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新約聖書マタイ伝に出てくる「求めよさらば与えられん」を面白い解釈で説明してくれた人がいます。面白いというのは、正しい解釈を面白おかしく説明したということではなくて、どちらかといったら間違いです。

「求めよ」は求めなさいで、「与えられん」は与えてくれるだろうという意味です。何が与えられるのかというと正しい信仰で、求めるのは神に対してということになります。問題は「さらば」の解釈で、正しいのは「そうすれば」という意味ですが、さようならという別れの挨拶の言葉だと思っている人がいると、話がややこしくなります。

“さらば青春の光”というお笑いコンビが有名になったものだから、若い人の中には「求めて、別れれば与えられる」というように、ほしいものを捨てると、他のほしいものが手に入るという誤りを覚えてしまっている人がいるのです。

「求めよさらば与えられん」は今では新約聖書から発した言葉というよりは、そこから転じた「物事を成就するためには、与えられるのを待つのではなく、自ら進んで求める姿勢が大事」という意味で使われています。

これは健康づくりの取り組みにも言えることで、この食べ物は健康によい、この運動は健康効果が高いというように言われて、深く考えることなしに取り入れることの戒めにもなります。

何がよいのか、どのように取り入れれば自分にとってよい結果が得られるのか、より効果を高めるには何をすればよいのかということを考えて、考えた上で実践することが大切です。考え尽くしてから実践すれば、もしも期待どおりに進まなかったときにも、その原因を追求することができて、改善によって期待どおりの結果を得ることにもつながっていきます。

積極的な姿勢があればこそ、よい結果が得られるわけで、それに終わらず、さらによい結果がスパイラルでアップしていくようにもできます。よい結果が出たら、それで終わりではなくて、さらによい結果が積み重なっていくようにするためのキーワードが「求めよさらば与えられん」なのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

神経伝達物質のセロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンを材料にして体内で合成されると前回説明しました。セロトニンの合成は脳内で行われていますが、それは全体量の10%ほどでしかありません。これ以外は別のところで合成されて、それが脳に届けられています。その合成場所は腸内です。

腸の状態をよくして、善玉菌が増えやすく、働きやすい状態にして腸内環境を整えることはセロトニンの合成にも役立つことになります。しかし、発達障害では自律神経の副交感神経の働きが低下しやすくなっています。

副交感神経は胃での消化、小腸の吸収、蠕動運動を高める作用があるので、腸内環境が乱れやすくなっています。そのために、トリプトファンが吸収されにくいということにもつながっていきます。

トリプトファンの合成にはビタミンB₆が必要です。ビタミンB₆は赤身の魚、肉類に多く、植物性食品ではバナナやパプリカ、さつまいも、玄米などに多く含まれています。これらの食品についても副交感神経の働きが低下していると吸収されにくくなります。

セロトニンは、ストレスや睡眠不足、昼夜の逆転などの不規則な生活によっても不足するようになります。セロトニンが不足するとストレスが高まっていくことから、ストレス状態は悪循環を引き起こすことにもつながります。

セロトニンを必須アミノ酸から合成する能力は20歳代前半のピーク期間に向けて、徐々に増えていきます。子どもはセロトニンの合成量が少なく、それが発達障害児の状態に関係があることが指摘されています。

それだけに、セロトニン不足を解消して、改善に結びつけていくには、ある程度の期間がかかることになります。

肥満はBMI(Body Mass Index:体格指数)が25以上になった場合を指しています。BMIは体重(kg)を身長(m)で2回割ることで求められます。最も健康的なBMIは、日本人の場合は22とされています。

肥満は体重が多いだけでなく、体脂肪が過剰に蓄積された状態で、糖尿病や脂質異常症、高血圧、心血管疾患などの原因となることから、体脂肪を減らすことが求められています。

体脂肪は脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪で、運動によって血液中の脂肪酸が減ってくると、脂肪細胞の中性脂肪が分解されて、脂肪酸が血液中に放出されます。脂肪酸をエネルギー化するのは酸素を消費する有酸素運動で、その代表といえばウォーキング、つまり歩くことです。

