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腎機能の基礎知識5 腎機能を改善する食事のポイント
腎臓病を根本から治す薬はなく、薬物療法は症状の軽減のために行われます。治療の中心となるのは食事療法です。 1)たんぱく質の制限 腎機能が低下すると、尿に排泄すべき尿素などの窒素化合物が体内に蓄積していきます。窒素化合物はたんぱく質の分解産物であり、食事によるたんぱく質の制限が必要になります。腎機能の低下に応じて、たんぱく質の制限が厳しくなります。 また、たんぱく質の摂取量を減らして、
6月24日の記念日
「プチクマの日」ブルボンが、プチシリーズのキャラクターのプチクマが登場した2011年6月24日にちなんで制定。 毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)
日々修行298 スペクトラムの基準
スペクトラム(Spectrum)というのは連続体や分布範囲のことで、この連載コラム(日々修行)でも何度か出てきています。その多くは発達障害の一つの自閉症スペクトラム障害に関連して書いています。 自閉症スペクトラム障害は、自閉スペクトラム症と呼ばれるようにもなっていますが、「スペクトラム」の部分は変わりがありません、スペクトラムは一つの状態ではなくて、連続した状態を指しています。 自閉の
学習特性サポート54 識字障害:読めるようにする工夫
学習障害の識字障害の改善には、まずは集中して読めるようになるための工夫が必要です。 識字障害の子どもは、目から飛び込んでくる情報が多すぎるために、読むべき文章に集中できないことがあり、読むべき文章を示すために他の文章(上下・左右)を隠して見えなくするという方法があります。 これで読むべき文章がわかったとしても、文章の区切りがわからないと、ひと固まりとして覚える範囲がわからなくなり、これ
業苦楽30 「苦労は買ってでもしろ」の発想
「業苦楽」は浄土真宗の宗祖の親鸞聖人の言葉で、自業自得の“自業”のための苦は「自業苦」(じごく)であり、その自業苦を乗り越えて得られる楽が「業苦楽」(ごくらく)ということは何度か紹介してきました。 苦が楽につながるなら苦労は大切なことで、そこから「苦労は買ってでもしろ」という言葉も理解できるようになります。 これは若いときの苦労は将来に役立つ貴重な経験となるので、積極的に苦労を経験する
腎機能の基礎知識4 生活習慣病が原因の腎臓病
糖尿病、高血圧、痛風などの生活習慣が原因となる腎臓病が増加しています。 1)糖尿病性腎症 糖尿病性腎症は、網膜症、神経障害と並ぶ、糖尿病の三大合併症の一つとなっています。 糖尿病では、高血糖状態が長期間続くと、血管に障害を起こしやすくなります。 糖尿病性腎症は、腎臓の糸球体の細い血管が障害を受け、蛋白尿が出るようになり、腎機能が低下していきます。糖尿病性腎症は、糸球体腎炎よりも
6月23日の記念日
「オリンピックデー」国際オリンピック委員会が1894年の6月23日にパリで創立したことを記念して制定。 毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)
学びの伴歩30 学びのミニマリズム
学ぶ人の伴走ではなくて伴歩をするには、それなりの時間がかかります。時間に余裕があるとされる年代の人であっても、潤沢にあるわけではなくて、伴歩に当てられる時間を長くすることを望まれても二の足を踏むということも少なくありません。 伴歩の時間を作るにしても、誰にとっても1日は24時間しかないので、やりくりは必要になります。基本の生活にかかる時間を削るようなこと(睡眠時間を短くする、社会人として必要
日々修行297 発達障害の表現の疑問
発達障害は、広く通じる共通の用語となっていても、共通の認識が得られているかというと、それは否定的に見るしかない状況です。 子どもの10人に1人が発達障害という状況で、発達障害の特性は生涯にわたって続くという事実も、あまり理解されていません。 発達障害には差別的な感覚もあって別の呼び方をしようという動きがあっても、医学用語でも法律用語でもあって、障害の“害”をひらがなにして「障がい」とす
食のリテラシー21 血糖値と免疫の関係
免疫細胞の機能を高めるためには、免疫細胞の主なエネルギー源であるブドウ糖が必要で、血液中のブドウ糖が大きく不足することがあってはいけない、ということを前回(食のリテラシー20)説明しました。 こういった話をすると、血液中のブドウ糖が多い状態、つまり血糖値が高い状態は免疫を高めることになるのではないか、という質問が出ることがあります。血糖は血液中のブドウ糖のことで、その量を示す値が血糖値です。