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健康診断は「健診」と略されていますが、これは全身の健康状態を調べ、自分の身体が健康であるかを調べることを指しています。似たような言葉に「検診」がありますが、これは特定の病気を早期発見することを指しています。

検診は一般には、がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺癌)、歯周病、結核、肝炎ウイルス、骨粗鬆症、脳ドックなどを対象に実施されます。

健康診断には、働く人を対象とした法定健診と、広く一般も対象にした特定健康診査があります。

健康診断は一般健康診断と定期健康診断に大きく分けられています。労働安全衛生法で義務づけられた定期健康診断は法定健診と呼ばれ、雇い入れ時の健康診断と年1回の定期健康診断を実施することが事業者には義務づけられています。

 法定健診の項目は以下の通りです。

1 問診1(既往歴及び業務歴の調査)
2 問診2(自覚症状、他覚症状の有無の検査)
3 身体測定(身長、体重、腹囲)
4 便及び尿検査
5 視力及び聴力の検査(1000Hz、4000Hz)
6 胸部エックス線検査及び喀痰検査
7 血圧の測定
8 貧血検査(血色素量及び赤血球数)
9 肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP)
10 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
11 血糖検査
12 尿検査(血中の糖及び蛋白の有無の検査)
13 心電図検査
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

食生活チェックは臨床栄養の世界で始まったもので、疾病のリスクが高い人や生活習慣病の予防・改善を目指して開発され、更新が重ねられてきました。現在の食生活チェック表は日本臨床栄養学会の元理事長(医学博士)の監修によって完成させたものです。

適正な体重を保つための基本は、現在の食生活の状態を正しく把握することです。食生活の指導のもとになる食生活調査は、一般には1週間ほどの一定期間の食材の種類と分量を調査して、どれくらいの栄養素を摂取したのかを調べて、栄養素の充足率を導き出すために実施されています。その結果を受けて、不足している栄養素をプラスして、摂りすぎると弊害が出るものはマイナスするように指導されるのが通常となっています。

この方法はメニューと食材、分量、調理法を記録して提出するほうも大変で、この結果を受けて過不足を計算するほうも大変になります。不足している栄養成分が指摘されても、食品は栄養素として販売されているわけではなく、いろいろな栄養素が含まれている食品を選び、不足している分を補えるだけの分量を選んで、それが料理になったときに減る分も含めて食べる量を決める必要があります。

このような面倒なことを排除して、簡単にチェックして、簡単に指導できるようにしたのが食生活チェック表です。

主食は1日に食べたものをチェックして、そのほかの主菜、副菜などは1週間に食べたものをチェックするだけとなっています。チェック項目は食品の種類ごとに週に何回食べたかをチェックするだけで分量を書く必要はありません。

チェックが終わったら、面談や感想を書いてもらうなりしてからアドバイスに移ります。そのアドバイスは、1日もしくは1週間に食べるべき回数を示すことが基本で、なぜ必要なのかを説明して、理解をしてから変更するようにしてもらいます。

やってみた感想を述べてもらうと、アドバイスしようとしていることと、ほぼ同じ結果が返ってきます。つまり、チェックしているうちに、これは食べなければならない、もっと食べたほうがよい、減らさないといけないということに自分で気づくことができるように作られているからです。

この食生活チェック表は、食品の摂取回数を変えることによって分量を調整するだけなので、忙しい時間の中で調理をする方にも受け入れてもらいやすくなっています。負担をかけるようでは変更をしてもらうことも、続けることも難しくなります。
食事の傾向は、何か大きなイベント(生活環境の変化や疾病など)がなければ、変化することがないのが普通のことです。

スポーツ選手は一般の方に比べて平均寿命が短い傾向があることは以前から判明していて、その中では無理がかからない程度の有酸素運動の場合には、むしろ平均寿命は延びる傾向があるものの、全体的には短命となっています。

スポーツ選手だけでなく、身体に負荷がかかる仕事に従事している人(農業、漁業、林業や工場の従業員など)は、やはり短命の傾向があります。これらの職種は若い人が集まりにくい職種であるために、職場の高齢化が進んでいて、以前にも増して肉体労働化が進んでいます。それだけに、健康を維持するための食生活の指導は重要になります。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

身体は食べているもので構成されているという考え方があって、身体を構成する成分を食事で摂取するときには、構成成分のバランスに合わせるという発想は以前からあり、それをすすめる専門家(医師や管理栄養士など)がいます。

その例として、よくあげられるのはたんぱく質です。たんぱく質の摂取を中心した人気書籍の著者の管理栄養士は、たんぱく質は身体の4割を構成しているので、その割合での摂取を著書の中ですすめています。

水分を除いた身体の構成成分は2割ほどなので、4割という表現は違っていますが、それよりも気になるのは厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」の三大エネルギー源の摂取バランスが間違っているという主張をしている部分です。

