投稿者「JMDS」のアーカイブ

母親の実家の寺院で暮らす中で知ったことは、その先に役立つことばかりでしたが、一つだけ困ったことを身につけてしまうことになりました。

それは葬式のときの準備や片付けなどで、あまりに的確にこなすことから葬儀屋に間違われることで、それは何回もありました。また、葬儀会社からスカウトされたことも何度もありました。

その手際の良さは、大学1年生のときに地元出身の国会議員の東京の邸宅に出入りしていたときに最も発揮されました。国会議員と葬式はつきものということで、かなり重宝がられていました。

自分が育った寺院の宗派だけでなく、大学の図書館には全宗派に関わる書籍があり、初めのうちは目先の葬式に関する書籍を読んで“付け焼き刃”で対応していました。

しかし、1年間に関わる葬式の数は尋常ではなく(たまたま総理大臣の時期であったことから頻繁に葬式と関わることがあって)、いつの間にか各宗派の儀式に詳しくなっていました。

宗派によって作法が異なるので、それを間違えたら国会議員だけでなく、地方議員でも違いを知っておくことは重要となります。本来なら議員本人が知っておくべきことなのでしょうが、忙しい議員に、中でも国会議員に、それを求めるのは大変なことです。

そこで議員の秘書に知ってもらったほうがいいということになって、その役割が私に回ってきました。

初めのうちこそ若造の講師という感じでしたが、基本を知った後には、実際の葬儀に際しての応用編が求められるようになり、秘書から電話がかかってきたら、それに応えるということをしていました。

その電話は、いつかかってくるかわからないということで、対応のために生活時間が乱れるのが一番苦しかったという感じでした。

普通だったら仕事が減ってくるのは辛いところでしょうが、葬儀のための対応が減るのは、理解が進んだということでもあり、時間的にも楽になるので、これは苦が楽に変わったという認識ができました。
〔小林正人〕

デトックスというと、さまざまな手法がある中で、岩盤浴で体内を温める温活で汗をかくことをすすめる人が多い印象があります。

汗の量や質はわかりやすくて、こんなに汚れた汗が多く出ているというのはインパクトがあって、誘いやすいトークとなっています。

身体の機能は、消化・吸収・代謝・排出に分類されていますが、そのうちの排出がデトックスであり、排出部位としては確かに皮膚が最も広くなっています。

しかし、皮膚から汗として排泄される有害物質の量は約1%で、便から約75%、尿から約20%が排出されています。デトックスとして一番にするべきことは便通をよくすることです。

全身の細胞は、余計なものがないことで正常に働くようになっています。

正常の働きというのは代謝のことで、代謝には細胞内でエネルギーを作り出す異化と、そのエネルギーを使って細胞が必要なものを作り出す同化があります。

同化は身体を構成する成分や酵素、ホルモン、神経伝達物質などを作り出すことを指しています。

この異化と同化が正常に行われていれば、皮膚の細胞も正常な新陳代謝が行われるようになるわけですが、この異化と同化の妨げとなっているのが一般に毒素と呼ばれるものです。

その毒素の中でも積極的に排出することを心がけてほしいとされるのは有害ミネラルです。

身体の毒素を体外に排出することがデトックスと呼ばれています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と食事の関連の「高血圧関連疾患のリスクの層別化」を紹介します。

〔高血圧関連疾患のリスクの層別化〕
高血圧は、その血圧値からI度(140〜159/90〜99mmHg)、II度(160〜199/100〜109mmHg)、Ⅲ度(180/110mmHg以上)に分類されます。

120/80mmHg未満が正常血圧であり、これを超える120〜129mmHg/80mmHg未満を正常高値血圧、130〜139mmHg/80〜89mmHgを高値血圧と称して食事などの生活習慣の改善が必要な高血圧予備群として位置付けています。

一方、家庭血圧では、115/75mmHg未満を正常血圧としています。

高血圧患者における高血圧関連疾患のリスク評価は、血圧値のみで行うべきではありません。

脳心血管病の危険因子(年齢65歳以上、男性、喫煙、脂質異常症、糖尿病)および心房細動・慢性腎臓病などの臓器障害や脳心血管病既往についても考慮して循環器疾患のリスク評価を行います。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と食事の関連の「概念と定義」と「発症予防と重症化予防の基本的考え方と食事の関連」を紹介します。

〔概念と定義〕
高血圧は、収縮期血圧または拡張期血圧のいずれから基準値を超えて上昇した状態であり、診断室血圧では140/90mmHg以上と定義されています。

最近では、日常生活を行っている際の血圧値(家庭血圧)がより重要で、診察室血圧と家庭血圧に乖離がある場合には、家庭血圧を重視すべきであると考えられています。

通常、家庭血圧は診察室血圧より低く、135/85mmHg以上が高血圧と定義されています。

高血圧患者は循環器疾患や腎疾患の発症・進展を来しやすいことから、血圧値を基準範囲にコントロールする必要があります。

〔発症予防と重症化予防の基本的考え方と食事の関連〕
高血圧の発症・増悪は、環境要因(生活習慣)と遺伝要因の相互作用から成り立っており、食事を含めた生活習慣の修正は高血圧の改善・重症化予防のみでなく、発症予防においても重要です。

