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栄養学の基本中の基本とされる食品による栄養摂取は、子どもも成人も高齢者も同じものが使われています。それは6つの基礎食品群で、1群はたんぱく質(魚、肉、卵、大豆、大豆製品)、2群はカルシウム(牛乳、乳製品、海藻、小魚類)、3群はビタミンAなどの脂溶性ビタミン(緑黄色野菜)、4群はビタミンCなどの水溶性ビタミン(淡色野菜・果物)、5群は主食のエネルギー源(穀類、イモ類、砂糖)、6群は脂肪のエネルギー源(油脂類、脂肪)と分類されています。

これらの食品をバランスよく摂取すれば健康の維持・増進を図ることができるというのは間違いではないものの、子どもの成長に必要な栄養素は成人と同じだとの考えは間違いだといえます。

同じバランスで身体の大きさに応じて量を増減させればよいとも考えられがちです。医薬品の場合には、子どもは大人の半分ほどという目安が設けられている種類もあるわけですが、栄養素の場合には身体の大きさによって全体的に増減させればよいというものではありません。

大人は身体に取り入れた摂取エネルギー源が増えれば体脂肪が多く蓄積される、摂取エネルギー量よりも使われる消費エネルギー量が多ければ体脂肪が減るというように、出し入れのバランスとして単純に考えることができます。これは自動車にたとえると完成した車体にエンジンを動かす分だけのガソリンを入れればよいという感覚に似ています。

ところが、子どもの場合には未完成な状態から完成形の車体に年月をかけて近づけていくということで、走りながら車体を作っているようなものです。完成していない車体で走っているときには、「ちょっとした事故でも命取りになりかねない」という話をしています。

その発達中の子どもの身体を作るための栄養素というと、筋肉、内臓、骨、脳などの材料となるたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどを摂ることが重視されます。そのこと自体は間違いではないものの、自動車工場で部品から車体を組み立てていくときには、その作業に携わる人の身体活動のための食事もいれば、電気なども必要になります。

その身体のためのエネルギーを作り出すために必要になるのが三大エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質です。しかし、この三大エネルギー源は、身体に取り入れれば、つまり食品を食べれば、そのまま身体の中でエネルギーになってくれるものではありません。

エネルギー化させるためには、エネルギー代謝のメカニズムに合ったビタミン、ミネラル、そして代謝促進成分が必要になります。この代謝を促進するために使われる成分を三大エネルギー源とともに不足することがないように、子どもには摂らなければならない成分があるのです。それについては徐々に明らかにしていきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“発達栄養”という言葉を見聞きして、「発達障害児のための栄養」「発達障害を改善するための栄養」ということを思い浮かべる人は、それほど多くはないはずです。発達は低い段階から高い段階に向かっていくことを示す用語で、身体や精神について使われるときには完全な状態に近づいていく成長状態を指しています。

この認識からいくと、“発達栄養”は子どもが成長していくための栄養ということになり、栄養摂取そのものの役割を示す言葉となります。発達は誰もが成人に向かって歩んでいくことであり、すべての子どもたちに必要な栄養摂取を意味することになります。

その考えの一方で、“発達”という用語が登場すると、それに続いて“障害”をつけて、“発達障害”を思う浮かべる人も増えてきています。発達障害は、生まれつきの脳機能の発達の偏りによって起こる障害と定義されています。

発達障害の発現率は文部科学省の2012年(平成24年)の調査で、担任が発達障害の可能性があると返答している児童(小学生)生徒(中学生)は6.5%とされましたが、実際には10%は存在していると考えられています。

全国の発達障害児支援施設の受け入れ人数が100%稼働率であったとしても、対応できるのは児童生徒の35%ほどでしかありません。発達障害児を受け入れている特別支援学級の児童生徒と、通級による指導を受けている児童生徒は、全児童生徒の割合からすると3%ほどとなっています。それだけ支援を受けられず、家庭で対応するしかない人が多いのが現状だということです。

