投稿者「JMDS」のアーカイブ

「はちみつの日」日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が、はち(8)みつ(3)の語呂合わせで制定。

「八丁味噌の日」八丁味噌協同組合(愛知県岡崎市)が、八(8)丁味(3)噌の語呂合わせで制定。

「サガミの八味唐がらしの日」サガミホールディングス(愛知県名古屋市)が、八(8)味(3)の語呂合わせで制定。

「はもの日」徳島県漁業協同組合連合会が、鱧(はも)は以前は、はみと呼ばれたことから、は(8)み(3)の語呂合わせで制定。

「ハイサワーの日」博水社が、ハ(8)イサ(3)ワーの語呂合わせで制定。

「文具はさみの日」プラスが、はさみのハンドルと刃の形が83に似ていること、数字の8を真ん中で切ると右側が3になること、は(8)さ(3)みの語呂合わせで制定。

「やさしごはんの日」イオントップバリュが、や(8)さ(3)し(4)の語呂合わせで制定。

毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

2025年6月13日に閣議決定された『地方創生2.0基本構想』に出てきた「日本版CCRC」が、7月12日に「高齢者向けシェアハウス」としてメディア報道されたことについては前回(日々修行337)書きました。

CCRCは、Continuing Care Retirement Community(継続的なケアが提供される高齢者コミュニティ)の略称で、中高年者が健康で自立した社会生活を送ることができるように支援する地域コミュニティを指しています。

CCRCの発祥地であるアメリカでは約2000か所、居住者約70万人にも上っていて、一つの産業の位置付けとされて数も規模も増やし続けています。

アメリカ型CCRCは、継続的なケアによる高齢者のQOLの向上を特徴としていて大規模集合住宅が基本となっています。日本の施設では有料老人ホーム、それも大規模な有料老人ホームが該当すると考えられています。

日本の地方創生は2014年に始まり、これに基づいた従来の仕組みをCCRCに当てはめてみると、高齢者の地方移住による地方創生ということになります。これを「CCRC1.0」とすると、退職者を対象としたサービス付き高齢者向け住宅が該当します。

サービス付き高齢者向け住宅は「サ高住」と略して呼ばれることが多く、定義としては高齢者が安心して暮らせるように、バリアフリー構造で、安否確認や生活相談サービスを提供する賃貸住宅を指しています。

これに対して、日本版CCRCの「CCRC2.0」では、継続的なケアとつながりのある多世代コミュニティを想定しています。

高齢者が点在する地域では、在宅の介護サービスをするには距離と時間の問題があり、介護施設に集ってもらうにしても送迎の手間がかかります。福祉施設と福祉人材が不足している中では、限られた施設と人材を、いかに有効に活用するかということは従来からの重要課題でした。

その中から登場したコンパクトシティ構想では、生活の利便性の維持・向上を目的として居住や生活サービス機能を集積するもので、これまでは都市の居住地や生活に必要な施設を都市の中心部に集約して、郊外への拡散を抑制する都市構造を指していました。

ところが、CCRC2.0では中心部に限らず、地域住民が集うと同時に住むことによる地域交流拠点と位置付けることができます。

高齢者が安心して暮らせる住まいを確保することを目的として、低料金で入居できる小規模・地域共生ホーム型の高齢者向けシェアハウスを全国的に整備する方針を政府が打ち出しました。

その高齢者向けシェアハウスは、入居者の生活の場を提供するだけでなく、介護など地域ケアの提供拠点とも位置付けられています。

地方においては、既存の介護施設の維持が危ぶまれている現状があり、住まいを失いかねない高齢者への対応が急務となっています。それに対応するための具体策の一つが老朽化した老人ホームなどをシェアハウスに転換することです。

また、既存の高齢者支援施設との連携によって、自由度が確保された住まいという、これまでの施設の課題(デメリット)が解消されることも大きな利点(メリット)として期待されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学習障害の算数障害の理解の一環として前回は尺貫法について触れました。この尺貫法を学習障害の困難さを紹介するために使ってみたいという声があり、もう少し尺貫法について説明させてもらいます。