高血圧者では、その他の循環器疾患危険因子の存在や臓器障害・循環器疾患の存在を消化した上で、リスクの層別化を行う必要があります。

リスクの高さに応じて、高血圧管理計画が決定されます。

高値血圧以上の低リスク群・中等リスク群、高値血圧の高リスク群では、1〜3か月間は食事を含めた生活習慣の修正を指導して、血圧の正常化を認めれば経過観察が可能です。

高値血圧の高リスク群および高血圧の者では、血圧が正常化しなければ薬物療法を開始します。正常血圧を保つために、食事の実践が推奨されます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中から総論部分の続きを紹介します。

〔生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連〕
ここでは、エネルギー・栄養素の項目における各指標策定の基本的な考え方を踏まえた上で、これら5つの生活習慣病等の発症予防・重症化予防の観点から、特に重要なエネルギー・栄養素との関連について記載します。

高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病については、その疾病の診断基準に用いる検査値が保健指導レベルにある者の重症化予防を中心に、エネルギー・栄養素摂取との関連についてまとめています。

骨粗鬆症については、高齢社会における骨粗鬆症の予防や公衆衛生上の対策の重要性を考慮して、その基本的な病態とエネルギー・栄養素との関連についてまとめています。

ここでは、エネルギーや栄養素の摂取すべき量を策定することを目的とはせずに、当該生活習慣病等とエネルギー・栄養素との関連の定性的および俯瞰的な正しい理解を促すことを目的としています。

そのため、それぞれの生活習慣病等の治療や診療に当たっては、当該疾病等の診療ガイドラインの参照をすすめています。

エネルギー摂取量の過不足と直接に関連する、栄養素の一部とも関連する代表的な健康問題として、肥満、肥満症、やせがあります。

しかし、これらは、ここで扱う生活習慣病等の原因でもあり、関連の方向や程度は、それぞれの生活習慣病等によって異なります。

そこで、ここでは肥満、肥満症、やせという項目は設けず、それぞれの生活習慣病等の中で扱っています。

これは、肥満、肥満症、やせの問題が、これらの生活習慣病等よりも軽いという意味ではなく、むしろ扱うすべての生活習慣病等と密接に関連していることに留意すべきことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達栄養は子どもが発達するために必要な栄養を指すことが多く、この場合であれば通常に発達するために必要とされる栄養素が摂れていればよいと考えられます。

ところが、栄養摂取の対象が発達障害の特性がある子どもの場合には、必要とされる栄養素が不足していなければ、それでよいという単純な対策では済まないところがあります。

充分な栄養が摂取できる内容で食事を用意しても、特性のために食べられないものがある、食べられるものであっても量が限られているということは、発達障害児では普通に起こります。

そして、充分な状態であっても発達障害の特性である自律神経の調整の乱れがあって、食べたものが想定通りに吸収されない、それとは逆に余分に消費されてしまうということが起こります。

栄養素の吸収は小腸で主に行われますが、吸収を促進するのは自律神経の副交感神経の役割です。また、効率的な吸収のためには胃での消化が充分に行われていることが必要で、その消化を促進するのも副交感神経の役割です。

ところが、発達障害では副交感神経の働きが低い特性があり、そのために交感神経の働きが高まりやすくなっています。交感神経は消化と吸収を抑制する作用があります。

つまり、発達障害では消化も吸収もよくない状態であることから、栄養摂取の能力が低くなるということを知っておいてほしいのです。

その実態を伝え、個々の状態に合わせた“充分な摂取”ができるようにしなければなりません。そのためには「支援する人を支援する」という考え方が必要で、保護者(中でも家族の食事の調理をする人)への支援が重要になってきます。
〔発達の伴歩:小林正人〕

「次に行こうの日」国立音楽院が、学校に馴染めない子どもが音楽活動から次の一歩を踏み出すきっかけとなることを目的に、次に(2)行(1)こう(5)の語呂合わせで制定。

毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

認知症になってしまったら改善することは難しくても、その前段階の軽度認知障害であれば改善は可能で、軽度認知障害の状態を維持することだけでなく、それ以前の診断されない状態に戻ることができます。

認知機能試験で認知機能の低下があっても、診断基準に達していなければ、単なる物忘れの状態で止めることができます。これが軽度認知障害の段階で、“忘れたことを忘れる”という認知症とは大きな違いがあります。

