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健康意識が高い企業では、健康のための施策は効果が得やすく、その結果をあげて他の企業でも同じような効果が得られるということを主張するのは無理があるという感覚があります。

大企業の健康意識意識が高いのは、健康のための方策が効果を得やすいサポート体制があって、健康でいることに対しての支援体制もあるからです。

健康度が高まることで金銭的な支援がある、健康保険の金額の一部を企業が負担する、健康のための休みが取りやすくなるといったメリットがある企業もあります。

そういった好条件が整えられていない企業では、大企業と同じ健康効果を高めようとしたら、大企業並みにモチベーションを高める工夫が必要になります。

その方法として提案しているのが、自分の身体の状態を的確に知ることで、従来の健康診断や体力測定ではわからないことを知ることが第一段階です。

知るだけでは結果につながらないので、知ったことを実践するための方法も伝えるのが第二段階です。

その方法によって、どのような結界が得られるかの可能性を示して、続けることによって健康度が高まり、それが成績(個人にとっても企業にとっても)につながることが認識できるようにすることです。

そのための方法として、健康デザインの立場ですすめているのが、身体年齢測定と安全体力機能テストの実施で、この効果を高めるために自分の食事の状態を確認する食生活チェックを紹介しています。

どの方法も、得られた結果に対して何をすればよいのかの方法(メニュー)が用意されています。これを取り入れることによって自分で確認して、よりよい方向に進めていくことができます。

これがモチベーションを高めることで、よい結果につながっていくことの方法となるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ハイチュウの日」森永製菓が、ハ(8)イ(1)チュウ(2)の語呂合わせで制定。

毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

コンサルタントは確固たる信念があっても、それを押し付けようとしてはいけないと言われます。かといって相手に阿(おもね)ることがあっては、コンサルタントの本質からズレることになるという考えもあります。

阿るというところまでいかなくても、コンサルタント先に受け入れてもらいやすいように、工夫を凝らすのは普通にやられていることで、相手の気持ちを推しはかる忖度(そんたく)の範囲のことは気づかずにやっている人も少なくありません。

そういったコンサルタントは「当たる」と表現されることがあり、今回のお題は、その当たる部分について書いています。コンサルタントといっても、さまざまな指導の対象があって、中でも人材教育となると、表現によって当たるか当たらないかがクッキリと別れてきます。

誰も指摘されたことがネガティブ(否定的、後ろ向き、消極的)であれば、積極的に聞こうという気になりにくいものです。それに対してポジティブ(肯定的、前向き、積極的)であると、その気になって取り組もうとする雰囲気を高めていくことになります。

『好奇心が旺盛』と言われれば嬉しい気分にもなりますが、実際は「飽きっぽい性格」だということを案に示しているだけ、ということがあります。ここでは『 』はポジティブ表現、「 」はネガティブ表現の例として使い分けています。

他にも『集中力がある』は「視野が狭い」、『柔軟な行動』は「無計画」の言い換えとして使われます。『思慮深い』は「優柔不断」、『面倒見がよい』は「おせっかい」、『慎重』は「心配性」ということです。

遠回しの表現は、よく京都っぽいと言われることがあるのですが、『仕事が丁寧』は「仕事が遅い」、『物を大切にする』は「ケチ」、『忍耐力がある』は「諦めが悪い」、『論理的』は「理屈っぽい」という表現になります。

私の場合には、『オールラウンダー』と評価されることがあるのですが、これは「専門性がない」とか「取り柄がない」という意味も含まれてのことではないかと思うことがあります。

『大器晩成』と言われると一瞬喜んでよいのかと思うこともありましたが、この言葉を使う人からは「成熟に時間がかかりすぎ」という意味合いも感じます。

『上昇志向がある』というのは、「高望み」「プライドが高いだけ」というような見方も含まれていて、表向きの言葉に惑わされないようにしなければいけないと思うこともあります。

考えすぎと言われればそれだけかもしれませんが、文筆の世界を長く経験してきて、血液型別の性格について書くときに、ネガティブ発想を封印して、ポジティブ発想の言葉を使っていたことを今更ながら思い出しています。

