投稿者「JMDS」のアーカイブ

発達障害があると、パニック障害を起こしやすいといわれています。
パニック障害は、突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えなどのパニック発作が起こり、そのために生活に支障が出ている状態がパニック障害と呼ばれます。パニック発作が起こっただけではパニック障害とはされません。
パニック発作の状態は、まるで死んでしまうのではないかと思うほど強く、動くこともできなくなり、自分ではコントロールできないと感じます。そのために、また発作が起きたときのことを考えると不安になり、発作が起きやすい状況や場所を避けるようになります。狭いところでパニック発作が起こると、エレベーターに乗りたがらないというようなことが起こります。このパニック発作の体験が、教室から逃げ出したくなる、学校に通いたがらなくなる(不登校)ということにつながっていきます。
人間は突発的な生命の危機に直面したときには、その危機的な場面から逃れるようとして、さまざまな反応が起こります。鼓動が早くなり、血圧が高まり、興奮状態になり、走って逃げ出したい気持ちになります。胃の中のものを吐く、大声で叫び出すといった身体的な反応も起こります。これは身に備わった生き延びるためのプログラムといえます。
実際にはパニック発作が命の危機につながることはないものの、まるで命が脅かされているような不安や恐怖を感じると、それが身体的な変化を起こして、パニック発作と同じような症状が起こります。
予期されないパニック発作が、突然起こるのがパニック障害で、精神的にプレッシャーを受けることがあるとパニック発作が起こりやすくなるということでは、発達障害がある人はパニック障害を起こしやすいということがいえます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

東京にいたときには、医学系の学会の仕事をしていたこともあって、医師を紹介してほしいという医療機関、仕事先を紹介してほしいという医師、病院を売ってほしい、病院を買いたいので紹介してほしい、といった依頼があり、毎年いくつもマッチングさせてきました。これは岡山に移住してからも続いていたのですが、直接的に双方に会って話を聞き、また双方を合わせることがタイミング的にできないこともあって、数としては年に2〜3件になりました。
そのマッチングも、初めの紹介しかできないこともあり、マッチングが成功しても成功報酬としては、あまり期待しないほうがよい、という程度でした。中には、紹介をしたのに、その後は双方から連絡がなくなり、うまくいかなかったのかと思っていたら、すんなりと進んでいて報告がなかっただけということでガッカリさせられたこともあります。
それでも求められたら遠距離であっても、コロナ禍で広まったオンライン会議を使って続けていたのですが、それも最後にする出来事がありました。新たな医療機関を開設するので院長を探してほしいとの依頼があり、そのために上京して、複数の医療機関に臨時で務めている元医学系学会の理事長に会いました。双方の条件が一致して医療機関の開設届けも出したのですが、その後に双方の考えに一致しないことがあって、実際の運営まで期間がかかりました。
この医療機関はコロナ禍に対応する診療内容だったのですが、感染確認者の増減に影響を受けて、名称を変えて同じ場所で開設することになりました。これでやっと成功報酬の話ができると思っていたところ、双方から同じ返事がありました。それは前の医療機関の話がなくなり、新たに私と関係なく話を決めたので、私の紹介ではないということでした。
このような経験をして、医師と医療機関のマッチングはやめることにしました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「さんかんしおん」と打ち込んで変換キーを叩けば、「三寒四温」と変換されます。これを分割して「さんかん」と打ち込んで“三冠”と変換されたときに競馬について最近文章を作っていたことを思い出すということがあります。「しおん」のほうは、さまざまな変換候補が表示されますが、“三冠”につながる用語として“四恩”を選択しました。
「三冠四恩」は、いかようにも説明ができるところですが、前回の医療システムを崩壊させかねない「紆余曲説」に続けて、医師が診断せず、自分で判断して、自宅療養するという今までなかったことが新型コロナウイルス感染症の拡大で起ころうとしていることについて「三冠四恩」で考えることにしました。
あまりに患者が多くて医師の診断が受けられない、自分で判断しようにも検査キットが足りないという状況を経験してみて、万が一にも医療システムが崩壊したときには、自分の命は自分で守るしかない、自分の健康は自分で守るしかないという思いにさせられた人も少なくないと思います。
ここで言う“三冠”は競馬のレースでの優勝ということではなくて、自分を勝利に導くために必要な健康づくりの基本である栄養、運動、そして感染対策の免疫を掲げています。免疫を高めるための方法は、適切な栄養と運動は基本中の基本であるとして、睡眠、入浴、ストレス解消、リラクゼーションと、複数の方法が必要になってきます。
これらを実践して得られる四つの恩は、仏教の世界では父母の恩、衆生の恩(多くの人から受ける恩)、国王(安心できる国づくりをする長)の恩、三宝(仏・法・僧)の恩となっていますが、ここでは別の考えを掲げてみます。それは無病息災、健康長寿、脳の健康、そして家族や友人などとの交流の四つのありがたく思える結果です。ただ病気がなくて、長生きであっても脳が衰えたら、喜びを感じることもできなくなります。人間は周囲の方々との交流がなければ、脳が健康であっても、これまで積み上げてきたことを周囲に伝えて、役立ててもらうことができなくなります。
栄養摂取も運動の継続も、免疫を高める行動も、自分のためというよりも、最終的には世の中のためになることを目指して、コロナ後の行動に活かしてほしいという思いをもって、「三冠四恩」という妙な四字熟語を掲げています。

