太るというのは、脂肪細胞の中に中性脂肪が多く取り込まれて蓄積されることを指しています。食品に含まれる脂肪の多くは中性脂肪で、それが脂肪細胞の中に蓄積されると思われがちですが、中性脂肪は体内でも合成されています。脂肪合成が行われるのは肝臓です。
糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー源のうち、体内でエネルギー源として使われなかったものは余分なものとして脂肪合成されます。糖質とたんぱく質は1gあたり約4kcalのエネルギー量ですが、脂質は約9kcalと2倍以上になっています。少ない容量で多くのエネルギー量を蓄積するために、わざわざ脂肪に変化させているのです。
エネルギー源となるのは糖質、脂質、たんぱく質だけで、野菜には多くは含まれていません。よく勘違いされるのは、イモ類は野菜の仲間のように思われても、糖質が多いために、太りやすい食品となっています。野菜を多く食べていれば、そればかりか野菜だけを食べていれば太ることはないと感じられています。
確かにエネルギー量は少ないものの、キャベツダイエットのような野菜ばかりを食べれば摂取エネルギー量は少なくなるので、やせることができるように感じます。ところが、野菜ばかり食べていても、なかなかやせないという人は少なくありません。その理由ですが、やせるためには、というよりも正確に言うとエネルギー代謝を高めるためには、必要な栄養素があって、それは野菜にはほとんど含まれていないからです。
その栄養素というのはビタミンB₁₂です。細胞のミトコンドリア内のエネルギー代謝にはビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂が必要ですが、このうちビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆は植物性食品にも動物性食品にも含まれています。ところがビタミンB₁₂は動物性食品にしか含まれていません。だから、野菜ばかりを食べていたのではビタミンB₁₂不足になって、脂肪をエネルギー化させて減らすことができないということになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
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脳の健康寿命を延伸させるためには、高齢者の身体的特徴について理解しておくことが大切となります。この特徴に合わせて先回りしてケアを行うことが、心身のストレスを軽減させて、脳の機能を維持することにつながります。
*予備力の低下
病気にかかりやすくなる。
*内部環境の恒常性維持機能の低下
環境の変化に適応する能力が低下する。
a)体温調整能力の低下
外気温が高いと体温が上昇することがある。
b)水・電解質バランスの異常
発熱、下痢、嘔吐などにより容易に脱水症状を起こす。
c)耐糖能の低下
血糖値を一定に維持する能力の低下。インスリンや経口糖尿病薬治療を受けている糖尿病患者は低血糖を起こしやすくなる。
d)血圧の変化
加齢とともに血圧は上昇する傾向になる。
*複数の病気や症状をもっている
治療もするが障害が残ったり、慢性化しやすくなる。
*症状が教科書どおりには現れない
診断の基準となる症状や兆候がはっきりしないことが多い。例えば肺炎の一般的な症状といわれる高熱・咳・白血球増多も、高齢者の場合50〜60%しかみられないといわれている。
*現疾患と関係のない合併症を起こしやすい
病気により安静・臥床が長期にわたると、関節の拘縮、褥瘡の発症、深部静脈血栓症、尿路感染などさまざまな合併症を起こしやすくなる。
*感覚器機能の低下
視力障害、聴力障害などが現れる。
健康食品を使っていると一時的に体調が悪くなったり、かゆみや下痢、発熱、湿疹、倦怠感などが起こることがあります。そのことを販売店やメーカーなどに伝えると、好転反応だと説明されることがあります。好転反応だから安心して使ってよい、使い続けるうちに好転反応が薄らいでくるから大丈夫、と言われることもあります。
好転反応は漢方薬などでは実際にみられることで、身体がよくなるときに一時的に悪化することがあります。瞑眩(めんげん)反応と呼ばれることもあります。
これは崩れていた身体のバランスや神経の調整が戻るときや、体内の毒素が排出されるときの反応と説明されています。これだけを聞くと、むしろ身体によいことのように感じるかもしれませんが、本当に好転反応なのか、それとも健康食品の中に含まれている何らかの成分のために不調が起こっているのか、実際のところはわからないことのほうが多いのです。
一般には続けているうちに症状が軽くなっていくのが好転反応で、よくならないのが有害物質などのせいだと言われていますが、有害物質であっても使い慣れているうちに症状が弱まってくるということもあるので、好転反応で不調や気になることが起こっているとも言えないのです。