子どもの発達のために家庭でできる基本的なことは、心身の成長のために毎日の食事による栄養摂取となります。そのための発達障害がある子どもに適した栄養についての情報は自治体から発信されることは少なく、保護者が情報を得る機会も多くはなくて、情報を得たとしても、それを充分に理解して実践するということは、ほとんど望めないのが現状です。

私たちが、これまで研究してきた栄養学の支援対象を発達過程にある子どもたち、中でも発達障害がある子どもたちに絞って講習を進めていく根底には、このような事情が存在しているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

他人の話を聞くということは、想像力のレベルが問われます。私たちの講習は身体の機能に関わることが多くて、その内容もエネルギー代謝科学という少し難しく感じるものです。しかも目に見えないことを理解してもらうことを目的としたものです。

目に見えることなら、画像や映像で見てもらうだけで理解することができます。目で見たことが起こっていることのほとんどであれば、見たという事実だけで充分かもしれません。

私たちが伝えようとしているのは、全身の細胞の中にあるミトコンドリアという小器官の中で起こっていることで、ミトコンドリアではエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料にして生命維持のためのエネルギーが作られています。

「これが細胞の中にあるミトコンドリアで、この中でエネルギーが作られている」ということだけを知ってほしいなら、顕微鏡レベルでのミトコンドリアの姿を見てもらうか、それを図解したものを示すだけで足ります。その段階でよし、としている教科書もあります。

しかし、それではエネルギーの発生について知ることはできません。自動車のエンジンを見せて、その中で起こっているガソリンの燃焼を理解しろと言われても無理な相談であるのと同じことです。

ガソリンに火がついて燃焼して、その爆発力でピストンを動かして、それを動力になるというのは、まだ理解しやすいところです。ところが、人間の身体の中でのエネルギー産生は、そんな簡単な話ではなくて、「エネルギー源が有機化合物のアセチルCoAに変化して、そこから9段階の酸に変化して、エネルギー物質のATPは発生する」という、これだけ見ても何のことかわからないようなことが体内では常に起こっているのです。

そんな目に見えない世界を理解してもらうために、図解やたとえ話などを駆使して、理解してもらうように工夫に次ぐ工夫をしています。そんな面倒なことをするのは、仕組みが理解できた途端に、健康づくりのために何をすればよいのかが見えてくるからです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ダイエットを医療行為のように有無を言わさずに成果を出そうと思ったら、相当の負担をかけることになります。血糖値や中性脂肪値を下げるために食事を大きく制限して、食べたいものも食べられない、空腹を我慢して過ごすということでは通常は長く続くものではありません。運動にしても、血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値を効果的に下げる方法は解明されていることから、プログラムどおりに実施してもらえれば結果が得られます。

しかし、これまでの生活習慣を変えて、食事と運動の改善に望むのは、よほどの状況に直面していて、絶対に改善しなければならないという切羽詰まった状況でなければ、自分の都合に合わせて手加減をしてしまうのは人間の常です。怠け心での手加減ではなくて、仕事上、生活上、どうしても変えられない、変えにくいということから指示したプログラムどおりにできないこともあります。

それは本人が悪いのか、それとも指示をしたプログラムのほうが悪いのかというと、圧倒的に後者のほうが原因です。やる気になっていたところに、示されたことが生活を大きく変えなければならない、場合によっては家庭不和を引き起こすようなことだったら、それを無理強いするほうが問題です。

ダイエットデザイナー講習は、自分の状態を知り、それに合わせた食事と運動を実施する、それで効果があがりにくいときには、メディカルダイエット研究で得られた成果を組み合わせています。メディカルダイエット研究の成果を活かせば効果が得られるといっても、生活リズムを狂わせることは、本人にも家族にも苦行を強いることにもなります。

例えば、夕食前の空腹時間に運動をしてから食事をすること、夕食前の入浴によって体脂肪の蓄積が減らせるということを伝えても、食事を作る主婦には無理なことです。その無理を、ダイエットのためだからといって押しつけるのは文化性の否定につながります。

