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「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、幼児期の栄養・食生活の状況について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。

1)子どもの発育・発達・健康について
(1)子どもの肥満度・保護者の子どもの体格に関する認識
肥満度から見た体格は、9割以上が「ふつう」とされていますが、肥満度がふつうの子どもの保護者の約3割、肥満傾向・やせ傾向の子どもの保護者の約4割は子どもの体格に認識の相違があります。

回答者は2〜6歳児の保護者です。

幼児身長体重曲線を用いた評価によると、肥満度は、ふつう(肥満度±15%)の子どもの割合が92.4%で、ふつうより肥満度が高い(肥満度+15%以上)子どもの割合が4.9%、ふつうより肥満度が低い(肥満度−15%以下)の子どもの割合が2.7%となっていました。

肥満度がふつうの子どもについて、保護者の子どもの体格の認識も「ふつう」と一致している割合は69.8%で、約3割の保護者は子どもの体格の認識に相違がありました。(太っている0.8%、少し太っている8.9%、ふつう69.8%、少しやせている15.9%、やせている4.4%)

また、ふつうより肥満度が高い子どもで保護者の認識が一致している割合は63.4%(太っている12.5%、少し太っている50.9%、ふつう33.9%、少しやせている1.8%、やせている0.9%)、ふつうより肥満度が低い子どもで保護者の認識が一致している割合は60.3%(太っている1.5%、少し太っている38.2%、ふつう30.9%、少しやせている29.4%)であって、約4割の保護者は子どもの体格の認識に相違がありました。

「フレイルの日」一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会、日本老年学会、日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会の4団体が2月1日を201としてフ(2)レ(0)イ(1)ルの語呂合わせで制定。

「神戸プリンの日」トーラク(兵庫県神戸市)が神戸プリンが初めて販売された1993年2月1日にちなんで制定。

「LG21の日」明治がプロビオヨーグルトLG21の21から制定。

「ガーナチョコレートの日」ロッテがガーナチョコレートの誕生(1964年2月1日)にちなんで制定。

「メンマの日」富士商会(東京都台東区)が同社の設立日(1950年2月1日)にちなんで制定。

「ギョウザの日」味の素冷凍食品が中国では旧正月に餃子を食べる習慣があることから制定。

毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)

健康食品・サプリメントの成分と医薬品の相互作用については、特定保健用食品と機能性表示食品は確認して報告することが定められていますが、複数の成分が使われている場合には相互作用の試験も多くなり、研究は充分ではないと考えられています。

また、特定保健用食品も機能性表示食品も、サプリメントの成分同士の相互作用も確認が求められているものの、すべての成分での確認は難しく、それが健康被害の発生を不安視させる要因になっています。

医薬品は病気の治療に使われるものであるので、試験対象は病気の人となっています。これに対して、サプリメントは疾病に罹患している人や検査数値が高い人(高血圧、血糖値、中性脂肪値など)のほかに未成年者、妊産婦、授乳婦も試験の対象とはされていません。

そもそも医薬品を使う人がサプリメントの試験対象になっていないのに、医薬品と一緒に使っても安全なサプリメントは存在しているのかという疑問を医療関係者は当然のように抱いています。

安全性が確認されているサプリメントがあったとしても、同じ成分の名称であれば同じ効果があるということへの疑問も抱かれています。機能性表示食品は、販売する製品を用いた試験だけでなく、研究論文を科学的な根拠として使うことが認められています。

同じ名称の成分が同じ分量だけ使われていれば、同じ効果があるということを前提としているわけですが、先に紹介したように、サプリメントの成分は同じ名称の成分であっても内容が大きく異なるだけに、同じ効果があるとして機能性を認めるのは納得ができないという考えがあることも当然のことです。

製品を使った試験がされた機能性表示食品は「〜が確認されています」と表示されているのに対して、研究論文だけを裏付けとして届出された機能性表示食品は「〜と報告されています」と表示されています。
〔サプリメントデザイン推進機構 小林正人〕

ダイエットという言葉は、以前から“やせる”とか“体脂肪を減らす”という意味で使われてきていますが、メディアに初めて登場したときの記録を見ると生活習慣病の予防の意味で使われていました。ダイエット(Diet)は正しい生活をすることを意味していて、そこから転じて食事療法、運動療法を指す言葉として使われています。

アメリカでは“Diet”といえば食事療法、バランスの取れた食事を指していて、少なくとも日本人が抱いている“やせるために食べる量を大きく減らす”“やせるために無理をする”“やせられるなら身体を壊してもよい”などという発想はしていません。

