投稿者「JMDS」のアーカイブ

健康づくりのために実践することが一つだけであったら、悩まずに実施して、継続も簡単かもしれませんが、それだけで済むことはほとんどありません。

生活習慣病の予防について食品の一つだけを増やす、もしくは減らすだけでよいなら誰でもできそうですが、生活習慣病は代表的なものでも高血圧症、糖尿病、高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症があげられ、それぞれ食事の対応が異なっています。

それぞれの主な原因とされる食塩、糖質、脂質だけを減らせばよいのかというと、食塩を減らしても血圧に影響しない人もいて、同じだけ糖質や脂質を減らしても身体に現れる結果も違ってきます。

糖尿病の治療というと、血糖値を上昇させるのはブドウ糖であるので、ブドウ糖が多く含まれる糖質を減らせばよいと考えられることが多い、というよりも、そのように主張して患者に指導している医師もいます。

血糖値を下げるだけであったら、糖質を摂らなければ下がるのは正しいとしても、それで糖尿病が治るわけではありません。

糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンが不足するか、インスリンは分泌されていても反応がよくないために、細胞がブドウ糖を充分に取り込むことができなくなる疾患です。

インスリン不足になる原因は、ブドウ糖を摂りすぎて膵臓が働きすぎるようなことだけではありません。

インスリンは肝臓で脂肪酸を合成する働きがあり、エネルギー代謝に使われずに残った糖質、脂質、たんぱく質は肝臓で脂肪酸に代えられ、中性脂肪に合成されて脂肪細胞の中に蓄積されていきます。

日本人は歴史的に脂肪を多く摂ってこなかったために、膵臓がインスリンを多く作り出す能力が低くなっています。そのため脂肪を多く摂る食生活は膵臓を疲弊させることになり、インスリンの分泌量が大きく減ることになります。

糖質だけでなく、脂質の摂りすぎも糖尿病に影響しているので、単純に糖質制限をすれば糖尿病が予防できる、改善できるというわけにいかないのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「水泳の日」日本水泳連盟が、国民皆泳の日を引き継いで制定。

「裸足(はだし)の記念日」日本スポーツ&ボディ・マイスター協会が、裸足ランニング・ウォーキングを広める目的で、は(8)だ(1)し(4)の語呂合わせで制定。

毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

地元の偉人の続きは、他の偉人・有名人(上杉謙信、山本五十六、田中角栄、坂口安吾、山岡壮一、赤塚不二夫、水島新司、ジャイアント馬場、三波春夫、小林幸子、林家こん平、渡辺謙、プリンセス・テンコーなどなど)ではなくて、前回(日々修行348)に触れた良寛和尚と相馬御風、井上円了の詳細版(私とのつながり)を書かせてもらいます。

私が生まれた新潟県出雲崎町は、江戸時代は天領として佐渡島から金を運び入れ、江戸まで運ぶ中継地で、江戸時代のほうが人口が多かったというところです。

母親の実家の寺院は山の中腹にあって、石段を登るのに5分もかかるようなところで、遠方の真正面に佐渡島が見えました。

出雲崎町は良寛和尚(江戸時代後期の曹洞宗の僧侶)の生まれ在所です。良寛和尚は名主の息子として生まれましたが、人付き合いが苦手で、18歳のときに出家して、その後は30年にもわたって全国を旅しながら修行を続けました。その後は故郷の近くの山寺の五合庵で暮らしています。

私は寺院で生まれて、その後は父親の仕事先に行き、3歳(実際には少し前)から小学校に入る前の未就学の期間には親元を離れて、祖父母と暮らしていました。

寺院に住むようになって初めて祖父の住職から渡された絵本には、良寛和尚の手まり歌やかくれんぼ、竹の子の逸話が描かれていました。

竹の子の逸話というのは、五合庵の縁側の床を竹の子が押し上げていることを知って、納屋からノコギリを持ってきたのですが、竹の子を切るのではなく、床を切り抜いて竹の子を伸ばしてやったという話です。

これには続きがあって、それは絵本ではなくて、後に書物で知ったことですが、竹は成長を続けて天井まで届き、今度は竹を切るのかと周りが見ていたら、天井を切り抜いてあげたということです。

