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発達障害の支援をするときに心がけることとして、よく言われるのが平等と公平の違いです。“平等”は、同じような支援をすることで、その例として壁があって、そこに背の高さが違う子どもがいて、野球などのスポーツ競技を見ているシーンが使われます。1人は背が高くて頭が壁から出ているので壁の向こう側を見ることができます。2人目は頭の先が壁の上端に届きそうで、もう1人は壁の上端までかなりの距離があります。
全員に同じ高さの踏み台を用意するのが平等の例としてイラストに描かれています。それだと1番目の子どもは踏み台がなくても見えているので余計なものとなります。2番目の子どもは頭が出て見ることができます。3番目の子どもは踏み台に乗っても頭が出ないので見ることができません。そのような結果に違いが出て、平等のつもりが不平等になっていることを示すのに使われています。
これに対して“公平”は、同じ高さの踏み台を用意するのではなくて、それぞれの子どもに合わせることで、背の高い子どもには踏み台は必要ありません。2番目の子どもには踏み台を1個用意して、背が低い子どもには踏み台を2個用意して、全員の頭が壁から出て、全員が見られるようにしてあげることを示して、平等と公平の違いを理解するように例示しています。
これは発達障害がある子どもに対する対応でも同じことで、機会の均等の平等ではなく、結果が均等になるようにする公平を考える教材となっています。しかし、それが本当の公平なのかというのが、今回の新たな認識という問いかけです。
障害の状態に差がある子どもにとっては、同じ高さの壁でも困難さが異なります。壁の違いという障壁を越えさせることに着目するよりも、さらに進めて壁そのものを取り除く、壁が取り除けないなら、障害に関係なく見ることができるように、ちゃんと見ることができる観客席を用意するといった選択もあるはずです。
これまで常識とされてきた支援でよいのか、他の方法はないのかと考える機会を与えることが障壁を取り除くために必要でないかと考えています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

サプリメントは食事で不足するものを補う目的で摂るものとされています。目的などによって複数に分類されていますが、その基本となっているのはベースサプリメント、ヘルスサプリメント、オプショナルサプリメントの3分類です。
ベースサプリメントは、身体に必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸、食物繊維などを指しています。サプリメント(supplement)のもともとの意味は、補助、補給、補充といったことで、不足する栄養があった場合には、それを補うために不足するものだけを摂ることが基本となります。
しかし、実際には自分は何が不足しているのかがわからない人が多く、全体的に摂ることを目的としたマルチビタミンを利用している人もいます。マルチビタミンといってもメーカーによって定義が異なっていることが多く、大抵のものはビタミンだけでなくてミネラルも複数のものが加えられています。
多く摂りすぎたものは排泄されることが多いので、摂りすぎの害は心配しないでよいと一般には言われています。実際には摂りすぎることによって健康被害が起こるものもあるのですが、通常では推奨される摂取量の5〜10倍の量とされていることから、1日の推奨量を超えることがなければ問題はないと考えられています。
ヘルスサプリメントやオプショナルサプリメントについては別に紹介しますが、それらのサプリメントは目的の機能が明らかにされていて、ピンポイントで有効性が求められます。では、気になる状態がある人は、ヘルスサプリメントやオプショナルサプリメントを摂っておけばベースサプリメントは必要ないのかというと、それは違っています。身体の機能は全身の細胞や器官などが基本的に正常に働いていることが原則であることから、ベースサプリメントが充分に足りていなければ期待する効果が得られないものとされているからです。

