国民の多くが感染症に感染すると、国民的な免疫が備わることで、それ以上は感染が広がらない、収束に向かっていくという考えがあります。この国民集団免疫を期待して、経済活動を優先したために、かえって新型コロナウイルスの感染を拡大させてしまった国が国際的に批判されていますが、我が国は国民集団免疫を考える前に、感染拡大カーブが緩やかになり、収束に向かって進んでいく状況になっています。
この結果を見て、感染対策の勝利だと発言している人がいたものの、政府の認識としては対策の評価ではなく、「国民の我慢のおかげ」との見解が公式発表の場で語られていました。日本人は、もともと免疫力が強いので抑え込めたという考えを示していた専門家もいましたが、日本人は世界的に見ると免疫力が高いわけではありません。むしろ低いというのが研究の世界の評価です。それにも関わらず、抑え込めたのはアジア人の特性、日本人の体質とも考えられるようになっています。
日本は島国なので、急激にウイルス感染した人が入り込むことがない環境の勝利という考えもあるのですが、歴史的に見ると島国だったことがプラスではなく、マイナスになっていました。日本の民族が大きく入れ替わったのは縄文時代の最後の段階です。縄文時代が終わったのは、弥生人に追われて自ら滅んでいったわけではなくて、島国であったことから限られた感染症しか経験していなかった民族が、大陸から渡ってきた弥生人が持ち込んだ感染症には、まったく免疫がなかったために、一気に広まり、壊滅的な状態になったと説明されています。
島国は感染症に守りがよいように見えても、広まってしまうと、そこから先に行き場がないので、逃れようがないという免疫にとっては安全とはいえない環境です。先に行き場がないということは逃げ場がないということと同時に、何度でも繰り返し襲ってくるということでもあります。
変異しない細菌であれば皆が感染してしまえば、これに生き残った人は二度と感染しないので国民集団免疫は可能かもしれませんが、新型コロナウイルスのように変異をしていくものに対しては、前のウイルスに感染したから、もう感染しないということではありません。だから、国民集団免疫の獲得という選択は向かないのではないかと考えているところです。
投稿者「JMDS」のアーカイブ
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害がある子どもの教育における合理的配慮の観点について、前回に続いて紹介します。
(3) 支援体制
①専門性のある指導体制の整備
特別支援学校や発達障害者支援センター、教育相談担当部署などの外部専門家からの助言などを生かし、指導の充実を図ります。また、通級による指導など学校内の資源の有効活用を図ります。
②子ども、教職員、保護者、地域の理解啓発を図るための配慮
努力によっても変わらない苦手なことや生まれつき得意なことなど、さまざまな個性があることや特定の感覚が過敏な場合もあることなどについて、周囲の子ども、教職員、保護者への理解啓発に努めます。
③災害時などの支援体制の整備
指示内容を素早く理解し、記憶することや、掲示物を読んで避難経路などを理解することが難しい場合などを踏まえた避難訓練に取り組みます(具体的でわかりやすい説明、不安感をもたずに行動ができるような避難訓練の継続など)。
(4)施設・設備
①校内環境のバリアフリー化
特になし
②発達、障害の状態、特性などに応じた指導ができる施設・設備の配慮
類似した情報が混在していると、必要な情報を選択することが困難になるため、不要な情報を隠したり、必要な情報だけが届くようにしたりできるように校内の環境を整備します(余分な物を覆うカーテンの設置、視覚的にわかりやすいような表示など)。
経済産業省関連の独立行政法人製品評価技術基盤機構が、新型コロナウイルスに対して次亜塩素酸水の評価が定まっていないことを発表しましたが、他の消毒剤では効果が認められたとの発表をしていることから、何を間違ったのかメディアは次亜塩素酸水には効果がないかのように報道していました。これを見た人から、次亜塩素酸水には本当に効果がないのかという問い合わせがありました。
