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子どもの発達に必要な栄養素を知ったあとには、その栄養素が含まれている食品を、どのタイミングで摂るのかを知って、献立の内容を考えることが必要となります。1日に1回だけしか食事をしないのであれば栄養素の摂取タイミングは関係ないことになるかもしれないのですが、日本人の食事は1日に3食が原則です。3食のうち食べないという人がいたり、軽く済ませているのは朝食です。しかし、栄養素の摂取を考えると朝食の内容は重要です。
日本メディカルダイエット支援機構は発達栄養学の基本をエネルギー代謝に置いています。脳と身体を機能させるためのエネルギーを作り出すための栄養素は朝食では欠かすことができないからです。その栄養素はビタミンB群のビタミンB₆とビタミンB₁₂です。
体内のエネルギーは全身の細胞の中のミトコンドリアで作り出されています。主に材料となっているのはエネルギー源の脂肪酸とブドウ糖で、酸素を用いてミトコンドリア内のTCA回路でエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られています。
TCA回路のエネルギー産生にはビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂がセットで必要となります。それなのに、なぜビタミンB₆とビタミンB₁₂を朝食で摂るように言っているかというと、体内では12時間ほどしか保持されない水溶性ビタミンだからです。
ということは夕食でも摂る必要があるということですが、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は肉、魚、卵、乳製品に豊富に含まれているので、通常の食事で摂ることができるからです。朝食の定番の卵とハム、牛乳といった組み合わせにも意味があるのです。
ビタミンB₁とビタミンB₂は体内では24時間は保持されるので、1日に1回、どこかで摂ればよいことになります。これらは肉類、卵、大豆などに含まれています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

広く健康に関わる記念日について紹介します。
1月25日 森永製菓が1902年1月25日に北海道旭川気象台が史上最低気温マイナス41℃を記録したことから寒い時期にホットケーキを食べてほしいと「ホットケーキの日」と制定。栃木いちご消費宣伝事業委員会が1月の、と(10)ちぎのいちご(15)の10+15=25から「とちぎのいちごの日」と制定。あったか旭川まん推進会議が1902年1月25日に北海道旭川気象台が史上最低気温マイナス41℃を記録したことから「あったか旭川まんの日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)。
1月26日 カゴメが年末年始で食生活が乱れやすい1月とフ(2)ロ(6)ーラの語呂合わせで「腸内フローラの日」と制定。ニッピがコラーゲンの特許を出願した1960年1月26日を記念して「コラーゲンの日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)。
1月27日 JA岡山西船穂町花き部会がスイートピーの本格的シーズンの1月と、いい(1)ふ(2)な(7)おの語呂合わせで「船穂スイートピー記念日」と制定。
1月28日 人物や物事のエピソードから本質を探ることの大切さを知ることを目的に、い(1)つ(2)わ(8)の語呂合わせで「逸話の日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。
1月29日 森永製菓が筋肉の重要性とタンパク質の関連性を知って積極的にタンパク質を摂ってもらうことを目的に筋肉から金(筋)曜日が29日になる日を「筋肉を考える日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)。
1月30日 おおむぎ工房(栃木県足利市)がイソフラボン、大豆サポニン、大豆オリゴ糖の入ったおからを原料とした菓子の普及を目的にイソフラボン(1)、大豆サポニン(3)、オリゴ糖(0)の語呂合わせで「おからのお菓子の日」と制定。毎月30日は「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)。
1月31日 ケンミン食品が2020年1月31日に焼ビーフンが世界一長く販売されているビーフンブランドとしてギネス世界記録に認定されたことから「焼ビーフンの日」と制定。カゴメが野菜を愛することを愛菜として1をアイ=愛、31をサイ=菜と読む語呂合わせで「愛菜の日」と制定。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。

