投稿者「JMDS」のアーカイブ

生活習慣病の中でも、糖尿病と脂質異常症はエネルギー代謝が大きく影響しています。脂質異常症は高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症を指しています。これらの改善のための食事療法はエネルギーコントロール食と呼ばれていて、エネルギー源となる糖質と脂質の過剰摂取が大きな要因となっています。

血液検査を受けて、中性脂肪の検査数値が高いことが指摘されるような状態になっても、これといった自覚症状はみられません。そのために、食生活を見直すことなく、気づかないうちに悪化させることにもなりかねません。

しかし、中性脂肪値が高いまま長期間放置しておくと、血管の老化が進み、動脈硬化から心疾患、脳血管疾患へと進んでいくことになりかねません。

心疾患という病名は「心」と「疾患」と書くため、心の病気、精神疾患と勘違いされることもあったのですが、心筋梗塞、狭心症などの心臓病のことを指しています。

血液中に存在する脂質には、中性脂肪、コレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸などの種類があります。このうちの中性脂肪は英語名のトリグリセリド(triglyceride)を訳したもので、酸性、中性、アルカリ性という分類の中性とは関係がありません。グリセリドと呼ばれる脂質1個に、脂肪酸が3個結びついた形となっています。

中性脂肪は、エネルギーを体内に貯蔵するための形態であり、血液中を流れる脂肪や体脂肪の内臓脂肪と皮下脂肪もほとんどが中性脂肪となっています。血液中の中性脂肪が過剰に増えた状態を高中性脂肪血症といい、中性脂肪とLDL(低比重リポ蛋白)のどちらか、あるいは両方が過剰に増えた状態、もしくはHDL(高比重リポ蛋白)が低い状態を合わせて脂質異常症と呼んでいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品の効能効果を述べるバイブル本は、商品名も出ていない、販売会社の名前も問い合わせ先も出ていないことが原則になります。一時期は書籍の中に問い合わせ先が出ていたことが規制されたときに、書籍の中に記載するのではなくて、栞(しおり)に問い合わせ先を記載して逃れようとした会社もありました。しかし、すぐに発見されて、栞に記載しても書籍の中に記載しているのと同様に広告とみなされて、取り締まられるようになりました。

問い合わせ先も書かれていない、通常の書籍と同じ形で発行しておいて、この書籍を購入して、問い合わせ先の書かれたシールを貼って配布した会社がありました。これも広告とみなされて規制の対象となっています。

これらの規制は健康食品を規制する医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)と、それに基づいた「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」を用いて行われています。

このマニュアルの中には、書籍や冊子も商品とともに見せた場合には広告として取り締まられることが書かれています。広告やチラシ、ホームページなどに書籍と商品を並べて出すのではなくて、広告などでは商品だけ、書籍は別に知られるように見せるというスタイルで効能効果を述べることも行われていますが、これも規制の対象となります。

新聞記事も販売のための広告とみなされます。健康食品の業界紙には商品の名称を出すか出さないかは別にして、特徴的な素材を示して、その効能効果を記事にして出しているところがあります。その記事の書いてもらうのに、お金が必要なところと不要なところがありますが、それとは関係なしに、記事のコピーをチラシなどに示して、商品名や問い合わせ先が書いてあると、これは効能効果を書いて販売しているとみなされます。

販売を意図したチラシにバイブル本の表紙だけを示す例もありますが、商品名と共通するタイトル、サブタイトルが出ている場合も、書籍の紹介ではなく効能効果の広告とみなされて規制されます。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

「おしょくじけん」とキーボードで打ち込んで変換キーを叩くと、最初に出てくるのは、これまでに変換したことがある用語というのが普通です。以前はリストに掲載されている順番に出てきて、上から何番目という感じで確定させていましたが、今ではAIが的確に(勝手に)選択してトップに出てきます。

通常なら“おしょくじけん”と打ち込めば“汚職事件”と変換されるのですが、食事に関する文章を作成していると“お食事券”が先に出てくるようになります。そのために、事件記事を作成しているときに、政治関係で“お食事券”と変換されたまま確定キーを叩いてしまったために、汚職で金銭ではなくて“お食事券”を受け取ったかのような妙な記事になってしまったことがあります。

