投稿者「JMDS」のアーカイブ

糖尿病、高血圧、痛風などの生活習慣が原因となる腎臓病が増加しています。

1)糖尿病性腎症
糖尿病性腎症は、網膜症、神経障害と並ぶ、糖尿病の三大合併症の一つとなっています。

糖尿病では、高血糖状態が長期間続くと、血管に障害を起こしやすくなります。

糖尿病性腎症は、腎臓の糸球体の細い血管が障害を受け、蛋白尿が出るようになり、腎機能が低下していきます。糖尿病性腎症は、糸球体腎炎よりも腎不全への進行が速いのが特徴で、腎機能が著しく低下した場合には透析療法が必要になります。

糖尿病性腎症による腎不全で透析療法を開始する患者数は年々増加を続けていて、透析患者の約40%と最も多くを占めています。

2)腎硬化症
高血圧の状態が続くと、血管が厚く硬くなって、血管の内腔が狭くなる動脈硬化を起こしやすくなります。腎硬化症は、腎臓の血管の動脈硬化性の変化によって起こります。そのため、腎臓を流れる血液量が減少して、腎機能が低下します。

3)痛風腎
高尿酸血症は、尿酸が血液中に増加する病気で、尿酸が結晶化して関節などに沈着すると、激しい痛みの痛風発作を起こします。尿酸結晶が腎臓に沈着し、腎機能が低下したものは痛風腎と呼ばれます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「オリンピックデー」国際オリンピック委員会が1894年の6月23日にパリで創立したことを記念して制定。

毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)

学ぶ人の伴走ではなくて伴歩をするには、それなりの時間がかかります。時間に余裕があるとされる年代の人であっても、潤沢にあるわけではなくて、伴歩に当てられる時間を長くすることを望まれても二の足を踏むということも少なくありません。

伴歩の時間を作るにしても、誰にとっても1日は24時間しかないので、やりくりは必要になります。基本の生活にかかる時間を削るようなこと(睡眠時間を短くする、社会人として必要なことをやめる)はせずに、残りの時間を何に当てるかを考えることが基本となります。

できるだけ余分なことに時間をかけないようにして、大事なことにかける時間を増やす方法を探るには、それなりの覚悟が必要です。

お題にあげた「ミニマリズム」は一般に言われている無駄なものを排除して、必要最小限まで省略することを指していて、そのような生活スタイルの人は「ミニマリスト」と呼ばれています。

ミニマリストというと、不要な物を減らして、必要最低限の物だけで暮らす人を指していますが、ただ片付けをすればよいということではありません。

余計なもの(後になって不要だと気づくことが多い)を買わずに、それを整理すること、捨てることにかけている時間をなくすことで、新たに時間を作り出すことが第一義です。これで終わっている人も多いようですが、重要なのは作り出した時間を何に当てるか、ということです。

このようなことを私が考えるようになったのは、一般社団法人全日本ミニマリスト協会の理事になってからのことです。時間に追われた生活をしていたところから、“いつか役に立つ”と考えていたことを見直し、こだわりを捨てることで時間が作り出せるようになりました。

その作り出した時間を何に当てるべきかを考えた末に、たどり着いたのが「学びの伴歩」でした。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

発達障害は、広く通じる共通の用語となっていても、共通の認識が得られているかというと、それは否定的に見るしかない状況です。

子どもの10人に1人が発達障害という状況で、発達障害の特性は生涯にわたって続くという事実も、あまり理解されていません。

発達障害には差別的な感覚もあって別の呼び方をしようという動きがあっても、医学用語でも法律用語でもあって、障害の“害”をひらがなにして「障がい」とすることくらいで止まっていた時期があります。

発達障害(developmental disorder)は、以前から使われてきたものの、発達障害者支援法の施行(2005年)によって確定的に使われるようになりました。それが今では 神経発達症(Neurodevelopmental disorder)が医学界では使われるようになりました。

