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健康食品の効果は「気のせい」と言われた時代があります。そのようなことを口にするのは健康食品に反発していた医師や管理栄養士などだけでなく、所管するお役人でも同じ状態ということがありました。

この雰囲気が変わったのは1991年のことで、当時の栄養改善法が改正されて、特定保健用食品制度が発足してからです。特定保健用食品(通称トクホ)は食品の健康機能を国が評価して表示を許可する制度で、世界の先駆けともなりました。初めての特定保健用食品が販売されたのは1993年のことです。

とはいえ、食品の機能性のことを「うの字がいらない」と言って、「気のせい」と言われるようなことは続きました。この機能性食品という揶揄は当時の厚生省の栄養担当の役人も普通に話をしていました。

2001年に厚生省と労働省が合併して厚生労働省となり、そのときから健康食品の機能性を伝える専門家の必要性が検討され、2002年には「サプリメント等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的考えについて」という通知が出されました。現在ではサプリメントの部分は「保健機能食品」と変わっています。

そして、2009年に消費者庁が発足して、健康食品の規制が消費者庁に一本化されてから(それまでは厚生労働省や経済産業省、農林水産省などに分散)、新たな制度の検討が始まりました。それが2015年で、そのときから機能性は食品の有効性を示す当たり前の言葉として使われるようになり、「気のせい食品」などと揶揄されるようなことは(公式では)なくなりました。

といっても、機能性表示食品制度では、販売される商品で機能性の試験をしたものだけでなく、同じ成分が同じだけ含まれていれば同じ効果があるということを認めているので、実際には表示された機能性が疑われる商品があることも事実です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

12月10日は商品の販売日に合わせて制定された記念日があります。

このほかに毎月10日の記念日が5つあります。

「アロエヨーグルトの日」森永乳業がアロエヨーグルトを1994年12月10日に販売されたことから制定。

毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

12月11日
「胃腸の日」日本OTC医薬品協会が胃腸薬のPRのために胃に(12)いい(11)の語呂合わせで制定。
毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

12月12日
「杖の日」丸富士(東京都大田区)が高齢者や障害者の外出を促す目的で杖を持ってイッチニ(12)イッチニ(12)の語呂合わせで制定。
「あるこう!の日」アクトス(岐阜県可児市)が元気に歩く声がけのイチ、ニ、イチ、ニを1212と読んで制定。
「5本指ソックスの日」ラサンテ(東京都立川市)が1974年12月12日に元祖5本指ソックスの実用新案を提出したことから制定。
「漢字の日」日本漢字能力検定協会が、いい字(12)一字(12)の語呂合わせで制定。
「明太子の日」前田海産(山口市下関市)が日本で初めて明太子が新聞に掲載された1914年12月12日にちなんで制定。
毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

12月13日
「ビタミンの日」ビタミンの日制定委員会がビタミンB₁の発見者の鈴木梅太郎が1910年12月13日に学会発表したことにちなんで制定。
「胃に胃酸の日」太田胃散が胃を酷使する忘年会シーズンに合わせて胃に(12)胃酸(13)の語呂合わせで制定。
「大掃除の日」東和総合サービス(大阪府大阪市)が正月事始め・煤払いの日に合わせて制定。
「伊達のあんぽ柿の日」ふくしま未来農業協同組合が、あんぽ柿の最盛期が冬で、普及に携わったのが13人であったこと、発祥地の福島県伊達市梁川町五十沢(いさざわ)の13(いさ)にちなんで12月13日、1月13日、2月13日を制定。
毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

12月14日
「マダムシンコの日」バウムクーヘンのカウカウフードシステム(大阪府大阪市)が川村信子(マダム信子)会長の誕生日にちなんで制定。
毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

12月15日
「観光バス記念日」1925年12月15日に遊覧バスが初めて運行したことにちなんで制定。
「大洗濯の日」ライオンが年末の掃除や洗濯の準備を始めるのが12月の第3週が多く、取り組みやすい土曜日を制定。
毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

12月16日
「紙の記念日」1875年12月16日に初めての製紙工場創業にちなんで制定。
毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

12月17日
「明治ブルガリアヨーグルトの日」明治がブルガリアヨーグルトの発売日の1973年12月17日にちなんで制定。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)

12月18日
「ナボナの日」亀屋万年堂が和菓子のナボナの発売日の1938年12月18日にちなんで制定。
毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

12月19日
「信州・まつもと鍋の日」おいしい信州ふーど・信州まつもと鍋開発プロジェクトチーム(長野県松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市)が温かい鍋がおいしい冬の12月、1月、2月で、食の語呂に合わせて19日を制定。
毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)