ここまでなら笑い話、失敗談で終わるところでしょうが、その原稿を掲載する出版社の雑誌編集部が、そのままチェックせずに通過させてしまいました。その校正は原稿を書いた者の仕事ではなくて、編集者の仕事であるわけですが、たまたま編集部の用事があり、同じ特集記事に掲載される他の記事も見てほしいということになって、その指定された記事だけでなく、“ついで”の気持ちで自分の記事も目にすることになって、“お食事券”を発見しました。

偶然が重なったおかげで、間違った記事が出ないで済んだものの、打ち込んだ文字データが、そのまま掲載されるようになった時代には、常に起こりかねないことです。昔のように原稿用紙に書かれた文字を、編集者が手を入れて、それを印刷会社の印字の担当者が文字にして……という時代が懐かしい、よかったと言うつもりはないのですが、これからの時代も、そんな間違いがないことを願って、記録のつもりで書いてみました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

発達栄養は、食事をしてから体内で起こる一連のことを理解して、食べることの重要性と栄養摂取による発達障害の改善にアプローチしていくことを目指しています。食べ物を口の中に入れること、噛むこと、咀嚼して飲み込むことから始まるのですが、一連の流れを自律神経の調整としてアプローチしていることもあって、噛むことについては特別に講習の中には入れてきませんでした。

歯の状態が同じものとして、咀嚼も同じようにできることを前提として、その先の食道を通過してから先のことを中心としてきました。しかし、実際には歯並びの状態、噛む能力の違い、虫歯などの歯の状態は消化、吸収には大きな影響を与えています。

噛むことと咀嚼についての専門家が、これまで私たちの仲間にいなかったことで、一般論としての歯の状態について説明してきただけでした。食べることを健康づくりの基本として考えるには、噛むことから始まる健康については避けて通ることはできません。

岡山から発達栄養講習を始めるにあたって、歯科治療と口腔ケアの専門家を迎えて、DNA資格認定講習を進めていくことにしました。岡山県内での歯科治療の専門家であると同時に、子どものための専門の歯科医院も運営しており、障害がある子どもの歯科治療と食による健康づくりにも造詣が深い方です。

私たちは噛むこと、咀嚼すること、そして飲み込むところまでの歯科医師の専門分野から学び、私たちが研究してきた消化、吸収、蠕動運動、排泄といった従来の発達栄養の範疇とを組み合わせることによって、より身近な発達栄養講習が進められる環境が整ったと感じています。

発達障害児の感覚過敏は、歯科治療は“拷問”に匹敵することにもなりかねないだけに、発達障害の特性を知って、専門分野の仕事に取り組む方を増やしていきたいという思いもあります。
〔発達栄養指南:小林正人〕

2本のポールを使ったウォーキングは北欧発祥のスポーツ感覚で歩く方法と、日本発祥の安全性を保ちつつ運動効果を高めるために歩く方法に大きく分けられます。前者はノルディックウォーキング、後者はポールウォーキングやノルディック・ウォークと分けて呼ばれることがあるのですが、どちらもノルディックスタイルのウォーキングです。

ポールの形状が異なっていて、ノルディックウォーキングはゴムパッド(路面につくパッド)が斜め45度のものを使い、ポールウォーキングやノルディック・ウォークではゴムパッドは丸型か円盤型になっています。前者は前進の勢いを得るためで、後者は安定性を確保するための形状です。

それぞれの普及団体は、オリジナルのポールの使い方、歩き方があって、いわば流派のようなこだわりがあります。普及団体の中には教えたとおりの歩き方をしなければならない、他の歩き方を教えてはいけないというところもあります。ノルディックウォーキングでは、勢いよく前進するときには、ポールを後方に大きく振って手を離すようにしますが、これを絶対としているところがあります。そのようなことをしても大丈夫なようにノルディックウォーキングはポールと手をつなぐストラップが使われています。

手を離すように指導する団体がある一方で、指2本は離さずに添えておくことをすすめている団体もあります。どちらでも自分の身体に合ったほう、歩きやすいほうを選べばよいと思うのですが、中には団体の人と一緒のときには指導どおりにするものの、それ以外では自由にしているという人もいます。