好転反応、瞑眩反応といった用語は東洋医学の治療薬で使われるもので、食品扱いとなる健康食品で使うことは、法律に基づく「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」で禁止されています。好転反応という用語を使った広告や宣伝などをすると、その健康食品は偽薬と同じ扱いになって、医薬品を取り締まる厳しい法律で処罰されることになります。ということで、好転反応ということを言うような販売店、メーカーは法律違反と指摘されても仕方がないということです。
「それだけ健康知識があって、健康食品にも詳しいのだから稼ぎましょう」「これだけの人脈があれば今からでもトップクラスになれますよ」と誘われることがあります、年に2〜3回は普通のことで、何を誘われるのかというと、いわゆるネットワークビジネスです。それに対する返答は、いつも同じで「No!」です。その理由を熱心に(しつこく)聞いてくるのは、大抵は初めて会った人です。
すでにネットワークビジネスをしているとか、過去に手痛い目にあったことがあるということではなくて、断る理由はいくつもあります。一つ目の理由は、健康食品の法律講習の講師を務めてきていて、ネットワークビジネスの会社にも厳しい話をしてきたからです。霞が関の行政機関の依頼で、ネットワークビジネスの法律違反の具体的な事例を報告する仕事もしていました。
その関係から厚生労働省の「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」という通知の作成に参加したことから、国立健康・栄養研究所が認定するNR(栄養情報担当者)の講習では法律講師を担当していました。
岡山県移住前の東京にいた最後の年まで消費者庁の機能性表示食品制度の委員をしていましたが、そのときには健康食品を販売する事業者の手口に詳しいということで、制度の抜け道を塞いでいくための情報提供をしていました。私がしてきたことを知っていれば、誘ってくることはないはずです。
健康食品の表示規制は、同じことを表現すれば同じ対応(処罰など)がされるわけではなくて、実際の製品の内容や有効性によっても異なってきます。実際のエビデンス(科学的根拠)を知らないことには指導も対応もできないので、それについては徹底的に学んできました。それができたのは、サプリメントアドバイザー制度を立ち上げた日本臨床栄養協会の立ち上げメンバーだった元副会長の病院管理栄養士、健康食品の有効性研究で著名な薬学博士、サプリメントの世界評価のデータを有する出版社の代表などの人脈があり、その関係で国立健康・栄養研究所の理事長、消費者庁長官などとのつながりを得ることができたからです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
新型コロナウイルスの対策は、感染を拡大されないために抑制することが優先なのか、それとも経済を優先させて緩和する方向で進むべきなのか、それは現状を見るだけではなくて、コロナ後を踏まえて、割合の塩梅に変化を加えていくのが肝要と考えています。
今やっていることが正しいことなのかどうか、疑い始めたらキリがないということになりますが、「一つを疑い出すと何もかもが疑わしくなること」は一般には「疑心暗鬼」という四字熟語があげられます。
ところが、ウクライナ問題で世界中の意識が変わってきた今の状況を考えると、タイトルに掲げた「隣国侵攻」を使って、疑心暗鬼と言い換えたくなってしまいます。この妙な四字熟語を、わざわざ出したのは、コロナ後に生き残るために、自分の世界だけでは生き残れないからと他の世界に手出しをする人がいるからです。それも提携や連携ではなくて、まさに侵攻、侵略をして平気な顔をしている人が少なからずいるからです。
侵略は問題がありすぎるとしても、自分のことだけでなくて相手のことも考えて、間違った道に行かないように、多少は“お節介”とも言われるような口出しとして“侵攻”をするのは、絶対に悪いこととは言えないかもしれません。そのときには侵攻を迷惑と感じたとしても、後々に考えが変わることがあるかもしれません。
しかし、相手のためと言いながらも、本音は別のところにあって、結局は攻める側の利益でしかないということになると、攻められたほうは“侵略”としか言えなくなります。
隣接するところは国に限らず、同じエリアで活動する会社でも団体でも同じで、相手を尊重しつつも互いに利益を得るように活動することが重要です。コロナという厳しすぎる状況も戦争状態と同じように考えて、「特別な行動を起こすべきだ」ということを、国の代表が口にしていたことを思い出しました。
箸の上げ下げといえば、食事の基本中の基本の作法で、さらに基本になるのは箸の持ち方です。これは発達障害児に限ったことではなくて、多くの子どもにも、その親にも指摘されることです。箸の持ち方が違っていることから上手に食べることができない、食べるのに時間がかかって急かされることからプレッシャーが高まり、また消化や吸収に影響を与えるということも起こっています。
