投稿者「JMDS」のアーカイブ

学びに取り組む方々に寄り添っていく人に求められるのは、誰にも同じように接して、基本的な知識が習得できるようにすることです。

学びたいと願う人に対して、学ぶことができる環境を整えて、学びに必要な伴歩する人を揃えることは第一条件ですが、基礎的な知識の提供を、それぞれの伴歩をする人に任せっぱなしということではありません。

伴歩する人の誰もが同様の知識を得ることによって、同様の知識を身につけることができる学びの機会を提供することができます。

私が伴歩する人に情報を提供することができるのは、学習の情報そのものではありません。学習のためには、その基礎となる学業技能を身につけてもらうことが必要との考えから基本中の基本の情報提供をしています。

これは発達障害の一つの学習障害の対応策として始めたことですが、そこでは読み書きの技能の前に、椅子に座る、姿勢を保つ、筆記具が自由に動かせるようにするという基本中の基本すぎると思われることが多いことを、わざわざ教えています。

その対象者は子どもではなくて、子どもに教える講師です。通常では講師は基本中の基本はできているはずですが、それを教えるとなると案外と苦労をすることがあります。あまりに当たり前すぎて、意識をしていないという方が多くて、いざ教えるとなると、どのように伝えらたらよいかわからないということも少なくないのです。

もう一つ基本となるのは、学ぶ中身についての意識の高まりで、必要性を感じていることに対して自ら考えて、情報を収集することの大切さに気づくことです。

この気づきを伴歩される人に得てもらうためには、伴歩する人にリテラシー(理解して活用する能力)を高めることが大切だという話をさせてもらっています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

健康づくりは、それぞれ個人の状態に合わせた方法で実施するのがよいことは言うまでもないことで、これは“個別対応”と呼ばれています。

個別対応というと、病院の栄養管理(一般的には病院給食)でよく使われていて、個人の疾患に合わせた食事療法として禁止もしくは減らす食品、増やす食品が決められ、これを献立にして料理がつくられます。

見た目は同じであっても、使われている食材や調味料が違い、切り方や加熱時間なども異なっているということですが、これを個人対応と言われても納得できないという人が多いはずです。

苦手な食材を使っていては食べにくいのは当たり前のことですが、今日の献立は肉の料理なのに1人だけ魚にするということは特殊な疾患の患者にだけ行われることで、通常は食材や調理法まで個人対応することはできません。これが大量調理の問題で、仕方がないことです。

同じ料理で同じように栄養摂取ができるというのが原則で、それに疾病による制限を加えて調整すれば対応できるというのは、全員が同じ身体の機能であるという原則があるからです。同じ食品を食べたのに、ある人は消化されて、ある人は消化されないというようなことはありません。

しかし、これは成人を対象とした話で、年齢を重ねてくると身体の機能が低下して、消化液の分泌量の違いによって肉が食べにくい人も出てきます。高齢者は自律神経の副交感神経の働きが低下して、そのために消化液の分泌、小腸からの吸収、腸管の蠕動運動が、どれも低下してします。

そのために、これだけの量なら消化できる、必要な栄養素を吸収できるとの基本的な計算だけでは、実際に吸収される量が違ってきます。そこも配慮して、健康づくりのデザインの一つのパーツである栄養摂取を考えないといけないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「知育菓子の日」クラシエフーズが、知(7)育(19)の語呂合わせで制定。

「やまなし桃の日」山梨県果樹園芸会が、1月1日から200日目(百が2つ)であることから制定。

「愛知のいちじくの日」JAあいち経済連が、いちじくが出回る7〜10月と、いち(1)じく(9)の語呂合わせで制定。

毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

本籍地は結婚などで籍が変わったときに転籍することはあっても、他の理由で変えることは少ないようです。その少ない例の一つではあるのですが、私の現在の本籍地は東京都港区愛宕1-5です。

運転免許証でもマイナンバーカードでも本籍地を記載しない時代に、本籍地を書いて大丈夫かとの声もあるのですが、本籍地は東京在住の多くの人が知っている愛宕神社の所在地なので、知られて困るところではありません。