朝食は英語ではブレックファースト(breakfast)です。Breakは壊す、破るという意味で、何を破るのかというと断食です。夕食を食べたあと(中には夜食のあとという人も)何も食べない状態であったのを朝になって初めて口に入れて断食を終えるのがブレックファーストです。
空腹状態で食べたものは吸収率が高くなっています。これは普通の感覚でしょうが、エネルギー源の吸収率は種類によって違っていて、時間によっても吸収率は違います。朝の時間帯に吸収率が高まっているのは糖質とたんぱく質です。糖質は、すぐにエネルギー源となるものなので、寝ている間にも基礎代謝で使われています。活動時間には基礎代謝が約70%、活動代謝が約20%、食事をすることによって使われる食事誘発性熱産生が約10%となっています。ただ寝ているだけでも約70%のエネルギーが使われていることになります。そのために糖質を効率よく吸収するのは理にかなっています。
たんぱく質の吸収が朝に高まるのは、体内で減少したタンパク質を補うためです。“たんぱく質”は食事で摂った栄養素、“タンパク質”は体内にある身体の構成成分や体内で使われる成分というように使い分けています。夕食で充分な糖質が摂れていないと、寝ている間のエネルギー源として体内のタンパク質が分解されたアミノ酸が使われます。糖質制限をすると糖質の代わりに脂質(脂肪)が使われるように思われがちですが、タンパク質が減ることで体重が下がるということも起こりやすくなります。
失われたタンパク質を補うためには、朝食でたんぱく質が多く含まれた肉類、卵、乳製品を摂ることがすすめられます。タンパク質が失われないように、寝る前に糖質を摂るというようなことをしてはいけないのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「昔々あるところに」というのは昔話の始まりの言葉で、おじいさんとおばあさんはあまりいなかった時代のことです。今では「あらゆるところに」と言い換えなければならないほど高齢者が多くなり、全国平均でも2021年の高齢化率は29.1%になっています。それが2040年には35.3%になると予測されています。2018年に後期高齢者(75歳以上)が前期高齢者(65〜74歳)を上回ってから高齢化率は一気に高まっています。
日本人の平均寿命は今でこそ男性が81.64歳、女性が87.74歳となっていて、男性は世界第2位、女性は世界第1位となっていますが、かつての日本人は先進国の中では短命でした。終戦後の初の統計の昭和22年(1947年)の平均寿命は男性が50.06歳と初めて50歳を超えました。女性は53.96歳でしたが、その前の統計が途切れているので、この年が公式に日本人の平均寿命が50歳を超えた年とされています。
ちなみに、平均寿命は、その年に生まれた子どもが何歳まで生きられるかの推計値で、今61歳の男性が、あと20年は生きられるという数字ではありません。女性の平均寿命は一時期、世界第2位でしたが、第1位に返り咲いたのは、それまで第1位にいた香港が中国の統計に加えられたからです。
74年の間に男性で比較すると31.58年、女性では33.78年も平均寿命が延びました。今の第1子出生時の母の平均年齢は30.7歳なので、1世代分以上も長生きになっていることがわかります。この1世代分の一部でも社会のために、次世代の子どもたちのために使ってもらえないか、という期待があります。
「そんなことを言われても、活躍する機会がないではないか」という声があるのも事実で、それに応えるために、私たちは地域で学び、地域で活動できるようにメディカルダイエットアドバイザー、健康ウォーキング指導者、学習障害支援士などの資格認定を進めています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