また、当たると評判の占い師にアドバイスしたのも、ポジティブ発想の言葉の頻発だったことを思い出しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

物事の要点を的確に捉えることを表現するのに「的を得る」という言葉と「的を射る」という言葉が使われることがあります。どちらが正しい使い方であるのか議論になることがあり、それは今も続いています。

的(まと)は弓や鉄砲の発射の目標とされるもので、その的に向かって矢や弾を放つことは「的を射る」というのは本来の使い方となります。

放った結果として矢や弾が的に命中することも指していて、そこから「的確に要点を捉える」ということを意味するようになりました。

的は射るものであって、得るようなものではありません。なぜ「的を得る」という言葉が広まったのかというと、「当を得る」と混同されたからだと一般に説明されています。当を得るは、道理にかなっていることを意味しています。

では、「的を得る」という表現は、誤用であって、絶対に使ってはいけないのかというと、テレビなどで耳にすることも増えています。これは日本語をよく知らないタレントなどが使っているというだけでなく、レポーターからも聞くようになっていて、さらにアナウンサーも使うことがあります。

その理由としては、レポーターやアナウンサーは原稿に書かれたことを、そのまま読んでいるからということがあります。原稿を書いている人、それをチェックする人が正しい使い方をわかっていない、ということを指してのことです。

また、「的を射る」と原稿に書かれていても「まとをえる」と読み間違えてしまうことも考えられています。

そのようなことが起こるのは、「的を得る」が誤用というよりも慣用として使われている実態があるからです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からたんぱく質の「耐容上限量の策定方法」を紹介します。

◎耐容上限量の策定方法
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取によって生じる健康被害を根拠に設定されなければなりません。最も関連が不快と考えられるのは、腎機能への影響です。

健康な者を対象として、たんぱく質摂取量を変えて腎機能への影響を検討した試験のシステマティック・レビューでは、35%エネルギー未満であれば腎機能を低下させることはないだろうと結論づけています。

また、20%エネルギー以上(または1.5g/kg 体重/日以上または100g/日)の高たんぱく質摂取が腎機能(糸球体濾過率)に与える影響を通常または低たんぱく質摂取(高たんぱく質摂取群よりも5%エネルギー以上低いものとする)と比べたメタ・アナリシスでは、有意な違いは観察されていません。

さらに、たんぱく質摂取量と腎疾患へのリスクをまとめた2023年のアンブレラレビューでは、観察期間が短いなどの課題が残されているものの、高たんぱく質摂取によって腎疾患の発症リスクを高める、という結論には至っていません。

したがって、現時点ではたんぱく質の耐容上限量を設定し得る十分かつ明確な根拠となる報告はないため、耐容上限量は設定しないこととしました。

ただし、レジスタンストレーニング期にある成人におけるたんぱく質の除脂肪量への効果を検証した研究のメタ・アナリシスにおいて、たんぱく質を1.6g/kg 体重/日以上摂取しても除脂肪量の増大への効果は得られない可能性が高いこと、また推奨量以上の摂取により、他の健康指標に対して有益な影響を得られるという根拠が乏しいことが方谷されていることから、上限のないたんぱく質の摂取が健康増進に有益な効果をもたらすわけではない点には注意が必要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からたんぱく質の「目安量の策定方法」の乳児の目安量を紹介します。