メディアに初めて「ダイエット」が使われたのは、主婦の友社の健康誌『わたしの健康』(1985年発行)でした。その掲載された記事のタイトルが「粉ミルク健康法」で、赤ちゃん用の粉ミルクを大人も飲んで健康を維持しようというテーマは、このときにダイエットの用語が使われています。

粉ミルク健康法は、今でも複数の書籍が出続けているほどの根本的な健康データとなっています。「粉ミルク健康法」の記事の著者は、大手乳業メーカーの研究所出身の久郷晴彦薬学博士です。そのことを知っているのは、久郷博士が私の義父だからです。

赤ちゃん用の粉ミルクは、それだけで生きていくことができる栄養バランスで、無農薬、無添加という優れた食品です。成人の栄養バランス的には脂肪の割合が多めであるものの、そのことを知っていて、他の食品からの脂肪摂取を控えれば、これほど健康ダイエットに適したものはありません。

やせればよい、ということではなくて、より健康になるためのダイエットであり、それこそが正しい意味なのですが、それを考えてもらえるきっかけになればと思い、この逸話を伝えさせてもらっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2月1日
「フレイルの日」一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会、日本老年学会、日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会の4団体が2月1日を201としてフ(2)レ(0)イ(1)ルの語呂合わせで制定。
「神戸プリンの日」トーラク(兵庫県神戸市)が神戸プリンが初めて販売された1993年2月1日にちなんで制定。
「LG21の日」明治がプロビオヨーグルトLG21の21から制定。
「ガーナチョコレートの日」ロッテがガーナチョコレートの誕生(1964年2月1日)にちなんで制定。
「メンマの日」富士商会(東京都台東区)が同社の設立日(1950年2月1日)にちなんで制定。
「ギョウザの日」味の素冷凍食品が中国では旧正月に餃子を食べる習慣があることから制定。
毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)

2月2日
「つぼ漬の日」九州新進(鹿児島県姶良市)が干し大根を醤油に漬け込んだ鹿児島の特産物のつぼ漬の普及のために、つ(2)ぼ漬(2)けの語呂合わせで制定。
「くちびるの日」わかさ生活が唇のケアの啓発として笑顔でニッ(2)ニッ(2)の語呂合わせで制定。
「麩の日」協同組合全国製麩工業会が「ひ、ふ、み」のふ(2)と麩(2)の語呂合わせで制定。
「おじいさんの日」伊藤忠食品が、じ(2)いじ(2)の語呂合わせで、おじいさんに感謝する日として制定。
「オーツ麦の日」ダノンジャパンがオーツ麦のオーツを02と呼んで0202から制定。

2月3日 節分
「不眠の日」エスエス製薬が不眠改善の情報発信のために不(2)眠(3)の語呂合わせで制定。
「乳酸菌の日」カゴメが乳(2)酸(3)の語呂合わせで制定。
「大豆の日」ニチモウバイオティックス(東京都港区)が節分の日になることが多いことから制定。
「鬼除け鬼まんじゅうの日」美濃廣庵 満開堂(岐阜県瑞浪市)が鬼まんじゅうで鬼除けをしてほしいと節分の日を制定。
「巻寿司の日」あじかん(広島県広島市)が節分の日に巻寿司を丸かぶりすると幸福になれるといわれることから制定。
毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

2月4日
「高齢者安全入浴の日」高齢者入浴アドバイザー協会が不老不死を風呂不死にかけて不(2)死(4)と入(2)浴(4)の語呂合わせで制定。
「ビタミンCケアの日」ドクターシーラボが肌のシミ、シワの解決にビタミンCが有効として立春になることが多い2月4日に紫外線対策をすることを普及するために制定。
「妊娠の日」ジュンビー(東京都中央区)が妊娠・出産の情報を得てもらうことを目的に妊(2)娠(4)の語呂合わせで制定。
毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

2月5日
「エコチュウの日」プロトコーポレーション(愛知県名古屋市)が中古車に乗ることで新車の製造で発生するCO₂削減に貢献できるエコロジ―とのことでチュウ(2)コ(5)の語呂合わせで制定。
毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

2月6日
「海苔の日」全国海苔貝類漁業協同組合連合会が大宝律令の中で租税として初めて海苔が登場したことにちなんで制定。
「風呂の日」一般社団法人HOTJAPANが風(2)呂(6)の語呂合わせで制定。
「抹茶の日」西尾茶協同組合(愛知県西尾市)が茶道で湯を沸かす風(2)炉(6)の語呂合わせで制定。
「C1000の日」ハウスウエルネスフーズがC1000の発売日1990年2月6日にちなんで制定。
「フンドーダイ・煮物の日」フンドーダイ(熊本県熊本市)が煮(2)る(6)の語呂合わせで制定。
毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