箸の持ち方については和食のマナーという面での指摘だけでなくて、農林水産省も持ち方の広報をしています。それによると、「持つ場所は箸先から約3分の2の部分。上の箸は鉛筆の要領で持ち、下の箸は中指と薬指の間に入れて固定する。物をつまむときは、中指と人差し指と親指で上の箸を動かし、下の箸は動かさない。箸先を開いたり、すぼめたりすれば、どんな大きさの物でも自在につまめる。」と示されています。
これを見てわかることは、上の箸を動かすということで、そのための持ち方の基本となることは上の箸は鉛筆を持つようにします。鉛筆の持ち方がうまくないと箸もうまく使えず、書くのに苦労する子どもは食べることにも苦労しているということが指摘されます。
箸がうまく持てないために食べにくい、食べるのに時間がかかっている子どもに対して、いくら早く食べるように急かせても、うまく持てないという初めのところで引っかかっている子どもに早く食べることを無理強いしても改善は望めません。正しい持ち方は、自由に箸先を動かすことであるのですが、うまくいかない子どもは周囲の使い方から学んでいます。教えるときには子どもと同じ方向に座り、そのまま指の動き、手の動きを真似ればよいようにしてあげるべきですが、家庭の食事の様子を見させてもらうと、正面や斜めの位置から真似るようにさせている保護者が案外と多いのに気づきます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
ダイエットを目的としたサプリメントには糖質をターゲットにしたものと、脂質をターゲットにしたものがあります。
糖質をターゲットにしたサプリメントは、その作用によって分類されています。糖質が分解されてブドウ糖になるのを阻害するもの、ブドウ糖の吸収を阻害するもの、吸収されたブドウ糖を細胞に吸収させるインスリンを多く分泌させるもの、ブドウ糖の代謝を高めるもの、ブドウ糖をグリコーゲンに合成させて血糖値を下げるものなどがあります。
脂質をターゲットにしたサプリメントも、その作用によって分類されています。脂肪の分解を阻害するもの、脂肪の吸収を妨げるもの、吸収された脂肪の代謝を進めるもの、脂肪細胞に蓄積された中性脂肪を分解するものなどがあります。
どれもダイエット効果があり、異なる作用のものを組み合わせることによって、より高い効果を得ることができます。最も効果が得やすいのは、糖質も脂質も分解阻害、吸収阻害するものですが、メディカルダイエットの立場では、これらはすすめてはいません。というのは、せっかくのエネルギー源の糖質と脂質を吸収させないのはもったいないことで、これらをエネルギー化させることによって、作り出されたエネルギーを使って、身体や脳を有効に活動させるために使ってほしいからです。
細胞の中で作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけでしか使われません。電気のように他の細胞に流れて、使われるということはありません。全身の細胞をすべて働かせて、健康効果を得るためには、全身の細胞にエネルギー源の糖質と脂質が取り込まれて、それが効率よくエネルギー化されることが大切です。だから、吸収を妨げるようなことはしてほしくはないと講習などで伝えています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
サプリメントや健康食品を使う前に、自分にとって必要なのか、ということを考えてみる必要があります。食事が偏っているために不足している栄養素がある人は、その成分を摂るのがよいことになりますが、具体的に何が不足しているのかがわからない人はビタミンやミネラルが複合的に含まれたマルチビタミンが選ばれることが多くなっています。マルチビタミンという名称であっても、ビタミン以外にミネラルも複合的に含まれているのが一般的です。
マルチビタミンの代わりに多くの栄養素が含まれているビール酵母やスピルリナを摂ることも多くの人が実践しています。これらの健康食品は数多くのビタミン、ミネラル、それにアミノ酸などが含まれているものの、含有量にはバラツキがあって、これさえ食べておけば1食を抜いても大丈夫というものではありません。
朝食を食べない人にすすめられるものとしては1食の代わりになるバランスバーと呼ばれるものがありますが、これも多くは偏りがあります。これなら大丈夫として代替食に使われたり、複合的なサプリメントの代わりに使われるのは濃厚流動食が原型となっているカロリーメイトです。
成長期の子どもや女性は平均的に栄養成分が不足しがちですが、中でもミネラルのカルシウムや鉄が不足しがちです。野菜が不足している場合には食物繊維の摂取もすすめられます。
