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歩くことは健康の維持と増進のために効果があることで、さらなら効果を求めて、各人に合ったウォーキング法を指導してほしいという依頼が寄せられることがあります。ウォーキングは集団で行うもの、安全な方法で、参加者全員の健康づくりに役立つ歩き方をするというのが一般的なイメージです。
各人に合った方法ということになると、フィットネスジムのパーソナルトレーニングと同じようなもので、レディメイド(既成)ではなくてオーダーメイド(注文)の歩き方ということになります。オーダーメイドといってもウォーキングでは歩くことは同じなので、例えば膝や腰にトラブルがある人の歩き方とか、体力に合った歩き方、疲れやすい人のための歩き方といったことになるのが、よく考えられることです。
ところが、個人に合ったウォーキング法を求めている人にインタビューしてみると、病気の予防と改善が圧倒的に多くなっています。その理由を聞いてみると、医師から歩くように言われた、検査数値を改善するために効果的に歩きたいというのがほとんどです。
生活習慣病で血圧、血糖値、中性脂肪値などが高いと、医師から歩くように言われます。太っていることが影響する場合には有酸素運動のウォーキングで体脂肪を減らすことが重要になります。また、糖尿病は食事療法と運動療法を実施したうえで医薬品を使うのが大原則なので、簡単で効果がある運動としてウォーキングがすすめられます。
歩くことをすすめても、歩き方の指導はしてくれません。医師は運動指導をしても保険点数がつかないので、稼ぎにならないということがあります。ということで、ウォーキングのイベントに参加して、指導者に血圧を下げる歩き方などを聞いたりすることになりますが、それで求める返答があったという話は聞いたことがありません。というのは、日本ウオーキング協会が認定する健康ウオーキング指導士でも、検査結果に合わせた歩き方の教育を受けていないからです。
そのような状況を受けて、私たちは個人の希望に沿った歩き方の指導を始めようとしています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

運動をして呼吸数が多くなるのは、酸素が筋肉で多く必要になった結果で、酸素が筋肉内に多く取り込まれていきます。このときには筋肉が温まり始めて、脂肪を分解する酵素のリパーゼの働きが盛んになります。中性脂肪は脂肪酸が3つ結合した形で、リパーゼによって分解された脂肪酸が筋肉細胞のミトコンドリアに多く取り込まれるようになります。
バウンド運動を始めて5〜10分でミトコンドリア内のTCA回路に取り込まれる脂肪酸と酸素が増えていきますが、この段階ではすぐにエネルギー化されるブドウ糖の使用が増えて、脂肪酸は割合が低くなっています(一般にはブドウ糖80%:脂肪酸20%)。割合は低くなるものの、軽い運動であってもエネルギー消費は平常時の3倍ほどにはなっていることから、平常時よりも脂肪酸の代謝は増えています。
バウンド運動を10分ほど続けていると、うっすらと汗ばんできます。これが身体のエネルギー代謝が高まったサインで、脂肪酸の代謝が盛んになり、脂肪酸が効果的に、しかも長く代謝される状態になっています(ブドウ糖35%:脂肪酸65%)。
汗を多くかくのは代謝が高まり、ダイエット効果が高いと思われがちです。そのような説明をしているフィットネスクラブなどもあり、汗が多く出るように上着を脱がないように指導される場合もありますが、エネルギー代謝の仕組みを考えると、汗が出てきたら薄着で続けることが重要となります。
筋肉細胞にある脂肪分解酵素のリパーゼは、筋肉が温まることによって早く活性が高まるので、身体が冷えている状態では、季節によりますが上着を着て運動をするのは効果があります。しかし、リパーゼは筋肉の温度が高まりすぎると活性度が低下します。そのため汗によって温度が高まりすぎないようにしています。
汗が出てきたら、これは脂肪代謝が高まっている状態であるので、この状態を保つように、薄着になって適度に汗を出しながら続けるようにすることです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

