ると、専門家になってもらったり、リーダーになって推進してもらうことは難しいかもしれないと考えています。

これは児童発達サポーターという名称が受講者を構えさせてしまうのかもしれないのですが、その名称は厚生労働省が推進している「認知症サポーター」をひな型にしていて、広く国民がサポーターの意識を持って見守ってほしいという気持ちでの命名です。

児童発達サポーターについては「児童発達サポーター」というタイトルで、隔日で(「発達の伴歩」を掲載しない日に)連載コラムを書いています。

児童発達サポーターの発想については、次回(発達の伴歩20)に書かせてもらいます。
〔発達の伴歩:小林正人〕

「エコチュウの日」プロトコーポレーション(愛知県名古屋市)が、中古車に乗ることで新車の製造で発生するCO₂削減に貢献できるエコロジ―とのことでチュウ(2)コ(5)の語呂合わせで制定。

「煮たまごの日」料理本「ごちそう煮たまご」の著者の源川暢子さんが、に(2)たまご(5)の語呂合わせで制定。

「みんなニッコリの日」イーセップ(京都府精華町)が、ニッ(2)コ(5)リの語呂合わせで制定。

毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

キノコが免疫力を高めるという話は、今では当たり前のこととして認識されています。そのメカニズムも明らかにされていて、キノコに多く含まれている多糖類が免疫細胞の栄養源となっています。

槐耳(かいじ)が日本で紹介される前は、免疫向上のキノコといえばアガリクスやメシマコブが有名でした。その有効性も健康雑誌や書籍などで紹介されて、これを読んだ人の中には抗がん治療から乗り換える人がいたくらいでした。

それが本当だったのか間違っていたのかを、ここで述べるのではなくて、違った切り口で私たちは健康科学情報として伝えようとしていました。

それは、アガリクスやメシマコブ、それ以外のマイタケ、ヤマブシタケ、霊芝、冬虫夏草なども、医療機関の抗がん治療と併せて使用して、成果が得られたデータは存在していないということでした。

がんの種類と状態、抗がん治療(抗がん剤、放射線、手術)とキノコを使用した場合のデータが、中国で蓄積されていることは情報として得ていたのですが、それを実際の研究論文だけでなく、できることなら研究者から話を聞きたいと考えていました。

それがかなえられることになったのが、槐耳を材料にしたキノコ製剤(カイジ菌糸体エキス)が健康食品素材として中国から日本に輸入されるということを聞き、その輸入元の代表と中国から日本に入れることに成功した中国人の丁さんと会ったことでした。

カイジ菌糸体エキスの有効成分は多糖たんぱく質PS-Tで、6種類の単糖と18種類のアミノ酸が結合して構成されたもので、エキス顆粒に占める有効成分の割合は40%を超えていました。

日本に輸入された原材料は中国の医療機関で使われているものと同じで、使用量も同じとなっていました。

有効成分による免疫細胞の強化、アポトーシス(がん細胞の自滅)の誘発のほか、肝機能向上などが認められていました。

その内容を確認するために、中国で研究に参加した医療機関の研究者を訪ねることができましたが、それについては次回(日々邁進37)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

強いインパクトがあり、一度聞いたら絶対に忘れない言葉が“金言”であるとしたら、今回のお題の「おまんた」は、金言として書き残す意味があると考えていました。

初めて耳にしたときの驚きの感覚が今でも残っています。それは中学2年の夏休みを境に新潟県の糸魚川に移動して、初めて挨拶をした家主さんが発した「おまんた」でした。

その後に、何か言われたのですが、初めの言葉が引っかかって、続く言葉は記憶に残っていません。

警察官は駐在所や派出所、官舎に住むのが原則で、駐在所や派出所は職住一致でした。家主さんから借りて住むということは異例です。

警察官の父親の転勤は新年度からが原則で、3月末に家族で引っ越して、子どもも4月から新たな学校に入るということが当たり前と思っていました。

父親が急な転勤を命じられたきっかけの“松之山事件”のときでも、新年度からの転勤でした。私が3歳のときに起こった事件については、金言の真理99で書き残します。

なぜ異例の夏に転勤になったのかは知らされることなく、高校には親元を離れて通っていたので、糸魚川は最後の転校先となりました。

糸魚川は新潟県では南に位置しています。新潟県は南北に長いので(直線距離で約250km)、北の地域は東北弁の影響を受けていると言われ、南は関西弁(実際には加賀弁)の影響を受けていると聞いていました。(ちなみに関越自動車道のインターチェンジの長岡と東京の間は261km)