◎目安量の策定方法
*乳児(目安量)
乳児のたんぱく質必要量は、成人の値を算出した窒素出納法から算定することができません。

ただし、離乳食を始める前の健康な乳児が健康な授乳婦から摂取する母乳は、乳児が健全に発育するのに必要なたんぱく質を質・量ともに十分に含んでいると考えられます。

一方で、離乳期に入った後は、哺乳量が減るとともに食事(離乳食)からのたんぱく質摂取量が徐々に増加してきます。

そこで、乳児(2〜11か月)をさらに3区分して、0〜5か月、6〜8か月、9〜11か月としています。

以上の考え方により、(目安量)=〔(母乳中たんぱく質濃度)×(哺乳量)〕+(食事(離乳食)からのたんぱく質摂取量)としました。

なお、母乳のたんぱく質利用効率と(乳児用調製乳で使われる)牛乳たんぱく質の利用効率はともに70%程度とされています。

したがって、人工栄養で育児を行う場合でも、目安量は母乳で育児を行う場合と同じと考え、両者の区別は設けていません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「2025年問題」は、全人口の30%以上が高齢者(65歳以上)となり、団塊の世代(約800万人)が75歳以上の後期高齢者となることを指していて、高齢者の介護にかかる費用と人材が、これまで以上に多く必要になる社会構造の大きな分岐点となります。

後期高齢者が多くなるということは、それだけ医療や介護に関わる人の負担が増えるということです。生涯医療費の半分は70歳以降にかかっていることが知られるようになってきましたが、医療費が多く必要になるということは、それだけ医療スタッフの負担も大きくなっていく証拠です。

それから15年後の2040年には医療機関の入院患者数がピークになって、65歳以上の高齢者が約8割になるとの予測が厚生労働省から発表されています。これは、まだ15年間も医療スタッフの負担が増す一方になるということを示しています。

平均寿命が延びるのはよいことではあっても、それだけ重症化、介護負担の増加が増えることの裏返しでもあって、男性の平均寿命の予測は2030年には81.95歳、2040年には82.82歳、2050年には83.55歳、2060年には84.19歳になるとされています。

女性の平均寿命の予測は2030年には88.68歳、2040年には89.55歳、2050年には90.29歳、2060年には90.93歳になるとされていて、女性は90歳が当たり前の社会が待ち構えています。

医療や福祉・介護に従事する専門職が高齢化するわけではなくて今と同じ状態であったとしても、これだけ大変な状況であるわけで、今後は医療職も介護職も高齢化が進んでいかないと対応できない時代にもなっていきます。

そのような時代になっても、対応できるようにするための一助が、自分の体力と機能を知って、できるところから強化、回復させていくことだという発想から健康デザインの重要性を訴えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「きのこの山の日」明治が、きのこの山のチョコレート部分を縦に並べると8に、クラッカーの部分を横に並べると11になることから制定。

「マッシュルームの日」ワキュウトレーディング(東京都町田市)が、日本で初めてマッシュルームの栽培に成功した森本彦三郎の誕生日(1886年8月11日)にちなんで制定。

毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

日本テレビ系列の「秘密のケンミンSHOW」も、その後継番組の「秘密のケンミンSHOW極」も東京と大阪の味の違いは定番のネタで、中でも甘い味付けの卵焼きへは大阪府民の反応は味わいの特徴を示す絶好の話題となっています。

この卵焼きの味については、前身番組の「どっちの料理ショー」でも扱おうとしたことがあるのですが、食べる人の経験と好みが出て、それが評価につながることから“お蔵入り”になっていました。

初めて県民性というか地域性の違いを明らかにするために卵焼きを使ったのは、境界線を探すというテーマでした。関東圏の甘い卵焼きと関西圏の甘くない卵焼きの境界線を探そうという企画でしたが、それは私が体験したことがある地域も含まれていました。

私は新潟県で育ったので、卵焼きは甘い味付けでした。子どもの頃に初めて県境を超えて富山県に行ったときのこと、富山県は関西系の味付けだと聞いていたのに朝食の卵焼きの味は、いつも食べているものと同じでした。新潟県の味は砂糖に醤油で、富山県でも同じ味付けでした。

富山県のあと、石川県の金沢まで足を伸ばして、そこで食べた卵焼きは塩に出汁(だし)でした。そのときの発見は子ども心に残り、大学で東京に出てから地方出身者に会うたびに卵焼きの味について聞いていました。

社会人になってからは仕事や観光などで全道府県に行きましたが、必ず卵焼きを食べるようにして、味の違いを記録していきました。「秘密のケンミンSHOW」がやるようなことをコツコツと調べてきたわけです。