歩き始めて10~15分間は、すぐにエネルギーになるブドウ糖が主に代謝していて、脂肪酸の代謝量は少なくなっています。その割合は、ブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいとされています。ブドウ糖が主にエネルギーとなるのは時間が限られているため、10~15分を超えると、次には脂肪が多く代謝するようになります。その割合はブドウ糖35%:脂肪酸65%くらいとなります。

脂肪酸は長く代謝し続け、大きなエネルギーを作り出すことができます。歩き始めてから少なくとも10分を超えないと脂肪の代謝は盛んにならないため、歩く時間を30分間にすれば20分間ほど、40分間なら30分間ほど脂肪を代謝させることができます。

長めに歩くと脂肪が多く代謝するといっても、ゆっくりと歩いたのでは消費エネルギー量は、それほど多くはなりません。脂肪代謝が効果的に行われ、しかも疲れにくくて続きやすいのは、時速7kmほどでスタスタと勢いよく歩いたときです。

中性脂肪は食品に含まれている脂肪で、脂肪酸が多くなると肝臓で中性脂肪に合成されます。この中性脂肪を細胞の中で脂肪酸に分解するのはリパーゼという酵素です。

リパーゼは筋肉細胞の中に多く含まれていますが、リパーゼは血流が盛んになって温まることで分解の効率が高まっていきます。歩き始めてから脂肪が代謝するまで10分以上かかるのは、筋肉が温まるまでの時間でもあるわけです。

運動を終えてからも、筋肉が温まっている間はリパーゼが活性化していて、30分間ほどは徐々に効率が下がりながらも脂肪の代謝は続いています。体脂肪の減少を目指すなら、この運動をしなくても代謝が進む時間を有効に使いたいものです。

運動後に入浴をして筋肉が温まりすぎるとリパーゼの働きは低下します。リパーゼは働きやすい温度帯があります。そのため、運動直後にはシャワーだけにしておきます。シャワーなら身体の表面を温めるだけで、筋肉の温度を高めるほどではありません。そして、30分たってから入浴するのが効果的な方法といえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

代謝促進というと、一般にはエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)をエネルギー化させることがイメージされていて、いわゆる燃焼効果による体脂肪の減少が求められます。これは代謝の前半の“異化”であって、後半には“同化”が控えています。

同化については次回に説明するとして、今回はエネルギーを作り出すほうの代謝について紹介します。エネルギーを作り出しているのは細胞のミトコンドリアという小器官で、エネルギー源の糖質はブドウ糖に、脂質は脂肪酸に、たんぱく質はアミノ酸に変化して、どれも高エネルギー化合物のアセチルCoAに変化して、ミトコンドリアのエンジンに相当するTCA回路に入っていきます。

TCA回路では9段階の変化を経て、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されます。この仕組みがあるので、エネルギー源が細胞に取り込まれればミトコンドリアに入って、エネルギー化されると考えたいところでしょうが、ミトコンドリアに入るときには条件があります。

エネルギー源の中でも脂肪酸はエネルギー量が高くて、エネルギー代謝を高めるためには脂肪酸が効果的にミトコンドリアに取り込まれるようにしなければなりません。ちなみに、脂肪酸は1gが約9kcalのエネルギー量があるのに対して、ブドウ糖とアミノ酸は約4kcalと2倍以上になっています。

脂肪酸は単独ではミトコンドリアの膜を通過することができなくて、脂肪酸はL‐カルニチンと結びつくことによって初めて通過することができます。L‐カルニチンは肝臓で必須アミノ酸のリシンとメチオニンから合成されるものの、合成のピークは20歳代前半となっています。

年齢を重ねるにつれて合成量は減り、それにつれてエネルギー代謝も減っていきます。L‐カルニチンは以前は医薬品(カルニチン欠乏症の治療薬)の成分でしたが、今では食品の成分としても使用が許可されています。そのおかげで、脂肪代謝を促進する成分として摂取することができるようになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