学習障害がある子どもにとっては、学ぶ機会や学ぼうとする意欲を削ぐようなことは、できるだけ避けたいと思うのは当然のことで、そのような障壁にもなりかねないことがあったら、どうしてなのか知りたい、知って解決したいと考えるのも当然のことです。
発達障害がある子どもが、学校の教師や学習塾の講師、親などに、自分が障壁と思えるようなことがあったときに、「なぜ?」と聞いてくるのは、解消してほしいという強い気持ちがあるからです。
理由がわかれば、受け入れて、ある程度は我慢することもできるのでしょうが、理由なしに希望が受け入れられない、拒否されるというのは我慢の範囲を超えてしまいます。定型発達(発達障害でない)の子どもでも我慢できずに爆発することはあります。発達障害では自分の考えを出してくる子どもばかりではなくて、自分の中に押さえ込んでしまうこともあり、言ってもらわなければ気づかないということも少なくありません。
発達障害児に対して、根拠のない励ましはいけないと言われます。本人が理解して、それなら頑張ってみよう、頑張って課題をクリアしてみようと思えることでなければ、そのことで苦しさ、困難さを増すだけです。
それと同じように、障壁を解消できない理由が、体制、伝統、常識、習慣、儀式、忖度(そんたく)ということでは、受け入れるように言われても納得することができず、混乱をさせることになります。いわゆる“大人の都合”は子どもには本来は関係がないことで、ましてや発達障害児、学習障害児には、このような理解できないことを理由として解消はできない、受け入れるしかないということは言うべきではありません。
こういったことを理解して、子どもたちが何を障壁として感じているのか、そのようにして障壁を取り除いて学習に取り組めるようにするのかを考えてあげるのが、教える立場の者が注意すべきことです。

脳の機能の偏りは発達障害だけの特徴ではなくて、パーソナリティ障害でも認知や感情のコントロール、対人関係などの機能の偏りによって周囲の人と違う反応や行動をすることがあります。そのために本人が苦しさを感じると同時に、周囲を困らせることにもなり、対人関係や社会生活に支障をきたす精神疾患とされています。この場合の認知というのは、認知症でいう理解や判断能力のことではなくて、ものの捉え方や考え方を指しています。
パーソナリティ障害は生まれつきの要因に加えて、親との死別、虐待といった養育環境や発達段階でのつらい体験が関係していると考えられています。周囲と違った考えや行動が、意地悪な気持ちや性格の悪さと感じられることがあるものの、そのような感情的な問題ではなくて、脳の機能が影響して起こっています。
統合失調症や気分障害(うつ病、双極性障害)といった他の精神疾患と症状が似ていることから判断しにくくなっていますが、他の疾患と比べると症状が慢性的に長く続くという特徴があります。長い期間を経ても変化しにくいということでは発達障害と間違われることもありますが、パーソナリティ障害は同じ障害という用語が使われていても、こちらは疾患に分類されています。
発達障害とは異なるものですが、発達障害が社会との関わり、周囲の理解によって状態が変化するのと同じように、パーソナリティ障害も社会との関係性で起こります。そのために周囲の対応によって症状が重くなることがある一方で、軽くなり、目立たなくなるという特徴もあります。
発達障害によって子どものときに周囲からの疎外感を感じたり、いじめを受けたことが要因となることもあります。そのことによって悲観的になったり、他者を恨むことがあり、これが発達障害の二次障害として起こることもあります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