愛宕神社は、標高26mという23区内では自然の地形として最も高い愛宕山の山頂にあります。そこに続く出世の石段は傾斜角度40度、86段で、東京タワーが目の前に見えるところに住んでいたときに、ちょうどいい散歩コースになっていました。

出世の石段を改修するときに、寄付をさせてもらって、30段目の左側の石塔に私の名前が刻まれています。そこから下の4つには寄付に協力をしてくれた私の知人の名前が刻まれています。

私は新潟県出雲崎町の寺院(母親の実家)で生まれたのに、なぜ神社の所在地なのかと聞かれることもあるのですが、たまたま宮司の娘さん(権禰宜)と飲み仲間だっただけの関係で本籍地とさせてもらいました。

本籍地は戸籍が置かれている場所であって、そこに住んでいる必要はありません。実在の住所があればよくて、最も多くの人が本籍地としているのは東京都千代田区千代田1-1です。そこにあるのは皇居です。メディア報道では3000人を超えているとのことです。

愛宕という地名は、住所としては愛宕山の周辺と北は虎ノ門ヒルズ、南は愛宕グリーンヒルズの間の非常に狭い地域です。

愛宕山という名称は幼いときから知っていました。それは鉄道唱歌の第一番の歌詞にあるからです。

汽笛一声新橋を
はや我汽車は離れたり
愛宕の山に入り残る
月を旅路の友として

愛宕山の頂上を本籍地にしたのは、ここが本籍地なのは愛宕神社の家族くらいだということもあって、その“仲間入り”をさせてもらいました。
幼い頃から住所が転々と変わっていくことを経験してきて、せめて変わらない本籍地を固定したいという気持ちがありました。

また、本籍地を固定することによって、今後も次々と住所が変わっていくだろうな、という気持ちもあったのですが、そのとおりになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「三本の矢」は、毛利元就が息子たちに団結の大切さを教えたとされる逸話で、今では諺(ことわざ)にもなっています。1本の矢は簡単に折れるが、3本の矢を束ねると折れないということです。

同じ意志を持った人物の結集であるから強さを発揮するわけで、ただ人数が多い(=矢が多い)だけでは、折れないではなくて折れにくい、場合によっては折れてしまうことになりかねません。

これは団体においても同じことで、一つの団体では事業目的が達しにくい、継続しにくいということであっても、複数の団体が集まれば強くなれます。

団体だけではなくて、同じ目的の同業者が集まった組合や協会では、数が多くなるほど強くなり、少ない会員では達成できなかったことも可能になっていきます。

小さな会社の集まり、小さな団体の集まりでも同じことですが、それは同じ事業に取り組むところの集まりであった場合には限界があります。

そこで活動が異なる団体が集まることで、これまでにない新たな活動に取り組もうとする動きがあって、それはプロボノ(pro bono)と表現されます。これは同じ目的を持った異なる職種の専門家が集うことを指しています。

複数の団体による新たな活動は、新たなムーブメント(流行)のように言われることがあるものの、単なる目先の流行ではなくて、しっかりとした目的があって初めて成功が見えてきます。

そのためには、初めは近い関係の団体が集って始めたとしても、徐々に目的に沿った新たな団体が集まることが基本となります。

それによって、すべての活動ができるわけではなくて、メンバー(団体)の特性を活かして、新たな活動をする、また活動に合わせたメンバーを追加していくという時代の変化に即した動きをしていくことができるということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から推定エネルギー必要量の信頼性を紹介します。

〔推定エネルギー必要量の信頼性〕
活用に当たって注意すべき点について、推定エネルギー必要量の信頼性、体格の影響、個人間差、疾患を有する者、の4点からまとめています。

どの推定方法を用いても真値を正しく推定できるものではありません。今回の食事摂取基準が示す推定エネルギー必要量も同じ限界を有しています。

そこで、成人(18歳または19歳以上)について、3種類の方法でエネルギー必要量を推定して、比較しています。3種類とは、(1)今回の食事摂取基準で用いた推定エネルギー必要量、(2)国立健康・栄養研究所の式に参照身長、参照体重、年齢、性別(カテゴリー)を代入して、身体活動レベル「ふつう」を乗じた値、(3)アメリカ・カナダの食事摂取基準で紹介された推定式に参照身長、参照体重、年齢を代入した値(身体活動レベルにはアメリカ・カナダの食事摂取基準で紹介された「活動的(ふつう)」を用いた)です。

