投稿者「JMDS」のアーカイブ

うなされるというのは、恐ろしい夢を見て、苦しそうな声を出すような状況で使われる言葉で、「悪夢にうなされる」といった使い方がされます。

漢字では魘されるとなりますが、「魘」は、うなされる、おそわれる、おびえるといった意味があります。

お題の「熱にうなされる」は、発熱して悪夢を見たり、苦しい思いをするという印象と合致している感じがするので、これでよいように思われることもあるのですが、明らかな誤用です。

正しい使い方は「熱にうかされる」で、漢字では浮かされると書かれます。病気で高温のために譫言(うわごと)を言うことを指しています。

「浮かされる」と書かれるように、前後のことや周りのことを忘れて夢中になること、冷静さが失われることで、いわゆる“のぼせ上がる”ことも意味しています。

後者の場合の熱は、実際の発熱のことではなくて、まるで熱が出たかのように正常な状態ではなくなってしまうことを指しています。

“オンカジ”などの簡単に入ることができるギャンブルにハマってしまい、抜け出せなくなることは「熱にうかされる」状態で、冷静になって振り返ってみると、なぜハマったのかわからないというようなことです。

そこで元に戻れればよいものの、悪夢のような出来事を引きずって、悪いと思っていても続けてしまうという状況が多く見られると、ひょっとしたら「熱にうなされる」でも合っているのか、とも感じてしまうところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

マネージャーというと組織の管理者を指しているのですが、高校野球をはじめとした学生スポーツのマネージャーのイメージもあって、メインの活動のお手伝いといった感覚で捉えられることが多いようです。

もう一つマネージャーのイメージとして抱かれることが多いのは、芸能界のマネージャーで、歌手やタレントについて何でもこなす役割という感じがあります。まるで雑用係(?)といった立場で、苦労して地位を築き上げてきた歌手などよりも、もっと苦労させられることがあります。

これはイメージというよりも実際にあることで、歌手などであれば苦(苦労)の先に楽が待っているということがあっても、マネージャーは苦労して有名にさせたら別の歌手などの担当になって、ずっと苦労が続くだけということも少なくありません。

私が経験したのはマネージャーであっても、もともとのマネージャーを支えるマネージャーのマネージャーという感じで、マネジメント(management)が主な仕事でした。

マネジメントをした2人のマネージャーは、台湾出身の有名な女性歌手を担当していました。私の恩人である大手広告代理店出身のテレビ企画者が日本に連れてきた関係もあって、本来のマネジャー(manager)の役割をしていました。

これは“使い捨て”のマネージャーではないということで、あえてマネジャーという海外の方々が普通に使っている言葉に近い発音にしていました。

本体の意味は、組織を管理して、目標達成に向けて責任を負う管理職のことで、この経験は先々の楽につながりました。このことからマネー(money)を連想させるマネジャーでもあるのですが、あくまで「金よりも経験」ということで、自業苦(じごく)を業苦楽(ごくらく)にすることができたと思っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「第三の居場所」という言葉は、子どもについて使われることが多く、家庭と学校以外の居場所を指しています。

子どもが楽しみながら安心して過ごせる場所が期待されるところですが、学童保育クラブや児童館、学習塾などを指すこともあり、そこに行きたい、時間を過ごしたいという気持ちを抱かせるところであるのかは疑問も抱かれます。

子どもが好きなスポーツなら、それは喜んで行く第三の居場所になるのかというと、本人が望んで積極的に行きたいと願っているものであればスポーツは絶好の第三の居場所となります。

ところが、保護者から言われて仕方なく行っている、そのスポーツしかないので他に選択肢がないというのでは、心から望む第三の居場所とはならないはずです。それは成人や高齢者にとっても同じことが言えます。

家庭と会社の行き来だけになっている人や、家から出る機会が減っている高齢者には、誰でも楽しめることを目指した生涯スポーツがすすめられることが多くなっています。一緒に身体を動かすことの交流の楽しみはあっても、自分が望むような内容でないと始めることはできても続かないということにもなります。

多くの人にとって第三の居場所となるスポーツは、出来ることなら多くのスポーツの中から選びたいところです。これを主導する自治体や健康づくり団体などは、自分達が推奨するスポーツだけを示すのではなく、他のスポーツも示すべきです。

そして、その中から推奨するスポーツに参加してもらえるようにする工夫と努力をするべきです。それがあってこそ、健康づくりのスポーツは第三の居場所となり、長く続けて、それこそ生涯スポーツとすることができると考えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「なにやろう?自由研究の日」ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が、な(7)に(2)や(8)ろうの語呂合わせで制定。

毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

「人生の最終コーナー」のお題で前回(日々修行331)、私自身の残された年数を、どのように過ごすべきかを考えてみました。

私の場合の人生の最終コーナーを曲がり切ったのが60歳を少し過ぎたところで、それが正しかったとすると、古希になるまでの10年間は、もっと別の走り方があったのではないか、と今さらながら反省をしているところです。

これから先は早く到着することではなくて、また長生き合戦ではなくて、何を残したかが重要で、その指標としたいのは「人の一生は重き荷を背負って遠き道を行くがごとし」という言葉です。

これは徳川家康の遺訓とされていますが、実際の遺訓は以下のようなものであると伝えられています。

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なし、心に望起こらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思へ。勝事ばかり知りて、負くる事をしらざれば、害其身にいたる。己を責て人を責むるな。及ばざるは過たるより勝れり」

読みやすいように句読点を加えましたが、それでも読みにくいかと思います。

この遺訓によって徳川家康が“寡黙な苦労人”とのイメージされるようになったかと思いますが、この遺訓とされるものは後世の創作であったことが明らかにされています。

後世というのは、徳川幕府の15代が終わり、明治維新を迎えてのことです。

幕末期に旧幕臣の池田松之介が徳川光圀作と伝えられる『人の戒め』を元にして書いた『東照宮御遺訓』は、徳川家康の花押をつけた偽文書であることが、徳川家康の研究者によって解明されています。

そもそも“徳川光圀作と伝えられる”と書いたように、『人の戒め』も徳川光圀によるものかもわからない状態です。

それなのに徳川家康の遺訓として後生大事に伝えられているのは、幕末の幕臣の高橋泥舟が日光東照宮に奉納して、広く知られることになったからです。高橋泥舟は山岡鉄舟の義兄で、勝海舟、山岡鉄舟とともに「幕末の三舟」と呼ばれています。

そのことは書籍の『そこが知りたい』をゴーストライターとして取材したときに知ってはいたのですが、あまりに有名な遺訓を「実は違っていた」と書くわけにはいかなかったので、気になりつつも胸に収めてきました。

急ぐことなく、不自由を常として、心穏やかに着実に進むことが重要であるということを心に刻んで、健康で歩むことを大事としています。それを貫くことができれば、スタートダッシュで出遅れたとしても最終的には目的を達成することができると考えています。

スタート地点は誰もが一緒とは言われるものの、それは理想(幻想?)であって、その差を埋めるのは果敢に挑み続けることというのが、今の私には強く響いています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学校の授業は、自律神経の交感神経の働きが盛んになる時間帯に実施されています。これは自律神経の交感神経の働きが日中に盛んになり、夕方以降は副交感神経の働きのほうが盛んになって、交感神経の働きが抑えられるという通常のリズムを基本とした考えです。

ところが、発達障害の人では、大人も子どもも関係なく、日が昇っても交感神経に切り替わらず、そのために通常の起床時間になっても起きられない、起きられても脳の機能が高まらずに学習にも積極的に取り組めないということが起こりやすくなります。

学習時間に交感神経の働きを整えるためには、しっかりと熟睡すること、そのために早寝をすること、運動をすること、夕方以降は交感神経を刺激するブルーライトを避けるためにスマホもパソコンもテレビも避けること、といったアドバイスがされます。

これを実現させたとしても、基本的な身体機能を調整するための栄養が摂取できていないのでは、なかなか続かないということにもなります。

自律神経の調整のために必要なホルモンとしてセロトニンがあげられます。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる脳内ホルモンで、感情や精神面、睡眠などの機能に深く関わっている神経伝達物質です。

セロトニンは脳が緊張やストレスを感じると多く分泌されます。この分泌が不足していると、緊張もストレスも続き、興奮状態から解放されないために交感神経の働きが続くことになります。

セロトニンが分泌されると神経を興奮させるノルアドレナリン、快感を増幅させるドーパミンといったホルモンの働きを抑えて、自律神経の調整を整えるように作用します。ストレスがたまった状態で、ぬるめの温度で入浴したり、軽い体操をするとリラックスができるのはセロトニンが増えた結果です。

セロトニンは脳内と腸内で作られていますが、材料がなければ作ることができません。セロトニンの材料となるのは必須アミノ酸(体内で合成されないために食品から摂る必要があるアミノ酸)のトリプトファンです。

トリプトファンが直接的に効果を発揮するのではなくて、トリプトファンはセロトニンになったあとに、睡眠を促進するメラトニンに変化します。このメラトニンによって睡眠の質が高まり、自律神経が調整されるようなるわけです。