サプリメントにはビタミンBコンプレックスと呼ばれるものがあります。これはエネルギー代謝に必要な8種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)が1粒で摂れるものを指しています。

本来は全身の細胞の中でエネルギーを作り出すために必要なものですが、女性には美肌のビタミン(美肌サプリメント)と認識されています。

エネルギー代謝というと、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)からエネルギーを作り出す異化がよく知られています。エネルギー源を効率よくエネルギーに変化させれば、体内の脂肪が減るといったダイエット効果としての認識です。

これはエネルギー代謝の前半で、後半は同化と呼ばれるエネルギー代謝です。これはエネルギーを使って細胞の中で身体に必要な成分を作り出すことで、皮膚細胞の新陳代謝を高めるためにはエネルギーが必要です。

細胞の中のエネルギー産生の器官はミトコンドリアで、その中にあるTCA回路がエネルギーを作り出すエンジンの役割をしています。TCA回路ではビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂を使って変化を起こしています。

このうちの一つでも欠けるとエネルギー代謝が低下します。また、エネルギー源がTCA回路で使われる形になるときには多くの水溶性ビタミンが必要になります。そのときに欠かせないのが8種類のビタミンB群です。

肌によいビタミンB群は、エネルギー産生のために必要であるということから、全身の細胞のエネルギー産生を高めるということであり、肌によい結果が現れるということは全身の細胞のエネルギーが多くなり、全身の健康にもよい結果が現れる前兆ということができるわけです。

広く健康に関わる記念日について紹介します。

7月11日 日本ラーメン協会が7をレンゲ、11を箸に見立てたことと日本でラーメンを初めて食べたとされる水戸光圀の誕生日の1628年7月11日にちなんで「ラーメンの日」と制定。アルカリイオン整水器協議会が7月11日を0711として、お(0)な(7)かにいい(11)水の語呂合わせで「アルカリイオン水の日」と制定。ハワイ州観光局が夏(7)のいい(11)日の語呂合わせで「ロコモコ開きの日」と制定。ユネクス(愛知県名古屋市)が、な(7)い(1)ひ(1)の語呂合わせで「血管内皮の日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。

7月12日 日本人間ドック学会が1954年7月12日に国立東京第一病院(現在の国立国際医療研究センター病院)で初めて人間ドックが行われたことにちなんで「人間ドックの日」と制定。日本ケーキデコレーション協会が設立の2013年7月12日にちなんで「デコレーションケーキの日」と制定。日本金属洋食器工業組合(新潟県三条市)がナ(7)イ(1)フ(2)の語呂合わせで「洋食器の日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。

7月13日 山崎製パンがナ(7)イ(1)ス(3)スティックの語呂合わせで「ナイススティックの日」と制定。丸協食産(長崎県佐世保市)がナ(7)イ(1)ゾウ(3)の語呂合わせで「もつ焼の日」と制定。毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。

7月14日 内視鏡医学研究振興財団が、な(7)い(1)し(4)の語呂合わせで「内視鏡の日」と制定。日本ゼラチン・コラーゲン工業組合がゼラチンはフランス菓子と料理によく使われることからフランス革命の日を「ゼラチンの日」と制定、また7月はゼラチンゼリーの消費が高まることから「ゼリーの日」と制定。ファンケルが内臓脂肪のな(7)い(1)し(4)の語呂合わせで「内臓脂肪の日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。

7月15日 ホッピービバレッジがホッピーの製造販売を始めた1948年7月15日にちなんで「ホッピーの日」と制定。北海道浦河町が特産の夏いちごの普及を目的に夏(7)いちご(15)の語呂合わせで「うらかわ夏いちごの日」と制定。

7月16日 日本からし協同組合が前身の団体の設立日の1957年7月16日にちなんで「からしの日」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。