尺貫法は、中国で発展した計算法で、中国から文化が伝わってきた古墳時代には尺貫法で建物や道路、古墳なども作られたと伝えられています。尺貫法は律令制度によって定着していきますが、長さの1尺(しゃく)はメートル法では303mmで、その10分の1の1寸(すん)は30.3mmです。

尺の上の単位は間(けん)ですが、1間は1820mmと6倍となっています(細かく計算すると少し合わないのですが、そこまで正確ではないところでよしとされてきました)。

1間は6尺ということになり、1辺が1間の正方形の面積は1坪(約3.3㎡)となります。土地の単位の坪は、こういった計算で決められていたわけで、これは尺貫法が土地や建物に関する計量に認められていた1966年(昭和41年)以降も脈々と使われています。

間の上の単位は町(ちょう)で、1町は60間(360尺)となります。その上の1里(り)は36町で、一般には4kmとされていますが、正確には3927.272mにプラスして小数点以下が3927となります。

尺貫法は、すべてが十進法でなくて、十の単位が10倍を繰り返していなかったり、六十進法の単位で、6で割り切れても10で割り切れないという特徴というか、困難さがあります。

高さについては、尺は伝統的に使われています。「アルプス1万尺」という使い方が今でもされていますが、1万尺は3030mとなります。

フランスとイタリアの国境になるアルプス山脈の最高峰のモンブランの標高は4810mです。1万尺とは合っていないのですが、日本の南アルプスの北岳は3193m、北アルプスの奥穂高岳は3090mです。

実は「アルプス1万尺」のアルプスは日本アルプスのことで、「小槍の上でアルペン踊りを踊りましょ」の小槍は槍ヶ岳の山頂(標高3180m)を指しています。

なぜ、こんな蘊蓄(うんちく)のような話をするのかというと、学習障害の子どもは関心を示したことは頑張って学ぼうとするところがあり、少しズレたとしても印象に残る話をすることが大切だということを伝えたくて、あえて紹介させてもらいました。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から健康の保持と欠乏の回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」について紹介します。

◎推定平均必要量、推奨量の策定方法
〔基本的な考え方〕
たんぱく質の必要量(推定平均必要量)は、「(推定平均必要量)=(維持必要量)+(新生組織蓄積量※小児と妊婦のみ)」と表されます。
また、推奨量は「(推奨量)=(推定平均必要量)×(推奨量算定係数)と表されます。

〔推定平均必要量〕
*維持必要量・良質な動物性たんぱく質に置ける維持必要量
アメリカ・カナダの食事摂取基準では19歳以上のすべての年齢区分において男女ともにたんぱく質維持必要量(平均値)を0.66g/kg 体重/日としており、2007年に発表されたFAO/WHO/UNUによるたんぱく質必要量に関する報告でも同じ値を全年齢におけるたんぱく質維持必要量として用いています。

また、ほぼ同様の値を用いて、イギリスはNRIを、オーストラリアはRDIを定めています。さらに、メタ・アナリシスでも、成人で0.66g/kg 体重/日、小児で0.67g/kg 体重/日と報告されています。

以上により、1歳以上のすべての年齢区分に対して男女ともに、たんぱく質維持必要量を0.66g/kg 体重/日とすることとしました。

ただし、窒素出納法は良質な動物性たんぱく質で行われ、その利用効率(消化率)は100%と見積られます。したがって、この維持必要量は、良質な動物性たんぱく質における維持必要量であることに留意が必要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から健康の保持と欠乏の回避の「指標アミノ酸酸化法」について紹介します。

◎指標アミノ酸酸化法
近年、指標アミノ酸酸化法によって必要量を測定する研究が進んでいます。

それらによって得られた値をまとめると、窒素出納法を用いて、得られた必要量よりも一様に高く、そのため、窒素出納法によって求められた値は真の必要量よりもかなり、例えば40〜50%程度、低いのではないかとする意見があります。

