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瞬発力と持久力は一般には走るときに必要と考えられています。学びの伴歩で、この2つを題として取り上げたのは、本来なら異なる機能の両方が学びの場では必要になると考えるからです。

走る場合には瞬発力で主に働くのは白筋(速筋)で、短時間に大きな力を発揮できるものの、長く走り続けるには向いていません。持久力で主に働くのは赤筋(遅筋)で、大きな力は出せないものの、長く働き続けることができます。

白筋は早く走ることによって強化できる筋肉で、赤筋は長く走ることによって強化できる筋肉という違いがあります。両方をバランスよく強化できたら、短距離走の走り方で長く走り続けることができるところですが、それを望むのは無理ということです。

学校教育は長距離走ではあるとしても、一気に進まなければならない時期もあり、ときどき短距離走をしなければならない、持久力と瞬発力の両方が求められることがあります。これは受験というゴールが待ち構えているからです。

それに対して生涯教育となると、どこにゴールがあるかわからないことがあり、そもそもゴールがあるのか、それもわからないという場合もあります。早く目的地点に到達すればよいということではなく、同じ速度で走ればよいということでもありません。

共通のスピードが求められる学校教育とは違って、スピードも違えば、どこまで進むのかもわからない生涯教育では、伴走ではなくて伴歩が重要であり、一緒に歩く人にスピードを合わせるのは思ったよりも大変なことです。

これまでの伴歩の経験も通じにくい人もいて、それぞれの人に合わせた伴歩の方法、つまり教え方と寄り添い方が必要になってきます。これに対応するには、教えながら学ぶという姿勢が必要で、姿勢というよりも、ずっと学び続けないと希望に沿うことができないということにもなります。

このときにも持久力と瞬発力の切り替えが必要になることもあって、そのバランスが伴歩の難しいところです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

国のお役所の中には、調査と情報を扱っているところがあります。調査が中心であったときには、アメリカの組織の日本版という雰囲気から、「Central Intelligence Agency」(略してCIA)と呼ばれることもありました。

今では調査と情報の両方を扱う組織になり、日本の部署名では情報が調査よりも先に書かれていて、英語表記では「Intelligence and Research Office」となりました。

IntelligenceもResearchも情報を意味するので、情報調査というならInformation and ResearchもしくはIntelligenceのほうが相応しい感じがします。

部署の説明文を見ると、「情報の収集・分析、そのための調査」となっています。それなのにIntelligenceを使っているのは、調査の裏側に“諜報”の意味を持たせているように感じさせられます。

この部署と、どのように関わってきたかということは書かない(書きたくない? 書けない!)ことにして話を先に進めていきますが、調査が主だったときには、声がかかることはなくて、情報が加わってから情報の担当と付き合うことになりました。

当時は健康科学情報センターの名称でメディア対応をしていたものの、この分野の情報の収集と発信ではなくて、国民的なムードづくりが期待されていました。

ムードづくりということでは、テレビ草創期にアメリカのホームドラマが頻繁に放送されていたのはアメリカの商品の購入を促すためのムードづくりで、世界的に有名な清涼飲料水は文化やファッションとしての情報発信でした。

納豆、豆腐、豆乳の全国広報を担わせてもらったのは、材料である大豆の健康効果の普及が主であったものの、輸入食品の農薬や遺伝子組み替えへの国民的ムードの報告転換の情報という側面もなかったわけではありません。

米の問題で言うと、“平成の米騒動”では輸入される米の安全性の意識を変えるところまではいかなかったのですが、令和の米騒動では価格とともに品質が着目されました。

米は国内自給率が96%と最も輸入割合が少なく、不足した分を輸入するという選択肢の話題は少数派でした。

価格高騰が最大の関心事で、価格を下げるために古古米、古古古米、場合によっては古古古古米も受け入れるというムードにもなりました。不足と価格高騰が米離れにつながらないようにすること、米農家を守るということが重視された情報発信も進められました。

質が低くても安い食品を受け入れる、そのために伝統的な生産が落ちていくというのは、食料を通じた国際戦略の一つで、安い食品が安定的に入ってこなくなったときに食品を持っている国の言いなりになるしかない、というのが世界で見られてきたことです。

私たちが手掛けてきた食品の広報戦略が、よくない手法として使われることがないように、情報の役割を再認識して、今回の米騒動の国民的ムードを見続けていくこととしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害は、それぞれの子どもの違いを認めて、それを伸ばすことが大切だと説明されています。特性の凹凸の凹を埋めることよりも、凸を伸ばすことが重要だということで、克服したときに、すぐにほめる、少しテンションを高めにしてほめるといったことがすすめられることがあります。

