投稿者「JMDS」のアーカイブ

さすがに年末が迫ってくると、記念日がない日があるのも仕方がないことです。その1日で、今日は健康に関わる記念日はありません。12月27日から29日は紹介できそうです。

毎月26日:「風呂の日」(東京ガス)、「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)

仏教では「輪廻」は車輪が回転し続けるように人が何度も生死を繰り返すことを指し、「転生」は生まれ変わることを指します。輪廻転生の生まれ変わりは人間だけでなく、動物や昆虫などにもなって、また人間になるという説明が一般にはされています。

必ず人に生まれ変わり、しかも同じ僧侶に生まれ変わることを運命づけられている人がいます。それはダライ・ラマとパンチェン・ラマです。

ダライ・ラマはチベット仏教ゲルク派の最上位の化身ラマで、ダライは大海を意味するモンゴル語で、ラマは師を意味するチベット語に由来しています。パンチェン・ラマはダライ・ラマに次ぐ高位の化身ラマで、サンスクリット語のパンディタ(学匠)とチベット語のチェンポ(偉大)の合成語とされています。

この話は、ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表から教えてもらったことで、その方とは私が過去に理事を務めていた作家団体で出会いました。

輪廻転生は人の一生を何度も繰り返すことで、ダライ・ラマとパンチェン・ラマでないと同じ僧侶に生まれ変わることはないので、生まれるたびに別の人間に転生します。転生するたびに前の記憶が残っていたら、多重人格になりかねない状態ですが、「これを経験したかったら人の何倍も経験することだ」と言われることがあります。

その経験は、多くの趣味や遊びをすることではなくて仕事を指しています。次々に一緒に仕事をするフィールドを変えて、もしくは複数のフィールドを同時にこなしていくことで、それぞれのフィールドで経験したことを積み重ねていくことです。

その「一生のうちの輪廻転生」には敵わないものの、私もタイプが異なる多くのフィールドを同時にこなしてきたことから、その経験を伝える立場に近づいているのではないかと考えているところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“他力本願”という言葉を使うと、それはおかしいと指摘されることがあります。そして、「自力本願の間違いではないか」と言われるのはよいほうで、「他力本願になってはいけない」と説教されることもあります。

でも、自分が経験してきた説教では、他力本願が正道です。説教を叱ることの意味で使う人も多いのですが、本来は宗教の教義・経典を口で解き明かすことを指しています。他力本願こそが重要と解いたのは浄土真宗の開祖の親鸞聖人です。その教えを守り、伝える宗派の寺で生まれ、幼いときに寺で祖父母から言われ続けてきました。

浄土真宗は他の宗派とまったく違うと言われる中で、親鸞聖人が出家して学んだ浄土宗と比べてみたことがあります。一文字だけ違っているので、根本的なところは同じか似通っているのではないかと思っていました。同じ本尊(阿弥陀如来)で、同じ南無阿弥陀仏と唱えるのですから。

浄土宗は南無阿弥陀仏と唱えて修行することで死後に浄土で仏になることができるということで、一生懸命に唱える自力で願いをかなえる自力本願です。

浄土真宗は信心をすることで必ず極楽浄土に行けるという他力本願です。どれくらい一生懸命に修行したか、どれだけ多く唱えたかということに関係がありません。何を信じるのかというと阿弥陀如来の本願です。本願は、すべての衆生(生きとし生けるもの)を仏にするという願いを指しています。

頑張ることも無理をすることもないというのは、メディカルダイエットの「無理なく無駄なく」のモットーと通じるところもあります。メディカルダイエットは苦しいことをしないで望む結果になるように生命科学に基づいた方法を示しています。

他のダイエット法が苦痛だけでなく空腹感も克服しないといけない修行が求められる自力本願だとしたら、メディカルダイエットは修行がない他力本願にたとえられるかもしれません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

戒律を守るのは仏教の基本とされていて、五戒が示されることが多いようです。

・不殺生戒 生き物を故意に殺してはならない
・不偸盗戒 他人のものを盗んではいけない
・不邪淫戒 不道徳な性行為を行ってはならない
・不妄語戒 嘘をついてはいけない
・不飲酒戒 酒を飲んではいけない

凡人には厳しいと思われる戒律も、「故意に」と書かれていると故意でなければ問題なし、「不道徳な」と書かれていると普通の性行為は問題なしと解釈されることもあります。

五戒を示しておきながら僧侶が守っていないではないか、という疑問(批判)に対して、「五戒は在家信徒が守るべきこと」と切り返してきた仏教関係者もいました。仏教関連の書物に書かれていることではあっても、五戒を守ることは出家僧侶では当たり前のことなので、記していない書物を持ち出すのは、どうかと思います。