12月20日
「ブリの日」ブリは師走(12月)の魚で、ブ(2)リ(0)の語呂合わせで制定。
毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)

子どもときに親元を離れて母の実家の寺でお暮らしているとき、「なぜ他の寺よりも貧しいのか」との疑問をずっと抱いていました。子ども心にも寺院は裕福という印象があって、同じ地域の他宗派の寺院に行くと、明らかに立派な建物、立派な生活(?)でした。

ご先祖様は武家の出家だと聞くのに、どうしても貧しいのかという疑問に答えてくれたのは住職の祖父でした。浄土真宗には地獄が存在していないために、亡くなったら全員が極楽浄土に行けます。そのため地獄に落ちないように善行を積む必要もありません。

即座に極楽に行けるので、一生懸命に祈る必要もない、行うのは信心だけで、苦行もなく、自分を磨く坐禅も瞑想もありません。

魂は極楽に行っているので、魂が墓に入っていることもなくて、お盆に墓にも家にもご先祖様の魂が帰ってくることもありません。そのために迎え火も送り火もありません。お寺では盂蘭盆会もなくて、お盆の期間には阿弥陀如来に感謝する歓喜会が行われるだけです。

となると墓は必要ないはずですが、故人を偲ぶ場、親族が集う場所として存在しているだけという考えです。墓があってもお骨を入れる必要もなく、家に置いていてもよくて、散骨をしてもよいのです。

地獄がないなら極楽行きか地獄行きかの閻魔大王の裁判もなくて、その裁判の日に当たる四十九日も本来ならいらないはずです。浄土真宗では亡くなった方に感謝をする機会です。

さらに永代供養もないので、これでは寺は稼ぐこともできません。

本来なら仏壇もなくてもよくて、位牌もほしい人だけ、さらには亡くなってからつける戒名もありません。浄土真宗では生きている間に信心の証として本山から法名(ほうめい)を授かります。その金額も、立派な戒名をつけることに比べたら少額です。法名もシンプルで、釋○○の3文字だけです。釋はお釈迦様のことで、弟子の名前となります。

他宗にある御朱印もお守りもお札もおみくじもなくて、参拝記念の無料のスタンプがあるくらいです。これが子ども心に貧しいと感じたきっかけです。

仏教では禁じられている肉食妻帯は、浄土真宗では禁じられていません。生きていくのに食べることは必要で、また生きていくのにある程度のお金も必要です。これを得ることに感謝して暮らすのは大事ではあっても、宴会のように贅沢をするのは違います。

そんな環境で育ったから、自分の胸に感じる通りの独創的な発想(Original Mind)で、浄土真宗の“真”の部分を追求しようとするところがあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

12月9日は「障害者の日」で、健康に関する記念日とすることもできたのですが、障害者の権利を推進することを目的としていて、それが当たり前になってほしいことから、今回は取り上げませんでした。他に相応しい記念日がないので、どなたは障害者の健康に関する記念日の提案をしてもらえないかと考えているところです。

他にライバルとなる記念日がないので、広報とイベントにはよい日だと思うのですが。

毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

糖質が含まれる食品は、ご飯、パン、麺類などがあります。これらは炭水化物とも呼ばれていますが、炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質です。糖質は消化によって分解されると澱粉(でんぷん)になり、さらに分解されていってブドウ糖になります。ブドウ糖は単糖と呼ばれていて、これ以上に小さくなることはありません。

糖質は太る原因とされ、ブドウ糖の過剰摂取が糖尿病の原因とされることから悪玉扱いされることがあり、糖尿病の予防と改善のために“糖質制限”をすすめる医師や栄養士などもいます。

ブドウ糖が血液中に多くなると、いわゆる高血糖状態となります。血糖は血液中のブドウ糖を指しています。血糖値が高くなると膵臓からインスリンが多く分泌されます。その働きは、一つはブドウ糖を細胞に取り込ませる働きで、血糖値を下げる唯一のホルモンとされています。

もう一つは肝臓で合成される脂肪酸を増やす働きで、血液中で多くなりすぎたブドウ糖は脂肪酸にも変化します。そのために、ブドウ糖を減らすことで脂肪合成が抑えられるようになり、糖尿病だけでなく脂質異常症(高中性脂肪血症)の予防・改善の効果も言われます。