5歳の女の子の疑問に答えられない大人が叱られるという人気テレビ番組で、日本人の平熱が低いということをテーマとして取り上げていました。実際の質問の内容は「平熱って何?」でしたが、平熱はエコだからというわかりにくい説明でした。日本人の平熱は36.0〜36.5℃なのに対して、欧米人は37.0〜37.5℃と高いという事実を紹介するために複数の欧米人の体温を測定していました。
その理由として欧米人は筋肉の量が多いということをあげて、日本人でも筋肉が多いボディビルダーの平熱は37℃以上ということも体温測定の結果を見せて、筋肉量が関係しているという説明としていました。
これを見ていて、これは質問が来るなと思っていたら、案の定、すぐにメール連絡がありました。その相手は、いつもの通りで、他局のテレビ関係者です。東京にいたときにはテレビの健康関連の番組に情報提供をしていて、岡山に移住後も情報提供や監修は、どこでもできるということで続けてきました。私に聞いてきたからといって、すぐに番組になるわけではないとしても、後追い企画として会議に提案しようということです。これも、いつもの通りです。
その質問は、「日本人はボディビルダーのように筋肉をつけないと体温が上がらないのか」というもので、そこまで筋肉をつけないと体温が低いということは、筋肉以外に理由があるのではないか、というのは当然の疑問です。その回答に関連するコラムは次回で日本人の体質として紹介しますが、寒い北方で進化してきた欧米人と違って、日本人は歴史的に多くの体熱を作らなくてもよかったので、温まりにくくて、血液の温度も1℃ほど低くなっています。欧米人が温かいのではなくて、日本人が冷えやすい体質となっているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「ストレス太り」という言葉があります。ストレスが溜まってくるとイライラして、ついつい食べすぎてしまうというのが一般に言われる要因です。ストレスを解消するためには脳のエネルギー源であるブドウ糖が有効で、甘いものを食べることで一時的にストレスが抑えられるようになります。それは一つの要因であって、ストレス解消を食べ物に求めなければ太るようなことはないように思われがちです。
ところが、食べるものの量が変わらなくても、ストレスを強く感じるだけで太ってくることがあり、そのメカニズムも解明されています。これはメディカルダイエットの講習のメインとなっているタイミングダイエットにも関連することです。
ストレスには精神的ストレスと肉体的ストレスがあります。どちらが原因であっても、ストレス状態は、そこから逃れようとする反応が起こります。その反応でダイエットと関わるのはエネルギーの確保です。その場から走って逃れようとするときには、すぐにエネルギー化されるブドウ糖が多く必要となります。しかし、食事から時間が経過していると血液中のブドウ糖の量は少なくなっています。
そのままでは走って逃げることができなくなることから、筋肉の中に蓄積されているグリコーゲンが分解されて、血液中にブドウ糖が放出されます。走って逃げるためであれば、このブドウ糖を消費して、血液中のブドウ糖が長時間に渡って濃い状態にならないようにすることはできます。しかし、精神的なストレスであった場合には、それほど多くのブドウ糖は必要にはなりません。
血液中で余った状態になったブドウ糖は、肝臓に運ばれて、そこで脂肪酸に合成されます。そして、脂肪酸が3個結びついたエネルギー蓄積のための中性脂肪となって、脂肪細胞の中に蓄えられていきます。つまり、精神的なストレスが強まったときには、筋肉のグリコーゲンが減り、脂肪細胞の中の中性脂肪が増えるということになります。これが続くと、筋肉が少なくなり、太ってしまうということになるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

子どもの支援のための栄養学というと、基礎的な6大栄養素の役割と食品の種類の理解から始まるのが一般的です。まずは不足がないようにするのが重要ということで、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6大栄養素が教えられます。これは必要であり、身近な食べ物の意味を覚えるのは理解しやすい方法であることも承知しています。
しかし、発達障害がある人を対象とした発達栄養学は、エネルギー代謝から始めています。脳と身体が正常に機能するようにするためには身体のエネルギーが必要で、そのエネルギーを作り出すエネルギー代謝が行われている細胞のミトコンドリアの機能という、難しそうなところから、あえて始めています。というのは、発達障害の支援、中でも身体を成長させながら機能のためのエネルギーも多く必要とする子どものエネルギー代謝は機能の改善の中心となっているからです。
成長期の子どもに必要とされる飲食から取り入れる摂取エネルギー量は決して少なくはありません。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)によると、男児では3〜5歳で1400kcal、6〜7歳で1650kcal、8〜9歳で1950kcal、10〜11歳で2300kcalとなっていて、成人(18〜49歳)の2650kcalと比べて、身体の大きさからすると、かなり多くの量が必要なことがわかります。
発達障害児の場合には、心身のストレスが大きく、それに対応するだけでも多くのエネルギーが必要で、さらに改善のための運動や学習にも多くのエネルギーが必要です。できるだけ効果的に、多くのエネルギーを作り出して、脳と身体の機能向上に使ってもらうことを重視しています。それなのに、発達障害児では極端な偏食があり、エネルギー代謝を促進する成分の不足からエネルギー代謝が低下しやすくなっています。
そこで発達栄養学では、エネルギー代謝のためのビタミンB群、エネルギー源を代謝できる形にするための水溶性ビタミン、代謝酵素を働かせるためのミネラルなどを解説しています。そして、発達のために必要な栄養は、食事の困難さがあっても食べられるようにすることが重要であることから食べ方に関する情報も重視しています。それについては次回に紹介させてもらいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