高齢者になって、そこから年齢が進んでも現状維持ができるのなら、これは問題なしと考えることもできます。どのようなことをすれば軽度認知障害の維持、軽度認知障害からの改善ができるのかというと、多くの研究者が多様な研究成果を報告しています。

その中でも注目されているのは、脳の血流の促進で、食品成分としては血液サラサラ系の不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)で、この研究を入院患者(といっても内臓疾患がない整形外科の患者)に対して実施したのは、私の臨床栄養の師匠(国立病院の管理栄養士・栄養士の団体のトップ)で、青魚の摂取と血流の関係を報告しています。

EPAを医薬品レベルまで高めたのがEPA製剤で、この基礎研究を担当したのは医学系学会の理事長を務めた元大学教授にして、未病医学の重鎮の医学博士です。

私の当時の主治医であり、研究に協力してきた関係もあって、EPA製剤については研究の初期段階から近くで見てきました。

これは水産会社のマグロの油からEPAを抽出して、これを製薬会社が濃縮して医薬品にしたものですが、もともとは心臓疾患の治療薬として有効活用されてきました。

末梢血管の流れをよくする医薬品で、脂質異常症や糖尿病などの改善だけでなく、末梢血管が密集している脳の細小血管(毛細血管)の流れをよくする数少ない製剤であることが広く知られるようになっています。

このEPA製剤と同時に使用したら、さらに有効性が高まることが期待されているキノコの中医薬(漢方)製剤があります。それについては次回(日々邁進47)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ボロは着てても心の錦」は、水前寺清子が歌う「いっぽんどっこの唄」のキーワードにして歌い出しの印象的な歌詞です。

そのインパクトのおかげで、3秒だけ聞けば曲名がわかるというテレビ番組の絶好のネタとなっています。

「いっぽんどっこの唄」は、1966年にリリースされて、累計売り上げが100万枚を記録するミリオンセラーです。作詞は星野哲郎さん、作曲は富侑栄さんで、お二人とは日本コロムビアとクラウンで何度かお会いしています。

星野哲郎さんは戦後歌謡界を代表する作詞家の一人で、水前寺清子の楽曲は9曲を手がけていますが、その2年後にリリースされた「三百六十五歩のマーチ」の作詞家でもあります。

「三百六十五歩のマーチ」の作曲家は、私の恩人の一人の米山正夫先生で、そのことについては前(金言の真理37)に紹介しました。

「いっぽんどっこの唄」の作曲家の富侑栄さんは、水前寺清子(9曲)のほかに、三波春夫、村田英雄、美空ひばり、こまどり姉妹、北島三郎、舟木一夫、笹みどり、都はるみ、天童よしみなど、懐かしの名曲特集などでは何度も目にしている名作曲家です。

「いっぽんどっこの唄」の歌詞では「ぼろは着てても こころの錦」となっています。

この金言の真理では「ボロ」と書いていますが、これは読みやすさでカタカナを選んだだけで、特段の意味もなしに初めは書きました。しかし、この連載コラムでボロの意味合いを考えていくうちに、「ボロは着てても心の錦」として、よかったと感じるはずです。その理由については乞うご期待ということで、次回から6回目まで続きます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

子どもの発達に必要な栄養素を知ったあとには、その栄養素が含まれている食品を、どのタイミングで摂るのかを知って、献立の内容を考えることが必要となります。

1日に1回だけしか食事をしないのであれば栄養素の摂取タイミングは関係ないことになるかもしれないのですが、日本人の食事は1日に3食が原則です。

3食のうち食べないという人がいたり、軽く済ませているのは朝食です。しかし、栄養素の摂取を考えると朝食の内容は重要です。

私たちが連携する日本メディカルダイエット支援機構は、発達栄養学の基本をエネルギー代謝に置いています。

脳と身体を機能させるためのエネルギーを作り出すための栄養素は朝食では欠かすことができないからです。その栄養素はビタミンB群のビタミンB₆とビタミンB₁₂です。

体内のエネルギーは全身の細胞の中のミトコンドリアで作り出されています。主に材料となっているのはエネルギー源の脂肪酸とブドウ糖で、酸素を用いてミトコンドリア内のTCA回路でエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られています。

TCA回路のエネルギー産生にはビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂がセットで必要となります。それなのに、なぜビタミンB₆とビタミンB₁₂を朝食で摂るように言っているかというと、体内では12時間ほどしか保持されない水溶性ビタミンだからです。

ということは夕食でも摂る必要があるということですが、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は肉、魚、卵、乳製品に豊富に含まれているので、通常の食事で摂ることができます。朝食の定番の卵とハム、牛乳といった組み合わせには意味があるのです。

ビタミンB₁とビタミンB₂は体内では24時間は保持されるので、1日に1回、どこかで摂ればよいことになります。これらは肉類、卵、大豆などに含まれています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