糖尿病で血圧が高まる理由としては、血液量が増えることと、インスリンの抵抗性などが考えられています。以下に、その理由を紹介します。
①循環血液量が増える
血糖値が高い状態では体内の細胞の浸透圧が高くなり、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓から吸収される水分の量が増えるようになります。その結果、血管の中を循環する血液の量が増えて、血管を圧迫して、血圧が上昇します。
②インスリン抵抗性がある
糖尿病の人はインスリン抵抗性があります。インスリン抵抗性は、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態のことで、この状態ではブドウ糖が細胞に多く取り込まれず、血液中で多くなったブドウ糖が尿と一緒に排泄されるようになります。
インスリンが効きにくくなると、それを補うためにインスリンが膵臓から大量に分泌されるようになり、高インスリン血症となります。高インスリン血症では、交感神経の働きが盛んになり、腎臓でナトリウムが排泄されにくくなるために、血管の細胞の成長が促進されて血管の壁が厚くなっていきます。そのため、血管が拡張しにくくなり、血圧が上昇します。
③糖尿病性腎症
糖尿病性腎症では、腎臓の細くて弱い細小血管である糸球体がもろくなっていくために、充分に濾過ができなくなり、体内の有害物質が多くなっていきます。糖尿病性腎症になると、腎臓から血圧を上昇させるホルモンが多く分泌されるようになり、血圧が上昇します。
④肥満
糖尿病患者の約60%が肥満となっています。糖尿病の人は半数が高血圧になるリスクがあるとも言われています。内臓脂肪が多く蓄積されると、脂肪細胞からアンジオテンシノーゲンという血圧を上昇させるアンジオテンシンⅡのもとの物質が盛んに放出されます。また、アンジオテンシンⅡはインスリンの作用を抑制したり、膵臓を障害してインスリン分泌を低下させる作用があるため、肥満によって糖尿病が発症しやすくなります。

消化酵素の働きをする酵素は、野菜、果物、穀類、発酵食品、生の動物性食品などに多く含まれています。しかし、食品に含まれる栄養素は品種改良や収穫時期の変化、農薬や化学肥料の使用による土壌の劣化などによって低下傾向があり、特に野菜に含まれる消化酵素は減少しています。
日本人の健康は、長い歴史の中で穀類や野菜、魚類を多く摂ってきたという土台があり、これだけでは不足する栄養成分を補うことで作り上げられてきました。不足しているものは、食品を多く食べて補えばよい、というのは当然の発想ですが、食品に含まれる栄養成分が低下している時代には摂取量を増やすだけでは補えない実態があります。
有機・無農薬での栽培が一般的であった時代には栄養が豊富であったことから、農薬も化学肥料も使わずに栽培すれば栄養成分も消化酵素も豊富な野菜が栽培できる、と考える人も少なくありません。しかし、品種改良で以前の種類と異なるものが主流となっているものも多くなっています。
消化酵素が多い食品としてはジアスターゼが豊富な大根があげられます。ジアスターゼは、唾液に含まれるアミロースと同じ糖質の消化酵素です。大根といえば以前は中央が膨らんでいる三浦大根や練馬大根が主流でしたが、今の主流は細長い形状の青首大根です。辛味が減り、甘味が増えた分だけ、ジアスターゼの量も減っています。
青首大根の青首の部分は地面から出て日光が当たっているところで、この部分が、だんだんと長くなっていきました。まっすぐの大根は抜きやすく箱に入れて大量に運びやすく、均一の長さ・太さで売りやすいメリットがあるからです。そのため、箱のサイズに合った均一の長さで出荷できるようになった反面、完全に成長する前に抜いたり、栄養のピークを過ぎても箱のサイズに合う長さになるまで抜かないようにしたりと、栄養よりもサイズが優先されるようにもなりました。そのために、消化酵素が、ますます減ることになりました。
酵素はタンパク質であるため、加熱すると破壊されて活性が低下することになります。生で食べる機会が減ると、ますます消化酵素が減っていくことになります。
体内の酵素は、アミノ酸から合成されているため、空腹期間が長い就寝時に徐々に減少していき、起床時には大きく減少しています。朝食では必須アミノ酸が豊富に含まれる良質のたんぱく質を摂ることが大切となります。