トリプトファンは大豆製品(納豆、豆腐、味噌など)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)のほかに、バナナ、卵、ピーナッツ、ごまにも含まれています。

肉や魚にもトリプトファンは含まれているものの、動物性たんぱく質に含まれるBCAA(必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン)にはトリプトファンの脳内への取り込みを阻害する作用があるため、植物性食品から多めに摂ることがすすめられます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から「指標設定の基本的な考え方」について紹介します。

〔指標設定の基本的な考え方〕
乳児の目安量を、1歳以上のすべての年齢区分に推定平均必要量、推奨量、目標量を定めることとして、耐容上限量は、いずれの年齢区分にも定めないこととしています。

たんぱく質の栄養素としての重要性に鑑み、すべての性・年齢区分に置いて、数値の算定に当たっては四捨五入ではなく、切り上げを用いています。

また、必要に応じて、前後の年齢区分における値を参考にした数値の平滑化も行いました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から「機能」「消化・吸収・代謝」について紹介します。

〔機能〕
たんぱく質は、生物の重要な構成成分の一つです。また、酵素やホルモンとして代謝を調整して、γ–グロブリンは抗体としてヘモグロビン、ファブミン、トランスフェリン、アポリポたんぱく質などは物質輸送に関与して、γ–グロブリンは抗体として生体防御に働いています。

たんぱく質を構成しているアミノ酸は、たんぱく質合成の素材であるだけでなく、神経伝達物質やビタミン、その他の重要な生理活性物質の前駆体となっています。さらに、酸化されるとエネルギーとしても利用されます。

〔消化・吸収・代謝〕
体たんぱく質は、常に合成と分解を繰り返しており、動的平衡状態を保っています。

たんぱく質の種類によって、その代謝回転速度は異なりますが、いずれも分解されてアミノ酸となり、その一部は不可避的に尿素などとして体外に失われます。

したがって、ヒトは、たんぱく質を食事から補給する必要があります。

また、授乳婦は、母乳に含まれるたんぱく質も考慮して補給する必要があります。

このほかにも、成長期には新生組織の蓄積に必要なたんぱく質を摂取しなければなりません。

なお、妊婦の場合における胎児と胎盤などの成長も、これに相当します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康づくりの基本である食事と運動は、エネルギー量のバランスが言われることが多くなっています。食事で摂るエネルギー量と運動で消費されるエネルギー量のバランスを取ることで、適正な体重、適正な体脂肪を保つことが指摘されます。

これは食事の摂取エネルギー量と運動の消費エネルギー量を比較(プラスマイナス)することを指していますが、消費エネルギーは運動に使われるエネルギー量だけで決まってくるものではありません。

食事と運動のタイミングによってエネルギー代謝が異なり、体脂肪の蓄積・減少にも栄養を与えます。タイミングというのは、食事と運動の、どちらを先にするかということです。

食事前の空腹時に運動をすると、エネルギー源である血液中のブドウ糖(血糖)が不足していることから筋肉に蓄積されているグリコーゲンが分解されて、ブドウ糖が血液中に放出されます。グリコーゲンはブドウ糖が鎖状に結びついた蓄積型のエネルギー源で、筋肉には多く蓄積されています。

食事をすると、肝臓ではブドウ糖を結合させてグリコーゲンを合成させますが、運動によって多くのグリコーゲンが分解された後には、肝臓で合成されるグリコーゲンが増えます。このグリコーゲンは筋肉に取り込まれていきます。

グリコーゲンが増えると、その分だけブドウ糖が減って、血液中のブドウ糖が少なめになります。血液中のブドウ糖が増えると、これを全身の細胞に取り込むために必要なホルモンであるインスリンが膵臓から分泌されます。血液中のブドウ糖が少なめになると、インスリンの量も減るようになります。

インスリンには肝臓での脂肪の合成を促進させる働きもあるので、インスリンが多くなるほど脂肪合成が進み、この脂肪が脂肪細胞の中に体脂肪として蓄積されていきます。空腹時の運動は筋肉を増やし、体脂肪を減らす効果があることから、健康デザインによる健康増進のために活用をしています。

食後の運動は、体脂肪を適度に増やすものの、筋肉が動くことによってブドウ糖が使われ、体脂肪の合成を抑える効果もあります。空腹時(食事前)の運動に比べると効果は低いかもしれませんが、食事前に運動ができない人には、こちらの方法もすすめられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「スイカの日」スイカ愛好者が、縞模様を綱に見立てて夏(7)の綱(27)の語呂合わせで制定。

「ニキビケアの日」ディーエイチシーが、しっかりと(7)ニキビ(2)をなくそう(7)の語呂合わせで制定。

毎月27日:「ツナの日」