この五戒に、特別な日に出家者と同様の体験することを目的として、三つの戒律が加えられた八戒が行われることがあります。年に数回、精進日(先祖の供養などを行う日)に日の出から翌日の日の出まで課されるものです。

・不得過日中食戒 昼食以降は食事をしない
・不得歌舞作楽塗身香油戒 歌舞音曲を見たり聞いたりすること、身を飾るもの(装飾品、化粧・香水など)を使用しない
・不得坐高広大床戒 地面に敷いた臥具だけを用いて、贅沢な寝具や座具でくつろがない

八戒というと西遊記の猪八戒を思い起こす人がいるかと思いますが、本名は猪悟能といい、八戒を破ったことから、三蔵法師から戒めの意味で猪八戒と名づけられたと西遊記に書かれています。

この伝からすると、今の世は八戒だらけかもしれません。

仏教は堅苦しいものという印象を与えますが、親鸞聖人が開いた浄土真宗には戒律がないので、戒律を守れないことを悩む必要もなければ、戒律破りを言い訳する必要もないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

浄土真宗(真宗十派)は他の宗派と違って、お経を読まないと勘違いされることがあります。宗祖の親鸞聖人は、お経の重要性を説いていて、中でも「大無量寿経」はお釈迦様の本心が書かれているものとして最重要としています。一切経(経典の総称)7000巻もあるお経の中でも一番という位置づけです。

なぜお経がないような勘違いをされるかというと、葬儀や朝晩の勤行(ごんぎょう:おつとめ)で読まれる親鸞聖人が書かれた「正信念仏偈」(しょうしんねんぶつげ)が有名すぎるからです。

偈は「うた」のことで、うた(歌)のように親鸞聖人が書かれた文言が使われます。「正信念仏偈」は「7文字×120行=840文字」で、仏教の2500年の歴史を伝えています。正信偈と略して呼ばれることもあります。

お経は、お釈迦様の説法の記録で、お釈迦様の言葉を書いたものです。説法を聞いた人の違い、解釈の違いによって、残されたお経の内容も変わってきます。そこで、仏教の歴史の解説書として書かれたものが「正信念仏偈」ということです。

「正信念仏偈」の前半ではお釈迦様がこの世に出たのは「一切の人々は阿弥陀の本願力によって救済されるという教えを解くためだ」ということが書かれています。後半では浄土経を伝えた7人の高僧の徳を賛え、その教えの要点をまとめたものです。

お経ではないとしても、「正信念仏偈」を耳にすることが多いので、親鸞聖人の考えを感じ取ることができます。宗祖を近しく感じられることから、それが浄土真宗のよいところと感じる人が多い所以の一つです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

食事療法では1単位を80kcalとして一般には計算されていますが、これはわかりにくいことがあり、100kcalで考える方法を紹介しています。以前は日本では100kcal単位で考えられていたのですが、終戦後の食糧難に対応するために“腹八分目”の量になり、それが今も続いています。これを指して、「栄養指導は戦後が終わっていない」と言われることもあります。

100kcal単位の栄養学では、1日の摂取エネルギー量を1600kcalとすると、主食は800kcal、主菜は400kcal、副菜は400kcalの割合となります。

主食は、主に糖質(炭水化物)で構成される食品で、ご飯やパン、麺類などが該当します。主菜は主にたんぱく質で構成される食品で、肉、魚、卵、豆腐などが、また副菜はビタミン、ミネラル、食物繊維、油を多く含む食品で構成されます。

エネルギー量の割合で、何を、どれくらい食べればよいのかを知る方法として用いられることは100kcalダイエット法とも呼ばれます。

これは食品を100kcal単位で考え、紙1枚を100kcalとして、紙の色と枚数で、料理に使用する食品のバランスを考える方法を採っています。主食は黄色、主菜は赤色、副菜は緑色として、100kcalの紙が主食の黄色が8枚、主菜の赤色が4枚、副菜の緑色が4枚となります。それぞれ100kcalを示す紙から、1日に食べるべき食品を知ることができるようになります。