だから流派だと言われることがあるのですが、健康目的でポールウォーキングとして歩く場合には、グリップを握って歩くことから、特にこだわりはありません。右手と右足が一緒に出るというようなことがなければ、ポールをつく位置も前でも横でも少し後方でも自由ということですが、中にはポールは絶対に前につかなければならないという団体もあって、せっかくのポールを使って健康的に歩こうとしている気持ちに水を差すようなことも起こっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害がある人は、感覚過敏に加えて、人とのコミュニケーションが苦手なこともあって、顔の近くで刺激的なことが起こると、恐怖を感じて強い拒否反応を起こすことがあります。その一つが先端(尖端)恐怖症で、先が尖った針、刃物、ハサミ、鉛筆などが視界に入ると恐怖や不安を感じる状態を指します。

発達障害ではハサミが怖いためにヘアカットができないということがあります。髪を伸び放題にして、たまにカットしてもらう、それも美容院や理容院にいくのではなく、信用のおける人(保護者など)にカットしてもらうしかないということも少なくありません。

ヘアカットでも恐怖症が起こるようであると、歯科治療の恐怖は激しいものがあり、まるで拷問のように感じることさえあります。歯科治療を受けたことがある人なら、歯科治療に特有の触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚を刺激することを思い浮かべることがあるかと思います。その苦しさは治療によって異なってきますが、発達障害の自閉症スペクトラム障害に多くみられる五感の感覚過敏があると苦しいことばかりです。

自閉症スペクトラム障害は好き嫌いの感覚が激しくて、誰しも好きとは言えない歯科治療を避けよう、その場から逃げたいという感覚が強いだけに、その子どもを座らせて、治療することには歯科医は相当の苦労をしています。

注意欠陥・多動性障害の子どもは、そもそも動かないでいることが苦手で、嫌だと思うこと、じっとしていることを強要されるのは逃げ出したい気持ち、そこに行かない、歯科医院に向かう前に家庭や学校から脱走して予約の時間に来ないということもあります。

「虫歯の痛みが続くよりも痛さを我慢するのは短い時間だけだから」、「歯の痛みのために大事な栄養が摂れなくなるから」という説得をする保護者もいます。それがわかってくれる子どもであればよいものの、嫌なことを強要する保護者のことが嫌いになる、嫌がることをしようとする歯科医が嫌いになって、治療に断固として行かないということも起こっているのです。

歯科治療が必要な発達障害児に対して、どのような理解をすればよいのか、どのように対処すればよいのかということを歯科医療に関わる方には、発達障害に詳しい専門家とともに、一緒に考え、対応策を一緒に考えるようにしていくことが必要と認識しています。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖であることを前回説明しましたが、脳細胞に必要なものだけを通過させる血液脳関門を一部のアミノ酸も通過することができます。これはエネルギー源として脳細胞に取り込まれているわけではなくて、脳細胞を構成するタンパク質の材料として通過しているからです。

これは脳細胞に限ったことではなくて、三大エネルギー源のうちアミノ酸は身体を構成する重要な成分であることから、エネルギーとして使われるのは相応しいことではありません。そのために生活習慣病対策やダイエットのためにエネルギー摂取を制限するときには、糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)を減らすことはあっても、たんぱく質(アミノ酸)を減らすようなことはあってはいけないということです。

血液脳関門はビタミンもミネラルも通過します。ビタミンもミネラルも細胞を正常に働かせて、細胞内で起こる生化学反応に欠かせない成分となっています。特に重要なのは、全身の細胞がエネルギーを発生させるときの代謝促進成分としての働きがあるからです。

エネルギー源のブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸は高エネルギー化合物のアセチルCoAに変化してから、エネルギー産生器官のミトコンドリアでエネルギー化されます。その変化の段階で多くの種類のビタミンが必要になります。

ブドウ糖がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₁、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸が必要となります。脂質が脂肪酸に分解されるときにはビオチンが働き、脂肪酸がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₂、ナイアシン、パントテン酸が必要になります。

たんぱく質がアミノ酸に分解されるときにはナイアシンが、アミノ酸がアセチルCoAに変換されるときにはビタミンB₆が必要になります。アセチルCoAからエネルギー産生が行われるときにはビタミンB₁、ナイアシン、葉酸、ビタミンB₁₂が必要になります。このようにビタミンB群が組み合わされて、代謝が進められているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養機能食品は、次のような表示をすることが許可されています。

【脂肪酸】
n‐3系脂肪酸「n‐3系脂肪酸は、皮膚の健康維持を助ける栄養素です」

【ミネラル】
亜鉛「亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です」「亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」「亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です」