次亜塩素酸水は塩酸か食塩水を電解(電気分解)することによって得られる水溶液を一般に指していますが、電解以外の方法で作られた次亜塩素酸水の検証については現在、行っている最中であり、今後の委員会で報告されるとしています。次亜塩素酸水に効果がないということではなくて、電解によって得られた次亜塩素酸水には効果が認められていないのに対して、電解以外の方法で得られた次亜塩素酸水については、まだ何も発表していないのです。
電解による次亜塩素酸水は安定性が弱くて、試験を行うタイミングによっては、せっかくの効果が失われた状態で調べているということになってしまいます。電解によって得られた次亜塩素酸水を、すぐに使わないと効果がないという結果にもなります。このような状況の中で今、注目されているのはジクロロイソシアヌル酸ナトリウムから得られる次亜塩素酸水です。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、プールや公衆浴場でも使われているもので、安全性が確認されています。他の薬剤と比べると不安定とされているものの、次亜塩素酸水に比べると安定度は高くなっています。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは顆粒で保存されて、この状態では1年以上は状態が保存されます。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムから得られた次亜塩素酸水も1週間以上(2〜3週間との報告も)は効果が継続します。
次亜塩素酸水は噴霧をして使われることが多く、室内に噴霧して新型コロナウイルスに対して効果があるのなら、密閉、密着でも使うことができるので、飲食店やライブ会場でも使うことができます。洗浄に使うときには100PPMの濃度ですが、噴霧するときには50PPMでも充分という研究成果もあります。さすがに密接なスキンシップをしても感染が防止されるというわけにはいかなくても、多くの人を集めたい業界には救いの機会になります。
文部科学省は、次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに対する有効性や噴霧での仕様の安全性が明確になっていないとして、全国の教育委員会に対して、学校の子どもがいる空間では噴霧しないように注意を呼びかける通知を出しています。これも電解の次亜塩素酸水での話で、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムから得られた次亜塩素酸水の噴霧による効果は、これからの研究対象となります。
運動をすると、余計なものとして体内で発生するのが活性酸素と乳酸です。全身の細胞にはミトコンドリアというエネルギー産生の小器官があり、この中で即座にエネルギーを作り出す材料となるブドウ糖が燃焼して、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されます。この燃焼は、いわゆる完全燃焼のことで、酸素の不足があると不完全燃焼を起こします。この不完全燃焼の結果として発生したのが乳酸です。激しい運動では息苦しくなり、多くの酸素が必要になります。ということは、身体に強い負荷がかかる運動は、酸素不足になり、乳酸も多く作られるということです。
乳酸は疲労物質だというのは以前から言われてきたことで、今では乳酸はエネルギー物質として悪いものではないと言われるようになりました。
実際は、どうなのかというと、体内の生理学的なメカニズムを見ていくと、両方ともに当たっているということがわかります。乳酸は弱酸性の性質があり、水溶液の中では乳酸イオンと水素イオンとなっています。この水素イオンはプラスの電子があり、細胞を酸性化させて、細胞内の酵素活性を低下させます。また、水素イオンは筋繊維(筋肉細胞)の受容体を刺激して痛みを感じさせます。そのために、乳酸が多く発生すると痛みを生じて、筋肉の動きも悪くなってしまうのです。乳酸そのものは疲労物質ではなく、水素イオンが疲労物質であるというのが正解です。
乳酸イオンは、もともとブドウ糖が不完全燃焼をしたものだけに、酸素を多く取り入れてミトコンドリアの中で効果的に使うことで、ATPを作り出すことができます。乳酸は有酸素運動によって発生しにくく、発生したとしても有酸素運動によってエネルギー物質としていくことができるので、ウォーキングは効率的に活動のためのエネルギーを作り出すのに適した運動であるといえます。ちなみに水素イオンは血液中の重炭酸イオンと結びついて炭酸ガスとなって肺から呼気として排出され、アンモニアと結びついたものはアンモニアイオンとなって腎臓から尿として排出されます。