「日本人の食事摂取基準」では、たんぱく質が13〜20%、脂質が20〜30%、糖質が50〜65%とされています。その平均は、たんぱく質が15%、脂質が25%、糖質が60%となっています。

これはエネルギー量のバランスで、脂質は1gあたり約9kcalなので、糖質とたんぱく質の約4kcalとは2.25倍の差があります。詳細は省きますが、重量で計算すると、たんぱく質は17.4%となり、大まかな2割と大きくは違っていないことになります。

たんぱく質の1日の摂取目安は60gとされています。これは体重1kgについて1.0〜1.2gとされているので、男性は60〜90g、女性は45〜68gとの目安が示されています。

運動をする人は、たんぱく質の摂取が重要となることから、体重1kgの摂取目安は多めになっていて、持久系の運動では1.2〜1.4g、瞬発系の運動では1.7〜1.8gとされています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「みしまバーニャの日」富士伊豆農業協同組合がブランド野菜の箱根西麓三島野菜をバーニャカウダで楽しんでもらおうと1/28の/をバー、28をニャと読む語呂合わせで制定。

「逸話の日」人物や物事のエピソードから本質を探ることの大切さを知ることを目的に、い(1)つ(2)わ(8)の語呂合わせで制定。

毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

疾病になって医薬品を使う状態になると、医師から健康食品を使うことを禁止されることがあります。それは健康食品・サプリメントに使われている成分が医薬品の成分と合わさることによって健康面の被害が現れる相互作用が起こることがあるからです。

相互作用だけでなく、そもそも健康食品などに不安を抱いている医師も少なくありません。

医薬品は1錠に使われるのは1種類の成分だけで、その内容も分量も厳格に管理されているのに対して、健康食品には複数の成分が使われています。

成分は原材料名として表示義務はあるものの、含有量(重量)が多い順に表示されるだけです。主な成分について分量は書かれていても、分量は明らかにはされていません。特徴的な成分については成分量が書かれていることはあっても、すべてというのは珍しいことです。

すべての成分が表示されている保証がないだけでなく、表示されていない成分が含まれている可能性もあります。書かれている成分が実際には含まれていないということがないわけではありませんが、そのことが健康に被害を与えることは考えられません。

ところが、含まれている成分が書かれていないと、どんな危険なものが含まれているか判断ができません。このことが最も大きな問題だと考える医師が多いのです。

医薬品の成分が健康食品の成分と組み合わされると医薬品の効果が弱まることや、逆に効果が強まって危険なことが起こることがあり、これは相互作用と呼ばれています。通常の食品とでも相互作用が起こることがあり、その例としてはワーファリンとビタミンKが含まれる納豆などの食品があります。

健康食品は成分が濃縮・凝縮されているものが多く、それだけ相互作用が強く起こる可能性があります。

詳細な相互作用については、徐々に紹介していくことにしますが、一般に言われていること、医師や薬剤師などが知っていて患者に対して注意される相互作用だけでなく、そのことを知らないと危険なことが起こりかねないのが相互作用の恐ろしいところです。

すべてを知っているわけではないことから、すべての健康食品を禁止するということがあるのです。
〔サプリメントデザイン推進機構 小林正人〕

食後の空腹時間に筋肉運動をすると、脂肪合成が進みにくくなり、脂肪細胞に蓄積される中性脂肪が少なくなるというメカニズムについて前回(タクティシャン16)説明しましたが、それに続いて食後の運動と脂肪蓄積について紹介します。

食前の運動の効果を説明すると、必ずといってよいほど聞かれるのが、食後の運動でも効果があるのかという質問があります。脂肪合成と代謝の研究から、最も効果が得られる運動と食事のタイミングは夕食前の運動ということで、その効果は理解できても実際に続けることは難しいということが多いことは承知しています。

夕食を食べるだけという人なら夕食前の筋肉運動は可能でも、夕食を作る人にとっては、運動して直後に夕食を食べるというのは不可能に近いことです。そのため、夕食後の運動の効果に関心があるわけですが、できれば夕食後でも夕食前の運動と同じような効果が得られないかという質問があるのも理解ができるところです。

食後は身体を休めて消化を促進するのが普通のことで、夕食は自律神経の副交感神経の働きが盛んになっていることから、副交感神経の作用によって膵臓から多く分泌されるインスリンによって肝臓での脂肪合成が進みやすくなります。

本来なら太りやすい時間帯だけに、その後の運動は気になります。消化・吸収のことを考えなければ、夕食の直後に運動をするのはダイエット効果が高いことになります。運動によって交感神経の働きが盛んになると、副交感神経の働きが抑制されて、脂肪合成が進みにくくなります。