神経発達症は知的発達症(知的障害)を含めていますが、発達障害では知的発達症(知的障害)が含まれないなどの違いがあります。

障害ではなくて症状という感覚で説明されることが多いようですが、呼び方が違っても状態に違いはなく、対応にも違いがないという考え方が主流となっています。

実際に発達障害児(神経発達症児?)の支援に関わっている方の多く(私も含めて)は、呼び名を変えることで解決されるとは思っていないはずです。

3大発達障害と呼ばれる自閉症スペクトラム障害は「自閉スペクトラム症」と呼び替えられています。英語表記は、ともに「Autism spectrum disorder:ASD」です。

注意欠陥・多動性障害は「注意欠如多動症」と呼び替えられていて、ともに英語表記は「Attention-Deficit Hyperactivity disorder:ADHD」です。

学習障害はLD(Learning Disorder)と表示されますが、言い換えの「局所性学習症」は英語表記ではSLD(Specific Learning Disorder)と部分的な違いがあります。

これまで、私たちは発達障害を使い、神経発達症は使ってきていませんでした。

また、3大発達障害についても自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害を使ってきました。

障害という用語を使わない傾向があり、徐々に自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、局所性学習症が広まってきていることも承知しています。発達障害の特性がある子どもの保護者には、これらの用語は特に使わないようにする発達障害児支援施設が増えてきています。

しかし、言葉を変えることによって、本質が見えなくなって、それによって対応を間違うようなことがないように、あえて旧来の用語を使っています。発達障害の脳の機能の障害であって、これを認めて、改善に取り組むことが重要だと考えています。

また、障害を「障がい」と表示することで、障害の意味合いが伝わらないことも懸念しています。障害があることは事実であっても、周囲の理解と支援が足りないために障害が改善されないまま続くことになります。

例えば、車椅子を使っている人が、2階に上がることができないのは、それを支援する人、支援する設備がないからであって、それがあれば障害を感じることは少なくなります。障害がある人を障害者にしているのは周囲の対応という考え方です。

このことは発達障害の支援に当たる人には、基本的な認識として話をさせてもらっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

免疫細胞の機能を高めるためには、免疫細胞の主なエネルギー源であるブドウ糖が必要で、血液中のブドウ糖が大きく不足することがあってはいけない、ということを前回(食のリテラシー20)説明しました。

こういった話をすると、血液中のブドウ糖が多い状態、つまり血糖値が高い状態は免疫を高めることになるのではないか、という質問が出ることがあります。血糖は血液中のブドウ糖のことで、その量を示す値が血糖値です。

免疫細胞のエネルギー源のブドウ糖は不足してはいけないものの、必要量があって、これを超えたら無駄なものとなります。無駄というだけで済まずに、免疫を低下させることにもなります。

糖尿病の患者の場合には、高血糖状態であった期間にもよるのですが、平均すると10年以上も平均寿命が短くなるとされています。それは免疫だけの問題ではないものの、血糖値が高すぎると免疫細胞の中のブドウ糖が多くなりすぎることによって、細胞の機能が低下していきます。

また、血糖値が高いと血液がベトベト状態になり、白血球が毛細血管を通過しにくくなります。そのために全身の必要とされるところに駆けつけるのに時間がかかるようになり、その分だけ病原体などと戦うのが遅れることになります。

血糖値は、できれば正常範囲に保つようにすることが重要ということで、空腹時間が長くなることも、一気に多くの糖質(ご飯、パン、麺類、砂糖など)を摂ることも避けるようにすることが、免疫強化のためには重要だということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