雨が降ると水浸しになってしまうのですが、「雨で濡れた床は拭けばよい、竹が雨を浴びて喜んでいる」と語ったといいます。

幼いときに良寛和尚の諸国行脚の話を聞いて、最も長く(約12年)修行したのは備中玉島の円通寺で、そこまで歩いて行ったということを祖父から聞いて感心したものです。

よくよく考えれば当時は歩くしかなかったわけで、出雲崎町から倉敷市玉島までの700km以上の道のりは子ども心には驚きの移動であり、歩くだけでも厳しい修行だと映りました。

良寛和尚の業績を世に広めたのは歌人・詩人にして文学者の相馬御風(ぎょふう)です。新潟県糸魚川市の生まれで、私は中学2年生のときの糸魚川中学校に転校をしたのですが、通学に使っていたバス停の名前が「御風記念館前」で、何度も通っていました。

相馬御風には「大愚良寛」「良寛百考」「良寛を語る」などの著書があり、歌人としては、童謡「春よ来い」、流行歌「カチューシャの唄」が知られています。東京にいたときに親戚縁者が集まる機会があると早稲田大学の校歌(都の西北〜)を歌うのが儀式でした。

早稲田大学に行ったのは誰もいなかったのですが、相馬御風は早稲田大学の校歌の作詞者で、妻が相馬御風の遠縁だったからのことです。

私が学んだ東洋大学は、前身の哲学館として仏教哲学者の井上円了(えんりょう)が開設した私学で、東洋哲学を中心に学ぶことができる珍しい存在でした。私が通っていた時代には文学部インド哲学科がありました(現在はインド哲学仏教学専攻)。

井上円了は、新潟県越路町(現在は長岡市)の真宗大谷派の慈光寺で生まれ、東本願寺留学生として東京大学文学部哲学科で学んでいます。

私の母親の実家の寺院も同じ宗派で、距離にして25kmほどの距離だったので、子どものときに住職の祖父と一緒に訪ねたことがあります。そのときには井上円了の話をされても何も理解はできなかったのですが、後になって大学選びをするときに縁を感じたところがあります。

そして、大学では図書館に通い、山のようにある蔵書の中から、良寛和尚、相馬御風に関する書籍を好きなだけ読ませてもらうことができました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、エネルギー源の脂質の割合は20%〜30%とされています。

これはエネルギー量の割合であって、1g当たりで比較すると脂質は約9kcalのエネルギー量があり、同じ重量で糖質は約4kcal、たんぱく質も約4kcalのエネルギー量となっています。

ということは、脂質は同じ重量であれば2倍以上のエネルギー量であるので、全体的には、かなり抑えなければならないことになります。

脂質(脂肪)は必須脂肪酸と非必須脂肪酸に分けられていて、必須脂肪酸は体内では合成できないことから食事で摂取しなければならないものです。非必須脂肪酸は体内で合成されることから、摂取しなくても生きていける脂肪酸であると言えます。

では、必須脂肪酸だけを多く摂ればよいのか、非必須脂肪酸を摂らないようにすれば全体の脂質の量が減らせるのではないか、という考えも出てくるかと思います。

必須脂肪酸はn−3系とn−6系に分類されています。n−3系はオメガ3脂肪酸、n−6系はオメガ6脂肪酸とも呼ばれています。n−3系はα−リノレン酸、EPA、DHAの3種類、n−6系はリノール酸、アラキドン酸の2種類があります。

n−3系とn−6系は青魚や植物油に多く含まれていて、血液サラサラ系の脂肪酸で、動脈硬化のリスクを抑えることが知られています。また、免疫を強化すること、集中力を高めることも重要な効果となっています。

それならば、なおさら多く摂ったほうがよいと考えられがちですが、どんなに健康によい脂肪酸であっても、エネルギー量ということでは1g当たり約9kcalということには変わりはありません。摂りすぎはエネルギー源過剰となって、太るというリスクにもつながります。

血管は毎日、傷ついて、そこを血小板が塞いで出血を抑えています。血液がサラサラになりすぎると血小板ができるのが遅れて、出血しやすい状態にもなります。

要は、「過ぎたるは(猶)及ばざるが如し」ということで、適度に摂ることがすすめられます。“猶”(なお)は省略して使われることもあるのですが、猶には、「やはり、依然として」といった意味があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品は1種類の素材だけでなくて、複数の素材を組み合わせるのが一般的です。

これは目的を定めて、その目的に合った素材を選択しているからですが、組み合わせる素材によって有効性が高まるものがあれば、逆に有効性を低下させる結果となるものもあります。他の素材と一緒にすることで機能を低下させたり、吸収が低下することもあるからです。