便秘は単に排泄がない日が続くことではなく、排泄がないことによって腹痛などの痛みや不快感を伴う状態を指しています。日本人の平均排泄回数は週に7回なので、ほぼ毎日出るのが普通という感覚です。そのために1回でも出ない日があると便秘だと考えてしまう人もいます。しかし、痛みや不快感がない場合には、便秘とは言わないというわけです。
便秘の定義は、実際のことよりも、人それぞれの感覚ともなっていますが、便通がよくない状態では腸内細菌の悪玉菌が発生させた有害物質が腸内に長く残ることになります。そして、有害物質は腸壁を通って、血液中に入り込みます。大腸では水分を吸い上げて、便を適度な固さと量にしています。有害物質は大腸壁を通過するサイズであるので、便通が悪い状態が続くと、それだけ血液中の有害物質が増えることになります。
血液中の有害物質は、免疫細胞の白血球が中に取り込んで、処理をしていきます。有害物質が増えすぎると処理をするために多くの白血球が集まるために、他の対処が遅れがちになります。そのために免疫力が低下してしまうのです。だから、免疫力を保つためには悪玉菌を増やさないようにして、便通をよくしておくことが大切になります。
免疫力を低下させない方法というのは消極的に思えるかもしれませんが、善玉菌を増やすことは、免疫力を高める結果にもつながります。善玉菌も悪玉菌も、もともと体内にはいなかったもので、出産後に母親から受け継ぎます。もともと存在していなかった細菌ということは、免疫細胞にとっては取り込んで処理したり、攻撃して破壊する対象となります。善玉菌が増えるのは腸内環境を整えるためにはよいことであっても、攻撃する対象が増えることになり、常に戦っている状態となります。
免疫細胞は、敵に合わせて異なる兵力が協力して臨む軍隊に例えられます。あまり戦ったことがない軍隊は戦闘能力が低く、常に戦っている軍隊は戦闘能力が高くなっています。それと同じで、善玉菌が多い状態で、常に免疫細胞が戦っている人は、免疫力が高くなっているということです。
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害がある子どもの教育における合理的配慮の観点について紹介します。
学習障害のある子どもの教育に当たっては、どのような場で教育をするにしても、次のような観点の配慮を検討する必要があります。
(1)教育内容
①学習上または生活上の困難を改善・克服するための配慮
読み書きや計算などに関して苦手なことをできるようにする、別の方法で代替する、他の能力で補完するなどに関する指導を行います(文字の形を見分けることをできるようにする、パソコンやデジカメなどの使用、口頭試験による評価など)。
②学習内容の変更・調整
「読む」「書く」など特定の学習内容の習得が難しいので、基礎的な内容の習得を確実にすることを重視した学習内容の変更・調整を行います(習熟のための時間を別に設定、軽重をつけた学習内容の配分など)。
(2)教育方法
①情報・コミュニケーションや教材の配慮
読み書きに時間がかかる場合、本人の能力に合わせた情報を提供します(文章を読みやすくするために体裁を整える、拡大文字を用いた資料、振り仮名をつける、音声やコンピュータの読み上げ、聴覚情報を併用して伝えるなど)。
②学習機会や体験の確保
身体感覚の発達を促すために活動を通した指導を行います(体を大きく使った活動、さまざまな感覚を同時に使った活動など)。また、活動内容をわかりやすく説明して安心して参加できるようにします。
③心理面・健康面の配慮
苦手な学習活動があることで、自尊感情が低下している場合には、生恋体験を増やしたり、友達から認められたりする場面を設けます(文章を理解することなどに時間がかかることを踏まえた時間延長、必要な学習活動に重点的な時間配分、受容的な学級の雰囲気づくり、困ったときに相談できる人や場所の確保など)。
新型コロナウイルスは戦って抑え込んで終息させるものという認識から、感染拡大までは進まない状態で少しは感染者がいるという収束を目指して活動するということに世の中の動きが変化しました。高齢者は感染しやすく、生活習慣病の人も感染しやすく、ということで高齢で生活習慣病がある人の場合には特に感染しやすくなっています。