その結果、3者の値には、100〜200kcal程度の差が観察されました。それが正しいかを考えるのではなく、推定式には100〜200kcal程度の誤差があり得るものであると理解すべきです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から推定エネルギー必要量の算定方法を対象別に紹介します。

〔算定方法〕
◎授乳婦
授乳婦の推定エネルギー必要量は、「推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+授乳婦のエネルギー付加量(kcal/日)」として求められます。

出産直後は、妊娠前より体重が大きく、さらに母乳の合成のために消費するエネルギーが必要であることから基礎代謝量が増加すると考えられていますが、実際には明らかな増加は見られません。

一方、二重標識水法を用いて縦断的に検討した4つの研究のうち1つで身体活動によるエネルギーが有意に減少しており、他の3つでは絶対量が約10%減少しているものの有意な差ではありません。

その結果、授乳期のエネルギー消費量は妊娠前と同様であり、エネルギー消費量の変化という点からは授乳婦に特有なエネルギーの付加量を設定する必要はありません。

一方、エネルギー消費量には、母乳のエネルギー量そのものは含まれないので、授乳婦はその分のエネルギーを摂取する必要があります。

母乳のエネルギー量は、沁乳量を哺乳量(0.78L/日)と同じとみなし、また母乳中のエネルギー含有量を663kcal/Lとすると、「母乳のエネルギー量(kcal/日)=0.78L/日×663kcal/L≒517kcal/日」と計算されます。

一方、分娩(出産)後における体重の減少(体組成の分解)によってエネルギーが得られる分、必要なエネルギー摂取量が減少します。体重減少分のエネルギーを体重1kg当たり6500kcal、体重減少量を0.8kg/月とすると、「体重減少分のエネルギー量(kcal/日)=6500kcal/kg 体重×0.8kg/月÷30日≒173kcal/日」となります。

したがって、正常な妊婦・分娩を経た授乳婦が、授乳期間中に妊娠前と比べて追加的に摂取すべきと考えられるエネルギーを授乳婦のエネルギー付加量とすると、「授乳婦のエネルギー付加量(kcal/日)=母乳のエネルギー量(kcal/日)−体重減少量のエネルギー量(kcal/日)」として求めることができます。

その結果、付加量は517-173=344kcal/日となり、350kcal/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

個人の状態に合致した健康づくりは、健康状態を確認する健診から始まります。健診は医師が中心になって、医師の指示のもとに実施されることから医師には強い期待が寄せられます。また、運動についても、気になる状態がある人は医師に相談をすることがあります。

厚生労働大臣認定運動型健康増進施設でも、血圧や血糖値などが高い方が訪れたときには、運動の程度について医師と相談をして実施することが安心材料となっています。

医師のアドバイスのもとに健診を実施した結果を受けて、治療を行うことになったとすると、その健診を担当した医師が、そのまま治療も実施するとは限りません。一つには健診を担当する医師が、治療を受ける医療機関に所属していないことがあります。

もう一つは医療が細分化していることから、健診によって発見された状態によって受診する医療機関が異なることがあるからです。健診を受けた企業・団体に対して個人の状態に合わせた医療機関を紹介することも健康デザインの役割の一つとなります。

治療を受けた後には、状態に合わせた生活改善も重要で、個人に適した食事と運動から始めるところですが、医師が適切な指導をできない場合もあります。これについての理由は、前回(健康デザイン11)説明しています。

的確な健康デザインに基づいた健康づくりを実施するためには、医師の食事と運動に関する知識を高めることも重要となります。そのことを目指した医学系学会があり、その会員であれば的確な情報を入手することも可能です。

しかし、地域の医療機関の医師が学会から情報が得られる立場ではないこともあります。また、学会の会員であっても、個人対応できるだけの情報が得られていないこともあります。