メディカルダイエットはエネルギー代謝の促進を目的とした手法で、運動と食事、入浴と食事、運動と入浴の組み合わせによってエネルギー代謝を高めることができます。そこにL‐カルニチンを組み合わせることで、さらにエネルギー代謝が高められます。
「入浴×食事」のメリットは、入浴のあとで食事をするというタイミングによって得ることができます。
入浴は温度によって自律神経の交感神経と副交感神経の働きが切り替わります。交感神経の働きが盛んになるのは42℃以上で、副交感神経の働きが盛んになるのは38℃以下です。交感神経の働きが盛んになると胃炎とインスリンの分泌量が減ります。インスリンには肝臓で脂肪酸が合成されるのを促進する作用があるので、ぬるめの温度での入浴は太りやすくなり、熱めの温度での入浴は太りにくいということになります。
熱めの温度で入浴すると、交感神経の働きが盛んになって、胃液とインスリンの分泌が減ることになりますが、熱めの温度では入浴によるリラックス効果が得られなくなります。そこで初めはぬるめの温度で入浴して、心身ともにリラックスできたところで追い炊きをするか熱めのシャワーを浴びて交感神経の働きが盛んになるようにします。
その後で、あまり時間をあけずに食事をすると、交感神経の状態で食事をすることになるので、胃液とインスリンの分泌量を減らすことができます。入浴によって交感神経に切り替わったあとは、その状態は20分ほど継続します。
夕方の時間帯は副交感神経の働きが盛んになっていて、胃液とインスリンが分泌されやすくなっています。この時間帯に熱めの温度での入浴をして、その後の食事をすると効果が得やすくなります。
入浴によって交感神経に切り替わっていると、細胞のミトコンドリアでの脂肪の代謝が高まっています。そのときに脂肪酸を多くミトコンドリアに送り込むことによって、多くの脂肪酸をエネルギー化させることができます。L‐カルニチンは脂肪酸と結びついてミトコンドリアの膜を通過させる働きがあるので、より入浴後の食事の効果を高めることができるということです。

なんでも金で解決することはできないとは思いながらも、「地獄の沙汰も金次第」という思いをさせられることは何度もありました。金さえあればなんでも解決できるという感覚の経営者は少なくなくて、文句を言いたいなら金を持ってからにしろ、金を稼いできてからにしろ、と平気で言ったりします。
「無理が通れば道理が引っ込む」というのは不正がまかり通って、間違いが堂々と行われる世の中では正しいことが通用しなくなる、という意味ですが、“無理”は金や権力と言い換えられることは多くて、社長や会長が無茶をしていることはわかっていても、道理を引っ込めるしかないというのは、組織にいる人なら経験していることです。
地獄どころか“狂気の沙汰”と言えるようなことをしても平気な経営者でも、これまでの常識の範囲内であれば、乗り切れてきました。ところが、コロナ禍を経験して、多くの人の共感が得られないことをしていると、とんでもないことになることを知った人も少なくありません。
岡山に移住して関わった経営者に、「常識が引っくり返るようなことが起こっても対応できるように、自分の道理ばかり押し通すのはどうか」と話したときに、そんなことは起こるはずはないと言い切って、話を打ち切られました。
狂気の沙汰であっても金次第で乗り切れることはないと話していたことを、コロナ禍で大転換せざるを得ない状態になって、初めてわかったということを間接的に伝えてきたのですが、もう手遅れでした。もっと強く言っていれば、信頼していた社員も離れ、最も強みにしていた商品の販売権も失い、元の通りの売り上げを望むのは不可能という状況になる前に、なんとかなったのかと思うと、残念で仕方がありません。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「三度目の正直」という諺(ことわざ)は、初めや二度目はうまくいかなくても、三度目は確実であるという意味で、勝負事や占いなどに使われることが多くなっています。二度目までは失敗しても問題はなくて、三度目に成功すればよいという意味でも使われるのですが、初めから失敗を前提にしているのではなくて、私たちは1回、2回の挑戦は成功ではなくて、3回の挑戦で成功とするという意味合いで使っています。