それは多くの子どもたちと接してきて、うまくいった親の成功体験に基づくもので、そのことを成功体験として受け入れてくれる子どもばかりとは限らないということがあげられます。

学習障害は、文字が読めない、文字が書けない、計算ができないという困難さがあり、一つひとつクリアしていく小さなハードルが無数に並んでいるような状態です。

たった一つであっても超えたことを喜んであげて、リアクションを示すことで、子どもの喜びを高めて、次に取り組む意欲を高めるというのは教育の一つの手法です。

ほめることがいけないと言っているわけではなくて、ほめる言葉の中に、親の本音が含まれていて、それを子どもが感じ取るようなことになると、ほめる行為に拒否反応がみられることがあります。

周囲の出来事に対して過敏に反応する子どもの場合には、特に拒否、拒絶の反応が強く現れやすくて、例えば「もっと早くできるようになろうね」という言葉は、ほめているのではなくて、遅いことを指摘されている、それを責められているというように感じてしまいがちです。

今、行動に移そうとしていたときに、それを指摘されると、大人でも「今、やろうとしていたのに」と反発の気持ちが出てきます。

学習障害は、できないのではなくて、一つの小さなハードルを越えるのに時間がかかる、見て、感じて、反応をして、行動を起こすのに時間がかかる、その行動もシステマティックにできるわけではなくて、一つひとつの手順を踏んで進めていかないと達成できないということがあります。

それを根気よく待ち続けるのが学習障害に対する正しい反応であると考えます。

できたことに対しては、もっと頑張らせようと励ましの言葉を投げかけがちです。しかし、その励ましに心がこもっているのか、根拠がある励ましなのかということにも過敏に反応するのが、学習障害がある子どもたちにみられることです。少なくとも根拠のない励まし、ただ「頑張れ」「やればできる」というような言葉は避けるべきです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

別荘を手放して、文筆が中心の状態から他の道を広げていくという好結果につながったという前回(業苦楽28)の話を受けて、自分のことに置き換えて考えるというのは、ワークショップ型の研修の方法としても実施されることです。

自らが続けてきた自業苦(じごく)を経験したことから、これを業苦楽(ごくらく)にしていくためには、自業と結果を冷静に分析することが必要になります。

書くことが仕事であった人の場合には(私も含めて)、本当に書かないといけないのか、前と同じ状態で続けていてよいのかということを考えることから始まります。

身体の状態の変化に合わせて考えるときには、「書く量を減らして質が高められないのか」との発想が出てきます。「質が低いから量で勝負しようとしていないか」と言われることもあります。

本人としては質を高めたつもりであっても、それが社会的に評価されなかったら、質が高まったことにはならなくなります。かえって質が低下したと言われることがあるかもしれません。

質が高まった上に、さらに量も増えたら最もよいことと言われることもあるのですが、それが実現できるかどうかは、年齢的なことも関係してきます。私のように古希に達した立場では、質を高めて量を減らすのが精一杯です。

書かなくても書いたのと同じ(ような)結果にならないのか、書く量が減った分、伝える時間を増やせないのか、ということを考えるようにします。これまで書くことで関わってきた方々と新たな道を作り出していくことに切り替えていくことも、自業苦(じごく)を業苦楽(ごくらく)に変えていく手段であると伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

当てはまる項目をチェックしてください。

5つ以上が当てはまったら要注意。

〔自覚症状チェック〕
① □ 酒に弱くなった
② □ 酒がまずくなった
③ □ 体がだるい、疲れやすい
④ □ こむら返りが起きやすい
⑤ □ 体がかゆい
⑥ □ 皮膚が黒くなった
⑦ □ 目が黄色くなった
⑧ □ 手のひらに赤い斑点ができる
⑨ □ 手足がむくむ
⑩ □ 腹が張る