機能性表示食品は、一般の健康食品とは違って、表示する機能の裏付けとなる試験研究結果を消費者庁に届け出ています。その内容は消費者庁のホームページに掲載されています。前回のサプリ概論では、ブラックジンジャーを用いた機能性食品を例にして、「BMI23〜30の人の内臓脂肪と皮下脂肪を減らす」ということを紹介しました。
BMI(Body Mass Index)は体格指数のことで、日本人で最も健康状態が高いのはBMIが22だとされています。BMI23以下の人でもBMI30以上の人でも試験は行われていないということですが、この範囲にある人なら、使用して同じような結果が得られるのかというと、そうとは限りません。
というのは、機能性表示食品では試験の対象としてはいけない対象者がいて、これは特定保健用食品(トクホ)でも共通していることです。その対象にならない人というのは、子ども(未成年者)、妊産婦(妊娠を計画している人)、です。身体機能が低い子どもは試験によるダメージが想定され、もしも妊娠していた場合には胎児に影響が出ることが想定されるからです。
このことは機能性表示食品のパッケージや販売関係の資料(チラシやカタログ、ホームページなど)には一般には掲載されていません。
もう一つ対象者にならないのは、疾病に罹患している人です。疾病がある人というのは、血圧でいえば収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または収縮期血圧(最小血圧)が90mmHgの高血圧の人を指しています。
機能性表示食品の試験は、まずは対象者に疾病がないのかを確認することから始まります。疾病がない人が、機能性表示食品が期待する有効性の数値に異常がないことだけでなくて、他の疾患もないことが必要です。血圧安定を想定した商品であっても、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値だけでなく、尿酸値、肝機能、腎機能などにも異常がない、いわば完全な健康体の人となります。
こういった条件があるのに、機能性表示食品を使おうと考えている人は、検査数値が引っかかって、病院に行くほどではないという自分なりの判断で使うことがあります。中には医療機関で診断されたのに医薬品を使う代わりに機能性表示食品を使う人もいます。さらには医薬品を使っているのに、その量を増やしたくないからと機能性表示食品を使っている人がいることも事実です。

「ダイエット(diet)はやせることではない」というのは、日本メディカルダイエット支援機構が講習で主張していることです。これについては何度も触れてきているので、ここでは意味合いを省略させてもらいますが、「メタボは太っていることではない」「内臓脂肪を減らせばよいということでもない」という主張も合わせて行っています。
メタボの正式名称はメタボリックシンドロームで、内臓脂肪が多く蓄積されていて、血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値のいずれかが正常値を超えていると診断されます。そのことから日本語では「内臓脂肪症候群」と一般に呼ばれているのですが、もともとの意味からすると「代謝異常症候群」が正しいことになります。
メタボリックシンドローム(metabolic syndrome)のmetabolicは「代謝の」という意味で、そのまま訳すと代謝症候群となりそうです。しかし、代謝の異常によって起こることから異常(abnormal)なしでも代謝異常症候群としています。
代謝はmetabolismとなります。日本メディカルダイエット支援機構が研究して、講習も実施しているエネルギー代謝はenergy metabolismです。
代謝科学の始まりは、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料にしてエネルギーを作り出す異化ですが、それとは逆にエネルギーから物質(エネルギー源や身体を構成する物質、ホルモン、神経伝達物質など)を作り出すのは同化といいます。
エネルギー代謝を高めれば異化が進んで、エネルギーが作り出された分だけ内臓脂肪が減っていくわけですが、それで終わってしまったら普通のダイエットです。作り出されたエネルギーを使って、同化によって身体を構成する成分などを作り出し、細胞内の生化学反応を進めていきます。
太っていればメタボリックシンドロームということではなくて、中には検査をしても特に異常がない人もいます。そんな人に対しては「病気を防ぐためにやせよう」というのではなくて、たくさん溜め込んでいるエネルギー源(脂肪酸)を効果的に使って、健康になる方法として体脂肪をエネルギー化させて、健康的に活動することをすすめているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