日本メディカルダイエット支援機構の資格認定講習で、「三度目の正直」という言葉を使うと、リバウンドのことを言っていて、2回くらいダイエットに失敗してもよいではないか、最終的に成功すれば、というような言い訳がましく聞こえることもあるようです。しかし、私たちはリバウンドを善としているわけではありません。
リバウンドというのは、やせたあとに体重が元に戻ってしまうことを一般には指していますが、元に戻ったというのは本人が感じているだけで、実際には元の状態ではありません。食事を減らしてやせると体脂肪だけでなくて筋肉も減ります。そのあとに太ると、筋肉は増えていなくて増えたのは体脂肪だけです。脂肪を代謝する筋肉が減るということは以前よりも太りやすく、やせにくくなったわけで、前よりも悪い状態になっています。これがリバウンドの実際の意味です。
今回のテーマは「三度目の正直」ではなくて、「二度あることは三度目の正直」です。私たちの講習は3段階方式を採用していて、初級、中級、上級とステップアップしていきます。上位の資格認定者が下位の資格認定講習を開催できる仕組みですが、初級、中級と二度の講習を経て、三度目の上級資格認定者となって、教育システムの中核を占める存在になってほしいという思いを込めています。それを説明するために、資格認定講習の初めに、「二度あることは三度目の正直」という言葉を使って説明しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

注意欠陥・多動性障害がある子どもの場合には、動機づけが身につきにくく、学習面での影響が強く現れやすい傾向があります。その動機づけとしては内発、自律、向社会に分けて対応することが求められます。
1)内発
内発(intrinsic)は、本人の意思から発生するモチベーションで、好奇心や探究心、向上心などの内部的な要因から発生しています。一般的には注意欠陥・多動性障害は集中力がないように思われがちですが、集中できないわけではなくて、集中力を自分でコントロールできないという特性があります。自分の好きなこと、面白そうなことには高い集中力を示して没頭することで、スポーツや芸術などで発揮されやすい特性があります。この特性は、学習内容によっては定型発達の子どもよりも優れた能力を発揮することが可能となっています。
2)自律
自律(effortful)は、自分の意思でコントロールしている状態を指し、自らモチベーションを高め、目標に向かって行動することができます。目先の誘惑があっても、それに負けずに自生することができる能力を指していますが、注意欠陥・多動性障害の場合には自分の興味がないことにはまったく取り組まない特性があります。興味がないことであっても通常では今すべきことを示して学習させることができますが、それが注意欠陥・多動性障害では苦手であり、目先の誘惑に負けて、今すべきことを示しても向かわせることが難しくなっています。そのため、学習面では弱点となっています。
3)向社会
向社会(prosocial)は、他人のため、他人と一緒になってやろうとすることで、仲間と一緒に行動することが目的達成のモチベーション向上の一つとなっています。自分のためではなく、他人のため、社会のための取り組みは、他人との関わりが楽しく、ボランティアやチームで取り組む活動であり、他人の喜びであると同時に自分の喜びともなります。
注意欠陥・多動性障害の場合は、人懐っこしさがあり、知らない人にも物怖じしないところがあります。また、他人に注目されたり、他人に構ってほしい気持ちが強く、大勢で取り組むことに特に楽しさを感じています。この特性は、向社会の達成が目的・目標になると定型発達の子どもよりも精力的に関わり、グループで成果をあげようとする学習への取り組みでは優れた能力を発揮する結果となっています。

脂溶性ビタミンのビタミンAは脂肪酸と結合して肝臓や脂肪細胞などに蓄積され、必要に応じて全身の細胞に運ばれ、成長促進や粘膜維持などの作用を行います。ビタミンDは肝臓でコレステロールからも合成され、カルシウムの吸収を促進するほか全身の機能調整に関わっています。ビタミンKは血液凝固などに関与しています。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには抗酸化作用があり、活性酸素を消去して細胞の老化を防ぐ働きをします。