味覚は舌の味蕾の味細胞が捉えた情報が、舌咽神経を経由して顔面神経、迷走神経に伝わり、視床味覚野に伝えられます。

ここから大脳の第一次視覚野、第二次視覚野に伝えられていますが、第一次視覚野は味の質や強さを認識する機能があり、第二次視覚野は味の嗜好性を認識する機能があります。

第一次視覚野までは味覚の情報が伝えられていて、第二次視覚野では視覚と嗅覚の情報が加わり、それらの情報を組み合わせて感情とともに味を感じ取っています。

この一連の情報伝達に異常があると、味覚の反応にも異常が現れるようになります。

発達障害の味覚過敏は情報の刺激が強く伝わりやすく、そのために食べられないという味が生じて、極端な偏食が起こりやすくなります。

これとは逆に、発達障害には感覚鈍麻があり、味覚の情報が正確に伝わらず、味の識別などが起こりにくく、刺激のある味付けを好む傾向があります。

これまで味覚過敏は味覚機能だけの問題と考えられてきたところがあるのですが、嗅覚機能の影響を受けることが第二次視覚野の研究によって明らかとなりました。そして、嗅覚過敏が味覚過敏を強めて、これが極端な偏食につながっていることが明らかにされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

腎臓病の種類は多く、症状別に腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全の三つに大きく分けられます。

1)腎炎
腎炎は、一般には腎臓の糸球体の病変による糸球体腎炎を指しています。

急性腎炎は子供に多い病気で、血尿が出たり、むくみが現れたりします。その原因は、細菌に感染したときに体内にできる免疫複合体が、糸球体に沈着して炎症を起こすためだと考えられています。1~2か月で症状は消え、比較的治りやすい病気ですが、慢性化することもあります。

成人の腎臓病で最も多いのが慢性腎炎です。慢性腎炎は、急性腎炎から移行するものと、原因不明で蛋白尿や血尿などが持続するものがあるのですが、大部分は後者となっています。

自覚症状がないことが多く、検査を受けて、蛋白尿や血尿によって大半が発見されます。

慢性腎炎の約半数は軽い蛋白尿が見られるだけで腎機能の低下がない潜在型ですが、約半数は進行型で、徐々に腎機能が低下していき、10~40年後には腎不全となります。多くの場合は、高血圧を伴っています。

2)ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群は、多量の蛋白尿と低蛋白血症があり、浮腫などの症状が見られる疾患となっています。原因となる病気はさまざまで、慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎症などがあります。多量の蛋白質が尿中に出るため、血清中の蛋白質が減少して低蛋白血症となり、これに伴うむくみが強く現れます。

3)腎不全
腎不全は、腎機能が2分の1以下に低下して、体液を正常に維持できなくなった状態を指します。

腎臓は不要物を排泄したり、電解質の濃度を調整する働きをしているため、腎臓の機能が低下すると窒素化合物(尿素など)やカリウム、リンなどが血液中に増加します。そして、糸球体濾過値が正常の10%以下まで低下すると、意識障害や心不全などの症状が現れます。

この段階になると尿毒症となります。以前は尿毒症で亡くなることもあったのですが、今では透析療法によって生命の保持も社会復帰も可能になりました。

急性腎不全は急激に腎機能が悪化するもので、早期に適切な治療をすれば治癒することができます。

慢性腎不全は、長い年月をかけて徐々に腎機能が低下していきます。変化は徐々に悪化していく不可逆的なもので、腎機能が改善することはありません。慢性腎不全は、慢性腎炎やネフローゼ症候群などの腎臓の病気が進行して起こる場合と、糖尿病性腎症、腎硬化症などの病気による場合があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「DHAの日」マルハニチロ食品が、魚油に含まれるDHAが6つのシス型の二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸の総称であることから制定。

「かにの日」かに道楽が、かに座の最初の日が6月22日で、五十音順のかが6番目、にが22番目であることから制定。

「ボウリングの日」日本ボウリング場協会が、1861年6月22日の英字新聞にボウリング場が広島にオープンしたとの記事が載ったことにちなんで制定。

毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日」(毎日新聞、味の素など)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)

「小規模=票数」という日本の農業が抱える政治的なところに触れた前回(日々修行295)に続いて、そのような発想のまま続けていけるのか、すでに発想の崩壊が始まっているのではないかということを書いていきます。