大手広告代理店から、久しぶりに企画の依頼がありました。東京にいたときに健康分野で付き合ってきた会社であり、私がウォーキングの仕事をしていたことを知っていて、さらに依頼をしてきたところが地方創生のイベントを仕掛けてきた部署でもあったので、軽い気持ちで引き受けました。
「長く歩き続けるための方法について書いてほしい」という話をされたときに、間違った理解ではいけないと思って、「長く歩くための体力づくりと技術を中心にすればよいか」と質問をしました。それに対して「日々のウォーキングと暑き続けるための健康づくりの方法も」という指示があったので、ウォーキングの達人にインタビュー取材をしました。
その達人は全国各地で開催される24時間100kmウォーキングに積極的に参加していて、これを継続するために日々のウォーキングトレーニングも続けていて、いつまでの参加できるようにということで健康づくりにも励んでいました。24時間で100kmを完歩するには体力、気力が必要で、健康に対する考えもしっかりとしていなければ続けられるものではありません。
インタビュー取材の内容をもとにして、地域のウォーキングイベントの提案をしました。Tころが、ハイレベルなウォーキングのイベントは後々にして、先に小規模な範囲でのウォーキングイベントについて提案してほしいということを言われました。これは私の勘違いなのか、双方の勘違いが絡まったことなのか、「長く歩き続ける」というのは1回に長く歩くのではなくて、「生涯にわたって長い年月歩き続けられるようにすることを目指す」ということだったのです。
そんなことは、これまでも行われてきたことで新しいことではなくて、何も今さら大手広告代理店が打ち出すようなことではないだろうし、それを提案することもないだろうということで、次の企画は出さないまま終了としました。ただ歩くのではなくて、身体の状態や疾病などに合わせたウォーキングの方法を紹介して、「生活習慣病によって歩けなくなるようなことをなくそう」という企画も考えたのですが、それは地域で実践するために取っておくことにしました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

バウンドボールに座って、バランスが取れるようになったら、背筋を伸ばし、腹筋に力を入れ、足(脚部)の力を使って上下に弾ませるようにします。バウンドによって身体が前後左右に大きく揺らさないようにして、できるだけ頭が上に吊り上げられるイメージで動かします。
上下動が大きくなるほど運動量も大きくなり、体内に取り込まれる酸素が多くなります。上下動を始めて5分ほどで呼吸数が多くなります。平常時の呼吸数は1分間に16〜18回であったのが、運動時には24〜30回に増加します。
1分間に発揮することができる心拍数は最大心拍数と呼ばれます。その心拍数は「200−年齢」で求めることができます。50歳の人は170回、60歳の人は160回となります。適度な運動とされる有酸素運動では最大酸素摂取量の60%が目標となります。50歳の人なら102回、60歳の人なら96回が目安となります。平常時の心拍数は60〜70回であるので、運動時には40%前後の増加となっています。
酸素摂取量は心拍数に比例して増加するため、心拍数から酸素摂取量を計算(推測)することができます。一般に使われている計算方法はカルボーネン法で、以下の式によって計算されます。
「目標心拍数=(最大心拍数-安静時心拍数)×目標運動強度(%)+安静時心拍数」
年齢による最大心拍数は一般に(220-年齢)で求められます。また、使用する安静時心拍数は、呼吸同様に環境(運動、飲食、入浴など)の影響を受けるため、寝起きや場合により就寝前の椅子に座った安静時に測った値を使用します。
例えば、50歳で、1分間あたりの安静時心拍数が60拍/分、目標の運動強度を60%に設定する人の場合では、以下のように求められます。
「目標心拍数 =(170-60)×0.6+60=126(拍/分)」
 *最大心拍数170(拍/分)=220-50(歳)
60歳で、1分間あたりの安静時心拍数が65拍/分、目標の運動強度を40%に設定する人の場合では、以下のように求められます。
「目標心拍数 =(160-65)×0.4+65=103(拍/分
 *最大心拍数160(拍/分)=220-60(歳)
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