女性でも妊娠可能な年代には葉酸もすすめられます。妊娠を計画している女性や可能性がある女性は1日に400μgの葉酸(水溶性ビタミン)が必要とされています。葉酸は胎児の神経管閉鎖障害のリスク軽減と関係があるからです。葉酸という名前からすると野菜類に多いように思われがちですが、藻類、肉類に多く、卵類、乳類、豆類にも含まれています。
「ダイヤモンドはダイヤモンドで磨く」という言葉を目にする機会があり、久しぶりに以前に書いたことを思い出しました。それは松下幸之助の著書に関わったときのことで、いくつかの名言をいただいて、それをベースに新原稿にしました。もちろん、引用するところは、そのまま変えずに使うようにしました。その完成した今では古くなった著書を書庫から探し出しました。
そのときのテーマは「人間は磨けば光るダイヤモンドの原石のようなもの」で、以下のような引用をしました。
「ただの石をいくら磨いてもダイヤモンドにはならない。しかし、ダイヤモンドの原石は磨くことによって光を放つ。しかし、それは磨き方いかん。カットの仕方いかんでは、さまざまな異なる燦然とした輝きを放つのである。私は、人間というものは、それぞれに磨けば光る、さまざまな素晴らしい素質をもったダイヤモンドの原石のごときものだと思う。」
「ダイヤモンドはダイヤモンドで磨く」というのは人生訓や経営論で使われることは少なくて、松下幸之助さんの著書だけでなく、ゴーストライターとして多くの著書を手がけたPHP研究所の仕事でも書いた記憶はありません。
しかし、ダイヤモンドの原石を見つけて、それを的確にカットして輝きをもったように磨くときにはダイヤモンドが必要です。ダイヤモンドは世界一硬い鉱石で、どんなに硬い研磨機でも磨くことはできません。そこで研磨機の円盤の上にダイヤモンドの粉末を付着して研磨していきます。これがダイヤモンドでダイヤモンドを磨くという方法です。
これしか方法がないように言われていますが、実際にはレーザービーム加工とイオンビーム加工という方法があります。これについては、別の方法もあるということだけを知ってもらって、話をダイヤモンドで磨くことに戻します。
子どもの支援のための保護者の支援をしていく中で、原石をダイヤモンドの輝きにしていくためには、磨く側もダイヤモンドであることが必要だと感じています。保護者の方だけでなく、子どもを直接支援する方々をダイヤモンドにするためには、これに関わる私たちもダイヤモンドであり続けるために、常に学び、常に研鑽することが重要になると認識して活動しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
学習障害の書字障害のために、うまく字が書けない子どもに上手に書くこと、丁寧に書くことを強要するのはプレッシャーを強めて、書くことそのものを嫌いにさせる、書くことから逃れようとさせることにもなりかねません。そのことを感じて、考えてほしくて、筆者(日本メディカルダイエット支援機構理事長の小林正人)が体験してきたことを書かせてもらうことにしました。筆者は幼いときから悪筆だと言われて育ちました。あまり達筆とはいえず味のある字を書く両親からではなくて、小学校に入る前に預けられていた母の実家の寺の祖母や叔母をはじめとした親戚から言われ続けました。
寺の関係者は文字を書くのも仕事のうちで、書道教室をするくらいに上手でした。そういえば父の姉も兄も書道の先生をしていました。なぜか両親だけが違っていたのですが、それを受け継いだのか、ちゃんと文字を認識することはできるのに、思ったように筆(鉛筆)が動かないという状態でした。
それなのに成人になったときにはジャーナリストを目指して、当時はペン書きしなければならない時代だったので、書くこと以外の仕事を選んでいました。ところが、大手出版社のゴーストライターをすることになり、その会社だけでも150冊を書きました。1冊は400字詰め原稿用紙で300枚は必要なので、よくも4万5000枚も書いてきたものです。
書きてきたとはいうものの、初めの1冊目の原稿こそ手書きをしたものの、内容に比べて読みづらいと言われました。どうせ印刷されて出版されれば原稿の字は関係なくなるとはいえ、原稿の文字をワープロ打ちする方の迷惑になるということから、なんと当時は70万円以上もした初期型のワープロを出版社から貸してもらえました。
そのおかげで150冊の原稿を書くことができて、自分でワープロを買えるようになって他の出版社でも34冊を書くことができました。その後に健康関連の団体の広報誌の仕事ができたのもワープロ、その後にパソコンで原稿が作れるようになったおかげです。
この方法で悪筆でも書く仕事ができるようになったものの、それで字が上手になることもなく、親から言われた「大人になれば字が上手になる」ということもありませんでした。
今は機器を活用すれば、いろいろと学習面で困難さがあっても克服できる時代になっているだけに、子どもたちの苦労を理解してあげて、機器の使用を当たり前のように認められる社会になってほしいと心の底から願っています。