しかしながら、食事摂取基準の策定根拠として用いるためには、まだ研究の数・質ともに十分ではなく、特に国内においては、その研究報告が皆無です。

そこで、今回の策定では指標アミノ酸酸化法によって得られた結果は直接には用いず、窒素出納法で得られたたんぱく質維持必要量を用いることにしました。

今後、指標アミノ酸酸化法を用いたライフステージ別・ライフステージ別のたんぱく質維持必要量を明らかにする国内の研究が喫緊の課題です。

なお、たんぱく質を構成している各アミノ酸(特に、不可欠アミノ酸)の必要量も重要ですが、現在、アミノ酸の必要量を設定するための、量・質ともに十分なエビデンスは存在していません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生省と労働省が統合されて厚生労働省が発足したのは2001年のことで、厚生労働省の英語表記は「Ministry of Health,Labour and Welfare」です。これは健康に(Health)、働き(Labour)、安心して生活を送る(Welfare)との厚生労働行政の考え方を示しています。

統合しての取り組みは厚生労働省となってから始まったわけではなく、1988年に労働安全衛生法の改正に伴い、健康保持増進が事業者の努力義務となったことをきっかけにして始まったTHP活動でも統合の動きがありました。

THPは 「Total Health Promotion Plan」の略称で、働く人の心身の健康づくりを目指して、企業が取り組む計画のことで、「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」が策定されました。

THP活動は、当時の厚生省と労働省が協力して実施され、推進のために5つの職種の連携が進められました。それは健康測定を担当する医師(産業医)、運動指導のヘルスケア・トレーナー、栄養指導の産業栄養指導者、保健指導の産業保健指導者、メンタルヘルスケアの心理相談員が設けられました。

それぞれの専門家による団体(ヘルスケア・トレーナー会、産業栄養指導者会、産業保健指導者会、心理相談員会)は1992年に相次いで設立されましたが、私は産業栄養指導者会の設立に参加しました。設立を主導した国立病院出身の管理栄養士が代表であった病院栄養管理研究所で、当時は主任研究員を務めていました。

それぞれの専門家が専門性を活かして活動するためには、他の専門家の基礎的な知識が必要であるとの考えから、4つの資格者による心とからだの健康づくり指導者(THP指導者)が設けられて、合同の講習や各団体の交流学習が盛んに行われました。

これが健康づくりを組み合わせて実施する活動の始まりであって、健康づくりのパーツを個人に合わせて組み合わせていく健康デザインの基本となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ハーブの日」日本ハーブ協会が、ハー(8)ブ(2)の語呂合わせで制定。

「ハーブの日」エスビー食品が、ハー(8)ブ(2)の語呂合わせで制定。

「おやつの日」日本おやつ協会が、おや(8)つ(2)の語呂合わせで制定。

「ベビースターラーメンの日」おやつカンパニー(三重県津市)が、ベビースターラーメンの普及のために、おや(8)つ(2)の語呂合わせで制定。

「カレーうどんの日」カレーうどん100年革新プロジェクトが、6月2日が横浜カレー記念日、7月2日がうどんの日である流れから制定。

「地方創生」というキーワードを聞くと、これまでのイメージ通りの発想をする人が多いのですが、同じ言葉であっても「地方創生2.0」となると、まったく違ったものと意識しないと、これからの時代に対応できなくなります。

それだけに、わかりやすく、受け入れて実践で活かしてもらいたいとは思うのですが、非常にわかりにくい状態で発表されてしまいました。

私が地方創生に深く関わったのは10年ほど前のことで、そのときには事前の準備が行き届いていて、徐々に浸透していったところで重要な施策が発表されました。

ところが、今回は重要な部分が先に“ポン”と出されて、あまりの唐突さのために、慌てて調べて、「地方創生2.0」のことだったのかと気づいたという人も少なくありません。

それだけに、その後に出てくる情報も肝心な部分が欠けていたり、余分なことが加えられていたりと錯綜状態にあるようにみえてしまいます。
「地方創生2.0」のことは、この日々修行の連載コラムは366回(2025年8月31日)を目標としているので、それまでに書くことはないだろうとは思っていました。

それが早く出すことになったのは、参議院議員選挙の事前の予測(与党にとっては厳しい状況)があったことで、6月13日に閣議決定されて、重要な施策である「高齢者向けシェアハウス」が7月12日にメディア報道されました。