糖尿病の合併症は血管が傷むことによって起こりやすいだけに、血管にダメージを与える他の要因が加わることによって、合併症が起こりやすくなることが指摘されています。
最も合併症に影響を与えているのは血圧の上昇です。糖尿病によって血管の弾力性が低下してくると、血流を確保するために心臓の圧力が高まり、高血圧になりやすくなります。このことが動脈硬化の危険性を高めています。
国民健康・栄養調査(2010年)によると、高血圧患者(高血圧症有病者)は男性の60.0%、女性の44.6%と、生活習慣病の中でトップの数となっています。
血圧の抑制目安である降圧目標値を見ると、糖尿病の合併症がある人の場合には、拡張期血圧は130mmHg、収縮期血圧は80 mmHgと『高血圧の治療ガイドライン』では、過去に比べて最も低く設定されています。通常の降圧目標値は、拡張期血圧は135mmHg、収縮期血圧は85 mmHgとなっています。
糖尿病になると高血圧になりやすいだけではなく、両方の病気が重なることで動脈硬化が進みやすくなることが指摘されています。
心臓病のリスクは、健康な人の危険度を1とした場合に、肥満、高血圧、高血糖、高中性脂肪血症の危険因子の1つがある場合には5.14倍、2つある場合は5.76倍、3つから4つを併せ持つ場合には35.80倍と大きく跳ね上がることが知られています。
糖尿病になると血管の負担が高まわけですが、肥満では血糖値や中性脂肪値が高まりやすくなるだけでなく、肥満と呼ばれるほど太っていると内臓脂肪が動脈を圧迫するようになります。血管は弾力性があることによって血圧の高まりを抑えていますが、動脈が脂肪細胞で圧迫されていると弾力が弱まって、圧力が強くかかるようになります。やせるだけでも血圧が下がるだけに、太り過ぎの人にはダイエットもすすめられます。

酵素は細胞の中で生化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はタンパク質であり、肝臓でアミノ酸から合成されていますが、合成量は若いうちは多いものの、40歳を過ぎたころから減少していく傾向があります。
酵素は、動物の細胞にも植物の細胞にも含まれていますが、それらの食品を食べれば、それが体内の酵素となって働くわけではありません。しかし、酵素が多く含まれた食品を食べることで、体内の酵素を増やしていくことができます。
食品に含まれているたんぱく質が、胃でアミノ酸に分解され、小腸から吸収されたあと、肝臓に運ばれて、酵素をはじめとした身体に必要なタンパク質に合成されます。食事で良質なたんぱく質を多く摂り、肝臓で合成される酵素が増えることによって、体内の酵素を増やしていくことができます。
肝臓で合成される酵素は、維持酵素(潜在酵素)と呼ばれています。維持酵素の合成量は、たんぱく質の摂取量によって変化はするものの、ほぼ一定しています。維持酵素は、細胞内の酵素である代謝酵素と、食べ物を消化する消化酵素に大きく分かれます。
食品に含まれる消化作用がある酵素(消化酵素)が少ないと、その分だけ胃から分泌される消化酵素が多く必要になり、代謝酵素として使われる酵素の量が減ることになります。食品から消化酵素を多く摂ることで、消化酵素の分泌を減らして代謝酵素を増やすことができるようになるというわけです。酵素を多く摂ることで代謝が高まり、体内の細胞からの老廃物の排出が進み、血液中に出された老廃物を肝臓で解毒化する能力も、腎臓で濾過して排出する能力も高めていくことができます。