〔自覚症状チェック項目解説〕
①酒に弱くなった
肝臓の働きが低下するとアルコールの分解がうまくできなくなるために、飲酒量が減ったり、悪酔いするようになる。

②酒がまずくなった
肝臓の働きが低下すると、アルコールの分解に時間がかかり、酒をまずく感じるようになる。

③体がだるい、疲れやすい
肝機能が低下すると有害物質などの分解が進みにくくなり、疲労感が強くなる。

④こむら返りが起きやすい
肝機能が低下するとカルシウムの代謝バランスが崩れるために筋肉の収縮バランスが悪くなり、こむら返りが起こる。

⑤体がかゆい
肝機能が低下すると、かゆみを感じる原因物質のヒスタミンが遊離しやすくなり、体がかゆくなる。

⑥皮膚が黒くなった
肝機能が低下すると肝臓で分解される色素が減り、皮膚に色素が沈着するようになる。

⑦目が黄色くなった
肝機能が低下すると肝臓で分解される胆汁が処理しきれなくなり、体が黄色くなり、特に目が黄色くなる。

⑧手のひらに赤い斑点ができる
肝機能が低下するとホルモンの分解が低下して血液中のホルモン量が増え、毛細血管が拡張して斑点ができる。

⑨手足がむくむ
肝機能の低下が進むと細胞の代謝がスムーズにいかなくなり、細胞内に水分がたまって、むくむようになる。

⑩腹が張る
肝機能の低下が重症になると、おなかに水分がたまる腹水になって、お腹が張ってくる。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「魚がし日本一・立喰い寿司の日」にっぱん(東京都千代田区)が、立喰い寿司の魚がし日本一の1号店が開店した1989年6月19日にちなんで制定。

毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

テレビ番組のレポーターの質が以前に比べると大きく下がった、ということは、業界関係者からも視聴者からも聞かれることです。視聴者から聞かれるのは、放送局側の策がバレているということですが、以前であればバレない工夫は必須でした。

その工夫をしても気づかれてしまうことがあり、それを発見して指摘すると有り難がられることもあれば、それが仕事の一部になることもありました。ところが、今ではレポーターと呼べないようなレポートする人が増えてきました。

「そんなの誰でもできるじゃないか」と指摘されるようなシーンばかりになっていると感じる理由は、レポートしているのがADになっているからです。AD(Assistant Director)は、ディレクターの下に位置していて、テレビ業界では補佐業務(雑用係)として何でもさせられる立場といえます。

レポート番組では、カメラリハーサルで台本に沿ってレポートをして、それでOKならレポーターやアナウンサーにバトンタッチをするというのが通常の形です。ADがレポーターを務めるのは、仕方がない状況のときだけで、リハーサルどおりに本番をこなすということです。

リハーサルどおりに話すだけなら、本職のレポーターやアナウンサーでなくてもよいではないか、そもそも言葉を駆使する(話す)プロが伝える内容かということは以前から言われてきたことです。

伝え方が上手くないということだけが気になっているのではなくて、ADの妙な表現、妙な言葉を広める元凶になっているということが言いたくて、そのような話をしています。

ADが“ジャーナリスト”の肩書きでレポートをするのは民放の日曜朝のワイドショーが画期的な手法(?)として始めたことで、これはMC(進行役)がお笑いコンビということで“お遊び感覚”でした。

ところが、経費節減なのかADのレポートが増えてきてから、怪しい言葉づかいをする例も増えてきて、言い間違いの連発になっています。

日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報では、「言い間違い」の連載をしていて、言葉づかいは気にしています。言葉と意味が合っていないと感じることがあって、付き合いがあるディレクター(D)に聞いてみました。

そして、台本の一部を見せてもらったら、これはADのせいなのか、間違った台本を見逃しているDのせいなのか、わからなくなってしまいました。

言葉(音読)は合っていても書き文字が間違っている例のようなもので、ADのお仕事なのかDのお仕事なのか、考える機会になればとの思いで特に気になったことを記すことにしました。

「普段の努力」は間違い(×)で、正しい(○)のは「不断の努力」です。

「危機迫る」× 「鬼気迫る」○

「喝を入れる」× 「活を入れる」○

最後の「喝を入れる」は、スポーツコーナーで「喝」のシールを貼る情報番組をやっている全国キー局の台本で見つけました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「くじゅう」を文字変換すると「苦渋」と「苦汁」が選択候補として登場する変換ソフトが多くなっています。

「苦渋」は苦くて渋いことを、「苦汁」は苦い汁を指しています。同じような感じではあっても、苦渋は汁とは限らなくて、苦汁は苦いものの対象が決まっています。

苦渋は抽象的な苦難や精神的な苦しみを意味していて、苦汁は苦い汁を飲むように直接的な苦難や不快な経験を意味しています。

苦汁は口の中に入れて、その味わいがわかるものなので、「苦汁を味わう」と言っている人がいても違和感を感じないこともあるかもしれません。
しかし、苦汁に続くのは「なめる」で、「苦汁を味わう」は誤用です。正しい使い方は「苦汁をなめる」です。