7月17日 日本理学療法士協会が1966年7月17日の設立日にちなんで「理学療法の日」と制定。森永製菓が焼きチョコBAKEなどの夏向けの熱で溶けないチョコレートの販売促進で海の日(7月第3月曜日)を「夏チョコの日」と制定。毎月17日は「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「減塩の日」(日本高血圧学会)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)。

7月18日 セコムの設立日は1962年7月7日だが、1を棒に見立てて、ぼう(1)は(8)んの語呂合わせで7月18日を「防犯の日」と制定。高原のパンやさん(長野県小海町)が日本一大きなマドレーヌ小海の玉手箱を販売していることから海の日にちなんで「マドレーヌの日」と制定。

7月19日 クラシエフーズが知(7)育(19)の語呂合わせで「知育菓子の日」と制定。山梨県果樹園芸会が1月1日から200日目(百が2つ)であることから「やまなし桃の日」と制定。JAあいち経済連が、いちじくが出回る7〜10月と、いち(1)じく(9)の語呂合わせで「愛知のいちじくの日」と制定。毎月19日は「食育の日」(食育推進会議)、「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)。

7月20日 日本マクドナルドが1971年7月20日に第1号店を銀座に開店したことにちなんで「ハンバーガーの日」と制定。キリンビールが夏に洋酒などを炭酸や好きな飲み物で割る夏割り普及のために夏(72)割り(0)の語呂合わせで「夏割りの日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。

食生活チェック表を用いた栄養バランスの確認では、1週間に食べた副食(おかず)の種類(肉、魚、卵、乳製品など)と摂取量の目安を聞いていますが、コレステロールが多く含まれる食品(肉類、卵類など)の摂取は把握しやすくなっています。

しかし、血液中のコレステロール値は食品にだけ左右されるものではないので、他に注目すべきことがあります。それは全体のエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)の摂取の傾向です。

血液中のコレステロールのうち食事に由来するのは20%ほどで、80%ほどは肝臓で合成されたものです。肝臓ではエネルギー源の食品を材料にしてコレステロールが合成されています。

コレステロールは全身の細胞膜の材料であり、ホルモンの原料、脂肪を消化する胆汁酸の材料にもなっています。健康維持には欠かせない成分であることから体内で合成されているわけです。

重要な成分であることから、エネルギー源が余分になったときには合成量が増えていきます。そのため、コレステロールが多く含まれる食品を控えているのに、なかなかコレステロール値が下がらないということは普通に起こります。

コレステロールを減らすためには、全体の食事量を適正にして、余分なエネルギー摂取を減らすようにすることが大切になります。特に注意したいのは摂取量が多くなりがちな糖質のご飯、麺類などと、エネルギー量が高い脂質の脂肪となります。同じ重量では脂質は、糖質とたんぱく質の約2.25倍のエネルギー量となっています。

余分なコレステロールを減らす食品の成分で注目したいのは食物繊維です。コレステロールの量が増えると、これを血液中に運ぶ役割をするLDLコレステロールが増えます。LDLコレステロールが活性酸素によって酸化すると動脈硬化のリスクが高まるので、抗酸化作用があるビタミンA・C・E、色素成分が多い緑黄色野菜の摂取量を増やすことも伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2023年6月14日に、認知症基本法が成立しました。

認知症の人が希望を持って暮らせるように、国や自治体の取り組みを定めたもので、法律の目的について「認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができるよう、施策を総合的に推進する」と明記されています。

認知症の定義については、すでに医学的には定められていますが、認知症基本法では「アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により日常生活に支障が生じるまで認知機能が低下した状態」とされています。

認知症施策としては、次の6つが掲げられています。

1 常に認知症の人の立場に立ち、認知症の人と家族の意向の尊重に配慮

2 認知症に関する国民の理解が深められ、認知症の人と家族が居住する地域にかかわらず日常生活、社会生活を円滑に営むことができるとともに、認知症の人が地域において尊厳を保持しつつ他の人々と共生することを妨げられないこと