機能を向上させるものとしては、それぞれの目的によって選択するものが違ってくるのは当たり前のことですが、これを使えば、それぞれの素材の有効性を高めることができるとして研究が進められている成分があります。それは代謝促進成分のL‐カルニチンです。

L‐カルニチンは細胞内のエネルギー産生器官であるミトコンドリアに脂肪酸を通過させるために必要な成分です。脂肪酸と結びつくことによってミトコンドリアの膜を通過することができます。

生命維持には欠かせない成分であることから、必須アミノ酸のリシンとメチオニンから肝臓で合成されています。しかし、合成のピークは20歳代前半で、それを過ぎると合成量が減り、ミトコンドリアへの取り込みが減って、ミトコンドリア内のエネルギー代謝が低下していくことになります。

全身には60兆個以上(37兆個以上との説も)の細胞があるとされますが、細胞のミトコンドリアで作り出されたエネルギーは、それぞれの細胞の中でしか使われません。電気のように他に細胞に流れていって使われることはないのです。

細胞の中では生化学反応が起こっています。この生化学反応を正常に働かせるために、ミトコンドリアで作り出されたエネルギーが使われています。

細胞レベルから健康を保つにはエネルギー産生を高めることが必要で、L‐カルニチンによってエネルギー産生が高まることによって、細胞に影響する健康食品の成分の働きを高めることにもなるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康デザイン活動の初めの一歩は自分の身体の状態を知ることで、自分の筋力や身体機能が実年齢(暦年齢)と比べて大きな差がないのか、実年齢以上に進んでいるのか、それとも実年齢よりも若いのかを知るために実施するのが身体年齢測定です。

身体年齢測定の計測するのは5つの項目で、身長、年齢、腹囲、握力、閉眼片足立ち時間です。身長、年齢、腹囲は、メタボリックシンドロームの検査でも使われる数値ですが、単に腹部の体脂肪が多すぎるかどうかを知るためだけの指標ではありません。

メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群と訳されていることから、内臓脂肪の蓄積による健康被害が着目されがちです。メタボリックは代謝を意味するメタボリズムに由来していて代謝低下を指しています。シンドロームは症候群なので、代謝が低いことによる身体の影響を意味しています。

筋肉の量や機能などは代謝の低下の影響を受けやすく、それに握力の数値によって上半身の筋力、閉眼片足立ちによって下半身の筋力とバランス機能などを知ることができます。

それらの数値によって、実際の年齢との差を知るために開発されたのが身体年齢測定で、5つの個人の数値を入れるだけで、短時間のうちに結果(推定年齢)を示すことができるシステムです。身体年齢測定は、大学の研究と健康保険組合の実測データによって導き出されています。

身体年齢が実年齢よりも高くなっている場合には、数値によって何を改善すればよいのかが示されます。定期的に身体年齢を測定することで、運動などの効果を知ることもできます。より効果的な改善法を示すことができるのも高く評価されている点です。

健康デザイン活動では、身体年齢測定と食生活チェックを併せて実施しています。身体年齢の改善のために、現状を維持するために、どのような食事をすればよいのかを示すことができます。

この食生活チェックの調査票とアドバイスは日本メディカルダイエット支援機構のオリジナルで、日本臨床栄養学会の理事長であった医学博士の監修を得たものです。

この組み合わせによる測定と指導は、岡山県内だけでの実施となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

ローカルネタは、地元の人は知っているけれど、地元以外には通じない話題ということで、道府県にスポットを当てたテレビ番組の格好のネタとなっています。

道府県と“都”を入れていないのは、東京ネタはテレビなどのメディアを通じて全国に知られることが多くて、また東京都の人口の約45%は地方出身者であり、転入・転出が激しくて、全国に伝播しているからです。

地元の有名人というと、全国レベルで知られている人もいれば、それこそローカルネタのレベルという人もいるのですが、私の出身地の新潟県内でも限られた地域のローカル有名人がたくさんいます。

子どもの頃に知った有名人の一人は前島密です。それは小学1年生のときのことで、当時は都市部の高田駅からバスで40分ほどの距離にある田舎の村に住んでいました。どれくらい田舎かというと、その村が面している自治体の一つが山を挟んだ長野県飯山市でした。

移動の途中にあるバス停を通過するたびに、父親か母親が「前島記念館がある」と話していました。前島密(ひそか)の生家跡に建てられた郵便の記念館で、現在は郵政資料館分館前島記念館となっています。