実際に移り住んでみると方言を感じることはほとんどなくて、他の地域では通じない用語もなかったのですが、「おまんた」だけは初めて聞きました。それは両親も同じで、その日の夕食のときに、父親が勤務先(糸魚川署)で聞いてきたこととして説明してくれました。

「おまんた」は、あなたがたを意味する糸魚川弁で、敬意と親愛が込められている言葉として使われているとのことでした。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

発達障害というと、発達の凹凸があることが要因としてあげられますが、神経伝達的には配線の違いや線を通る電気の容量の違いが大きく影響していると考えられています。

コンピュータの基盤でいえば、正確につないだはずの配線の一部がつながっていなかった、つなぐ場所を間違えた、つなぎ方がよくないために電気の流れが悪い、といったようなイメージをされます。

コンピュータの場合には配線ミスが一部であっても正常に動くことができなくなります。それに対して人間の脳は、平常時には使われていない部分(サイレントエリア)が非常に多くて、脳で使われているのは10%しかないとの考えが広まっています。

脳科学が進み、今では「10%神話」と言われるようになってきましたが、それでも脳は使われていない部分のほうが多いという考えに変わりはありません。

そのため、脳は一部に配線ミスがあっても、他の部分がカバーして正常に働かせることができると考えられています。

しかし、これは定型発達の話であって、発達障害がある場合には、脳には大きな負荷がかかっていて、休んでいる部分の脳を使ってもまだ余裕がないということもあります。

そこで重要になってくるのは、神経伝達物質を充分に補うことです。定型発達であっても、神経伝達物質が不足すると神経伝達が正常に行われなくなります。

そのために疲れやすくなり、神経を集中させることができなくなり、記憶にも影響が出るようになります。神経伝達物質の中で、発達障害で特に不足が指摘されるのはセロトニンです。

セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれる神経安定には欠かせないものですが、ストレスが高まると脳内での分泌量が増えていきます。

ところが、発達障害ではストレスが高まってもセロトニンが分泌されにくいことから、精神安定ができにくくなります。このことが発達障害がある人の苦しさ、困難さを生じさせる要因となっているのです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

緑茶にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、カフェイン、抗酸化成分のカテキンなどの成分が含まれています。

カテキンは緑茶などの茶葉の渋味成分のポリフェノールで、ビタミンEの約20倍の抗酸化作用があり、殺菌・抗菌作用、血糖降下作用、中性脂肪降下作用があります。

緑茶に含まれるカテキンの半分ほどがエピガロカテキンガレートで、そのほかにエピガロカテキン、エピカテキン、ガロカテキンなどがあります。

緑茶、紅茶、ウーロン茶もツバキ科の茶葉から作られますが、強い抗酸化作用があるエピガロカテキンガレートは緑茶に多く含まれます。緑茶カテキンの含有量は茶葉の8~15%で、上級煎茶に多く、上級の玉露や番茶には少なくなっています。

健康効果がある飲料という一方で、残留農薬が心配されています。茶葉には防虫のために1年に4〜5回の農薬散布が行われています。その農薬が溶け出ることが心配されているわけですが、茶葉には安全基準が設けられています。

内閣府の食品安全委員会によって定められているのは、一日摂取許容量です。これは動物試験で有害性が出ない量を求めて、この100分の1の量を人間が毎日、一生に渡って摂取し続けても安全な量としたものです。

農薬には水に溶ける性質のものと油に溶ける性質のものがあります。茶葉に使われるのは油に溶ける性質のものです。茶葉は露天で育てるので、水に溶ける性質の農薬を使ったら溶けて流れて、役に立たなくなります。

また、お茶はお湯を注いで飲むものなので、茶葉に農薬が残っていても、油に溶ける性質の農薬なので溶け出ることはないということです。
粉を飲むことになる抹茶は無農薬で栽培されています。だから、安心して飲むことができるわけです。

細かな茶葉が残っているお茶を飲むと、茶葉そのものも飲むことになるのですが、少量でしかありません。やってはいけないのは、茶葉(茶殻)のほうに栄養成分が多く含まれるからといって、茶葉を食べたり、ミルで粉にして飲むことです。