カリウム「カリウムは、正常な血圧を保つのに必要な栄養素です」

カルシウム「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」

鉄「鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です」

銅「銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です」「銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です」

マグネシウム「マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」「マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です」

【ビタミン】
ナイアシン「ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

パントテン酸「パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビオチン「ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンA「ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です」「ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₁「ビタミンB₁は、炭水化物からのエネルギー産出と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₂「ビタミンB₂は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₆「ビタミンB₆は、たんぱく質からのエネルギー産出と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンB₁₂「ビタミンB₁₂は、赤血球の形成を助ける栄養素です」

ビタミンC「ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です」

ビタミンD「ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です」

ビタミンE「ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です」

ビタミンK「ビタミンKは、正常な血液凝固能を維持する栄養素です」
葉酸「葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です」「葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です」
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

機能性表示食品は、機能性(血圧降下や血糖降下など)を表示して販売できる制度で、その機能の数値をグラフ化して広告に使っている会社もあります。それを見ると、機能性表示食品の本製品と、その成分が含まれていないプラセボ(偽薬とも呼ばれる)を比較すると、本製品のほうが数値の下がり方が大きくて、その効果を確認することができます。

そのときに注目してほしいのは、プラセボを使った人の数値の変化で、有効成分が含まれていないにも関わらず、変化は少しであっても数値の改善がみられています。試験をする人には本製品なのかプラセボなのかは知らされていないのですが、本物を摂っていると思っただけで変化が起こる人がいます。

これが機能性表示食品の“機能性”を“気のせい”などと揶揄する人が出てくることにもつながっています。

有効成分が含まれたものを摂っていても、検査結果に影響を与えるような生活をしていてはいけないので、食事や運動、生活習慣が同じになるように摂取者には条件がつけられます。グラフの横か下に小さな文字で書かれている但し書きを見ると、適度な食事と運動をした人の結果だと書かれていることがあります。

有効成分が含まれていないものを摂っても健康効果が現れるのなら、それを多くの人にすすめるのがよい方法だと考えることができます。血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値は、食事によるエネルギー摂取コントロール、運動や生活習慣を盛んにするエネルギー代謝促進によって、よい結果が出ることは臨床栄養でも運動科学でも確認されていることです。

食事と運動の効果は試験対象者によっても異なるので、どのような食事、運動がよいとは言い切れないのですが、それだけの改善でも効果があるということです。そして、機能性表示食品を使うにしても、検査結果と同様の効果を得るためには、ただ摂取すればよいわけではなくて、食事や運動にも気を使わなければならないということがわかります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

健康食品の効能効果を述べただけで、商品名も出ていない、もちろん販売会社の名前も問い合わせ先も出ていない本は“バイブル本”と呼ばれます。書籍であっても実質は広告になっているということで、何度か取り締まりを受けています。以前は、バイブル本は書店の健康コーナーの棚の多くを占めていましたが、今では随分と少なくなっています。バイブル本を発行する出版社は以前は10社以上もありました。

一般の書籍の発行形態は、著者は原稿を書くだけで、販売数に応じた印税を受け取ることができるというスタイルです。印税は通常は8〜10%となっています。これに対してバイブル本は通常の書籍の発行とは違って、著者は原稿の買い取りが多く、場合によっては資料をもとにライターが原稿を書いて、著者が目を通して内容の確認をするという場合もあります。

この場合には著者として書籍に名前は出ていても、実際は監修者のようなもので、監修料というか名前貸しのような形で10万円ほどを受け取るだけという例もあります。

著者もしくは著者に関わる健康食品の販売会社が出版社に協力費などの名目で、お金を支払って発行するというスタイルもあります。「書籍の定価×部数」を支払う形のほかに、1部あたり1000円として3000部を買い取り、300万円で発行してもらうというのが、よくある形です。

書籍としては5000部を印刷して、そのうち2000部を書店で販売して、残りを買い取るという形になるわけですが、これでも書店で販売されるだけよいほうです。書店では販売されずに、広告を書籍の形にしただけということもあります。

このようなことがあるので、健康食品の有効性について書かれた書籍を見せられたときには、どのようなスタイルの発行なのかを確認するのが業界の常識になっていて、書籍を示して健康食品を販売するための広告でも厳しくみられるようになっています。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