運動によって体脂肪(脂肪細胞に蓄積された中性脂肪)を減らせばよいということではなく、筋肉もつけつつ、体脂肪も一定量は確保して起きたいというときには、食事をして30分後の有酸素運動がすすめられます。

体脂肪が増えた後の運動で、血液中の余分な脂肪をエネルギーとして消費しながら、運動による筋肉を低下させないようにすることで、脂肪を減らしすぎない身体を保つことができるようになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品で示される機能性が同じであっても、栄養機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品によって内容が異なっています。同じ機能性が示されていれば、同じ効果が期待できるというわけではありません。

栄養機能食品は長年の使用の経験値がある栄養成分(ビタミン13種類、ミネラル6種類、脂肪酸1種類)であれば、内容は同じであるとの前提で、同じだけの分量が含まれていれば同じ効果があるとされるものです。

特定保健用食品は実際に販売される製品を使って、医薬品と同様の比較試験が人間を対象にして複数行われて、一定の効果が確認されていることが条件となっています。そして、消費者庁の許可を得て販売されます。

それに対して機能性表示食品は安全性と機能性に関する科学的根拠を消費者庁長官に届け出ることによって機能性を表示して販売できるもので、製品を用いての試験結果だけでなく、他社の論文の結果を使用することができるので、同じ素材名であれば同じ機能性があるということを前提としています。

素材が同じであっても産地や栽培法、部位、収穫時期、加工法などによって有効となる成分の量が変わってくるのは当然のことです。また、試験方法も消費者の期待とは異なるところがあります。

機能性表示食品に限らず、生活習慣病の予防や改善が期待されていますが、機能性表示食品も特定保健用食品も疾患(病気)がある人は試験対象から除かれています。子どもや妊娠可能な女性は試験対象とはなっていません。

そのことは製品やチラシなどにも表示されていないので、女性や子どもは実際に効果があるのか裏付けがないままに使っていることになります。

栄養機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品以外の健康食品の場合には、試験の内容について定められているわけではないので、どのような試験が行われているのかを確認しないと有効性と安全性を確認することができないということになります。

これらの健康食品を1種類だけ摂っているのなら相互作用は確認しやすいのですが、複数を摂っている人も少なくありません。そのため、同じような作用機序(体内で効果が現れるメカニズム)がある成分が重なって、健康被害が起こることにもなりかねません。

こういったことがあるので、医師や薬剤師が健康食品を使うことに懸念を示すことにもなっているのです。
〔サプリメントデザイン推進機構 小林正人〕

サプリメントはアメリカの「ダイエタリー・サプリメント」(Dietary Supplement)を略した言葉で、この場合のサプリメントの本来の意味は「日常の食生活では不足する栄養成分を補うもの」です。

ところが、サプリメントは健康食品と同じ意味合いで使われることが多く、サプリメントの摂取をすすめられたときには、不足する栄養素を補うためなのか、それとも別の効果を期待してのことなのか迷うことがあります。

別の効果というのは医薬品的な機能性のことで、血圧を安定させる、血糖値の急上昇を抑えるといったことで、元々は医薬品だけの効果であったことです。この場合は、サプリメントと呼ぶよりも健康食品と呼んだほうが適した意味となります。

サプリメントの和訳は健康食品だけでなく、栄養補助食品、機能性食品なども使われていますが、一般には健康食品が通称となっています。というのは、我が国では健康食品の定義はなくて、通常の食品よりも健康によいと一般に考えられるものとされています。

健康食品は通常は医薬品的な効能効果を述べることは法律によって規制されているのですが、その中でも内容成分とともに機能性について表示して販売することが許可されているものがあります。それは栄養機能食品、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品です。

栄養機能食品は研究成果と長年の使用経験から、それぞれの栄養成分が定められた量の範囲内であれば栄養成分(ビタミン13種類、ミネラル6種類、脂肪酸1種類)の機能を表示することができます。

特定保健用食品は保健効能成分が含まれているもので、人間を対象にした試験によって特定の保健の目的(血圧を下げる、血糖値を下げるなど)が期待できることを表示して販売できるものです。販売する製品と同じものを用いての試験が義務づけられ、消費者庁の許可を得る必要があります。

機能性表示食品は、安全性と機能性に関する科学的根拠を消費者庁長官に届け出ることによって機能性を表示して販売できるものです。販売する製品を用いての試験結果だけでなくて、研究論文を科学的根拠とすることも認められています。他社の研究成果であっても、同じ成分が同じだけ含まれていれば同じ機能性があるとされています。

この3種類の中で、本来の意味合いのサプリメントに該当するのは栄養機能食品ということになります。
〔サプリメントデザイン推進機構 小林正人〕

「船穂スイートピー記念日」JA岡山西船穂町花き部会がスイートピーの本格的シーズンの1月と、いい(1)ふ(2)な(7)おの語呂合わせで制定。

毎月27日:「ツナの日」