苦汁は「にがじる」と読まれることも多いものの、初めに書いたように「くじゅう」が正しい読み方です。間違った読み方をされるのは、肉汁を「にくじる」と読むのと同じようなもので、肉汁の正しい読み方は「にくじゅう」です。

「苦汁をなめる」が正しい使い方であると言うと、汁は飲むものであって、なめる(舐める)というのは変ではないか、という声も聞こえそうです。実際に、そのようなことを言ってきた人もいますが、「飲むことができない苦い汁はなめるくらいしかできない」と切り返すようにしています。

そして、苦い汁は吐き出したいようなもので、少なくとも「苦汁を味わう」ということはできない、という話もしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

香りの物質は鼻腔の粘膜にある嗅細胞で捉えられ、電気信号に変換され、嗅神経を経て、大脳辺縁系に到達しています。

におい(匂い、臭い)を感じる部分は5㎠ほどで、この中に嗅細胞が2000万個から1億個が存在しているとされています。

大脳は人間的な思考や理性を司る大脳新皮質と、本能や情動、記憶などを司る大脳辺縁系に分けられます。大脳辺縁系は動物的な機能を担うもので、旧皮質とも呼ばれています。

視覚、聴覚、味覚などの情報は大脳新皮質に伝えられ、過去の記憶と照らし合わせた後に大脳辺縁系に伝えられています。これに対して、嗅覚は大脳辺縁系に直接伝えられています。

嗅覚の刺激は思考や理性を介さずに大脳辺縁系に伝えられることから、心地よい匂いと嫌いな臭いは過去の経験や記憶とは無関係に反応するという特徴があります。

嗅覚は非常に鋭く、不快なにおいには強く反応しますが、不快な臭いを軽減させる機能が大脳辺縁系には備わっています。

ところが、発達障害の嗅覚過敏では軽減させる機能が働きにくく、すべての臭いが大脳辺縁系に伝わることから困難さを抱えている場合も少なくないのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

当てはまる項目をチェックしてください。

5つ以上が当てはまったら要注意。

〔危険因子チェック〕
① □ お酒をたくさん飲む
② □ お酒をほとんど毎日飲む
③ □ 飲酒時に、おかずをあまり食べない
④ □ 間食や夜食を食べることが多い
⑤ □ 野菜や果物を食べる量が少ない
⑥ □ 主食を食べないことがある
⑦ □ 脂っこい食事が好き
⑧ □ ストレスを感じやすい
⑨ □ 夜更かしをすることが多い
⑩ □ ほとんど運動をしていない

〔危険因子チェック項目解説〕
①お酒をたくさん飲む
肝細胞はアルコールを分解する量が多くなると破壊される量が増えて、肝機能が低下していく。

②お酒をほとんど毎日飲む
アルコールの分解が毎日続くと肝細胞の破壊が進みやすくなる。

③飲酒時に、おかずをあまり食べない
肝臓に脂肪が多くたまると正常に働く肝細胞が減っていく。たんぱく質と脂肪が結合して肝臓から放出されるので、おかずの量が少ないとたんぱく質が減って肝機能が低下する。

④間食や夜食を食べることが多い
食べすぎると肝臓で分解される量が増え、肝臓の負担を大きくする。

⑤野菜や果物を食べる量が少ない
肝機能の向上には多くのビタミンとミネラルが必要になるため、不足すると機能が低下しやすくなる。

⑥主食を食べないことがある
主食に比べて消化が悪いたんぱく質や脂肪の摂りすぎは肝臓での分解に負担がかかり、肝機能を低下させる。

⑦脂っこい食事が好き
脂肪が肝臓にたまると肝機能が低下するようになり、脂肪の分解が多くなると肝臓の負担が増加する。

⑧ストレスを感じやすい
ストレスは末梢血管を収縮させて肝臓の血流を低下させるので、肝機能が低下しやすくなる。

⑨夜更かしをすることが多い
夜中に肝臓が休まらないと肝細胞の回復、機能の回復が遅くなる。

⑩ほとんど運動をしていない
運動をすることによって肝臓に脂肪がたまりにくくなり、血流がよくなることで肝機能が向上するので、運動不足は肝機能を低下させる。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