その根拠となっているのは農業の高齢化です。日本の高齢化は進むだけ進んで、今や超高齢社会となり、2040年には高齢化率は35%を超えるとされています。

2040年は、高齢化の進展と人口減少による社会構造の大変化が起こる年と考えられていて、全労働人口の20%以上が医療と福祉・介護で働かないと日本が破綻するという厳しい社会が到来する時代です。

2025年は、団塊の世代の全員が75歳以上の後期高齢者となる年です。

「昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがいました」という時代から、「あらゆるところにお爺さんとお婆さんがいます」という時代になり、その先駆けが農業が盛んな地域であることは多くの人が気づいています。

現状の農家の平均年齢は68.4歳で、米農家の平均年齢は70歳を超えています。2025年から定年退職年齢が65歳まで引き上げられ、本人が希望すれば70歳まで雇うことが努力義務化されました。

その年齢に達していて、さらに5年後には米農家の平均年齢は後期高齢者の年齢に達することになります。2030年には米農家は後期高齢者がほとんどとなりかねない状況です。

その後期高齢者が米の生産の多くの部分を支える(家族経営が96%)という状況では、そう遠くない時期に“瑞穂の国”の伝統が崩れ去ることも考えて、政策に着手しなければならないはずです。

それなのに農業改革の“抵抗勢力”が幅を利かせている状態といえます。

2001年の自民党総裁選挙のときに、小泉純一郎(後の総理大臣)が「改革に抵抗する勢力」と表現した、それと同じくらいのことがないと、期待するような結果は望めないというムードにもなっています。

今回の米騒動は、米不足と価格高騰に対応するために、政府備蓄米を大放出する、場合によっては倉庫を空っぽにしても価格を下げるという勢いで進められました。本当に空っぽになったときに、これまで以上の米不足になることは、安い米を買うために並ぶときには想像がつかないことかもしれません。

気候変動が激しいことだけでなくて、稲を食べる害獣のヌートリアが西日本から静岡まで広がっていること、米の質を大きく低下させるカメムシが大量発生していることを論議から外して米の質と量だけを語る風潮も抵抗勢力の一つと考えたくなるくらいです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

文字を的確に読むことができないという識字障害は、まったく読めないという例は少なく、読むために必要なサポートをして、把握して理解して言葉に出すという一連の流れの反応するまでに時間がかかることが多いことから、時間をかけて待つということができるかどうかにも、改善の成否はかかっています。

教科書の文字は字体も大きさも決められています。見づらい字体(フォント)であるときには、見やすい字体に変える、大きくするといったことが必要ですが、学校などの授業で教科書を変えるわけにはいかないという場合には、識字障害の対応として別のプリントを用意するといった方法がとられます。

字体も大きさも読み取るのに問題がなくても、読み取る文字、文節に集中できないために充分に読み取ることができないということがあります。紙の教科書でもタブレットの教科書や参考書でも黒板(ホワイトボード)でも多くの文字が書かれていると、目に飛び込んでくる文字数が多くなるほど集中して読み取れなくなります。

そこで、読むべき部分の上下(もしくは左右)を隠すという方法がとられます。白い紙やタブレット、ボードに書かれた文字は、白い部分が輝いて見えるために、そこに書かれた文字が読みにくくなるというのは当然のようにあることで、そのことを理解して、例えば別のプリントにするにしても背景の色を見やすいように変えるという方法もあります。

記憶をするときにはアンダーラインや蛍光ペンで色をつけることで読み取る情報量を制限(調整)することがありますが、書き込むことがすすめられていない教科書でも、その方法が使えるようにするか、やはり別のプリントを用意するべきです。

教科書などの文字は、なんとか読み取ることができる子ども、読み取ることができるようになったという子どもでも、テストになると全員が同じものを使うという前提のために、読みにくいもので、記憶や思考の結果を出せと迫られることもあります。

テスト用紙も文字が大きな別のものを用意すると同時に、識字障害があると書字についても狭いスペースに書けないということもあるので、解答欄の工夫も必要になります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