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日々修行289 栄養学の変遷その1
日本の栄養学は、明治時代から始まっていたものの、国民の健康づくりの基本として据えられたのは終戦後のことです。それは終戦から2年後の1947年(昭和22年)からとされています。 戦後の日本は極端な食糧難の状態でした。その原因としては戦争の徴用と軍需産業への動員のために農村労働力が減少したこと、農機具や肥料が欠乏状態だったことに加えて、異常気象によって米の生産量が平年の半分以下という不作であった
食のリテラシー20 免疫細胞の栄養源
栄養素は全身のすべての細胞に取り込まれて、細胞の中で代謝(生化学反応)を起こすことによってエネルギーを発生させています。そして、発生したエネルギーを使って、それぞれの細胞の働きをさせています。 これが細胞の代謝の基本で、それは身体内にある赤血球や白血球なども同じことです。赤血球は栄養素が不足したからといって、大きく活動(全身に酸素を運ぶ機能)が低下することはないとされているのに対して、白血球
発達特性34 聴覚機能の理解
耳で捉えた音は空気の振動として耳の中の鼓膜を振動させて、その振動は耳小骨で増幅されて内耳の蝸牛に伝えられます。蝸牛(かぎゅう)は蝸牛(かたつむり)の殻の形をしていることから名づけられたもので、蝸牛では耳に入ってきた音が約20倍に増幅されています。 蝸牛で振動は電気信号に変換され、延髄と橋(きょう)の境から中脳、視床を経て、大脳皮質の聴覚野に送られ、音として認識されます。 音を聞くだけで
肝機能の基礎知識7 ウイルス性肝炎
日本ではウイルスが原因の肝臓病が多く、肝硬変、肝がんなどの死亡につながる肝障害が大部分を占めています。これは肝炎ウイルスが原因の感染症であるため、アルコール性肝障害などの生活習慣病とは分けて考える必要があります。 ウイルス性肝炎にはA型、B型、C型、D型、E型、F型、G型、TT型があり、日本ではA型、B型、C型が一般的です。 A型肝炎は、急性肝炎の20~30%を占めています。A型肝炎ウ
6月14日の記念日
「認知症予防の日」日本認知症予防学会が、アルツハイマー病を発見したアロイス・アルツハイマー博士の誕生日の1864年6月14日にちなんで制定。 「手羽先記念日」エスワイフード(愛知県名古屋市)が、世界の山ちゃんの創業記念日の1981年6月14日にちなんで制定。 毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)
学びの伴歩27 健康になるボランティア
高齢化が大きく進む中で、ボランティア活動は社会貢献だけでなく、ボランティアに取り組む人のメリットについて議論されることが多くなってきました。 シルバー人材センターに参加する人は、単に稼ぐといった意識ではなくて、出歩くこと、身体を動かすこと、他の人に役立つことをすることによって、心身ともに健康になるという考え方があります。 これはシルバー人材センターだけでなく、ボランティアに参加する人を
日々修行288 デジタル広報の仕掛け
現在は公益社団法人として活動しているメディカルフードサービスの委託会社の全国団体が社団法人としての発足を目指しているときに、当時の厚生省の紹介で広報担当として出向いたときの、随分と古い話を引き合いに出すのは、そこで広報戦略の“深淵”を覗かせてもらったことが今もつながっているからです。 それは1989年の1月のことで、昭和から平成に変わった直後のことでした。当時の私は33歳でした。 病院
学習特性サポート49 深呼吸をすると落ち着いて勉強ができる
落ち着くようにさせるときに、「深呼吸をしなさい」とよく言われます。深呼吸をすると、多くの酸素が取り込まれて全身に送り込まれます。その全身の中には心臓も脳も含まれています。 興奮するとドキドキして心臓の鼓動が高まりますが、これは自律神経の交感神経の働きが盛んになっているからで、そのときには心拍数が高まり、血圧が高まり、呼吸数も増えて、呼吸が浅い状態になります。多くの酸素を効果的に取り入れるため
食事摂取基準45 健康的な体重やBMIに関する歴史的経緯
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、健康的な体重やBMIに関する歴史的経緯を紹介します。 総死亡率を基にした健康的な体重の検討は、アメリカの生命保険会社が保険契約者のデータを基に発表した理想体重表に端を発しています。 我が国では、靴の厚さ、着衣の重量を補正した松木の標準体重表、保険契約者の最低死亡率を基にした明治生命
食事摂取基準44 発症予防の基本的な考え方
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、発症予防の基本的な考え方を紹介します。 健康的な体重を考えるためには、何を持って健康と考えるかをあらかじめ定義する必要があります。 「理想(ideal)体重」、「望ましい(desirable)体重」、「健康(healthy)体重」、「適正(optimal)体重」、「標準(stand