卵焼きの日本海側の味の違いの境界線は富山県と石川県で、富山県が砂糖に醤油、石川県が塩に出汁(だし)の味付けが多くなっています。太平洋側の境界線は愛知県が砂糖に醤油、三重県が塩に出汁で、愛知県と富山県の間の長野県は砂糖に醤油の味付けが基本です。

長野県の東側では卵焼きは、そのまま食べますが、西側では卵焼きの味が薄いと感じたときには醤油をかけるという、東側の人から見たら驚きの食べ方をしています。

卵焼きの味付けは全国に例外地域があって、それぞれ理由があります。京都府と滋賀県は文化的には関西圏ですが、砂糖と醤油の甘い味です。文化的には出し巻き卵の地域なのですが、砂糖が多く消費された京都の影響を受けて、家庭では甘い味が主流となっています。

生まれたところや長く住んでいた地域の影響は味に色濃く出るので、京都府民、滋賀県民であっても塩と出汁という家庭もあって、混在している感はありますが、大きく分類すると甘い味が優勢となっています。

長崎県は全体に甘い味付けで、甘い料理ほど「長崎に近い」、甘さが控えめになると「長崎から遠い」と表現されています。長崎は貿易港で海外から砂糖が持ち込まれ、カステラや金平糖などの菓子文化の影響もあってか、卵焼きも甘い味付けです。

福岡県も甘い味付けで、これは裕福な地域に砂糖が流れてきたことに関係しています。宮崎県と鹿児島県も甘い味付けで、これは奄美のサトウキビから作られた黒砂糖が多く流通してきた歴史と関係しています。

香川県は伝統的な製法が守られている砂糖の和三盆の産地で、そのために甘い味付けの卵焼きです。徳島県は大阪府の影響を受けていて、全体的には塩に出汁の卵焼きですが、香川県に近いところでは甘い味付けも食べられています。

他には山口県と広島県が甘い味付けが主流で、これは福岡県からの流れのようです。私が移住した岡山県は、主流は塩に出汁の味付けですが、移住前に15回も訪れていて、そのときの経験では、ホテルや旅館の朝食の卵焼きは遠くから来る人のことも考えてか、両方の味付けのものが用意されていました。

岡山は地域的には塩と出汁の文化なのですが、店によっても違いがあります。家庭では甘い味付けが多くなっています。私が新潟県、妻が京都府の生まれで、出会ったのが東京で、そのまま甘い味付けの卵焼きを食べています。

ただし、甘い卵焼きであっても出汁が使われていて、ここは食文化の融合という解釈をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2021年3月30日の世界自閉症啓発デーに合わせて、民間シンクタンクの野村総合研究所が、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害を人材として活用できていないことによる経済損失が年間2兆3000億円になるとの推計を発表しました。

少子・高齢化が急速に進む我が国では、今後40年間で生産労働人口が約35%も減少すると推計されています。2020年の生産労働人口は7406万人ですが、これが2060年には4793万人にも減少するとみられています。

成長市場であるIT業界では10年後の2030年でさえ、需要数約192万人に対して供給数は約133万人と、約79万人不足するとの試算もされています。

産業人材の確保のためには、現段階では充分に働けていない人材の活躍機会を生み出すことが重要で、その人材として発達障害の人が着目されています。

野村総合研究所の約10万人を対象とした調査結果によると、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害の診断を受けた18〜65歳の生産労働人口は約140万人いると推計されています。

アメリカでは自閉症スペクトラム障害のある人を活用しないことによる年間経済損失は円換算で19兆〜21兆円、注意欠陥・多動性障害では11兆〜21兆円と推計されています。

海外の大手企業では発達障害人材の職務適性に着目して、IT、金融、製造などの分野で高度IT専門職として採用・育成を積極的に進めています。

日本の1年間の経済損失は自閉症スペクトラム障害で1兆3000億円、注意欠陥・多動性障害で1兆円とされていて、少子・高齢化による生産労働人口が少ないことを考慮してもまだまだ少ない数値でしかありません。

世界に先行して少子・高齢化が進む日本こそ、発達障害をポテンシャルのある多様な人材として切り開いていくことが強く求められていることが明らかにされた調査結果といえます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