新型コロナウイルスが存在する社会で、3密を避けながら健康づくりのための活動をするのは大変なことで、その中でも生活習慣病がある高齢者を対象とした運動は少人数で実施するか、大人数の場合には相当の距離をとって実施するかが求められます。そこで3密の密閉を避けようと外で実施する運動が検討されたのですが、暑い季節には外での運動は危険になります。さらに外でもマスクをつけることが求められるとなると、夏場に高齢者が外で運動することは難しく、責任を取ることが大変な自治体や公共団体は積極的にすすめようというわけにはいかなくなります。
外での運動、高齢者というキーワードでは、ウォーキングを思い浮かべます。健康づくりのために日々、自由に歩くということは問題はなくても、大人数が集まって同じコースを歩くというウォーキング大会となると、収束するまでは自治体が関わっている大会は中止となっています。完全に終息しないと再会は難しいとしている自治体もあります。
そんな中、少人数でマスクをつけて、しかも暑い中を歩いたら、どんなことが身体に起こるのかということを実験しておこうということになり、その第一弾として30℃超えをした晴天の日の昼間に、65〜70歳の男女がマスク装着で1時間のウォーキングを行いました。暑い中をマスクをつけて歩くと、体温が上昇していても喉が乾きにくく、水分不足のために熱中症のリスクが高まります。その感覚を知って、今後のウォーキングの指導に役立てようということでの実験でした。
非接触のデジタル体温計で歩行途中に測定すると37℃を超える人が続出で、新型コロナウイルス感染の基準とされた37.5℃に達する人もいました。ウォーキング後のミーティングは菓子を買うとお茶が飲み放題の店にしたのですが、入店にあたって体温測定されることがわかっていたので、ウォーキングの最後に測定して37.5℃を超えた人はクールダウンしてから入店しました。
マスクをしての運動の危険性を確認して、今後は、どう安全策を取っていくかの検討事項は、多くの運動関係者、健康担当者に役立てられるものと考えています。
全身の細胞で使われるエネルギー物質は、それぞれの細胞の中で発生します。そして、その細胞の中でだけ使われます。いわば地産地消型のエネルギーで、全身の細胞を活性化させようと思ったら、部分的な運動ではなくて、全身運動が必要となります。その点では歩くことは、首から上は充分には動かせないものの、全身の90%ほどの筋肉は使うことになります。筋肉への刺激は弱めであったとしても使う部分が多く、しかもきつい筋トレとは違って長く続けることができるのがウォーキングのよさで、炎症反応を起こさないというメリットもあります。
炎症反応というのは、筋繊維(筋肉細胞)を傷つけるような運動をしたときや、ウイルス感染をしたときなどに細胞レベルで発生する炎症のことで、これは急性炎症と呼ばれます。急性炎症は身体の不調を直接的に引き起こします。もう一つ、慢性炎症というのがあって、これは生活習慣病や肥満、運動不足によって起こるもので、反応が弱いことから痛みや違和感もなく気づかないまま進行しますが、着実に身体に影響を与えていきます。
この慢性炎症が脂肪細胞で起こると生理活性物質が多く放出されて、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病を引き起こします。また、生理活性物質は血圧を上昇させて、高血圧の原因にもなります。慢性炎症が免疫細胞に起こると血管内皮細胞に影響が出て動脈硬化にもつながります。そして、脳細胞に慢性炎症が起こると、認知症も引き起こされます。
歩くことは認知症予防によいとされ、多くの研究によって、これが裏付けられていますが、その理由については明らかではないところがありました。しかし、運動不足と、運動不足による肥満が慢性炎症を引き起こし、脳細胞に現れることで認知症につながることがわかってきて、今ではウォーキングは慢性炎症を抑えて、認知症予防につながると認識されるようになってきました。
炎症反応を抑えるためには、全身の細胞が正常に働くことが必要で、その働かせるためのエネルギーが歩くことによって作り出されるということがわかると、全身の健康づくりには、まずは歩く機会を増やすことが大切だということがわかってくるはずです。