お湯に溶け出ている成分の量と、抽出後に茶葉に残っている成分の量を比べてみると、残っているのは全体の70%ほどにもなっています。

お湯に溶け出るのは、水溶性成分のビタミン、ミネラル、アミノ酸、カフェイン、カテキンです。お湯に溶け出ない脂溶性成分としてはビタミンA、ビタミンE、食物繊維などがあげられます。

そのため、茶殻を料理に使う方法を紹介しているメーカーもあるのですが、それが無農薬であるのか、そこだけは確認する必要があるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定方法〕
*妊婦・授乳婦(耐容上限量)
日本の妊産婦のヨウ素の摂取量については食物摂取頻度調査票を用いた調査が存在するのみであり、正確な実態は不明です。

妊娠女性7190人を対象にした中国での研究は、尿中ヨウ素排泄が500μg/Lを超える集団では甲状腺機能低下を起こすリスクが明らかに高まっていることを示しています。

このヨウ素排泄量は50kgの女性において約600μg/日のヨウ素摂取に相当します。

しかし、中国における高ヨウ素摂取は、ヨウ素添加食卓塩またはヨウ素濃度の高い地下水の利用による連続的なものであり、間欠的高摂取である日本人に、そのまま適用することはできません。

実際に、我が国ではヨウ素に起因する妊婦の甲状腺機能低下は、ほとんど報告されていません。

一方、甲状腺機能低下を示した我が国の新生児に関して、母親の妊娠中のヨウ素摂取量を1.9〜4.3mg/日と見積もる報告があります。

しかし、この報告は、摂取量の推定法の詳細が明確でなく、妊婦の耐容上限量を策定する根拠としての信頼性は低くなっています。

このように、我が国の妊婦を対象とした報告は十分ではありませんが、妊娠中はヨウ素過剰への感受性が高いと考えられるため、妊婦は非妊娠女性よりもヨウ素の過剰摂取に注意する必要があります。

一方、0〜5か月児では、哺乳量を0.78L/日とすると、母乳中ヨウ素濃度が320μg/Lを超えると耐容上限量250μg/日を超えるヨウ素摂取量となります。

母親のヨウ素摂取量と母乳中ヨウ素濃度の関係式は不明ですが、母乳のヨウ素濃度を高くしない観点から、授乳婦のヨウ素の過剰摂取にも注意する必要があります。

以上より、妊婦と授乳婦の耐容上限量は、成人女性の耐容上限量(3000μg/日)に不確実性因子1.5を用いて2000μg/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定方法〕
*乳児(耐容上限量)
我が国と同様に海藻類の消費が多い韓国において、早産児として出生して、TSH濃度の上昇から潜在性甲状腺機能低下症と考えられる乳児の母乳からのヨウ素の摂取量を生後3週目で149.0μg/kg体重/日、生後6週目で91.2μg/kg体重/日と見積もる研究があります。

両者の平均値である120.1μg/kg体重/日を乳児におけるヨウ素の最低健康障害発現量と考えて、不確実性因子を3として、40μg/kg体重/日を乳児の耐容上限量の参照値としました。

参照値に参照体重を乗じると、0〜5か月の男児252μg/日、女児236μg/日、6〜11か月の男児352μg/日、女児324μg/日となります。

それぞれの月齢の男女の平均値(0〜5か月244μg/日、6〜11か月児338μg/日)を丸めた数値を男女共通の耐容上限量としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定方法〕
*小児(耐容上限量)
世界各地の6〜12歳の小児を対象にした研究では、北海道沿岸部の小児において、甲状腺容積が他地域に比較して有意に大きいと報告しています。

この報告では、これらの小児の平均ヨウ素摂取量を、ヨウ素の吸収率が100%近いという前提の下で、随時尿のヨウ素濃度から741μg/日と推定しています。

しかし、この北海道の小児のヨウ素供給源が昆布と推定されること、昆布中のヨウ素の吸収率がヨウ化物よりも低いとする報告があること、昆布の投与試験において尿中ヨウ素濃度が昆布摂取後4時間で最高値を示し、その後に速やかに低下することが観察されていることから、ヨウ素の主要な摂取源が昆布である日本人において随時尿からヨウ素摂取量を推定することには疑問があります。

先に策定した成人のヨウ素の耐容上限量3000μg/日を18〜29歳の体重当たりで示すと、男性が47.6μg/kg/日、女性が58.8μg/kg/日となります。

小児の年齢層別の耐容上限量は、これらの値を参照値として、性・年齢区分別の参照体重を乗じて、男女の値を平均して設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