私の臨床栄養の師匠である日本栄養士会の元理事長の病院管理栄養士は、病院の食事指針として、栄養の質と量が足りていることに加えて、「文化性のない食事はエサである」と掲げていました。どんなに栄養バランスが取れていて、量も充分であっても、文化性(嗜好や味覚、季節、時間、食環境など)が配慮されていない食事はエサと同じになりかねない、ということを言っています。

ダイエットも本人の文化性を配慮した方法でなければ、受け入れられるものではなくて、無理をさせることは結局は長続きせず、無駄にもなるということを伝えるために、「文化性のないダイエットは苦行なり」という言葉を用いて講習を行っています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

広く健康に関わる記念日について紹介します。

11月8日 日本矯正歯科学会が、いい(11)歯(8)の語呂合わせで「いい歯はならびの日」と制定。ユニリーバ・ジャパンが、いい(11)肌(8)の語呂合わせで「いいお肌の日」と制定。佐藤製薬が、いい(11)歯(8)ぐきの語呂合わせで11月8日と9日を「いい歯ぐきの日」と制定。日本矯正歯科学会が、いい(11)歯(8)の語呂合わせで「いい歯ならびの日」と制定。カルビーが堅あげポテトが発売された1993年11月8日にちなんで「堅あげポテトの日」と制定。徳島県蓮根消費拡大協議会(JA全農とくしま)が、いい(11)は(8)すの語呂合わせで「徳島県れんこんの日」と制定。毎月8日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ホールケーキの日」(一柳)、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)。

11月9日 日本電機工業会が、いい(11)く(9)うきの語呂合わせで「換気の日」と制定。いい靴の日プロジェクトが、いい(11)く(9)つの語呂合わせで「いい靴の日」と制定。ドリーム・アーツ(東京都渋谷区 )が、いい(11)空(9)気の語呂合わせで「IT断食の日」と制定。安曇野食品工業(長野県松本市)がタピオカミルクティーを2002年11月に日本で初めてチルドカップ容器で製造販売したことと、この商品がQ−PONと呼ばれたことからQ(9)と組み合わせて「タピオカの日」と制定。佐藤製薬が、いい(11)歯(8)ぐき(9)の語呂合わせで「歯ぐきの日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。

11月10日 日本トイレ協会が、いい(11)トイレ(10)の語呂合わせで「トイレの日」と制定。パナソニックが頭皮ケアの重要さをアピールすることを目的として、いい(11)頭(10)皮の語呂合わせで「いい頭皮の日」と制定。全日本断酒連盟が1963年の11月10日が設立記念日で、もう飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)の語呂合わせで「断酒宣言の日」と制定。デロンギ・ジャパンがヒーターを準備して寒い冬を暖かく過ごしてもらうことを目的として、ヒー(11)ト(10)の語呂合わせで「ヒーターの日」と制定。Style A 芝公園(東京都港区)がスラッとした美脚をイメージする11と痩せてはいないイメージの10から「下半身痩せの日」と制定。全国油菓工業協同組合が、かりんとうの形を11、砂糖の糖を10と読む語呂合わせで「かりんとうの日」と制定。Kigg(兵庫県神戸市)が紅茶がおいしく感じられる11月と10を横にするとソーサーとカップに見えることから「和紅茶の日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)。