膝には歩くだけで体重の2〜3倍、走るときには4〜5倍、階段の上り下りで6〜7倍もの負荷がかかっています。体重が50kgの人の場合には歩くことで100〜150kgの負荷となり、体重が1kg増えることで膝の負荷は4〜6kgずつ増えていくことになります。このことは以前に人工関節を保護して長持ちさせる方法の前段として紹介しました。
その歩き方としては、ポールを使ったノルディックスタイルのディフェンシブの歩行法があるという話を受けて、具体的な方法について紹介していきます。ノルディックスタイルというのは2本のポールを手にして、これをスキーのストックのように地面に突きながら歩く方法で、北欧発祥の勢いよく前進するアグレッシブウォーキングと、日本発祥のポールで支えながら歩くディフェンシブウォーキングとがあります。
前者のクロスカントリーのように歩くのは一般にはノルディックウォーキングと呼ばれていて、ポールの接地面は斜めになっています。これに対してポールで支えて歩くほうは一般にはポールウォーキング、ノルディック・ウォークと呼ばれています。ポールの接地面は丸型、円盤型などがあります。
膝の負担を減らして、歩くことによる筋肉強化を図り、さらに筋肉の代謝力を高めて血糖値や中性脂肪値、血圧を安定させるという目的で実施されるのはディフェンシブウォーキングのほうです。ポールは前方に突いて、ポールによって上体を支えることで体重を手足に分散させます。上体の力も使って歩くことになるので、全身の運動量が増えていきます。
膝の負荷が減るのと同時に、脚の筋肉の負荷も減るものの、膝の状態を心配して歩かない、歩く機会を減らすということに比べれば下半身の筋肉を強化することができます。このディフェンシブウォーキングは高齢者の筋肉トレーニング、身体強化だけでなく、運動不足の人には適度な運動の機会となることから、広くすすめています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

細胞を破壊する活性酸素の消去は、脳神経細胞を守るためにも、毛細血管を守るためにも重要なこととなります。
活性酸素はマイナス電子を奪いやすいところから順番に奪っていく性質があります。人間の細胞よりも電子を奪いやすいものが近くにあれば、そこから先に奪っていきます。いわゆる酸化しやすい成分ということですが、それに当たるのは抗酸化成分と呼ばれる植物の色素です。
植物は紫外線を浴びることで光合成を進めて、必要なたんぱく質を作っています。しかし、紫外線には活性酸素を発生させる作用があり、活性酸素が多く発生すると細胞が破壊されます。それを防ぐために、植物は内部に活性酸素を消去する抗酸化成分として色素を溜め込んでいいます。そのため、日差しが強くて、紫外線が強い地域で育った植物は色素が多くなり、色も濃くなっています。
この色素を私たちが利用して、抗酸化力を高めようとしているわけです。抗酸化成分として知られる赤ワインポリフェノールもココアポリフェノールも、サプリメントに使われている抗酸化成分も、どれも濃い色素です。
抗酸化成分というと、活性酸素を消去する力ばかりが注目されがちですが、酸化しやすいということを忘れてはいけません。体内で酸化する分には問題はないのですが、口の中に入れる前に酸化すると、まるで活性酸素を取り込んでいるのと同じことになります。乾燥した状態では酸化しにくいものの、水分を含むと酸化が始まります。その一番の例が緑茶で、茶葉にはカテキンという強い抗酸化成分が含まれています。お湯を注いだら酸化が始まり、30分もしたら完全に酸化しているので、あまり時間をあけずに飲みきるようにしたいものです。

広く健康に関わる記念日について紹介します。
2月15日 国立音楽院が学校に馴染めない子どもが音楽活動から次の一歩を踏み出すきっかけとなることを目的に次に(2)行(1)こう(5)の語呂合わせで「次に行こうの日」と制定。
2月16日 長野県寒天水産加工業協同組合が2005年2月16日に寒天の健康効果がテレビ番組で紹介されたことから「寒天の日」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。
2月17日 こだま食品(広島県福山市)が千切り大根の生産が2月に最盛期で、千の字が二と1、切りを七に見立てて「千切り大根の日」と制定。毎月第3木曜日は「森のたまごの日」(イセ食品)。毎月17日は「減塩の日」(日本高血圧学会)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)。
2月18日 嫌煙権確立をめざす人々の会が1978年2月18日に嫌煙運動を始めたことから「嫌煙運動の日」と制定。
2月19日 チョコミントの日を制定しよう!プロジェクトが全米菓子協会のチョコミントの日に合わせて「チョコミントの日」と制定。毎月19日は「食育の日」(食育推進会議)、「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「クレープの日」(モンテール)、「シュークリームの日」(モンテール)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)。
2月20日 日本キヌア協会が国連で2013年2月20日に国際キヌア年の開幕式典があったことから「キヌアの日」と制定。患者団体ひまわり会(大阪府大阪市)が尿(2)も(英語でtoo=2)れ(0)の語呂合わせで「尿もれ克服の日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。
2月21日 毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。