2月7日
「フナの日」古河鮒甘露煮組合(茨城県古河市)がフ(2)ナ(7)の語呂合わせで制定。
毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

2月8日
「東京二八そばの日」東京都麺類協同組合が二八蕎麦(そば粉8、小麦粉2)のおいしさを普及するために二(2)八(8)から制定。
「スパの日」日本スパ振興協会がス(2)パ(8)の語呂合わせで制定。
毎月8日:「お米の日」、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

2月9日
「肉の日」都道府県食肉消費者対策協議会が、に(2)く(9)の語呂合わせで制定。
「木曽路ふぐの日」木曽路が、ふ(2)ぐ(9)の語呂合わせで制定。
「木曽路肉の日」木曽路が、に(2)く(9)の語呂合わせで制定。
「輪島ふぐの日」能登半島・輪島わのしま食楽部が、ふ(2)ぐ(9)の語呂合わせで制定。
「大福の日」日本アクセス(東京都品川区)が大福の福から、ふ(2)く(9)の語呂合わせで制定。
「とらふぐ亭の日」東京一番フーズ(東京都新宿区)が、ふ(2)く(9)の語呂合わせで制定。
「福寿の日」琉球福寿(沖縄県那覇市)が福寿人生の発信を目的として福(29)寿(10)の語呂合わせで2月9日と10日を制定。
毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

2月10日
「ばい菌ゼロの日」エーワン(愛知県名古屋市)がウイルス・ばい菌が2→1→0と減ってゼロになる様子から制定。
「みやざき地頭鶏の日」みやざき地頭鶏事業協同組合が、じ(2)とう(10)の語呂合わせで制定。
「フードの日」日本野菜ソムリエ協会がFOOD(食べ物)と風土からフー(2)ド(10)の語呂合わせで制定。
「フットケアの日」日本フットケア・足病医学会がフッ(2)ト(10)の語呂合わせで制定。
「豚丼の日」ソラチ(北海道芦別市)が、ぶた(2)どん(10)の語呂合わせで制定。
「ギョーザの日」味の素冷凍食品が中国の旧正月に餃子を食べる習慣があることから制定。
毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

「焼ビーフンの日」ケンミン食品が2020年1月31日に焼ビーフンが世界一長く販売されているビーフンブランドとしてギネス世界記録に認定されたことから制定。

「愛菜の日」カゴメが野菜を愛することを愛菜として1をアイ=愛、31をサイ=菜と読む語呂合わせで制定。

「生命保険の日」MDRT日本が1882年1月31日に新聞紙面に初めて生命保険の保険料が支払われたニュースが報じられたことにちなんで制定。

毎月31日:「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)

健康食品で示される機能性が同じであっても、栄養機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品によって内容が異なっています。同じ機能性が示されていれば、同じ効果が期待できるというわけではないのです。

栄養機能食品は長年の使用の経験値がある栄養成分(ビタミン13種類、ミネラル6種類、脂肪酸1種類)であれば、内容は同じであるとの前提で、同じだけの分量が含まれていれば同じ効果があるとされるものです。

特定保健用食品(トクホ)は実際に販売される製品を使って、医薬品と同様の比較試験が人間を対象にして複数行われて、一定の効果が確認されていることが条件となっています。そして、消費者庁の許可を得て販売されます。

それに対して機能性表示食品は安全性と機能性に関する科学的根拠を消費者庁長官に届け出ることによって機能性を表示して販売できるものです。製品を用いての試験結果だけでなく、論文の結果を使用することができるので、他社の製品と同じ素材名であれば同じ機能性があるということを前提としています。

素材が同じであっても産地や栽培法、部位、収穫時期、加工法などによって有効となる成分の量が変わってくるのは当然のことです。また、試験方法も消費者の期待とは異なるところがあります。

機能性表示食品に限らず、生活習慣病の予防や改善が期待されていますが、機能性表示食品も特定保健用食品も疾患(病気)がある人は試験対象から除かれています。子どもや妊娠可能な女性は試験対象とはなっていません。