糖質、脂質、たんぱく質がエネルギー源として代謝に使われるときには水溶性ビタミンが使われています。水溶性ビタミンは一つとして欠かすことができないので、その特徴と何を食べればよいのかを知っておくことが大切です。
ビオチンはビタミンHとも呼ばれるビタミンB群です。糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー代謝に関わる補酵素で、皮膚や粘膜の健康維持に関わっています。腸内細菌によって作られて吸収されるうえ、魚、肉、卵、豆類、野菜などに含まれるため不足することはありません。パントテン酸はビタミンB₅とも呼ばれるビタミンB群で、補酵素のコエンザイムの構成成分であり、たんぱく質、脂質、糖質のエネルギー代謝の補助役として必須となります。皮膚や粘膜の健康維持に関わり、HDLコレステロール値の上昇、抗ストレス作用のある副腎皮質ホルモンや神経伝達物質の合成、免疫抗体の合成、解毒などの作用にも関与しています。食品では肝臓、肉類、魚介類に含まれますが、加熱や加工によって失われやすくなっています。
ビタミンCは皮膚や腱、軟骨などの結合組織を構成するコラーゲンの合成に欠かせず、皮膚や骨の健康維持、傷の修復に必要な水溶性ビタミンです。アスコルビン酸とも呼ばれます。腸管で鉄の吸収率を高め、抗ストレス作用がある副腎皮質ホルモンの合成を促進する作用があります。抗酸化作用によって過酸化脂質の合成の抑制、血管障害を予防する作用もあります。寒冷ストレスや喫煙などによって体内で減少します。食品では、野菜、果物に多く含まれます。

自然のものだけを食べていれば健康になれるという感覚は根強くて、細胞レベルから健康になるためには農薬も食品添加物も使わない、遺伝子組み換え食品もトランス脂肪酸も避ける、グルテンもよくないとして小麦製品は食べない、という人がいます。何を食べるかは本人の自由なので、そんなことはやめるようにとは言わないようにしています。
どんなに注意しているつもりでも、自然界にも有害ミネラルは多く、全部を避けて生活するわけにはいきません。外から入ってくる有害物質だけでなく、体内毒素と呼ばれる活動をした結果、代謝産物として身体の中で発生する老廃物もあります。体内毒素には疲労物質の乳酸のほかに尿素、尿酸、アンモニアのほか、腸内細菌の悪玉菌が発生させたインドール、スカトール、硫化水素などの毒素も含まれます。
そこで体内の有害物質を追い出すためのデトックスが注目されていて、岩盤浴から腸内洗浄まで、さまざまなデトックス法が体験できる環境になっています。「デトックス」というのは解毒作用のことで、デトックス(detox)は解毒を意味するdetoxificationの短縮形です。デトックスの元祖と呼ばれる医師の広報を手伝ったことがあり、岩盤浴くらいではデトックスはできないことはわかっていたのですが、そこは広報ということで目をつぶったところがあります。
身体の機能は、消化・吸収・循環・代謝・排出に分類されていますが、そのうちの排出がデトックスであり、排出部位としては皮膚が最も広くなっています。しかし、皮膚から汗として排泄される量は約1%でしかなくて、便から約75%、尿から約20%が排出されています。排出の中でも便の排泄が最も重要だということです。
大腸には悪玉菌が棲みついていて、代謝物として有害物質が作られるわけですが、これは大腸壁から吸収されます。吸収されて血液に入ると全身を回っていくことになるので、少しでも有害物質が大腸内にある時間を短くするために排泄が重視されます。大腸壁から吸収されるのは悪玉菌が作り出した有害物質だけではなくて、口から入ってきた有害物質も体内で発生した有害物質もあります。
これらの吸収を減らすためには便通をスムーズにすることが重要で、私たちの健康関連の講習では、排出(排泄)に関わる項目が必ず入っています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