このことは私が東京で多くの医学系学会と、これに参加する医療機関、医師と交流する中で、強く感じてきたことです。

健康づくりに取り組む団体に医学情報を提供して、医学的な意識での健康づくりに励み、それぞれの団体の情報を医師に提供できるような環境づくりも重要となります。これを目指して、できるところからのアプローチにはなるものの、医師や医療機関と連携して、栄養と運動に関する情報を提供することも健康デザインの役割となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「防犯の日」セコムが、設立日は1962年7月7日だが、1を棒に見立てて、ぼう(1)は(8)んの語呂合わせで7月18日を制定。

毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

ゴーストライターというのは以前からある仕事で、私も26歳のときから著者に代わって書籍の原稿を書くということを66歳までやってきました。

このことについては、日々修行や他のコラムの中でも触れています。

書籍だけでなくて、雑誌やネットコラムまで著名人に代わって原稿を書くというのは普通に行われていることで、原稿を読んでいるのかフリートークなのか判断しようがないラジオ番組でもゴーストライターが大活躍しています。多くのラジオ局では、放送作家と呼んでいます。

今回のお題の「ゴーストシンガー」は、本人の代わりに歌う歌手のことを一般には指していて、いわゆる“口パク”の声を務めている人のことを指しています。

ゴーストシンガーにしてもゴーストライターにしても、ゴーストの人の成果は耳にしたり、目にしたりすることはできます。ところが、音楽業界では、一般には見られず、聞くこともない本当のゴースト(幽霊)のような存在がいます。それはリハーサル歌手です。シンガーと呼ばれないのはタレント扱いされていない証拠といえます。

私がリハーサル歌手を知ったのは、テレビ番組の歌唱のリハーサルで実際の歌手の代わりに歌って、生バンドと合わせるというシーンでした。その後に実際の歌手と合わせてから本番という形です。

歌手によって音域が違うので、何人かのリハーサル歌手(男女それぞれ3人くらい)を用意しておくのが普通でした。

私がリハーサルに立ち会うことになったのは、2人の台湾出身の有名な女性歌手を日本に連れてきた大手広告代理店のテレビ局OBの依頼で、マネージャーの代わりをさせられていた関係からです。

2人の音域のリハーサル歌手が都合で来られなくなったのですが、女性歌手の1人は新曲をテレビ初披露するということで、他のリハーサル歌手が譜面をもらっても歌えないということになりました。

その女性歌手のレッスンに付き合っていたことと、学生時代は小さな合唱団にいたので譜面には慣れていたということ、そして当時はかなりの音域が出せたということもあって急遽、女性のリハーサル歌手のゴーストシンガーをすることになりました。

それがきっかけで、2人の女性歌手の新曲のバンド合わせに呼ばれるようになり、芸能界の苦労に別の苦労を重ねるようなことになりました。

今ではコンサートでもなければシンガーとバンドが音合わせをすることはなくて、リハーサル歌手が登場することはありません。テレビ番組の生放送でもカラオケ音源を使うのが当たり前になっていて、以前のようにスタジオで生バンドが演奏することもなくなり、リハーサル歌手の需要は皆無に等しくなりました。

歌手や芸能人を目指していたのなら、よい機会と言えないこともないものの、他に仕事が複数あり、できるだけ余計なことをしないと宣言しながらも、次々に仕事が入っていた時期だったので、好きな音楽の世界であっても苦労としか感じない時期でした。

なにしろ、マイクを持って歌う直前までペンを持って原稿を書いていて、歌い終わったら、すぐにペンを持ち直して、書き続けるという慌ただしさでした。

それがリハーサル歌手のゴーストシンガーが、とてもよい機会だったかもしれないと感じたのは、本当のゴーストシンガーの話が舞い込んだときでした。誰の声を務めたのかということは、絶対に言えない(墓場まで持っていく)ことですが、先日も懐かしの音楽番組で、一部だけでしたが、自分の“若かった頃の声”を聞くことになりました。

ゴーストシンガーが仕事になったわけではないものの、そのおかげで音楽業界と深く関わることにはなりました。

それ以前にクラシック音楽の専門誌の取材、テレビ局(全国キー局)との関わりがあったのですが、ゴーストシンガーを経験して音楽業界の裏事情を知り、言ってはいけないことを知り、別の目線から見ることによって、その後のメディアとの関わりの役に立ったのは間違いないことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