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感染拡大から考える外食のリスク

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、食事の形にも影響が出ています。これまでも外食が減って、中食が増えてきている傾向はありました。一般には中食は「なかしょく」と呼ばれていますが、本来は「なかじき」と読んで、昼食を意味する言葉でした。昼食は家で食べる内食もあれば外(家庭外)で食べる外食もあるわけですが、中食(なかしょく)は家庭外で調理された食品を買って持ち帰るか配達によって家庭内で食べる形態を指して


糖質の吸収阻害に関わる健康食品とメディカルダイエット

血糖値の上昇を抑制するには糖質の分解を抑えることと並んで、吸収を抑制することですが、糖尿病の医薬品には吸収を抑制するものはなくて、これには健康食品も効果的に使えます。糖質の分解を抑えるα‐グルコシダーゼ阻害薬を飲んでいる人は、それと同じ作用がある健康食品を使っても効果は期待できません。効果があるとしたら、ブドウ糖吸収抑制がある健康食品のほうです。 ブドウ糖が胃から小腸に早く運ばれると吸収も早くな


感染拡大から考えるウイルス感染

ウイルス感染といっても、今回のテーマは新型コロナウイルスの話ではなくて、コンピュータのウイルス感染の話です。しかし、このウイルス感染が新型コロナウイルスを利用してのこととなると、関係があるのかないのか判断がつきにくくなるかもしれません。新型コロナウイルスの蔓延から、日本でもマスク不足が始まりました。今年の冬は暖冬傾向で、花粉症の発生が早まっていることもあって、マスク着用は花粉症対策なのか感染症対策


シニアの発達障害は軽度認知障害と勘違いされることもある

発達障害者は年齢を重ねていくと、軽度認知障害と勘違いされるような症状がみられることがあります。軽度認知障害の特徴を知って、正しく判断するようにしてほしいものです。 認知症患者は462万人(2012年統計)、その予備群である軽度認知障害患者は400万人と推定されています。これを合わせた862万人は65歳以上の4人に1人の割合となっています。認知症と軽度認知障害の患者は高齢化が進む我が国においては増


糖質の分解阻害に関わる健康食品とメディカルダイエット

血糖値の上昇を抑えるために一番に使われる医薬品は、糖質がブドウ糖に分解されるのを抑えるもので、糖質分解酵素のα‐グルコシダーゼの働きを抑制するα‐グルコシダーゼ阻害薬です。健康食品の素材の中には、α‐グルコシダーゼ阻害の作用をするものがあって、胃の中に食べたものがある間に摂ることで、糖質の分解が抑制されます。糖質は胃の中で完全に消化されるまでには平均2時間かかりますが、ブドウ糖分解抑制成分が効果を


発達障害の五感以外の食事の障害

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、五感に関係するものについて紹介してきましたが、五感とは関係がないところで食べられないものがある発達障害児も少なくありません。牛乳が飲めないという子どもについては何回か紹介してきましたが、牛が嫌いだから牛乳が飲めない、友達が以前に牛乳を飲んで吐いたことがあるので飲めなくなった、というのはまだ理解ができないことはありません。 ビンの牛乳やコ


サプリメントの効果をメディカルダイエットで高める

健康食品は以前には「“う”の字がいらない」などと揶揄されることもありました。これは機能性がある食品と言われているのに、実は機能性などはないということを指していて、「きのうせい」から“う”を抜くと「きのせい」となることから「気のせい」食品と言われたものでした。 そんな健康食品も今では特定保健用食品、機能性食品というエビデンス(科学的根拠)に裏付けられたものが登場してきて、事情が大きく変わりました。


発達障害の感覚過敏の嗅覚と聴覚の過敏で食べられない

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、視覚過敏の特徴について前に紹介しましたが、食事に関する感覚は一つの要素だけで決まるものではありません。味覚は嗅覚の反応があって、初めて本来の味覚が感じられるものです。鼻を塞いで食べると味がわからなくなるという身近な例からもわかるかと思います。 嗅覚過敏があると、苦手な臭いがあっただけで、味覚もおいしく感じられなくなるということがあります


感染者の封じ込めは地域対策だけで大丈夫なのか

新型コロナウイルス肺炎が世界的に脅威を振るっています。コロナウイルスは、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは過去には6種類が確認されています。コロナウイルスの大流行として知られているのは2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)です。新型コロナウイルスは、その変異種であると考えられ、重症化傾向のあるウイルスともなっています。中国科学院武漢病毒研究所は新型コロナウイルスの


発達障害の感覚過敏の視覚過敏で食べられなくなる

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、前に味覚過敏と食べることに直接関わることについて紹介しました。今回は食事に関わる視覚過敏について取り上げます。 視覚過敏では、白いものしか食べられないという子どもがいます。欧米の発達障害児の場合には黄色いものしか食べられないという例が多いのですが、日本人の場合には白いものしか食べられない、飲めないという視覚過敏が目立っています。その理由