3 認知症の人の意思決定の支援が適切に行われるとともに、その意向を十分に尊重し、その尊厳を保持しつつ、切れ目なく保健医療サービス、福祉サービスなどの提供

4 認知症の人に対する支援のみなならず、家族その他認知症の人と日常生活において密接な関係を有する者に対する必要な支援

5 認知症に関する専門的、学術的、総合的な研究を推進するとともに、認知症、軽度認知障害の予防、診断、治療、リハビリテーション、介護方法などに関する研究開発の成果を普及、活用、発展させること

6 教育、地域づくり、雇用、保健、医療、福祉などの関連分野における総合的な取り組み

これまでは認知症サポーターの普及など、認知症を知ってもらい、それぞれの方で自分ができることから支援を始めることが求められてきましたが、具体的な方針が定められたということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学習の向上には失敗体験をできるだけ減らし、小さな成功体験を積み重ねさせる手法が一般には使われています。しかし、学習障害の場合は、周囲と同じように学べない、理解できないこと自体が失敗体験の連続とも言えることであり、この状態を克服するほどの成功体験を得るためには、小さな成功体験を常に得て、次へと少しずつ進んでいくことが大切になります。

そのための手法がスモールステップであり、スモールステップのためにできることから実施することが重要になってきます。

学習障害は、視覚情報処理の異常から出題がわからない状態から、識字・書字・算数の基本的なところは理解していても問題の意味がわからないために正解できないという状態まで、さまざまな段階があります。その中でも多いのが、まったくわからないわけではなくて、文章題で問われていることがわからないために、考えて書くことができないという状態です。

問われていることがわからないと、不安や苛立ちが強くなり、このことによって学習に集中しにくくなり、解答できなくなるという悪循環に陥りやすくなります。

何が問われているのかさえわかれば、そこから先は、これまで学んできたことを思い出し、それを組み合わせ、自分の力で順を追って解決していくことができるようになります。

解答法がわからない学習障害児は、自分の知っている方法を使おうとするところがあり、また以前にうまくいった方法を使おうとする誤学習が起こりやすくなっています。

さらに、一度体験したことが後々まで残る過剰学習も起こりやすく、そのために他の行動や柔軟な行動が取れないことにもなります。

このような陥りやすい状態を知り、それぞれの子どもが引っかかっているところを気づき、的確に指導することによって、持っている能力を引き出すことが学習障害の改善を指導するときの大きなポイントとなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質は、胃で消化されて、小腸で吸収されて、血液中に入ってから身体の必要なところに運ばれていきます。脂肪は胃から分泌される消化液では足りずに、十二指腸から分泌される胆汁によっても分解が進みます。

“胃で消化”というのは正式には違っていることになるものの、全体的には胃で消化され、小腸で吸収されると言う印象でよいかと思います。

食品の特徴と栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)の特性、体内の消化・吸収の仕組みによって、吸収されるまでの時間が違っています。個人差があるので、確定的なことは言えないものの、大雑把に言うと糖質が約2時間、たんぱく質が約4時間、脂質が約6時間となっています。

ダイエットのためには脂質が多い食品は避けるように言われます。食品の脂質は中性脂肪になっていて、中性脂肪は脂肪酸3つが結びついた形をしています。脂肪酸のエネルギー量は1gあたり約9kcalです。糖質とたんぱく質は約4kcalなので、2倍以上のエネルギー量があるからです。

だからといって脂肪が含まれていない食品を食べない、量を極力減らすということをしていると、完全に消化されるまでの時間が短くなり、空腹を早く感じるようになります。空腹を感じるまでの時間が短くなると、我慢ができなくなって、どうしても他のものを食べる、ついつい多くの量を食べるということになりがちです。

糖質を中心にした食事では、空腹に耐えなければならない時間が長くなります。

こういった消化にかかる時間の違いを理解していれば、少しは脂肪を摂取して空腹を感じにくくするという方法が有効だということがわかります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)