糖質制限では、糖質を減らすとエネルギー源の摂取が減るので、たんぱく質を増やすように言われます。中でも肉食を増やすことがすすめられます。

このことが腸内環境を乱すことにもなります。というのは、腸内細菌の善玉菌は糖質を主な栄養源としていて、悪玉菌は動物性たんぱく質と脂肪を主な栄養源としています。糖質が少なく、肉が多い食事は善玉菌が増えにくく、悪玉菌が増えやすいという困った腸内環境にしているからです。

12月5日の「アルバムの日」を健康に結びつけるのは少し無理があったかもしれませんが、12月8日の「アルバムセラピーの日」は健康と深い健康ありと言えます。他にも健康に関わる記念日は2つあります。

「アルバムセラピーの日」過去の写真や思い出のアルバムを使って自分自身を発見することで本当の自分の幸せを見つけるアルバムセラピーの普及をする日本アルバムセラピー協会が設立記念日の2015年12月8日に合わせて制定。

「有機農業の日」と農を変えたい全国運動関西地域ネットワークが有機農業の推進に関する法律が成立した2006年12月8日にちなんで制定。

「ジュニアシェフの日」ベストアメニティ(福岡県久留米市)が食育の一環として子どもの料理教室などを推進するために12と8でジュニアシェフと読む語呂合わせで制定。

毎月8日:「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

海外の政権代表が対面するときには大統領のほうが首相よりも立場が上になり、上席に位置します。サミットのように各国に首脳が集うときにも、主催国は中心にあるとしても、それ以外は大統領が中央に近い位置に立つのが大原則です。

大統領は国を代表する国家元首であり、首相は国家元首から任命される立場です。日本の首相は国民から直接選ばれるわけではなく、首相は天皇から任命されます。天皇は国家元首か、国家元首ではないのかということは議論があるところですが、任命の仕組みからすると国家元首と位置づけられます。

国王がいる国(イギリス、カナダなど)では大統領は存在していないわけですが、ドイツで国を代表してサミットなどに出席しているのは首相です。ドイツは連邦共和国制度で、首相(第9代)はオラフ・ショルです。

あまり知らない人もいるかと思いますが。ドイツ連邦共和国の大統領(第12代)はフランク=ヴァルター・シュタインマイヤーです。大統領と首相は別の人が就任するのが原則中の原則である中で、その両方に就任したのはヒトラーだけです。

国民から直接選挙で選ばれるわけではなく、連邦議会議員と各州議会から選出された州議員で構成される連邦会議で選出されます。連邦と各州を等しく代表する立場で、首相の任命、条約の締結、外交使節の信任・接受、連邦法律設立時の認証、官報への交付などの象徴的な役割を担っています。

象徴ということでは、「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって〜」という日本国憲法(第1条)と共通するところがあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「2025年問題」は、全人口の30%以上が高齢者(65歳以上)となり、団塊の世代(約800万人)が75歳以上の後期高齢者となることを指していて、高齢者の介護にかかる費用と人材が、これまで以上に多く必要になる社会構造の大きな分岐点となります。

後期高齢者が多くなるということは、それだけ医療や介護に関わる人の負担が増えるということです。生涯医療費の半分は70歳以降にかかっていることは知られるようになってきましたが、医療費が多く必要になるということは、それだけ医療スタッフの負担も大きくなっていく証拠です。

それから15年後の2040年には医療機関の入院患者数がピークになって、65歳以上の高齢者が約8割になるとの予測が厚生労働省から発表されています。これは、まだ15年間も医療スタッフの負担が増す一方になるということを示しています。

平均寿命が延びるのはよいことではあっても、それだけ重症化、介護負担の増加が増えることの裏返しでもあって、男性の平均寿命の予測は2030年には81.95歳、2040年には82.82歳、2050年には83.55歳、2060年には84.19歳になるとされています。

女性の平均寿命の予測は2030年には88.68歳、2040年には89.55歳、2050年には90.29歳、2060年には90.93歳になるとされていて、女性は90歳が当たり前の社会が待ち構えています。

医療や介護に従事する専門職が高齢化するわけではなくて今と同じ状態であったとしても、これだけ大変な状況であるわけで、今後は医療職も介護職も高齢化が進んでいかないと対応できない時代にもなっていきます。

そのような時代になっても、対応できるようにするための一助が、自分の体力と機能を知って、できるところから強化、回復させていくことだという発想から健康デザインの重要性を訴えています。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

紙芝居が健康に関わるのかというと、心理的な効果をあげるしかないのかもしれませんが、他にフィットする記念日が見当たらないということもあって、「世界KAMISHIBAIの日」を取り上げています。あとは毎月7日が記念日の2つです。

「世界KAMISHIBAIの日」紙芝居文化の会が国際交流を目指して創立日の2001年12月7日にちなんで制定。

毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)