自律神経は交感神経と副交感神経に大きく分かれ、それぞれ逆の働きをしています。心臓の働きは交感神経によって盛んになり、副交感神経によって抑えられます。多くの内臓や臓器は交感神経がメインで、副交感神経がサブとなっているのですが、消化と吸収は違っていて、交感神経の働きが盛んになると胃液の分泌量が減り、腸壁からの吸収量が減り、腸の蠕動運動も低下するようになります。交感神経が盛んに働いて心身ともに興奮状態になっているときには、胃腸の働きは低下しているということです。
これとは逆に、副交感神経が盛んに働いているときには本来ならリラックスした状態なのに、胃液の分泌量が増えて消化が進み、腸壁からの吸収が進んで、腸の蠕動運動が盛んになります。副交感神経の働きがよいときには便通がよくなり、交感神経の働きがよいときには便通が悪くなるということです。高齢者の身体的な特性の一つに、便通が悪くなることがあげられます。年齢を重ねるほど胃液が減って、腸の酸性度が下がり、腸内環境が善玉菌の増えやすい状況ではなくなり、悪玉菌が増えてしまうことになるからです。
高齢者というと、若いときに比べると興奮しにくいように思われがちですが、交感神経の増減には変化がないのに、副交感神経は盛んになりにくいために、交感神経による興奮状態が抑えにくくなります。このメカニズムが、便通に影響をすることになっているのです。
高齢になると副交感神経の働きが低下するということになると、免疫にとっては難しい判断となります。交感神経が盛んに働いているときには免疫細胞の白血球は増加しますが、リンパ球は減少します。副交感神経の働きが盛んなときにはリンパ球が増加して、白血球が減少します。病原菌などと戦うときには、白血球が先に働いて、白血球だけで対処できないときにはリンパ球が働くという順番になっています。
免疫力を高めるためには、どちらが優位に働いているという状態ではなく、交感神経と副交感神経がバランスをとって本来の働きをしている状態が好ましいということになります。
文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害がある子どもの教育の場と提供可能な教育機能について、前回に続いて紹介します。
指導内容についてですが、学習障害のある子どもに対する通級による指導では、通級による指導を行うに当たっては、特別支援学校の学習指導要領における自立活動を参考にした指導を中心にしながら、学習障害の特性や、子ども一人ひとりの個別の教育的ニーズに充分配慮することが大切です。
実際の指導では、指導の目標や内容・方法などを踏まえて、必要に応じて、個別指導やグループ別指導を適切に組み合わせて行うことが求められます。加えて、障害の状態の改善または克服を目的とした指導と、各強化の補充指導について、それらを適切に組み合わせて行うことが効果的である場合には、適切な配慮の下に実施することが大切です。また、学習障害のある子どもについては、月1単位時間程度の指導も充分な教育的効果が認められる場合があることから、一人ひとりの状態に応じて、適切な指導時間数を設定することが重要です。
個別の指導計画の作成ですが、学習障害のある子どもに対しては、個別の指導計画を作成することが望ましいとされています。特に、通級による指導を受ける子どもについては、個別の指導計画作成の際に、通常の学級における配慮事項も記載しておく必要があります。
また、対象となる子どもに対して、個別の教育支援計画が作成されている場合には、そこに記されている内容にも充分配慮して、個別の指導計画を作成することが大切です。
通常の学級における指導では、通常の学級においては学習障害のある子どもについて、適切な配慮の下に指導が行われる必要があります。指導を担当する教員は、学習障害のある子どもの実態の把握に努め、通級による指導における指導方法などを参考にするとともに、ティームティーチングや個別指導、学習内容の習熟の程度に応じた指導、教材・教具などの工夫を行うことも重要です。
読み書きに困難がある場合は、板書だけで説明するのではなく、必ず読み上げてわかりやすく解明したり、ノートに写すべき部分を色分けしたりするなどの配慮が効果的です。また、計算が苦手な場合に、練習問題の量を減らすなどの工夫も考えられます。