身体のエネルギー代謝を高める役割をする代謝促進成分というと、L‐カルニチン、α‐リポ酸、コエンザイムQ10が代表的なものとなっています。どれも体内で合成されるので、サプリメントとして摂る必要はないと考えられることもあるのですが、合成のピークは20歳代前半で、年齢を重ねるにつれて代謝は低下していきます。3種類の代謝促進成分は、どれも以前は医薬品成分でしたが、今では食品の成分としても使うことが許可されていて、エネルギー代謝を促進するサプリメント素材としても使われています。
エネルギー代謝は全身に60兆個以上ある細胞で行われていて、そのエネルギー源は糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)、たんぱく質(アミノ酸)となっていますが、脳細胞だけはブドウ糖しか使うことができません。というのは、脳細胞に栄養素を届けるためのゲートである血液脳関門はブドウ糖しか通過できないからです。
ブドウ糖のエネルギー代謝を高める代謝促進成分はα‐リポ酸なので、脂肪酸の代謝促進成分のL‐カルニチンは脳の健康寿命延伸には必要がないと言われたときもあります。しかし、全身の血流をよくしないとブドウ糖が脳細胞に届きにくくなります。血流を即するためには血液の温度を高めることが必要で、その働きがL‐カルニチンにはあるのです。
全身の細胞で作られるエネルギーのうち生命維持の基礎代謝に使われるのは70%ほどで、基礎代謝の70%ほどは体温の維持に使われます。つまり半分ほど(70%×70%=49%)は体熱になり、血液の温度を高めてくれます。日本人は血液温度が欧米人や北方系アジア人に比べると1℃ほど低くなっています。羊は44℃、牛や豚は42℃、鶏は40℃と血液温度は人間よりも高くて、冷たい血液に入ると、その中に含まれる脂肪は固まりやすくなります。日本人は血液中の脂肪が固まりやすいので、血流も低下しやすくなっています。
L‐カルニチンを摂って、エネルギー産生を進めて血液温度を高めることは、脳に運ばれるブドウ糖を増やすことにもなるので、L‐カルニチンは脳の健康寿命を延ばすために役立つというのが結論です。

ビタミンDは骨を強化する作用があるビタミンで、カルシウムを多く摂取してもビタミンDが不足していると骨を強くすることができないことが指摘されています。ビタミンDは腸内でのカルシウムの吸収を促進する作用があり、ビタミンDが不足すると骨が細くなり、もろくなります。
カルシウムの摂取量は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(令和元年)の結果では摂取基準量に対して全体的に30%ほど不足しています。そのため、食事で不足する場合にはサプリメントでの摂取もすすめられていますが、それと同時にビタミンDも摂取すべきだということです。
日本のビタミンDの摂取目安量は1日に8.5μgですが、アメリカでは15〜20μgとなっています。この違いはビタミンDに期待される機能の違いです。アメリカではビタミンDには炎症を抑え、細胞増殖、神経機能、免疫機能の調整なども期待されています。
ビタミンDの摂取量を「国民健康・栄養調査」(令和元年)で見ると、男女平均で1日に6.9μg、男性では7.4μg、女性では6.4μgとなっています。骨の強化に必要とされるビタミンDにも不足しているというのが実態です。
体内で必要なビタミンDは食品から摂るだけでなく、日光の紫外線を浴びることによって体内で合成されます。ビタミンDが多く含まれる食品としては、魚、卵、キノコ類(特に干し椎茸)があげられます。干し椎茸は効果的な食品といえますが、それは椎茸を天日干しするときに紫外線を浴びて、干し椎茸の前駆体のプロビタミンDからビタミンDに変化するからです。
ところが、現状の干し椎茸の多くは天日干しではなくて、熱風乾燥が多くなっているため、プロビタミンDの状態です。そこで使用する前に天日干しをして変化させる必要があります。
サプリメントに使用されるビタミンDは、ビタミンDそのものであるので、不足分を補うことができます。ただし、ビタミンDのサプリメントの中には摂取目安量と同量のものが含まれているものもあるので、食品からの摂取量を配慮してサプリメントの摂取量を考える必要があります。