発達障害の自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害は他の状態と勘違いされやすいことから、誤診されやすいことをスクリーニングで排除し、それでも当てはまらないという状態でないと診断すべきではありません。その勘違いされやすいことの一つにギフテッドがあります。
ギフテッド(Gifted)は先天的に平均よりも高度な知的能力を持っている人を指す傾向で、アメリカでは「同世代の子どもと比較して、並外れた成果を出せるほど突出した才能を持つ子ども」と連邦教育省が1993年に定義しています。
ギフテッドはIQ(知能指数)が高く、特定の学術分野(数学、言語、芸術、音楽など)で高いレベルの潜在能力を持っていることが認められています。アメリカでは子どもの6%ほどにみられるとされています。アメリカではギフテッドの能力を最大限に引き出すためのプログラムが設けられていて、潜在能力を発揮させるカリキュラムが開発されています。
これに対して日本ではギフテッドの定義がないために診断がされず、発達障害と診断されることもあります。ギフテッドは自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害の両方と勘違いされることがあるものの、実態がわかれば自閉症スペクトラム障害との混同はなくなり、注意欠陥・多動性障害との混同を注意すればよいことがわかります。
注意欠陥・多動性障害は集中力がない、持続性がない、終わっていないのに次のことに移る、衝動的、他の人の前で自分の行動をコントロールできない、他の子どもに比べてエネルギーが溢れている、たくさん話す、会話やゲームに割り込む、ルールを守るのが苦手、勉強に必要なものをなくす、細かなところが見えていない、批判や評判に敏感といった特徴があります。

エネルギー代謝を高めて、エネルギーを多く作り出して、それを脳と身体の機能の維持と向上に役立ててもらおうというメディカルダイエットの手法は、多くの困難さを抱えている発達障害がある人に適した方法としてすすめています。食事と運動、食事と休養、運動と休養の組み合わせによる健康効果については、それぞれの分野の研究で進められてきているものの、まだ決定的な方法として構築されるところまでは至っていません。
食事と運動、食事と休養、運動と休養の実施タイミングを変えること、つまりどちらを先にするかでエネルギー代謝を変化させる方法については、公的な研究機関だけでなく、大学や民間の研究機関でも、あまり積極的には取り組まれてきていません。というのは、実施することは特に変わらず、その実施のために新たなテクノロジーや商品が必要なわけではない地味な分野だからです。
望むと望まざるとに関わらず、いつの間にかタイミングによるエネルギー代謝の変化はオンリーワンになってしまいました。「世界に一つだけの花」ではないのですが、ナンバーワンを目指して頑張りすぎることなく実践できることは、無理な競争をせずに快適に暮らしてほしい人たちには向いたものとなっています。
無理もしないで無駄もなく、生命科学に基づいて解明されたタイミングの変化だけで長期的に続けて、ずっと成果を実感できる方法は、お金も時間もあまりかけられない時代には特に向いています。
コロナ禍を経験して、いつ以前よりも酷いことが起こるかわからない時代に、発達障害の支援どころではないという声もあることは承知しています。その支援が、発達障害のことを理解して、自分の健康が維持できる方法であり、その“お裾分け”をするだけでよいとしたら、ハードルは急に低くなるのではないか、との思いで行動しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

発達障害の改善の支援としてエネルギー代謝を高める方法を提供していますが、その方法は日常生活で簡単に実践できるものでなければなりません。どんなに正しい方法であっても、取り組みやすく、継続しやすいものでなければ、効果を継続的に得ることはできません。
エネルギー代謝は全身の細胞で常に行われています。どんなに多くの量を食べても、エネルギー代謝が盛んに行われていれば、余分なエネルギー源として脂肪細胞の中に脂肪(中性脂肪)が多く蓄積されすぎることはないはずです。それなのに食べ過ぎ、運動不足で簡単に太ってしまうのはエネルギー代謝が充分ではなくて、本来なら脳と身体の機能に使われるエネルギーが充分に作られていないという結果です。
そのエネルギー代謝を高める方法として、メディカルダイエットの研究の中で構築されたのが、食事と運動のタイミング、食事と休養(特に入浴)のタイミング、運動と休養のタイミングで、要は、どちらを先にするかでエネルギー代謝が変化して、それが発達障害への影響も変化させます。これは発達障害に限ったことではなくて、すべての人にも共通するもので、発達障害児の支援のために身につけた知識が、支援する立場の人にも直接的に役立つということで採用しています。
食事・運動・入浴のタイミングを変えるだけでエネルギー代謝が変化して、それが自身の健康につながることがわかれば、自信を持って周囲のエネルギー代謝向上が必要な人に伝えることができるようになります。無理をして食事量を変える、運動を頑張るということではなくて、これまでの生活を基本的に変えることなく、変えるのはタイミングだけという方法は、期間はかかるかもしれませんが、着実に効果が得られる生命科学に基づいた方法です。なかなか生活パターンが変えられない発達障害がある人と、その人たちを支える家族や周辺の方々に適した方法として発達障害の支援の講習などでも紹介しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