そのことは製品やチラシなどにも表示されていないので、女性や子どもは実際に効果があるのか裏付けがないままに使っていることになります。

栄養機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品以外の健康食品の場合には、試験の内容について定められているわけではないので、どのような試験が行われているのかを確認しないと有効性と安全性を確認することができないということになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本の栄養学の基本単位は80kcalとなっています。今現在、活動をしている栄養士は学校教育で80kcal単位で栄養計算をすることを学んでいるので、それ以外のことがあることも知らなければ、栄養指導を受けて食事をする人が理解しにくくて、計算しにくいことも思いが回らないかもしれません。

日本の栄養学は、もともとは100kcalが基本であったところが、戦後に肥料不足、飼料不足による成長の低下、食品のサイズが小さくなるということもあって、主食も副食も100kcalには不足する状態になりました。

そこで戦後の食糧難に対応するための緊急措置として、そのときの現状に合わせて2割減の80kcalが採用されました。ところが、食糧難が解消された後にも80kcalが採用され続け、栄養学を教える大学だけでなく、糖尿病などの医学会も採用し続けました。

これは戦後の食事が急速に洋食化して、エネルギーの過剰摂取が懸念されていたからです。そして、健康のためには“腹八分目”が推奨されるようになり、80kcalが当てはまっていたこともあります。

時代を経て、循環器系の学会などが食事の基本として100kcalを提唱するようになったものの、1単位が80kcalは変わらず、計算しにくいことから、栄養指導のとおりには実施するのが難しいという状況がありました。

そのような状況の中で登場したのが100kcalを一つの単位とする方法で、栄養業界では“ダイエットデザインハウス”と呼ばれました。三角形の紙1枚を100kcalとして、1日に指示されたエネルギー量に合わせて家の形にしていくというもので、発案者は慶應義塾大学病院の食養管理室の山下光雄先生(管理栄養士)でした。

山下先生は、私の臨床栄養の師匠である山本辰芳先生(管理栄養士)が代表のHDS(病院栄養管理)研究所のメンバーでもあり、私とともに主任研究員の名刺を持っていました。

80kcal栄養学に慣れた栄養士には100kcalは使いにくいものでしたが、栄養学に慣れていない人には理解しやすいものでしたが、人によって指示される摂取エネルギー量が異なることから三角形を組み合わせて家の形にするのが難しいこともありました。

そこで山下先生とともに開発したのが食品別に100kcalの紙をチケットのようにして、1日分のバランスのよい食品を配分して、これを1日で食べていくという方法にしました。この方法は、日本メディカルダイエット支援機構の食事バランスを自分で考えて実践していく方法として使い続けています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「おからのお菓子の日」おおむぎ工房(栃木県足利市)がイソフラボン、大豆サポニン、大豆オリゴ糖の入ったおからを原料とした菓子の普及を目的にイソフラボン(1)、大豆サポニン(3)、オリゴ糖(0)の語呂合わせで制定。

「節々の痛みゼロを目指す日」ひまわり(東京都江戸川区)が、いた(1)み(3)ゼロ(0)の語呂合わせで制定。

毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

「覚えておきたいことは忘れてしまうのに、忘れたいことは忘れることができない」ということがあります。それは年齢を重ねるほど増えていくことで、加齢によって認知機能が低下することが、その理由として一般にあげられています。

徐々に低下していくだけではありません。覚えることが減っていったなら、それと同じように忘れていくというなら理解しやすくても、なぜだか覚えることが減った分だけ、忘れたいことが増えていくようになるということが起こります。

認知症を例にすると、過去の記憶は残っているのに直近のことは記憶になくて、朝に食べたものを覚えていないだけでなく、朝食を摂ったことも覚えていないということもあります。それは短期記憶をする大脳皮質の機能が低下するために、最近の記憶が引き出せないということが起こっています。

それに対して、長期記憶のほうは引き出しに収納されているようなもので、就寝中に出し入れして整理がされています。もういらない情報は、捨てられて忘れられればよいようなものですが、その選択を自分の意思で行うことはできません。

過去に記憶に強く残るような出来事があると、それは忘れてはいけない重要な情報として脳に刻み込まれていて、何度も出し入れされています。その出し入れしている記憶が夢として現れているという研究報告もあるのですが、すべて記憶が夢として登場しているわけではありません。

夢に登場していないことでも出し入れはされているので、一時期であっても強い印象を残すこと、その忘れたい記憶が今にもつながっていることがあると、これは忘れてはいけない情報として深く刻まれているために、なかなか忘れることができなくなります。

悪夢のような出来事からは離れている、忘れていると思っていても、どこかに引っかかりがあると記憶として残るので、思い切って環境を変えるとか付き合いを変えるという決断がないと忘れることはできないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