このことを連載コラムで8月1日から出すことになったのは、“裏をとる”作業に時間がかかってしまったからです。

その報道の中には“日本版CCRC”という見慣れない(これまで見たことも聞いたこともない)用語があって、ますます理解しにくい状態にもなってしまいました。

高齢者向けシェアハウスと日本版CCRCの、どちらを先に書くか迷ったこともあるのですが、この連載コラムは全部を読んでもらえることを想定しているので(そのようなことは実際にないことは承知しているものの)、日本版CCRCのことから書くことにしました。

日本版CCRCは、6月13日に閣議決定された『骨太の方針2025』(経済財政運営と改革の基本方針2025)において、「日本版CCRC2.0の全面展開」が明記されたことで知られるようになりました(といっても関係者以外では極めて少数でしかなかったのですが)。

また、同日に閣議決定された『地方創生2.0基本構想』で、「小規模であっても年齢や障がいの有無を問わず、様々な人々が集い、それぞれが持つ能力を希望に応じて発揮し、生きがいを持って暮らすことができる場として、小規模・地域共生ホーム型CCRCを3年後に全国で100の展開を目指す」と明記されました。

これを見て、日本版CCRCとは何かと気になった人が相次いだようで、インターネットの検索キーワードとして一気に増えていきました。
日本版CCRCについては次回(日々修行338)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

悪玉コレステロールと呼ばれるLDL(低比重リポタンパク質)の検査数値が高いと、これを減らすためにコレステロールが多く含まれる食品(卵黄、肉の脂身、内臓肉など)を減らそうと考えるかと思います。

血液中のコレステロールの80%ほどは肝臓で合成されていて、食品に由来しているのは20%ほどです。肝臓の機能には調整能力があって、食品から摂るコレステロールが増えると肝臓で合成するコレステロールの量が減ってバランスが取れるようになっています。

このバランスが崩れる大きな原因は、全体的なエネルギー量の摂取過剰です。食事で摂取した脂質、糖質、たんぱく質が過剰になると、コレステロールの合成量が増えて、これを血液の中で運ぶLDLが増えていきます。

脂質(脂肪)はエネルギー量が高くて、1gあたり約9kcalとなっています。それに対して糖質もたんぱく質も1gあたり約4kcalなので、脂肪を多く摂るとコレステロールが増えやすくなります。

しかし、最も多い原因は全体のエネルギー摂取量が多すぎることなので、脂肪を減らしても、ご飯を多く食べるとコレステロールの合成量が増えて、悪玉コレステロール(LDL)が増えることになるのです。

LDL値が一定の範囲内であるのはよいことであっても、下げすぎる(減らしすぎる)と全身の細胞の材料であるコレステロールが減ることになります。

血管の細胞にもコレステロールが必要であるので、減らしすぎは血管が弱くなり、切れやすくなるというリスクが高まることになるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

運動をして代謝を高めているのに、なかなかダイエットできない(やせない)ということがあります。代謝は性別、年齢、体重、筋肉量などによって差があるのですが、それらがすべて同じであっても違いは出てきます。

その一番目の理由は、前回(代謝科学6)で取り上げた代謝のために必要なビタミンの不足です。それと並んで重要になるのはL‐カルニチンの量です。

エネルギー源の脂肪酸が細胞の中でエネルギー産生を行うミトコンドリアの膜を通過するときには、L‐カルニチンと結びつく必要があります。

L‐カルニチンなしでは脂肪酸をエネルギー化させることができないということで、肝臓で必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料にして合成されています。

しかし、その合成のピークは20歳代前半で、その後は年齢が進むほど合成量が減り、脂肪酸のミトコンドリアへの取り込みが低下していきます。

このことが加齢による代謝低下の原因であり、日本人の血液温度が低いという体質の弱点を生み出しています。体質的なものでは改善は難しいという時代もありましたが、今ではL‐カルニチンをサプリメントとして摂取することができるようになり、体熱の産生を進められるようになっています。

今後はL‐カルニチンを例としてあげることが多くなるかと思いますが、これは日本メディカルダイエット支援機構の副理事長がL‐カルニチン研究の第一人者だということが関係しています。また、エネルギー代謝科学の研究者でもあることから、私たちも関心をもって研究を進めているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