発達障害がある人について理解して、社会的支援を進めていくことを目指している発達障害サポーターの講習は、発達障害の実態と、その特性を広く知ってもらうことが第一の目的です。それとともに、それぞれの人ができることから支援しようという気持ちを高め、できることなら実際の支援に着手してもらうことも目的として掲げています。
これを期待して、学んだ人たちが自主的に踏み出してもらうことを待つだけでなく、何をすればよいかわからないという人には、そのきっかけとなる知識を得る場も設けていきます。その知識の裏付けとなっているのは“エネルギー代謝”です。これは日本メディカルダイエット支援機構が多くの医学系学会の専門家の協力を得て研究を進めてきたことの成果で、その実績があるから、これを活かして発達障害の改善支援にも取り組んでいます。
エネルギー代謝というのは、身体の細胞の中で日々繰り返されている成長のためのエネルギーを作り出す働きのことです。エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質を材料にして、細胞内のミトコンドリアの中で酸素を用いて生化学反応が起こっています。ミトコンドリアはエネルギー産生の小器官ですが、すべてを集めると体重の10%ほどにもなります。それだけ重要な器官だということです。
生命の営みを細胞・分子レベルで研究して、人の暮らしや産業などに役立てようとする学問は生命科学と呼ばれていて、医学、生理学、薬学、栄養学、運動科学、理学などが中心となっています。これらに共通しているのはエネルギー代謝で、効果的にエネルギーを作り出し、そのエネルギーを身体機能の維持・向上に使うことを目的としています。
その効果的なエネルギー代謝のために、日常の食事・運動・休養を組み合わせて実践していくことはメディカルダイエットと呼ばれていて、その研究と実践を支援するのが日本メディカルダイエット支援機構の役割です。ダイエット(diet)というのは、元々は戦略、作戦、方針などを意味する言葉で、そこから派生して健康の維持・増進のための正しい方法を正しく実践することを意味しています。
医学的な手法でやせようということではなくて、医学・科学で裏付けられた正しい方向性に基づいた実践ということで、発達障害の改善のために体内で多くのエネルギーを作り出して、それを脳と身体の機能を高めるために使ってもらう方法について紹介しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

タバコを吸っているときには太りにくいのに、禁煙をすると急に太るということを言う人がいます。実際に太ることがあるので、それを言い訳にしてタバコをやめようとしない人も少なからずいます。その理由として前回、食後にタバコを吸うと胃が激しく動き出して、まだ消化されていない段階で小腸に送られるので、吸収がよくないことを紹介しました。
では、吸っていたタバコをやめると急に太りだすのは、どうしてかということですが、一つには充分に消化されないまま小腸に送られていたものが、普通の消化、吸収になるからです。それで急に太りだすとしたら、それまで多く食べ過ぎていた影響といえます。食後の一服で胃から早く送り出されて、胃が楽になるからと、どうしても食べ過ぎの傾向があります。それほど多くの量を食べていなかったら、急に太るようなことにはなりません。
これとは逆に、禁煙したら順調にやせられるようになる人もいます。エネルギー代謝を高めて、ダイエットするためには必要な栄養素があります。エネルギー代謝に欠かせない4種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)です。
消化がよくないために、食品の糖質やたんぱく質とともに含まれていたビタミンB群が吸収されにくくなっていた人は、充分に消化されるようになると吸収もよくなります。ビタミンB群の吸収率は種類や食事の条件によって違いはありますが、50〜60%です。これは充分に消化された状態でのことで、吸収率が高まれば吸収率も高まっていきます。
ビタミンB群は水溶性で、体内で保持される時間もビタミンB₁とビタミンB₂が約24時間、ビタミンB₆とビタミンB₁₂が約12時間となっています。4種類がすべてあることがエネルギー代謝には必要で、多くの量を摂っても長くは保持されません。できるだけ多くの量を摂りたいのに、タバコによって消化が不十分であれば、代謝の能力が低下してしまうのも当然のことといえます。
だからといって、ビタミンB群のサプリメントを摂って、安心してタバコを吸ってよいということではありません。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)