11月11日 厚生労働省が介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者、介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から高齢者や障害者などに対する介護に関して国民への啓発を重点的に実施するための日として「介護の日」と制定。日本生ハム協会が生ハム生産が盛んなイタリアでサン・マルティンの日である11月11日に生ハムを作る習慣があることから「生ハムの日」と制定。キリンビールが一が最も多く並ぶ日を「キリン一番搾りの日」と制定。マルタイ(福岡県福岡市)が棒ラーメンを発売した1959年11月、1パックに2食入りが11に似ていることから「棒ラーメンの日」と制定。日本製麺協同組合連合会が細く長いめんのイメージと、いい(11)の語呂合わせで「めんの日」と制定。やおきん(東京都墨田区)が、うまい棒を4本並べると1111に似ていることから「うまい棒の日」と制定。山崎製パンがスティックパンが1111に似ていることから「スティックパンの日」と制定。岩下食品(栃木県栃木市)が新生姜が1111に似ていることから「岩下の新生姜の日」と制定。全日本漬物協同組合連合会が、たくあん用の大根が並んで干してある形が1111に似ていることと、たくさんの1(わん=あん)があることから「たくあんの日」と制定。かづのきりたんぽ倶楽部(秋田県鹿角市)が、たんぽ串が囲炉裏で焼かれている姿が1111に似ていることから「きりたんぽの日」と制定。串カツ田中(東京都品川区)が串カツが並んでいる形が1111に見えることから「串カツ田中の日」と制定。鮭の日委員会が鮭に十一十一が含まれていることから「鮭の日」と制定。ピップが磁気治療器の普及を目的として11と11がN極(+)とS極(−)にちなんで「磁気の日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。

11月12日 日本臨床皮膚科医会が皮膚科の専門医療の理解を深めることを目的に、いい(11)皮膚(12)の語呂合わせで「皮膚の日」と制定。高知県農業協同組合が、にらの出荷量が増える11月、いい(1)に(2)らの語呂合わせで「いいにらの日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。

11月13日 ゼリア新薬工業が膝関節痛の治療と予防を呼びかけることを目的に、いい(11)ひざ(13)の語呂合わせで「いいひざの日」と制定。丸善(東京都台東区)が11月11日が「チーズの日」、11月15日が「かまぼこの日」との説があることから中間に日を「チーかまの日」と制定。いい子のやきいも阿佐美や(埼玉県戸田市)が、さつまいもの日(10月13日)の1か月後を「いい焼き芋の日」と制定。毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。

11月14日 Dプラス(東京都港区)が医師への感謝の気持ちを込めてハンカチを贈る日として、11が人と人(医師と患者)、14が医師と読めることから「医師に感謝する日」と制定。アンチエイジングネットワーク(東京都千代田区)が良い(いい)11と歳(とし)14の語呂合わせで「アンチエイジングの日」と制定。キユーピーが週間カレンダーで「かきフライの日」(11月21日)の真上にくる11月14日を「タルタルソースの日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。

L‐カルニチンが代謝促進成分であることがわかると、脂肪細胞の中に蓄積されている体脂肪を減らす効果が当然のように期待されます。体脂肪は中性脂肪のことで、貯蔵型の脂肪となっています。脂肪の最小単位は脂肪酸です。3個の脂肪酸が結びついたのが中性脂肪で、結合役をしているのはグリセロールという油脂の構成成分です。

3個の脂肪酸と1個のグリセロールが結びついたものはトリグリセロールといい、この和訳が中性脂肪です。酸性、中性、アルカリ性といったpH(ペーハー)、つまり水素イオン濃度指数とは関係がありません。

貯蔵型の中性脂肪は、動物の肉に含まれている脂肪の形であり、脂肪が含まれた食品を食べると脂肪分解酵素のリパーゼによって分解されて、脂肪酸として吸収されます。血液中に入った脂肪酸は2つのルートがあって、1つは細胞に取り込まれてエネルギー化されて、1つは肝臓に運ばれます。肝臓では脂肪酸は中性脂肪に合成され、脂肪細胞の中に蓄積されていきます。

この脂肪細胞の中の中性脂肪は、運動をするか、体内のエネルギー源が不足したときに分解されて血液中に放出されます。その脂肪酸をミトコンドリアの膜を通過させるときに役立つのがL‐カルニチンです。L‐カルニチンは代謝促進成分であり、L‐カルニチンが不足すると代謝が低下するのは事実ですが、L‐カルニチンを摂れば単純に中性脂肪の分解が進むわけではありません。