前島密は郵便の父と呼ばれ、今も1円切手の肖像に描かれています。郵便と命名したのも切手と命名したのも前島密で、明治時代に郵政の長を11年間務める間に今の郵便の仕組みを作り上げました。

日本郵政のホームページに特設ページが設けられていて、その中には京都から遷都をするときに、東京遷都を提言したという明治時代のエピソードが載っています。

小学3年生で村から都市部に転校する前に前島記念館に連れて行ってもらい(誰と一緒だったかの記憶が定かでない)、そのときに前島密の言葉が書かれた資料をもらいました。そこに書かれていた「縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ」は今も心に残っています。

といっても、厭う(いとう)の読み方と意味がわからなくて、日本語の難しさというか奥深さを知った初めての機会かもしれません。

山奥の村に住む前には、漁師町の出雲崎町にある母親の実家の寺院に住んでいました。その期間は3歳から小学校入学直前の未就学の時期ですが、出雲崎町にも地元の偉人がいました。それは良寛(りょうかん)和尚で、新潟県以外で特に有名なのは岡山県です。

良寛和尚を有名にした研究者というか文学者は糸魚川市の偉人の相馬御風(そうまぎょふう)で、御風さんと親しい感じで呼ぶのは遠い親戚だからです。

良寛さんと御風さんの研究書を多く蔵書していた東洋大学で学生時代を過ごしましたが、東洋大学の創設者である井上円了(仏教哲学者)さんは、母親の実家の近く(出雲崎町と長岡市の間)にある浄土真宗の寺院の出身です。

これらの地元の偉人については次回(日々修行349)で書かせてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

IT分野は発達障害者の活躍の場として期待されていることを前回紹介しました。

その活躍の場は、会社内だけでなく、サテライトや自宅でも実施できる内容も増えていて、モニター、PR、コンテンツ作成、企画提案などは今後も拡大していく業種とされています。

この中から好きなこと、興味があることを仕事にしていくこともIT分野を活用することで可能となりつつあります。

発達障害者の人材活用は、IT分野そのものに限ったことではなく、将来的に人材不足となることが明らかな医療・福祉分野のIT部門にも期待されています。

2040年には超高齢社会に対応するために、全労働人口の20%が医療と福祉の分野で働く必要があるとされています。医療も福祉も専門分野すぎることから、資格が必要な業種です。

資格がないことには働きようがないと思われがちですが、今でも食事、清掃、事務や医療コンシェルジュのような周辺サービスで活躍している人はたくさんいます。

こういった職種にも公的資格や業界団体などが発行している民間資格もあります。これらの資格がなくても、その世界のIT分野なら働き場とすることができます。

実際の現場仕事だけでなく、商品・サービス開発、商品流通、情報提供など、これらの周辺事業を的確に実施するためにはIT化が必要であり、その人材を担うことも期待されているのです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

積極的に学びたいと思って席についた人と、他に選ぶべきことがないので仕方なく選んだという人では、学ぶ姿勢も、理解度も、学んだことによる結果も違ってきます。

積極的に選んだわけではないとしても、与えられた選択肢の中から自らの判断で選んだということは、それでも能動的に動いているので、嫌々ながら聞いているのとは違う結果となります(なるはず?)。

自分で選ぶというのは、選んだからには責任感(とまでは言わないことも?)があり、話を聞いて、噛み砕いて自分の糧(かて)にしようという気持ちの高まりは期待できます。

そのような気持ちにすること、するように努力することは、学びたいと思っている人に寄り添う伴歩(ばんぽ)者には大切なこととされています。
学んでよかった、この方の話が聞けてよかった、そういう場に巡り会えてよかったという心理的なエネルギーは重要で、これはモチベーションと表現されます。

学ぶことに特に困難さがない人であったら、モチベーションを高める工夫や努力は必要ないということもあるのでしょうが、理解度の違い、漢字の読解力、もっと言うと基礎教育が受けられていない人が多く集っている場では、伴歩する人も困難さを感じることになります。

その困難さをスムーズにさせるのがモチベーションの高まりであって、「自分で選んだことだから」と一生懸命に聞こうとする態度、教室なりの雰囲気(学ぶ気運)を高めていくことにもなります。

このモチベーションは講習を実施する際の重要なキーワードであるのに、通り一遍の方法で、それこそ“絵に描いたモチベーション”で終わっていることも、何回か目にしてきたことです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