主食(黄色)ごはん1/2杯 赤飯1/2 もち1個、パン10枚切1切 そば1/3玉 うどん1/3玉 スパゲティ1/2カップ
主菜(赤色)肉1切 魚1切 卵1個 豆腐1/2丁
副菜(緑色)牛乳1カップ 果物(りんご小)1個 油大さじ1杯 野菜3皿+みそ汁1杯 ※野菜(サラダ)1皿と、みそ汁1杯は25kcal
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

今日はクリスマスで、さすがに食や健康に関わる記念日のイベントをする余裕はないということで、毎月25日の2つの記念日だけです。

毎月25日:「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)

健康デザインでは、健康を維持するために食事と運動の中から適したものを選択して、組み合わせることを基本としています。これに休養(入浴、睡眠など)を加えていますが、運動も有酸素運動と無酸素運動では目的も効果も違っているので、2種類の運動が必要な人もいます。

運動のパーツが決まったら、有酸素運動に必要な栄養素、無酸素運動に必要な栄養素を示します。有酸素運動だけでよい人と無酸素運動も組み合わせたほうがよい人がいるので、摂るべきものも違ってくるのは当然のことです。

前回は糖尿病を例にして糖質と脂質の両方の摂取が血糖値に影響することを紹介しましたが、今回も糖尿病を例にして組み合わせの必要性について説明をしていきます。その組み合わせるものは食事と運動です。

糖尿病と診断されると、初めに指示されるのは食事療法で、糖質だけでなく脂質もたんぱく質も摂取量を調整して、全体的なエネルギー源の摂取量を減らすことが指示されます。この方法だけで血糖値が充分に下がらない場合には、食事療法も続けながら運動療法が実施されます。

血糖値を下げるのならブドウ糖が主に代謝される無酸素運動でもよいことになりますが、糖尿病はエネルギー摂取が全体的に多いことが原因であることから、脂肪酸を主に代謝する有酸素運動も必要になってきます。

それでも血糖値が下がらない場合に、初めて医薬品(血糖降下剤)が使われるのが原則で、それは糖尿病治療のガイドラインにも書かれていることです。ところが、食事療法も運動療法も指導することなく、いきなり医薬品を処方する医師も少なくありません。

このことからわかるのは、糖尿病に限らず、さまざまな健康づくりには食事も運動も必要で、その組み合わせによって他に実施すべきことが明らかになってくるということです。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

中国に抗がんの「きのこ製剤」の取材に行ったときのこと、基礎知識として病院の治療に使われている西洋医学の医薬品と東洋医学の漢方薬の関係について説明を受けました。

用語の違いから触れていくと、中国では東洋医学とは呼ばすに“中医学”であり、漢方薬は“中医薬”と呼ばれています。漢方薬というのは中医薬を日本流にアレンジしたもので、同じ漢方薬(中医薬)の成分を使っていても中国とは違う組み合わせとなっています。

中国人と日本人は体質が異なるのだから、これは当たり前という感覚です。

中国の医療は西洋医学が基本です。それに中医学を組み合わせているのかと思ったら、治療薬は(西洋医学の)医薬品も中医薬も同じ位置づけをされていました。中医学の発想で、医薬品も体質に合わせて処方され、どんなに効果がある医薬品であっても体質に合わないものは使わない、体質に合った他の医薬品を使う、体質に最も適した中医薬と組み合わせるということが普通にされていました。

私が主任研究員を務めていた臨床栄養の研究所の所長が、東洋医学国際研究財団の副会長でもあったことから、一般向けの東洋医学の解説書を作ったことがあり、それなりに知識があったはずですが、医薬品を中医学の発想で扱っているというのは驚きでした。

抗がんの「きのこ製剤」は槐耳という、日本でいえば健康食品の素材で、製法も同じですが、がん治療に抗がん剤、放射線治療、手術と合わせて使うことで治療効果を向上させる一級医薬品(医療機関でのみ扱われる医薬品)となっていました。

20年をかけた国家プロジェクトで医薬品となりましたが、どこの病院でも普通に使われていたことにも驚きました。きのこの精製顆粒ということで、お茶のように飲むだけでしたが、用法用量は体質に合わせるということで、医薬品の種類や量によって、また個人の体質の現在の状態によって微妙に変化させることに中医学の奥深さを感じさせられました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

今日はクリスマスイブで、他の記念日を気にしている場合ではない、という感覚もあって、基本的には記念日はありません。12月の第4日曜日を記念日にしたところがあり、それが例外的に本日の記念日となっています。

「冬のごちそう『ゆめぴりか』の日」北海道米販売拡大委員会(北海道札幌市)が高級ブランド米の販売促進のために12月第4日曜日を制定。

毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)