中性脂肪が分解されて脂肪酸になるためには、運動によってホルモンのアドレナリンが分泌されることが必要で、そのためには脂肪酸をエネルギー化させるウォーキングなどの有酸素運動が有効となります。何もしないで脂肪代謝が進んでくれるわけではないのです。といっても、運動などをした効果はL‐カルニチンを摂らなかったときに比べると跳ね上がっています。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本人の平均寿命は男性が世界3位で、以前の2位から下がりました。それに対して女性は世界1位を誇っていますが、ほんの2年前までは2位でした。女性の生活習慣がよくなった結果なのかというと、2位になったときの1位は香港(ホンコン)でした。香港は独立国扱いをされていたものの、中国に併合されたことから統計から消えました。それで1位に返り咲いたということです。

香港が1位になったときに、メディアでは香港の女性の食生活を取り上げた番組や記事が盛んに流されました。中華料理が多く、欧米化した生活から肉食が特に多く、肉食が健康長寿の秘訣と結論づけたテレビ番組もありました。食事の内容に間違いはないとしても、食事だけで平均寿命が高まるわけではありません。

平均寿命は、現在の社会環境(経済、衛生、医療など)が継続したと推定して、今年生まれた子ども(0歳児)が何歳まで生きる可能性があるかという年齢を指します。社会情勢、経済状況などが重要で、食事内容は経済的な進展が影響するのは明らかです。

香港は高齢化率が高くても、実際に地域を支えているのは労働力を提供してくれていた中国大陸からの出稼ぎの方々でした。地域で生活している人のうち、経済的に上のほうにいるのが香港の住民で、下のほうにいるのが出稼ぎの人ということになると、地域住民の平均年齢が高まるのは当然の結果と言えます。

それなのに、食事の内容ばかりに着目して、特徴的な食材や料理を取り上げて、それを食べれば長生きできるというような報道は「間違いである」と言っても、それこそ間違いではありません。

日本人の平均寿命は終戦後の初めての調査(昭和22年)では、男性が初めて50歳を超えて、男女ともに50歳を超えた記念すべき年でした。そのときには今でいう先進国の中でも最下位で、当時はアメリカは60歳以上、北欧は70歳以上でした。

そこから一気に世界のトップランクまで駆け上がったのは、不足している肉、乳製品などを摂り、穀類、野菜、魚なども摂り続けて、バランスがよい食生活をしてきたからです。しかし、そのバランスが崩れてから久しく、それが平均寿命に影響しないか不安材料になっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟は日本のボディビルの総本山で、全国に都道府県連盟が存在しています。日本ボディビル・フィットネス連盟は、公益財団法人日本健康スポーツ連盟と同じビルの別の階に本部があります。というのは、日本ボディビル・フィットネス連盟の会長と日本健康スポーツ連盟の理事長が一時期同じ方であったことが関係しています。

その両団体のトップであったのは玉利齊さんですが、通常は一つの団体の会長になると他の会長を降りるというのが普通のことであったのに、両団体のトップを長く務めていました。というのは、玉利さんは日本のボディビルの元祖で、他に代わる方がいないという存在でした。日本健康スポーツ連盟は健康とスポーツという異なる分野を結びつける活動であることから調整役として他に代わる方がいないという存在でした。

今は健康とスポーツは切っても切れない関係で、健康を担当する厚生労働省にも運動を担当する部署があり、運動・スポーツを担当する文部科学省も健康を担当する部署があって、お互いに協力をして推進しています。

しかし、日本健康スポーツ連盟が設立された当時は、健康は厚生省(現厚生労働省)、スポーツは文部省(現文部科学省)とはっきりと分かれていました。現在の健康とスポーツを融合させる先駆者的な団体として設立されたということです。

私は日本健康スポーツ連盟が公益財団法人に移行する時期に同法人の理事を務めていたので理事長から両団体の関係者を紹介してもらい、その人脈が今でも健康づくり活動の財産となっています。日本健康スポーツ連盟が調査・指導する厚生労働大臣認定運動型健康増進施設は筋肉トレーニングが重要な内容で、それは筋肉トレーニングのプロが揃っている日本ボディビル・フィットネス連盟との関係があったから大きく推進することができたということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

