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感染拡大から考えるエレベータのボタン操作

新型コロナウイルスの感染を防ぐために、中国ではエレベータのボタンを指で押すのは危険だからと爪楊枝を使うということが報道されてから、国内でも爪楊枝を持ち歩く人もいて、指で押さないようにする人もいます。その行き過ぎともいえる行為を目にしました。それは高齢者が杖の先を使ってエレベータボタンを押しているシーンです。 エレベータボタンを指で押す前に除菌シートで拭く、押した後にも除菌シートで指を拭く、といっ


発達障害の注意欠如・多動性障害は理解されにくい

発達障害の注意欠如・多動性障害は年齢や発達に不相応に不注意、落ち着きのなさ、衝動性などの問題が生活や学業に影響をしていて、その状態が6か月以上継続していることと定義されています。注意欠如・多動性障害は、不注意と多動性・衝動性の特徴のうち、それぞれの特性が6つ以上、当てはまるものと診断されます。 不注意では、①学業・仕事などで綿密に注意できずに不注意な間違いをする、②課題・遊びの活動中に注意を持続


感染拡大から考えるトイレ対策

新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染で感染していくものとして、メディアではマスクと消毒の方法を発信しているので、それがマスクと消毒液の品切れを起こす要因にもなっています。メディアで情報提供する専門家の中には、通常のウイルス感染にみられる下痢も起こるので、便から感染することにも注意喚起をしています。しかし、診断の基準には入っていないために、他の条件が当てはまらないと不安を訴えても診察をしてもらえな


ブドウ糖の燃焼促進に関わる健康食品とメディカルダイエット

胃の中で分解されたブドウ糖は、小腸から吸収されたあとに血液中に入ります。血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれていますが、血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌されて、インスリンの働きによってブドウ糖が細胞に取り込まれます。細胞の中でも筋肉細胞はブドウ糖の取り込み量が多くて、筋肉細胞内にはエネルギー産生の小器官であるミトコンドリアが多く存在しているので、ブドウ糖のエネルギー代謝量が多くなっています。代


感染拡大から考えるイベントの危険性

新型コロナウイルスは2m以内、30分以上が濃厚感染とされていることから、店舗での食事も感染経路となります。通勤時間も30分以上となると、これも危ないことになるのですが、最新情報では10分以上でも2m以内では濃厚感染となるという研究成果も発表されています。これだと短めの電車の中でも感染の危険があることになります。 感染の危険というと他人から感染することばかりに頭がいってしまいがちですが、感染してか


自閉症スペクトラム障害が道具を使うのが苦手な理由

発達障害の自閉症スペクトラム障害の人は、道具を使った運動や作業が苦手であるのは、道具を身体の一部のように感じられない可能性があることを、国立障害者リハビリテーション研究所と静岡大学の研究グループが研究成果をまとめて、世界発表しました。 研究グループによると、コミュニケーションに困難を抱える自閉症スペクトラム障害の人には球技や書道、工作などが苦手な傾向が見られ、周囲の理解を得られずに孤立することが


感染拡大から考える生活習慣病のリスク

新型コロナウイルスの感染は、ウイルスに打ち克つ力である免疫の強さにかかっていて、免疫が強ければ感染しにくく、感染したとしても身体の中に封じ込められて発症しないようにすることができます。感染症が治ったということが言われると、まるでウイルスが消えてしまったように感じるかもしれませんが、ウイルスは生き残っていて、その増殖と活動が抑えられて、あたかも消えてなくなったのと同じような結果になるということです。


血圧の正常値は変わったのか

適切な血圧というと、最高血圧が135mmHg、最低血圧が85mmHgとされてきました。最高血圧は収縮期血圧のことで、心臓から血液が送り出されて動脈に強い圧力がかかった状態の血圧です。最低血圧は拡張期血圧のことで、心臓から血液が送り出されていないときの血圧です。この数字が基本とされていますが、その背景となったのは1986年に岩手県大迫町(おおはさままち)で始まった血圧の測定と健康状態について調べた大


感染拡大から考える被害者と加害者の逆転

新型コロナウイルスの感染については、発生した中国からの旅行客が危ない存在と認識されて、その方々が感染の加害者で、日本人は被害者というのが、これまでの比較的共通した認識でした。なんだか中国人にだけ広がっているような感染症のような印象が抱かれがちでしたが、日本人は一方的な被害者ではなくて、日本人も感染源になりかねないということです。 感染して、すぐに発熱、咳といった症状が出てくれればわかりやすくて、


発達障害と勘違いされる発達性協調運動障害とは

発達障害と勘違いされることの一つに、発達性協調運動障害があります。発達性協調運動障害は「脳性まひや神経や筋肉の病気など、何らかの診断名がついていないにも関わらず、日常生活に支障が出るほどの不器用さがある状態」を指しています。わかりにくい表現をされていますが、簡単に説明すると、極端な不器用な状態で、靴の紐が結べない、平らなところでも転んでしまうということが起こります。 子どもに多くて、発達性協調運