糖尿病というと、血液中のブドウ糖の量を示す血糖値が上昇することで診断されるので、ブドウ糖が含まれる糖質の摂りすぎによって発症するとされています。そのことは世界的に共通していることではあるものの、日本人の場合は少し違っています。血糖値だけでなくて、中性脂肪値が高まることでも糖尿病を発症して、悪化していくという特殊な体質の持ち主であることが指摘されています。

先にブドウ糖の摂取過剰によって糖尿病になるメカニズムを説明しておくと、血液中のブドウ糖が増えると、膵臓からブドウ糖を細胞内に取り込ませるホルモンのインスリンが分泌されます。これによって血糖値が下がっていきます。

膵臓はブドウ糖が多くなるほど、血糖値が高い状態が続くほどインスリンは多く分泌されます。ブドウ糖は重要なエネルギー源であるので、それを多く取り込んで、エネルギーを作り出すのは生命維持に欠かせないことです。そのためブドウ糖が多く体内に入ってくる間は、インスリンは出続けます。そして、膵臓の限界を超えたときに、急にインスリンの分泌量が大きく減ってしまいます。そのために血糖値が下がらなくなるのが糖尿病の始まりです。

膵臓は歴史的にインスリンを多く分泌させてきた場合には丈夫であり、機能も高くなっています。ところが、日本人は血糖値が大きく上昇して、しかも長時間に渡って血糖値が上昇し続けるようなことは歴史的になかったことから、膵臓の能力が低くなっています。それが欧米人に比べて少ない量の糖質摂取でも糖尿病を発症する理由となっています。

インスリンは余った糖質を肝臓の中で脂肪に合成するホルモンでもあります。また、インスリンは合成された脂肪(中性脂肪)を脂肪細胞の中に蓄積させるホルモンでもあります。

歴史的に肉食が多い欧米人や北方アジア人はインスリンが多く分泌される体質です。それに対して、日本人は多くのインスリンが必要ではなかったことから、肉食が増えて、脂肪の摂取量が増えると膵臓に大きな負荷がかかります。それが日本人の糖尿病を増やす結果となり、厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、国民の5人に1人が糖尿病か予備群となっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

生活習慣病の改善には、エネルギーコントロールとエネルギー代謝が必要です。エネルギーコントロールは食事の摂りすぎ、偏りがある場合には、これを調整することを指しています。エネルギー代謝は、食事で摂ったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を効率よくエネルギー化して、そのエネルギーを使って健康を維持することを指しています。

糖尿病を例にすると、いきなり医薬品(血糖降下剤)を使うようなことはありません(してはいけません、と言ったほうがよいのか)。

糖尿病は、食事療法と運動療法で改善するのが前提で、その効果が表れにくい場合に、初めて医薬品を使うこととなっています。血糖値が糖尿病と判断されるレベルまで高まった場合には、まずは食事と運動での改善が指導されます。ところが、それをしないまま医薬品を使う医師が少なくないのが実態です。

というのは、医師は治療法の指示をすることはあっても、実際の食事療法と運動療法の指導をするわけではないからです。医師の中には食事療法の栄養指導をする方がいないわけではないものの、積極的にやっている方はいません。“いません”と断定した言い方をしているのは、期待しても実現が難しい制度上の問題があるからです。

栄養指導は医療機関の管理栄養士の仕事で、それ以外の人(医師も)が栄養指導をしても保険点数がつかないので、稼ぐことができません。運動指導は理学療法士や健康運動指導士の仕事です。保険を使わない自費で実施することはあっても、高い金額がかかるのに、わざわざ医療機関で指導を受けようとは思わない人が多いのです。

医師が診断をして、処方を示して、そのあとに栄養指導、運動指導に回してくれればよいのですが、医薬品で治そうということが多いのは事実です。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)